BMWコーディング 20191205
現在(20191201)は、Bimmercodeのバージョンが上がって、日本語でコーディング出来ます。 コーディング出来る項目も増えているようです。 取り合えずGoogle Play でインストールして、デモを見た方が分かりやすいと思います。
他の注意点は同じですので、参考にしてください。
1029年2月9日オリジナル
2019年12月5日加筆修正
特に BMW435i のケースを紹介しますが、他の全BMWの車種でも同様です。
信号待ちでカーナビを弄っていて、そういうときに限って信号がすぐに変わってしまって、しょうが無く発進すると、カーナビはロックされてしまう。 これって余計に運転時の危険度が増すのではないかと思う時もあります。
最近の車は、スマホまでとはまだ行かないまでも、弄りたい機能はたくさんあります。 この修正をコーディングと言います。
以前は数万円のソフトと、非常にトリッキーなテクニックを要したコーディングですが、スマホアプリとODBアダプタで、非常に安価に安全に出来るようになりました。
アプリが3,000円程度。 Vlinkのアダプタが5,000円ぐらい。 ODBDIIの安価なアダプタも、検証はしていませんが使えるようです。 Vlinkのアダプタの安いのはBluetooth仕様で高いものは、これに加えてWifiで接続出来るようです。 いずれにしてもBluetoothで十分だと思います。
問題は、これで車が動かなくなると困ると言う事。 スマホやPCなら立ち上げ直しとか、リセットが出来るのですが、自動車はこうは行かないです。 それで、従来型のトリッキーなテクニックを要するツールには二の足を踏んでいましたが、このアプリならいけるような気がしました。
電源が落ちると良くないので、車のエンジンはかけたままでコーディングをしますが、機能によっては、エンジンがストップしたりして、ドキッとしますが、エンジンをかけ直したらOKです。 コーディングによって、ユニットの整合性が取れなくなってエラーとしてエンジンが停まるようになっているらしいですが心配は無いです。
車のエラー記録に残ると言う話もありますが、自車の場合は、エラーが出る時もありますが、エンジンをかけ直したら全て消えるようです。
【追記】 先日、車検に出して詳細なログを見たら、エラーが残っていたとのことでした。 残しておいてもしょうが無いので削除してもらいました。 コンソールに出るエラーは消えますが、車の方のログには残っているようです。
心配した、アプリのバグによる不具合は、結果的には不具合は別の理由に寄ったので、アプリのバグに寄るものはありませんでした。
【注意】基本的に設定はリセットされますので注意ください。 燃費の累積データもクリアされてしまいます。 一番困ったのは、1-8番のプッシュスイッチの設定がクリアされてしまって、元の設定を思い出せずに困りました。 他の地図データとかは問題ないと思います。
アプリのダウンロードは、Google Playで、検索してください。
なお掲載している画像は、アプリのスクショですがクリックすると拡大されます。
膨大な量のエクセルファイルがアプリをインストールすると使えるようになるので、ここに全車種のキーが一覧になっていますので、使いやすいです。項目をクリックすると並び替えが出来るようになっています。 もちろん日本語で提供されています。 アプリ自身は、残念ながら英文ですが、分かりやすいので、じっくり読めばOKです。
ただし、メーカー保証はありませんので、自己責任でやってください。 特にエキスパートモードは、システム全体を知っておかないと、設定が整合性のあるようには出来ないようです。
用意するスマホは iPhone でも Android でも良いのですが、メインはiPhone らしく、 Android では操作できない場合がありますので、出来たらiPhone が良いと思います。 ここでは、Androidを使いました。
写真をクリックすると、画像が拡大されます。
Androidでの制限事項は、以下のごとくです。
(1) バックアップが直前のものしか出来ない。 検証していませんが、初回の時にデータを探し出して、それをコピーしておけば何かあった時には元に戻せると思います。 iPhoneでは、バックアップが全てのタイミングで取られているようなので、任意の時点への復帰が出来るようです。
(2) エキスパートモードが使いにくい。 エキスパートモードでの検索機能がないので、膨大なキーから目測で目的のキーを探し出さないといけないので、実用的ではありません。 エキスパートモードには面白いものが多いですが、それぞれの項目について他に影響が出る場合があり、全体の構成を理解していないと弄るのは危険だと思います。
全体の構成は良く分からないので、結局エキスパートモードは使わない方が安全と言う事になります。
コーディングそのものは、多数に渡りますが、面白そうなものを列記しておきます。
この他で項目の多いのは、球切れチェックとかエアコンの設定記憶とかです。 興味のある方は、アプリをダウンロードしてみてください。
料金を払わなくてもデモモードがあるので、使い方はだいたい分かると思います。
一度これを試してみるのが良いと思います。 デモモードは、良く出来ていると思います。 本体からのデータのダウンロードには、デモモードより時間がかかる感じです。
トラブルは、結果的には無かったですが、メーターパネルの設定をした時に、サブメーター(燃費とかが表示されるタコメーターの下のものです)が消えてしまって、ビックリしましたが、iDrive の設定でサブメーターを表示するかどうかの設定があって、これが消えただけでした。 ここを設定し直すと元に戻りました。
左ドアミラーのバック時のミラー傾きも、動作しなくなったと思ったら、ドアの切り替えSWを右にしておかないと動作しないと言う仕様なので、これも解決。
おもなコーディング項目を示します。 この他にも多数あり。
デフォルトで、既にONになっている場合もあります。
- エンジン始動時のシートベルト警告をオフにする。 警告音が多すぎる。
- デイライトの照度を設定する
- デイライトを点灯させる設定をする。
- その上で、iDriveの設定画面→ライトで、デイライトのオン・オフチェックボックスを表示させる。
デイライトは、いわゆるイカリングですが、これは2段階になっていて、iDrive に設定項目を表示して、そのチェックをONにしないと点灯しません。 逆に言うと、車検などで必要なら、設定画面で消せると言うことです。 ちなみに今回の車検では問題にならなかったようです。 (日本の法律では、デイライトの照度の規定がやたらと細かいので、場合に寄っては、担当者によっては、問題になるかも知れません)
- バック時(後退時)に助手席側のサイドミラーが下がる角度を変更する。
もっと下をみたいので、最大角度にする。
- エンジン始動中にドアロックしたときにクラクションを鳴らす
ONになっているとのことでしたが、自車ではなっていなかったし、一度エンジンをかけたままロックしたことがあるので、ONにしました。 結構大きな音なので、嫌がる人が居るのかも知れません。
- イグニッションOFF時に全ドアロック解除
- エンジン・OFF後に運転席のドアを開けるとナビの電源をオフ
BMWはなかなか電源が切れない感じがしますが、これでイライラしなくて済みます。
- リモコンキーまたはドアノブでドアロックしたときにドアミラーが折りたたむまでの遅延時間を設定する
デフォルトは1.5秒でずっと押していないといけない感じがしますが、これを0.5秒にすると、一拍置く感じで折りたためます。
(0秒にすると、必ず折りたたまれますが、折りたたみたくない場合があると、0.5秒にしておくと便利です)
- エンジン始動時にナビ画面に表示される「運転の際は、道路標識などを確認して実際の交通規制に従って走行してください。」という警告文を非表示にする
- 走行中もナビ画面でDVDやテレビの視聴を可能にする
コーディングで一番やりたいことではないでしょうか。
- インパネ起動時のロゴ選択
- インパネ起動時にインパネに表示させる車種別ロゴを変更する
- ナビ起動時のオープニング動画の種類を変更する
Mの表示ができます。
- 残燃料警告の発生条件を変更する
デフォルトは90kmぐらいで警告がでるので、これを50kmぐらいに下げる。