今月のひとこと 2021年3月号

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今月のひとこと 2021年3月2日号



コロナはだんだん減少してきて、関西地区では緊急事態宣言が解除されましたが、どうも関東では徐々に増えてるみたいです。 いずれにしても緊急事態宣言を出してコロナを押さえつけ、感染が増えてきたら緩めると言うのを順次繰り返さすべきだと思います。 「再度緊急事態宣言を出すことになったらどうするんだ!!」と言う話もありますが、これは出したり引っ込めたりすることが意味があると思っています。

周りの人は感染しているという前提で対策して行動しないといけないと思います。 こういう対策をしながら締め付けたり緩めたりを繰り返しながらも、秋から今年の寒くなる頃にはワクチンがそれなりに行き渡るでしょうから、来年の今頃にはかなり落ち着いてくるんではないかと思っています。 それまでの辛抱か。

オリンピックは、もうやらないという選択肢はないと思います。 あとはいかに観客をどの程度で納めるかという程度問題になってきてると思います。 テニスの全豪オープンでも分かるように結構な観客でも一つの試合であれば出来るということが示されたと思います。 もちろん想像を絶する対策が行われたようです。

かなりの種目がオリンピックでは同時開催されるので気をつけないといけないとは思います。 オリンピックの選手と関係者だけで5万人が来日の見込み。 既に外国からの入国を制限してると言いながら年間5万人は入国しているようですので、これにさらに5万人が追加され、さらに海外の観客がこれにいくら加わるのかということになりますが、 IOC としてはアメリカ地域での放映ができればそれで良いことで、観客が居ようが居まいががあまり関係ないと言う本音だと思います。 これを予測したわけでは無いでしょうが、国立競技場の観客席は、観客が居なくても雰囲気が壊れないような座席のデザインになっているようです。

観客の入場料がもろに効く日本では、収入が問題となりますが、いずれにしても数千億円オーダーなので今のコロナ対策費の全体から見れば、まあなんとかなるレベルだと思いますので最悪観客ゼロということも可能性は大いにあると思います。

東北大震災や福島原発事故で見られたようなオタオタは、結局政権が変わってもあまり変わってないということが、これでよくわかったと思います。 特に最近見られるような官僚の劣化が激しいと思います。 厳しい倫理規定を設けても、大体トップの方からそれを破っていくという、よくあるパターンで、これが典型的に表れてると思います。

現場はかなりガチガチと厳密にルールを守らされていると思いますが、トップをきちんと抑えないといけないと思います。 少し前の総理大臣の会食を見ても、抑える立場の人が率先して破っているので、どうしようもないです。 結局第3者が監視しないといけないと言うことになり、どんどん組織が複雑化します田。

日本の組織風土はそうなってるということで、前回の本欄でも触れましたが民間企業でもトップは元々劣化していて、現場は強く上は弱いというのが、太平洋戦争の頃から言われてることですがそれが今また顕著に現れてきてるということだと思います。

それに関連すると思いますが、先日起こったみずほ銀行の大規模システム障害の件。 またかという感じで、もうすでに2回も超大規模な不具合を起こしていて、本欄でも以前触れたように5000億円近くもかけて新しいシステムに刷新したはずなのにまた起きてしまった。今回は新聞でも見て分かるように、これはシステムでは無く管理側の問題です。 日本のトップクラスの IT 企業が寄ってたかって作ったのでシステムはキチンとできてたが、その運用ができていないと思います。。

おそらくテレビで謝っていた頭取さんは、以前の大規模の不具合の時は全くそうだったように。何も知らないも素人以下であるということが、私の別稿で触れておきましたが、今回もあの記者会見を見ているとそのような感じがします。 トップはあまりそういう細かいことにこだわらないという妙な日本文化があってそれが効いてきてるんだと思います。 PCを全く操作したことが無いIT担当大臣は、やや誇らしげに発言していました。 銀行は今やも巨大IT システム装置産業ですから、それの知識が全然ないというのは経営者として失格だと思います。

これで思い出すのは30年ぐらい前にアメリカでベンチャー巡りをしていたっ時、どのベンチャーに言ってもトップが出てきて説明する。 トップトップがいなければ副社長クラスもしくは財務担当CFO が出てくるんですが、これがその会社の理念や技術にういてキチンと喋ります。

これにはびっくりして、特に社長CEOは技術屋さんが多いので、非常に細かいことまで話します。 当時はUNIX今のLINUXがメインだったのですが、 UNIX のコマンドの細い引数をまでの話になって、私は全くついていけませんでした。 これは良く覚えていて、その後ITの細かいテクニカルなことを勉強するようにしました。

「神は細部に宿る」と確信し、 細かいことの積み上げで大所高所の判断もできるんだということを非常に痛感しました。当時は自分が開発して自分で事業をしていたワークステーションを自分ではほとんど使ったことがないという状態で、おそらく今の経営トップのはそういう状態ではないかと思っております。

マネジメントの基本と言うのは、何を目指すのかというのは、私の意見ですがやはりいかに大きなことと小さなことを理解してそういうの幅をいかに広げるかということだと思ってます。 座右の銘は「あくまで高い理想とあくまで地べたを這う日常活動」。

こういう観点でいろんな人の動きを見ていると、だいたいどちらかに偏ってるとが多いです。 理想ばかり語る人で現実はあまり分かっていない人、理想はなくて現実だけを見る人どちらかに偏ると思います。 これ両方を高いレベルで出来る人は、今までほとんど見たことがないです。 おそらく稲盛さんがそれに近く、非常に高い理想を語りますが、現実は実際の経理業務も出来るはずで、若いころに経理の本を出版していますし、JALの再建も成し遂げました。 永守さんも、少し現実に近いですが、非常に高い事業目標を掲げますが、実際は100円の決済書の承認を自分で押すということをやったらしいです。

翻って現在の我が国のトップを見るとどうも地べたにちょっと偏りすぎてると思います。 もう少し理念をもってやらないと、現場レベルで官僚と同じようにやりあいしているのでとこういう問題が出てくる。 もう少し理想をキチンと話して、後は官僚にやらせるということであればいいんですが、理想を語らずに官僚を無理に動かそうとするとこうなるという典型だと思います。

その前の首相もいろいろ問題がありましたが、その理想は一応語っておりましたが、あんまり地べたを這う活動やってなかったので、今の総理大臣がやってたんだと思いますが、それがそのまま上に行ってしまって、いろいろな問題が噴出してきてると感じます。

株価は上がったり下がったりで日経平均3万円を挟んで行き来してる様子です。 昨日はダウ平均が600ドル以上上がったのですが、今日は日本は日経平均はあまり上がってませんでした。 いずれにしてもダウ平均であろうが日経平均であろうが非常に少ない数の株価の平均なのでその株価が上がると急に上がって、他と実態と乖離するということが良くあります。

30年前の1990年頃はダウ平均は何と2000ドルでした。 そこからあれよあれよという間に上がって5000ドルぐらいを超えた時にブリーンスパンが「根拠なき熱狂」とかなんとか言って、これで沈静化すると思ったんですが、それからまた1万ドルを超え1万ドルを超えた時に2万ドルいくという人が居て、さすがにこんなこと起きんだろうと思ったら、一時はITバブル崩壊で少し落ちましたが、その後は2万ドルを超えさらに3万ドル超えました。 この間に銘柄の入れ替えがあって単純に比較できないですが、このダウ平均に連動した投資信託を持ってる人が2000ドルの時に買っていれば、もうすでに10倍以上になってるわけですアメリカ人は結構、投資信託を財産の20%から30%持っていますのでそれをずっと持ち続けていればもしくはうまく買い替えていれば10倍金持ちになってます。 この辺も格差が拡大する要因の一つではないかと思っています。

今やリモートリモートワークが流行りですが30年前に私が管理職をやってた頃は、部下の家にISDNを会社の費用で引かせて、それで自宅勤務をやらせました。 会社へ出てくるとなんのかんの雑用で一日が潰れるので、1週間に1日は家でゆっくりモノを考える事をやれということやったのですが、今のリモートワークと同じ問題が出てきてなかなか落ち着いてできないとか邪魔が入るとかいう声は聞きました。 いずれも当時のISDNは日本電話線を2本束ねてやっと128 k bps ですから、今の光ファイバーの 1 GB に比べると約1万倍高速であるということが言えます。

当時は9600 bps のモデムが主流だったので、モデム音もなくモデムの2倍以上で繋がるのは驚異のでした。 その後定年になってからリゾートオフィスを作ろうと思って、観光地にマンションを買いました。 これは主要な大阪京都名古屋に電車でも来るまでも2時間ぐらいで到達できるという場所的には理想的でしたが、問題は食事だと思います。 リゾートの周りにはあまりそういうサラリーマンのサラメシを食べるところはあまりないです。

アメリカのオフィスでは、昼食に車で出ると言うのは普通でしたが、リゾートでは少し違った感じです。 勢いコンビニ食になってしまいます。 仕事はそれなりにリモートで出来ますが、やはり生活そのものに困るという結果でした。 だけど気候のいいところでリゾートで本当に集中してできるかっていうのは非常に疑問だという風に思ってます。

30年ぐらい前にアメリカで出張を繰り返していた時は、どんな安いモーテルであろうがプールが付いておりますので、そのプールに当時はショルダー型のでっかい携帯を置いて、色々打ち合わせをしながら、回答を待ってる間にひと泳ぎしたやり方を、一日だけやったことがありますが、あまり落ち着かなかったです。

今月のIT の話題ですが、コロナウイルスと同時にコンピューターウイルスの話題も非常に増えています。 2月に入って大々的に報道されたのはもう1000万回以上もダウンロードされたポピュラーなバーコードリーダーアプリの広告にマルウエアが仕込まれていたと言うことです。 皆さんのスマホにも入っている可能性が非常に高いですこういうことがあると、人気のあるアプリでこれですから、人気の無いアプリが非常に危ないと言うことになります。 一応 Google によってチェックをされてるみたいですが、広告はそれをすり抜けたと言うことになります。 このアプリはすでに削除されてるみたいですが、去年の12月ごろから今年1月にかけては、すでにもダウンロードがフリーパスで抜けてますのでこの辺りにダウンロードされた方は気を付けられた方が良いと思います。

今月の読み物は、懲りないみずほ銀行に活を入れるべく、昨年の読み物の再掲です。 今回の不具合を見て、本書を読んでも全く違和感が無いです。

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 単行本 2020/2/14 日経コンピュータ

書評では、細かいところが描けていないんので、面白くないと言う話もありましたが、結構面白かったです。 これ以上細かく描写されてもよくわからないでしょう。 日経コンピュータの連載記事の書き直しですので、どっかで見たことのある文章が出てきました。

「IT業界のサグラダファミリア」完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ、と言うことだったので、何にそんなに使ったのかと不思議でしたが、人月と100万/月を掛け算して、多少の経費を加えると確かにその数字になります。 さらに平均で3000人が働いていたことになります。 こう見ると不思議でもなんでもないですね。 基幹システムはともかく、サービスが3000もある。 これとビジネスプロセスの見直しと不具合対応で、3000人が居ても不思議ではないですね。

決定的に問題だったのは、経営トップがほとんどシステムを理解していなかったことが大きいです。 原発事故時の東電と同じ図式が透けて見えます。 銀行にしろ電力会社にしろ、通常業務では、問題は発生しないです。 多少のクレームやロビー活動しかやることは無いでしょうが、このような大規模の開発とか事故があったときは無力になります。 特にインフラ関連の会社にこの傾向が強いように見えます。

アプリをCOBOLで書いているとか、不具合時にスクリプトを使わずに人力でコマンドを入れて、処理を飛ばしていたとか、現場にも問題はあります。 この辺は妙にリアリティがありました。

【内容紹介】
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。

みずほFGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。1980年代に稼働した「第3次オンラインシステム」の全面刷新は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だった。
しかしシステム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こした。

80年代の非効率的な事務フローが残ったままになるなど、勘定系システムの老朽化は経営の足かせになっていた。なぜみずほ銀行のシステム刷新は、これほどまでに長引いたのか。そして今回はどうやって完了に導いたのか。「メガバンクの勘定系システムとして初となるSOA(サービス指向アーキテクチャー)全面導入」「AS IS(現状通り)を禁止した要件定義」「1000社のシステムインテグレーターを巻き込んだプロジェクト管理」など、新勘定系システム「MINORI」開発の全貌と、みずほ銀行がこれから目指す金融デジタル化戦略を、みずほFGにおける19年の苦闘の歴史を追いかけ続けた情報システム専門誌「日経コンピュータ」が解き明かす。

多くの日本企業が直面する情報システムの老朽化問題、「2025年の崖」を乗り越えるヒントがここにある。


 

今月のひとこと 2021年2月号

今月のひとこと 2021年2月1日号

2021年もあっという間に1ヶ月が経ち、1年のうち1/12が過ぎ去った事になります。 思い返せば昨年の2月で既にコロナの心配で外出を控えており、東京へ行く予定もキャンセルしたことがありますので、まるまる1年間はコロナと付き合ってきたということになります。 しかし、これはまだまだ続きそうで少なくとも暖かくなるまではこの状態が続くのではないかと思っております。

いずれにしても、諸外国に比べると日本はマスコミが大騒ぎするほどのことはなく、感染者が倍々ゲームで増えていくと非常に問題だと思いますが、今日の時点では下げ止まっている、もしくは高止まりという状態だと思っています。

この状態であれば日本の全病床数を考えても問題ないと思いますが、最大の問題は病院のがうまく活用されてないことで、この解消に最大限の努力を払うべきです。このまま感染者数は、このレベルで収まって、気温がある程度高くなれば状況は改善するものと思います。 そのうちにワクチンが有効になるかもしれませんが、あまり期待できませんが今年の冬は、何とか平穏に過ごせるんではないかと期待しております。

経済状況ですが株価はこの状況にも関わらず高音を維持してましたがさすがに最近は落ちてきています大企業の大手の小売でも店を閉めるところが増えてきて実体経済にかなり影響を及ぼしてるんではないかと思います。

市場が上向きになっていくのはこの秋から、うまくいくと夏から秋冬年末にかけてじゃないかと予想しております。 それと問題のあるのはオリンピックで、オリンピックをどうするか IOC が開催を決定するわけで IOC はどんなことがあってもは開催したいだろうと思います。 放映権が全部なくなるので、それはやめて無観客でも観客チケットを言うのは数千億円程度なのでそれくらいは何とかしろということだと思います。

現在でもスポーツ大会はあちこちで開かれてるわけでそれと同じようなコロナ対策をとれば非常に小規模の観客もしくは無観客で開催できると思います。 後は最大の放映権の支払い手であるアメリカがテレビで見るわけで観客は居ようが居まいが、あまり関係ないと思います。 国立競技場は人がいなくてもいるように見えるような座席の配色をしてあるので無観客でもそんなに違和感がないんじゃないかと思っております。

それにしても心配なのは日本経済です。 今までは海外の方が賃金安いということで、どんどん海外出ていたんですが、はっと気がつくと日本の賃金は OECD の諸国の中でも低い方に入っております。 経団連の会長は他人事みたいに日本の賃金は低いですね、みたいなことを言ってて、さすがにこれは問題だろうと読売新聞のコラムでも厳しく指摘しています。 OECDの統計によれば2019年までの20年間で米国や英国8割近くドイツは5割ほど平均賃金が上がっていが、日本はその間に5%下がった言うことで、日本は先進国水準で最低水準になったということです。

賃上げせずに、その分を内部留保してコロナでも大量の解雇をしてなくても済んだという言い訳があるんでしょうが、いずれにしても、これは情けない話だと思います。 コロナが終わってもこういう問題はずっと続くと思います。

あまりにも中国に対する忖度が過ぎると思います。いくら経済が大事だと言ってもやはりオーストラリアみたいに、そういうことを抜きにしても大きな意味の国益を考えるということがないとダメだと思いますが、あまりにもその労働者を軽視しているということが賃金水準でよく分かると思います。

今や賃金は中国の方が高くなっているのではないかと思います。 経営者がいつも言って国内賃金が高いというのは、あれはもう過去の話になりました。 これからどうするか、日本の失われた20年間で、その結果なのかも原因か分かりませんが、この20年間で政治は元々劣化、経営はどんどん劣化、ついでに労組も劣化。

以前、本欄で指摘したように日本の企業で誰でもは名前を知っている超大手の役員会を垣間見たことがありますが、議論はまったくなくて単に手続きだけのセレモニーになっておりました。 こう言うなんちゃて取締役会がおそらく全日本で行われてるんだろうと感じて愕然としたことがあります。

それはもう10年以上前の話ですが、その感覚は10年経っても減ることはなくどんどん強まっています。 経営者が完全にサラリーマン化していて本当に経営者らしい経営者は新聞で時々出てくるようなごくわずかの人だけだと思います。 他の大半のなんちゃって経営者は単なるサラリーマンのアガリだけという人がほとんどで、 これが日本の経済の長期凋落を招いてると思います。

なんちゃって経営者にちょっと頭を切り替えてもらうというか、それま無理なので総入れ替えをして、日本をなんか浮き上がらせないといけないと思います。 同時に経営の対面の労組の凋落も激しい感じがします。 連合会長をTVで見ているだけで情けなくなる。 経済一流、政治二流、とかつては言われましたけども、あれは幻想だったわけで、今は政治も経済も三流になったと感じます。

アメリカではテスラがとうとう単年度黒字をだしたみたいです。 散々ダメダメだと言われてきて、事故もたくさん起こして、それでもどんどん資金を投入して、しかし成功したと言うことでしょう。 私も自動車はそう簡単に作れないぞと思っていましたが、テスラの走行フィーリングはまだまだみたいですが、車付きのスマホが名実ともに完成したと言うことでしょう。

アマゾンのペゾスも赤字を垂れ流しながら、バーチャルでは無いと言われ続けながら物流センターを整備して、成功しました。 こういう人たちの頭の中はどうなっているんでしょうね。 小さなベンチャーならいざ知らず、こんなに大きなビジネスの責任を負っていて、本当に精神的にタフだと思います。

私自身も小さな組織を立ち上げて、プレゼンをしましたが、学生と思しき聴衆から、「鈍感なんですね」と言われたときはビックリするとともに嬉しかったです。 やはり最後は鈍感力がモノを言うのです。

コロナウイルスがずっと続いておりますがその陰に隠れてコンピュータウイルスも大活躍で大活躍という課題流行しております一つは 「エモテット」。 添付ファイルなどを通して感染するウイルスで、一度感染すると個人情報が流出するだけでなく、他のウイルスの侵入も招くのが特徴で、日本など各国で被害が報告され、世界で最も危険なコンピューターウイルスとも言われている。「エモテット」によって欧米の金融機関などにこれまでにおよそ25億ドル、日本円にして2600億円余りに上る被害が出ていたということです。

幸い年初に、国際的合同捜査でウクライナ警察によって、ハッカー集団を支援していたウクライナ人2人を拘束し、ウイルスのネットワークが制圧されたとのことで、このウイルスはこれから収束していくものと思われます。

もう一つは、1年以上も検出できなかった「史上最大級の高度な攻撃」で同じ弱点は世界中にあるとされています。米連邦政府機関や大手企業がSolarWindsの管理ソフト経由でサイバー攻撃を受けた事件は、信頼できると思っていた取引先が踏み台にされ、厳重なセキュリティ対策に守られたはずの組織でさえ見抜けなかった。

一連の事件が発覚したのは2020年12月。 だがSolarWindsのこれまでの調査によれば、最初の不正アクセスは2019年9月に発生しており、同年10月にリリースされた同社の管理ソフト「Orion」の更新版には実験的な攻撃コードが仕込まれ、2020年2月にはフル機能を装備したマルウェア「Sunburst」が導入されて、3月から同マルウェアの拡散が始まったとのこと。

本欄を書くにあたって Google レンズというのが非常に便利で、ちょっとしたものならすぐに画像認識して文字に直してくれるので、これを PC で何とか使えないかと探したら、何と LDSystem PC 上の Android のエミュレータがあるのを発見。

これが意外に動きが良いのでびっくりしました。 これで動かすとスマホでしか動かないアプリが PC 上で動くということになります。 以前はサードパーティーのシステムがあったのですが重かったり、不安定だったりしてあまり使う気にならなかったのですが、この Google の作ったエミュレーターは非常にしっかりしてると思います。 妙な広告が出ないのが一番良いです。

本家が関連してるのでセキュリティ上の安全性も高いんじゃないかと思っております。 ただまだ未完成なのでちょっと使いづらいとこがあります。 操作方法は Android のスマホと一緒なんですがなかなか PC との連携がうまく行っていない感じがします。

スマホで処理してスマホのデータを PC に送った方が楽で、最近のスマホのアプリ特に Google は PC にデータを送るという機能が非常に充実してますので、これでやればスマホを端末やセンサー代わりに使うというのが良いと思います。最近の確定申告などもマイナンバーカードをスマホでの NFC リーダーで読んでそれを PCで使うというようなことも紹介されているようなので、スマホはいろんなセンサーの塊なのでそのデータを PC で使う活用するというのは非常にうまいやり方じゃないかと思いました。

今月の読み物ですが、本文も長くなったし、良い本も無いので、しばらくお休みです。


 

今月のひとこと 2021年元旦号

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今月のひとこと 2021年元旦号


2021年1月元旦 あけましておめでとうございます。

昨年12月の後半には少し下火になるんではないかと思った新型コロナウイルス感染も全くその沈静化を示す予兆もなく、どんどん増えつつあり、この年末年始をはさんだ年始が正念場だと思います。 やはりインフルエンザや風邪が流行るような冬はコロナにとっても常に感染しやすい環境なんでしょう。

しかし腑に落ちない点がいくつかあります。
まず死者総数は減少してるということでコロナで死者は増えてるのですが、そのせいで病院がひっ迫して病院に行かない人が多い、という話ですがそれにしても死ぬのはやめるわけにはいきませんので、これは不思議です。

さらにはインフルエンザ感染が激減して1/100から1/1000になったという話です。 これはマスクとか手洗いで予防をすればインフルエンザも減るという確証だと思いますのでコロナが収束してからも冬場はやはりマスクと手洗いをするべきだと思います。

次は外国に比べて感染者数が1/100ぐらいの日本で既に医療崩壊が起きつつある、という報道です。 一人当たりのベッド数は世界でも多い方なので、なぜこの少ない感染者数で医療崩壊が起きるのか、これも腑に落ちません。 一説では小規模な病院が多いことと病院がコロナを受け入れたがらないこととか色々理由があるみたいです。

従来は交通事故死で年間何万人と亡くなっていたし、インフルエンザでも毎年1万人ぐらいが亡くなっているのにコロナでは3,000人ぐらいで大騒ぎをしているというのも腑に落ちない点です。

一説ではエボラ出血熱と同じような感染症第2類にコロナウイルス感染を指定してることが問題で、これを5類に落とせば、いろんな手間が省けると言う点もありますが、感染力の強さから見てちょっとそこまでしても大丈夫かなという気はします。 しかし今の状態は非常に手間のかかるやり方をしているので死者数というリスクとの見合いで言うとちょっと過剰だという気もします。

株価はこの状況に反して30年ぶりの最高値になりました。 昨年本欄1月号を見ても26年ぶりの高値だと書いてありますので、さらにそれより上がったということになります。

日銀の金融緩和マネーが流れ込んだということでしょうが、それだけではないんじゃないかと思います。 他にも資金の流れ込む先はいくらでもありますので株式だけが上がるというのは不思議なことです。 いずれにしても MTT理論が一部はある程度までは正しいということを日本は証明しつつあると思いますし、全世界的にもそうだと思います。

これからも全世界的に緩和マネーがどんどん増えるわけで、どこかの通貨だけが安くなるとかいう話ではないでしょう。 特に基軸通貨である米ドルが金融緩和をどんどんやっていますので全世界の通貨はある程度米ドルに連動していますので、米ドルが下がっても他の通貨も下がり、通貨そのものは対米ドルで表示されますので、あまり変化ないということになります。

高校生の頃に、まだ良く覚えてますがニクソンショックでドルの金連動を停止したということで、あの時はびっくりしましたがそれ以降金と連動しない米ドルがどんどん出てきているということで、金は上がっても良さそうですが、あまり上がっていないようですが、長期的に見ると上がって行くのかもしれません。

本欄は毎年年初にいつも未来予測的な話題を掲載しているのですが、何年か前に21世紀の三大発明はディープラーニング、ブロックチェーン、IoT と書いていました。 これらはいずれもコンピューターサイエンスにベースを置いているのでノーベル賞の対象ではありませんが、ノーベル賞以上に世の中にインパクトを与えていると思います。 こういう分野のノーベル賞的なプライズと言うがないのが不思議で、何か作るべきだと思いますが、さあ対象は誰かというとなかなか難しくって特定の個人や組織を対象とするのは難しいのではないかと思います。

現にこの文章書いてるのはディープラーニングを活用した音声認識です。 20年ぐらい前には、こんなことは夢物語でした。 特に音声認識開発の現場を知っている者としては本当に夢みたいな話です。

次は IoT ですがこれも20年ぐらい前に M2M として関わりました。 当時と全く同じフレーズが出てきてるのには面白いと言うか、苦笑します。 要するに携帯そのものの数は人口数で頭打ちになったので、これからは機械同士が通信するんだということになっていましたが、全く同じフレーズが最近はIoTで使われています。

最近発見したのですが当時私も提唱してたのですが IoT 専用の通信網を作るべきだということで、いくつかあるようですが、一つはすでに世界カバーで出来上がっていて日本では京セラコミュニケーションズが対応しているようです。 最近は SoftBank も別のシステムでスタートするというニュースが出てました。

対応する機器は思ったよりたくさん出ていますが、面白いのは20年前に想定した水道検針とか物流の追跡とか温度監視、サイロ残量、ゴミ箱残量、自販機に設置とか、そういうのほ20年前にアイデアとして出てきたものです。

電力監視はすでに実用になっていますが、当時は検診コストの問題で、人が検診して検針票をポスト投函するコストにどうしても対抗できませんでした。 その後福島事故が起こり、節電ニーズが高まり、家庭電力の時間単位のモニタリングに意味が出てきて、コスト的に合致するようになりました。

時代とともにニーズは変化するので、当初はメリットがないと思われるサービスでも、状況変化によりメリットが出てくる好例ではないかと思っています。

全世界対応のIoTネットワークは、フランスの会社が開発と言うより、サービス提供と言う方が正しいのでしょうが、年間で1000円ぐらいという非常に安いコストで、これにはビックリです。 クラウドはAWSなどにデータを送って、そちらで可視化するので、汎用性も高いと思います。

最近いろいろ試して携帯 LTE 通信で月間500円でネットに繋がる端末を作れる事が分かりました。 各社とも1G の制限がありますが、IoTの特徴の低速低データ容量と言う観点からは、1Gを超えた部分の低速通信は制限がありませんので、これを使えば、容量無制限で使えます。 低解像度のネットカメラぐらいなら低速通信でも十分です。

センサーとしてのネットカメラは、汎用性とコストを考えると最適です。 温度監視ならデジタル温度計をカメラで映してスマホで見れば良いと思います。 専用のセンサーも市販されているので、これを使えば、グラフ化も出来ます。アクチュエーターに相当する部分はリモートスイッチが沢山市販されていますので、これを活用すれば安価に作れます。

最後はブロックチェーンです。 ブロックチェーンもどんどん進歩して中国がブロックチェーン技術を使ってデジタル人民元を発行しようとしてますし、他にもブロックチェーンが色々を活用されています。 基本的なサーバーレスの台帳を作るのには非常に適していると思います。 提唱された頃よりだいぶ改良されているみたいなので、その代表格であるビットコインは一時値下がりしましたが、最近ではまた値上がりしても完全な投資対象に認知された感じです。 登場当時は、ベースとなる資産が全くないのでキワモノ扱いでしたけれども、最近ではそれでも投資対象であるということになっているみたいです。

問題になってる DX とか、政府で言うとマイナンバーカードのシステムも基本的にはブロックチェーン化すれば良いと思います。 そんなにデータも多くないし、リアルタイム性も求められないので、ブロックチェーンには適してるんではないかと思います。 そうすると現在毎年何千億みたいな予算を使ってシステム構築とメンテナンスをやってるのが、桁がいくつか下がるんじゃないかと思いますが、これで飯を食っているIT ゼネコン大手がの仕事がなくなるので、そちらの方から抵抗があるのかもしれません。 しかしもっと創造な分野に技術者を投入すべきだと思います。

いずれにしてもこれからのインターネットは、ますます発展してこれらの技術をベースに新しい時代に入っていくんではないかと思います。 来年の今頃はコロナも完全に収束して新しい時代をコロナ後としてスタート出来ることを祈念しています。 今年末に本欄を読むのが楽しみです。


 

今月のひとこと 2020年12月号

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今月のひとこと 2020年12月1日号


コロナ拡大が止まりません。 一説によると再生産数とかK値とかは頭打ちの傾向を示していて、年内には落ち着くんではないかと言われておりますので、それを期待したいと思います。 今年はコロナの感染防止が効いてるのか、インフルエンザの流行はほとんどありませんが、例年1000万人ぐらい感染して、関連死を含めると1万人ぐらいの方が亡くなっているんですが、これに比べるとコロナの被害というのはそんなに大したもんではないと思うんですが、連日マスコミでは大騒ぎになっています。

第1波の時も第2波の時も大騒ぎした時点では、すでに感染のピークは終わっていたということがあったので、おそらく11月末か12月初頭にはピークを打っているのではないかと思います。 だいたい統計が出てくるのは2週間後ぐらいですから12月の真ん中ぐらいには何かしらの方向が出てくるものと思っています。

これで年末年始はちょっとは気分が落ち着いて迎えられんではないかと思いますが、また初詣で人が出ると、また感染拡大に落ちるんではないかという風に思います。 これはある程度しょうがないという風に思わないといけないです。

重症化は防がないといけないのですが、インフルエンザでも重症化するわけで、いずれにしても感染対策は必須です。 私もずっと風邪はよく引く方だったので特に冬場は人混みや講演会でも必ずマスクをしていました。 また外出から帰ったら必ず手を洗うということやってましたので、今ではあまり風邪を引かなくなったし、最近はインフルエンザにかかった記憶はありません。

経済としては非常に奇妙なことに足元の実体経済は元に戻ってるんでしょうが、そんなに良い段階でもないのに株価は史上最高値になっています。 アメリカでもダウ平均が3万ドルを超えたということで、1990年代の初期の頃にアメリカにで少し居ましたが、その時のダウ平均は2000ドルでした。 それからあれよあれよという間に5000ドルになり、それを超えた頃から当時のFRB議長だったグリーンスパンが「根拠なき熱狂」と言ったのを良く覚えています。

あっという間に、その後も 1万ドルを超え、1万ドル超えた時はこれから2万ドルと言うアナリストが居て、まさかなと思ってたんですが、それもITバブル崩壊で足踏みしましたが、そのうちに2万ドルを超え、最近は3万ドル弟を超えたというところで、アメリカ人はだいたい投資信託をかなり持ってるのですが、20年持ち続けていると、10倍以上になってたと言うことで、それなりの中流階層のの投資信託を持ってる人はそれなりの財産になったのではないかと思います。

日本人はせいぜい定期預金ですからいくら株が上がってもあまり影響はないと言うことになります。 また最近の株価の特徴ですが、なぜ日経平均が上がってるのかよく分析してませんが、日経平均といっても225種類の平均ですから上がってないのはいっぱいあります。 出遅れ株とか言われてますがコロナの影響をモロに受けるような業種に関してはほとんど動かずに逆に下がってる状況です。

アメリカのトランプ大統領の居直りにも困ったものですが、日本の政界もギクシャクしてます。 菅首相は部下には細かくうるさいらしいんですが、トータルのリーダーシップがどうもはっきり出来ていないような感じです。 先日から桜問題がまた出てきましたが、これは今年の頭の黒川検事総長定年延長問題に端を発する黒川問題がずっと底流に流れてるんだと思います。 あの時点でこういう問題があることを良く分かっていて、他の理由もあるんでしょうが黒川さんを手元に置いておいておくということだったと思いますが、それがうまく行かなかったので、しょうがなく首相本人は健康理由で辞めてしまった。

首相は明確に嘘をついてたわけで、あれはいくらトランプであってもあそこまで明確に嘘はつかないと思いますが、これはまずいということでやめたんだと思います。 それで復帰の機会を狙ってると思うんですが、それも結局はこの件に検察の捜査でその芽もだんだん摘まれつつあると思います。

日の茂木外務大臣の王毅外相に対する反応も不可解で、尖閣に関して一言も言わなかったというのは、ネットでも大非難になっています。 茂木外務大臣はもともとマッキンゼーの出身なので大前さんの継承者のようです。 マッキンゼーに居たおかげで、交渉は得意だと思いますが、この中国問題はよく分かりません。 意外と親中派ではないかと言う人もいます。

特に経済界の人は必要以上に経済を重視するわけで、尖閣の一つや二つぐらいたいしたことないという意識があるんではないかと思います。 それと自民党の中の親中派が一緒になってこういう対応になったんではないでしょうか。 いずれにしてもあのバイデン氏が電話会談の真っ先に尖閣のこと言ったのに、菅総理は挨拶だけしようとしてたという何と言うかピンボケな話で、日本はあまり尖閣に関心が無いんだと言うことを全世界に示した事になります。

王毅外相はこれを確認にやってきて、最後の記者会見で念を押したと言うことになります。 いままで親中だったオーストラリアが、経済制裁にも関わらず、ちょっとしたことでも激しく中国を非難するのを少しは見習わないといけないです。

これで尖閣が中国のものになると、台湾は非常に厳しい状況になります。 台湾が中国のものになると、次は沖縄が非常に危ない状況になります。 沖縄が危なくなると、次は九州本土です。 そのうちに中華人民共和国日本自治区になるのではないかと危惧しております。 生きてる間には、そうならないでしょうけど将来は心配です。

ITの話題ですが、以前やってたM2M 今は名前が変わって IoT になりましたが IoT を安価に実現する方法をいろいろ試してみました。 20年ぐらい前になるM2M時代に想定した通信費500円の世界が実現してきました。

まず通信ですが LTE を使って、月1 GB で500円台のプランが各社から出ています。 そこで問題になるのは WAN 側からのアクセスができるかどうかです。 最近の機器は出来なくても通信できる機器が多いんですが、やはりWANからアクセスできないと IoT 機器としては使いづらいでしょう。 これに対して色々探すとイオンモバイルのデータタイプ2というのがこれに相当しました。

これは OCN の OEM らしいのですが、グローバルアドレスを割り振ってくれるので、WANからアクセスできます。 特にイオンモバイルのタイプ2は、あまり割引がないみたいなので、結構空いていてスピードが出ます。

ダイナミックなグローバルアドレスが割り振られるわけですが、これをダイナミック DNS で通常の Web の http アドレスに直します。 これで外部からこのアドレスと URL とポート番号でアクセスができるようになります。

繋ぐルーターはモバイルルーターが各社から出てますので、これを使うと良いです。 最近はあまり人気がなので、ヤフオクなんかで非常に安く売られております。 なぜかこういうタイプは全てマイクロ SIM になっているので、マイクロ SIM で入れるということになります。 nanoSIM でも良いのですがアダプタが必要なので下手にアダプタを入れると取り出せなくなることがあるので、出来たら最初からマイクロ SIM を入れた方が良いと思います。

このルーターから 2.4 GHz の Wi-Fi で各機器と繋ぎます。 直接 Wi-Fi に繋げる機器もたくさんあるのですが、バッテリーで動かす機器にでは Zigbee や Blutooth 通信でハブに繋ぎます。 そのハブから Wi-Fi でルーターにつなぐという手順になります。

Zigbee の端末はボタン電池で何年も持つので、温湿度計度計とか振動センサーとかONOFFスイッチとか色々使えます。 これまた非常に安く大体 1000円ぐらいからありますが、最近ちょっと値段が上がって1500円ぐらいになってしまいましたが、こういう端末が1000円台で入手できると言うのは、長年夢見た安価な IoT 環境がとうとう実現したと言うことです。 まあ20年かかったということですね。

ちなみに日本で売られてる IoT 機器は非常に高価です。 端末一つあたり何万円もしますので、気軽に使うわけにはいきませんが、こういう中国製の安い端末と通信機器を組み合わせると総額でも1万円もいかないレベルで実現出来ます。 しかも通信費が月に500円レベルで終わるという非常に理想的なものです。

最近ソフトバンクが全世界で100円で使えるIoT通信というようなものを発表していますが、あれは基本料だけで通信費は別なので、結局色々やると500円は超えると思いますのでこちらは日本国内に限定ですがこういう LTE を使ったもので十分だと思います。

IoT の特徴としてデータ量が少ないので制限は1月あたり1 GB ですが実際に使うのは低速で使いますので無制限に使えるということになります。 従って通信費のこれ以上の支払いというのはないということで、必要な時だけハイスピードにすれば1か月1ギガで十分だと思います。 足りなければ臨時で1ギガ当たり500円で追加できます。

今月の読み物ですが相変わらず江戸時代に嵌っております。 「日下村長右衛門日々多忙」: 享保年間の庄屋日記からよみとく河内の村と庄屋 単行本 2020/3/5 浜田 昭子著
¥1,540
もっと退屈な本と思って、資料のつもりで買いましたが、ところがどっこい、なかなか面白い。 著者は喜寿のおばあちゃんですが、文章はうまく、どんどん読めてしまいます。

自宅からそう遠くはない、東大阪市の山麓にある日下村庄屋の日記を分析したもので、当時の庄屋の活動が生き生きと描かれています。 江戸時代では各地の庄屋が大きな役割を担っていて、今の市役所の役割を持っていました。 さらには庄屋さんは自分の仕事もありますので仕事をしながら市役所の仕事してるという非常に厳しい生活なんですが、これが江戸時代の地方自治の原点です。 この上は知行地になっている大名の代官になり、現場の百姓と支配層の間を取り持っていた存在です。

ここで面白いのはその地域のもめ事の解決の場面です。 揉め事本来は奉行所に持って行って判断してもらうべきものですが、この時代からすでに判決ではなくて、和解をメインにしてていたようです。 殺人とかと強盗とかいう刑事事件に関しては奉行所が関与しますが、民事の村同士の争いに関しては和解がメインになっていて、複数の村に関わっていて、一つの村の庄屋では無理な場合は、他の村の庄屋と一緒になって和解仲裁をするということになって奉行所もそれを強力に勧めています。

場合に寄っては100年以上ずっと揉めていたことをなんとかしようということなのでそのバックがキチンと分かってないと仲裁はは出来ないので奉行所は最初から諦めて、庄屋に救済を言うわけです。

現在の裁判でも民事に関しては裁判官が和解を勧めるというのは通例ですが、やはり当時からどうもそうだったらしいです。 やはり裁判でパンと判決を出しても、不利になったと思った方は、不満が残って、その後がうまくいかないようです。 判決が出て、納得しなければ強制執行となりますが、それも簡単には出来ません。 どうしてもその後にもしこりが残ってしまうので、やはり和解が一番いいということでしょう。

江戸時代からそういうのが当然の如くなされていて、それの中心となったのは各村の庄屋であったということがよくわかります。 おそらく明治政府の刷り込みだと思いますが江戸時代の百姓は貧しくて北朝鮮の農民みたいなことをイメージしてたのですが、こういう本を読んでいると江戸時代の特にそういう上流中流以上の百姓は役所に関しては非常にしっかりしていて能力があったということがよくわかります。

特に大阪では大名にお金を貸していたので、身分的には武士が上ですが、実際の力関係は町人の方が上で、その町人と親交を交わしていたのが百姓の庄屋であるということになります。


 

今月のひとこと 2020年11月号

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今月のひとこと 2020年11月2日号


大阪都構想にやっと決着が付きました。 最初から都構想には少し無理があると思っていましたが、最初の開票では賛成が先行してたので、あれあれと思ってたんですが、「賛成」が多数のうちに何故か当確が突然出て、「反対」に決まりました。おそらく南部の開票が遅れていて、その反対が多いということでの判断だったと思います

大阪都の議論をすればするほど、デメリットばかり目立ってきて、メリットがあまり見いだせなくなりました。 大阪都と言うよりは、むしろ大阪市を拡大して、それと道州制をつないでいく方が日本の国全体としては収まりが良いのではないのではないか、と前から思っていました。 大阪市と言うより大阪府が不要なのです。

大阪維新の政策には賛成だが大阪都は反対だというのが、維新支持の中でも1/3ぐらいあったみたいなので、それは非常に共感できるところであります。 周辺の市に住んでるんですが周辺の市は住民投票はなくても大阪都の一部に組み込めるという規定があって、これはちょっとひどいなと感じました。

大阪維新の議員は皆若いし、ちょっといい加減なとこもありますが、現場を見ていると非常によくやってくれている、という感じがしていますので、地方政党としての大阪維新そのものには、そんなに問題はないんじゃないかと思っております。

これだけ何年にもわたって費やしてきた、政治的なパワーや行政パワー、これは非常にもったいないんではないか、またちょうどタイミングも良くなくてコロナ後を、これからどうしようかと言う時に、こういう半分夢みたいなことは受けられないではないでしょうか。

大阪都に移行するには、さらに大きな政治パワー特に行政パワーが必要となるでしょう。 現時点の短期では何の役にも立たず、負担ばかりの大阪都に費やすのはもったいない。 これからは大阪万博とコロナ後に最大限の努力を傾けるべきであろうと思います。

松井現大阪市長のパワーはすごいですね。 実は私の近くに実家があって、大阪府府議時代には、戸別訪問訪問で来られましたけども、その時は何とも思いませんでしたが、橋下徹氏も評価してましたが、政治家としては非常になパワーも持ち主だったんだと思います。 外観は典型的な大阪八尾のおっちゃんですが、政治家としてのパワーは、すごいと思います。 お父さんも大阪府府議会議員で選挙ポスターでよく見ました。

大阪都の議論で気になったのは、既に存在して機能している現大阪市の問題点と、これから作る、まだ実現していない大阪都とのメリット・デメリットを直接比較すると言うのは、ちょっとアンフェアではなかろうか。 大阪都が実現しても実際の運用段階で大きな摩擦が出てきて、大変な努力をしないといけないことになるんじゃないがと思います。

やっと決着のついた大阪都ですが、次はアメリカの大統領選挙ですよこれを書いてる時点ではまだ全く分からないですが、ただなんとなくバイデンが有利ではないかという気がします。

色々言われていますがトランプの内政は酷いの一言ですが、外交に関しては素晴らしい成果を上げています。 特に中東和平などは、あまり選挙のポイントにならないのか、演説でも言っていませんが、びっくりする成果です。 それと対中国。 これも非常にギリギリと中国を押して、なかなか普通の政治家ではできないと思います。 対北朝鮮に関しては膠着状態ですが、少なくとも対話を出来る状態に持って行ってるというのは、これも大したものです。

国内に関しては分断を煽ったり、1960年代かと思われるような黒人差別が表面に現れてきて、 せっかく抑え込んでいる問題の寝た子を起こすようなことを平気でどんどんやってるのは非常に気になります。 アメリカの黒人差別というのは独特ですから、他の国の人は何か感じるのとちょっと訳が違うし、黒人差別もしくはアジア人差別もあると思います。

アメリカ東部へ行くと、なんとなく差別を感じます。 アメリカ西部ですと、周りがアジア人やインド人だらけなので、あまり感じませんが、東部に行くと差別というよりは、なにか違和感を感じます。 さらにはイギリスに行くと、かなりモロに感じますが、ラテン系の国に行くとあんまり感じないです。 イタリアとかスペインとかフランスの南部とか、あまりそれは感じませんが北部へ行くと、 そういう差別と言うか区別と言うか、極東と言う世界の果ての特殊な人種だという、何となく意識を持ってるんじゃないか感じます。

同じ北部のゲルマン系でもドイツに行くと、何故か親近感があってドイツ人はうるさくて非常に理屈っぽいんですが、何故か情緒的な日本人とうまく合うが面白いです。 日独伊三国同盟は何となくわからないこともないんですが、これは不思議です。 ゲルマン系は料理が下手なので有名ですが、この辺の関係はなかなか整理できませんが、面白いこともあるものです。

世界情勢はさておき、株価はどんどん下がって日経平均はあまり下がった様には見えないですが、個別の株価ではもう極端に下がって、BPRが0.8とかがざらに出てきました。 新コロナがある程度収束しない限りこれは元に戻らないということで、今はもう静観するしかないみたいな感じです。

大統領選アメリカの大統領選の結果によってもだいぶ変わってくるだろうと思いますが、バイデンになると多少トランプよりは経済政策は弱いんじゃないかと思います。 バイデンは大きな政府の立場ですから増税をしてどんどん財政を膨らませる。 もしくは極端な MMT みたいな金融政策を取るかもしれませんが、共和党の政権では小さな政府に反するということで、やらないと思います。 しかし既にFRBによる大幅な金融緩和でMMTに近くなっていると思います。 日本は大規模金融緩和で、すでに実質的にMMTになっています。

MMTは本来大きな政府を目指すリベラルの政策なのですが、不思議なことに日本でMMTを支持してるのは、保守、それも極右と言われている政治家が多い。 リベラルである共産党や立民は反対です。 ただし「れいわ」は支持しているという非常に面白い現象になっていて、大きな政府小さな政府をあまりよく理解せずになんとなく財務省の財政均衡論に乗っかってるだけではないかという感じがしてしょうがないです。

中国はデジタル人民元を発行して、アメリカドルからの離脱を試みようとしています。 これはアメリカ主導のSWIFTと言う国際送金システムに穴を開けようと言う試みで、アメリカが世界に対して力を持っているのが、このシステムと軍事力のおかげです。 北朝鮮の銀行を封鎖したり、中東のテロ組織の資金を停めたり出来るのは、このシステムを握っているためで、中国はデジタル人民元でこれを突破しようとしています。

中国人民元は実質的にアメリカドルにペッグしているし、デジタル化で人民元が世界に拡散すると、人民元の金融政策が効きにくくなるはずで、これが中国が慎重になっている点でしょう。 FaceBookがデジタル通貨リブラを発行しようとして、大反対に会って、実質的に撤回に追い込まれたのも、この理由からです。 しかし全体の流れは、アメリカつまりドル支配が緩んでいく方向には間違いないでしょう。

最近のITの話題ですが、10年ぐらい使ってきた農園の IT 環境が 機器が増えてきたので、この際に更新しました。 従来は200m ぐらい離れてるとこから、指向性アンテナで Wi-Fi を中継していたのですが、電波強度的には十分なのですが、周りに 2.4 G の Wi-Fi が増えてきて、これに妨害されて時々切れてしまい、不安定になりました。 従来は監視カメラしかなかったので、よかったのですが最近はいわゆる IoT 機器を使って制御もしておりますので影響が大です。

通常の光ファイバーでは高価になるし通信量も少ないので、格安 SIM の LTE でつなぐことににました。 普通の LTE から配布される IP アドレスはローカルアドレスでグローバルアドレスではありませんので、外部からのアクセスは出来ません。 最近の監視カメラは、そういう状態での外部からのアクセスも可能みたいですが、従来型のポート解放して外部からアクセスするというやり方では、グローバルアドレスが必要になります。 これも色々試したり調べたりして一部の SIMはダイナミックのグローバルアドレスを割り振ってくれます。 これに ddns ダイナミック DNS を組み合わせると、外部からのアクセスが可能になります。 一部のSIMでは固定IPアドレスも可能です。

監視カメラだけなくて他のいろんな計器もあるので、外部からアクセスは必須で、最安で税抜きで480円で1ギガまで使えるのを使いました。 これでギガを使い切ってあと200K ぐらいに落ちるんですが、これでも結構監視カメラ程度ですと使えるというのがよくわかりました。

無料で有名な楽天モバイルを契約しました。楽天モバイルは使い放題で通話も使い放題無料で、みんな無料なんですが、サービスエリアが狭すぎる。 私の所はエリアの端っこですが、当然い繋がらない。 何キロも先に行ってやっと繋がりました。 まだユーザーが少ないのか、あるところでは通信速度が180メガを記録しました。 5G でもここまでは出ません。

ダメな場合は au の回線に繋がるのですが5ギガ/月しか使えません。 これでも結構使えると言えば使えるんですが、これで2980円はちょっと高い。 有料化されたら退会するでしょう。 電話も無料なのですが IP 電話なので、品質が非常に悪い。 ちょっと仕事では使えないなあという感じで、細かい話を IP 電話では無理だという感じです。

全部考えると無料で当たり前かなという感じがします。 一説によるとこれのキャンペーンが切れる3月ギリギリに加入して、それから1年間無料を獲得するのが一番良いと言われております。 おそらく来年の3月頃になるとかなりサービスエリアは広がるので使えるようになると思います。 さらに5Gもこれで同じ値段で無料で使えるのですが、5Gのサービスエリアは大阪では大阪市内で2箇所、東京も楽天本社の周辺ぐらいしかないと聞いております。ドコモでも東京ドームと JR の大きな駅の中しかダメらしいです。

5G の電波にはミリ波対応とそれ以外の二つあって、大々的に宣伝されているのはミリ波の方です。 しかしそのサービスエリアは極めて少なく、到達距離も極端に短い。 さらに対応しているスマホも5Gと銘打っているなかでも、ミリ波に対応していないのが多いです。 話題のiPhoneもアメリカ仕様では対応しているみたいですが日本では対応していません。 ミリ波の5Gが全国に展開できるのには、あと何年もかかかると思います。 現在のLTEですら、全国のカバー率は100%ではなくて、3Gしか使えない所もあるようです。

5Gの宣伝に映画のダウンロードが2秒で済むとかいう話ありますけど、そんなバカなことをする人はあまり居ない。 皆ストリーミングで動画見ますので、実際役に立つのは多数が使う場合、例えばスタジアムで全観客のスマホをつなぐという場面ぐらいです。 自動車の自動運転に使えるとしても、大都会の中心部だけでしょう。 道路全てが自動運転に対応するのには、何十年もかかるでしょう。

5Gのスピードは LTE並みだが数万人が同時に使えるというのが、スマホにおけるメリットだと思います。 レイテンシーが短いとかありますが実際測ってみると LTE とほとんど変わらないと話がよくあります。 いずれにしても5Gに関しては、夢みたいな宣伝が先行していて実際はそんなに甘いもんではないと思います。 さらに、それが実現するのはあと何年もかかり、生きている間には実現しないと思うので、あまり関心がありませんが、完全な自動運転というのはあまり意味がなくて、今の自動車とは完全な概念が異なってくるのでは無いでしょうか。 残念なのは中国もそうですがガソリン車が完全に売られなくなるということですが、自動車を運転できる間にには実現しそうにありません。

今月の読み物ですが、関口宏・保阪正康の もう一度! 近現代史 明治のニッポン 保阪正康著、関口宏著 単行本 \1,760
これは毎土曜日にテレビで放送していたものを本にまとめたので非常に読みやすいです。 近現代史でも確かに大きな事件は、学校で教えてもらったり自分で調べたりしますが、細かい事件はあまりよく分かってません。 それと近現代史の流れ、日本と中国と朝鮮とロシアの間での当時の状況における政治状況下における日本の行動というのは、よくよくその時代に戻って考えないと今の感覚で考えてても、あまり意味がないと思います。

例えばなぜ日本が満州国設立に至ったのかというのも 当時の状況が影響してます。朝鮮併合もそうですがやっぱり、当時の状況では併合せざるを得なかったというのは、良くわかります。 当時の人もベストを尽くしたということです。 関東軍の暴走とも言われますがますが、多少暴走気味であったとは思いますが、それはそれなりの意味があったと思います。

盧溝橋事件にしても、あの当時は謀略が当たり前で、その後1960年ぐらいになってもアメリカはプエブロ号事件など起こしてますので、別に日本だけがとんでもなく悪いことしたわけではないと思います。 そういうことを考えながら学校ではちゃんと教えてくれなかった近現代史をもう少し総合的俯瞰的に見たらいろんなことが見えてくるんではないかと思います。


 

今月のひとこと 2020年10月号

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今月のひとこと 2020年10月1日号


昨日のトランプとバイデンの討論と言うか、言い合いは面白いというか情けないというか。 最初に思ったのは、これはまあバイデンの勝ちだろうと感じました。 事前の評判でバイデンは立ち往生するとか、一方的にやられるだけだ、という話が多かったのですけど、事前の準備が良かったのか非常に落ち着いていました。 途中でかなり挑発に負けて汚い言葉に走ったみたいですが、まだあと2回あるのでどうなるか分かりません。 さらには最近ではもうテレビ討論はあまり選挙に影響しないということになってるので、トランプは最初からもあまり討論をする気なかったではないかと思います。 とりあえずむちゃくちゃやって相手を翻弄しようという作戦だったのでしょうが、2回目3回目がどうなるか見ものです

はやばやと日本の政府もスタートしましたけどもスピード感ということで、いろいろ政策は出てるみたいですが、例えばデジタル庁。 これが事前準備が9月いっぱい法案をたくさん作って国会通過が3月末までなんですが、実際の省庁スタートが平井長官によると来年9月、今日の菅総理の発言によると来年中とかいう話で、どこがスピード感なんだと思います。 いくらのんびりした民間会社でも、どんな複雑な組織でも年内中に固めては年度初めからスタートと言うが一般的な感覚でしょうが、もうすでにこの辺りからもスピード感と言いながら遅れているんじゃないかという風に感じます。

ハンコが分かりやすいということでしょうが槍玉に上がっています。 しかしハンコを押す押さないは、あまり問題ではなく、基本的なビジネスプロセスの問題でハンコと直接は関係ないと思います。 私が以前いた会社でもはハンコが3つと決まってました。 ハンコと言うかビジネスプロセスは3箇所と決まっていて、作成者とそれをチェックする人とあと認可した人です。 あとは必要に応じて、これを回覧するなりすれば良いということです。

ハンコをもらうのに時間がかかるので、電子決済になったと思いますが、電子決済しても結局は 書類を持って回る時間が短縮されるだけなので、実際の決済の時間が短縮されるわけではありません。 したがって私は当時はITの専門家でしたけども、最後まで抵抗して例外処理で紙の決裁書で通しました。 ただ決裁書が全てではなくて、重要なプロジェクトに関しては、裏付けとなる会議体の議論と結論が必要と言うことになっていましたので、しっかりしてたんだと思います。 私はどちらかと言うと独断専行する方なんで、決裁印だけではなかなか通りませんでした。 どうも政府の一番重要な会議体である閣議も形骸化し、民間でも取締役会が形骸化しているのは、非常に心配なところであります。

電子決済も良いのですが、決裁がキチンとビジネスプロセスで定義されていないせいか、文書改ざんするのには、あまり抵抗がないんではないかという気がします。 これを苦に自死された方もおられますが、改ざんは良くあることで、実際に現場を見たことがあります。 改ざん防止にも電子決済ということになっているのでしょうが、これも変更を履歴として残せばいいんですが、どうも役所がシステムを作ると、なんか妙なバックドアがあって、そっからやると履歴が残らないようにして改ざん出来てしまうのでは無いかと感じます。 デジタル庁の本気度を見るには、ハンコではなくて、決裁文書の変更記録が全部残るブロックチェーン技術を取り入れるかどうかだと思います。 役所のビジネスプレセスの定義と改善は10年経っても出来そうにないので、ここはブロックチェーンの導入と責任決裁者の明確化です。

私の経験でありますが、さる超有名メーカーの社長が新たに設立した会社の取締役会会長に就任され、真っ先に言われたのは「役員会でごちゃごちゃ議論するのおかしい。役員会は単に決議して、それを司法書士が処理するだけであって、もし議論するなら、その後に経営会議を開催しなさい」。 たった5人の取締役会で、これは無いだろうと思いました。 さらには決裁が役員取締役会決議事項であれば、その決裁書にその旨を追加で書き足せば済む話だと思うのですが、どうも気に入らないらしくてA4縦の決裁書とは別にA4横の取締役会資料を別途作れと言われました。 役所の話かと思いました。日本の経営の実態を垣間見たことで、愕然としました。

この後に東芝とかオリンパスとか日産とかの問題が出て来てさもありなんと思いました。 要するに取締役会が形骸化して本来取り締まるべき人が、取り締まれないので、それを監視する監査役、それでも足りないので、社外取締役、監視委員会などなど、基本がおかしいので、いくら組織を作っても意味がありません。

内部昇格の取締役(つまり執行意識が抜けない)が多く、さらには執行役員と言うどっちか分からない役職もあって、さらには社外取締役も強制となっていますが、テレビでよく見る非常に声の大きな社外取締役だと良いんですが一般の人が何を言っても、基本的に取締役会が議論する場ではないというような考え方があるので、何を提案しても議事録には残らず事務局でうやむやになってしまいます。

取締役会を理解するには、政治体制を見れば良く割ります。 国会が取締役会、総理大臣は社長、各大臣は事業部長、閣議は事業(経営)会議。 さらには取締役を選任する株主総会は総選挙です。 取締役会メンバーである議員と執行担当である大臣が兼任しているのも非常に似ていますし、どちらも同じ問題を抱えています。 現状は民間とおなじく取締役会に相当する国会が機能不全に陥っています。

以前にシリコンバレーでベンチャーの取締役会つまりボードに参加したことがあります。 ボードメンバーではなかったのですがオブザーバーという形で入れてくれました。 意見は自由に言えますが、採決には参加しないと言うルールでした。 基本的にいわゆる取締役というのは何を取り締まるかというと執行担当である社長を取り締まるということになります。

ベンチャーの取締役会は社長がこういうことやりたい言う事を縷々プレゼンするわけで、それに対して色々いちゃもんつけたり、こういうアイデアでやったらどうか、とか言う支援をしたり、私であれば日本市場での支援を提案するいうふうに前向きにやっていくわけです。 ただ一方的に取り締まるだけではありませんし、議論はむちゃくちゃやります。 好きなだけ言いたいこと言って最後に挙手で採決するというやり方で、これと先ほど言った日本の超大手の出身の現役の社長の方の振る舞いとは全く違います。 また出資しているファンドが取締役になっているので、下手したら大損するので、みな真剣です。

スマホをいろいろい弄っていると、如何に AIディープラーニングが凄いかと言うのは良くわかります。 この文章も音声認識で入れて後は修正をかけてるわけで、喋る言葉そのものが文章とはちょっと違いますので、それ直さざるを得ません。

Google の「レンズ」と言うアプリがありますが、これにはビックリしました。 あまりアプリとしては外に出ていませんが、今はカメラアプリをの中に入ってるスマホもあります。 これを使うと文字認識が一発で出来ます。もっとびっくりしたのはスマホで認識した文字を一発で PC のクリップボードに転送してくれる機能があることです。

PC の画面の上で何か文書を表示して、それを必要なとこだけ切り取ってスマホのカメラで撮って、それをレンズで認識すれば一発でテキストに変換して、再びPCに送ることができます。もっとびっくりしたのは普通のフォントの文字なら問題ないと思うんですが、何回もコピーを繰り返してほとんど人間でも、ちょっと読みづらいような文書があったので、それを試しにやってみたら、固有名詞は除いてほとんど98%ぐらいは認識しました。 これには、たまげました。 これからは妙な高価なOCR文字認識ソフトを使うんではなくってレンズを使ってスマホで撮って、それをスマホで認識させてそれを PC に送れば良い事になります。

スマホと PC の連携するソフトが何かあるに違いないと思って、いろいろ探すとマイクロソフトとグーグルが出しているアプリがありました。 スマホのデータを PC の上で見れる、例えば SMS が非常に扱いづらくて、 SMS のコピペはやりづらかったんですが、これが PC の上から一発でできるようになりました。 さらにはスマホの上でコピーしたデータを PC のクリップボードに転送するようなことができます。 Microsoft はちょっと機能が弱いんですが、 Google はもう完璧に出来てました。 これが最近発見した非常に便利なツールでありました。 Crono Chromeの拡張機能で動作します。

今月の読み物は、「日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技」ブルーバックス 新書 2015/9/18 和田 美代子著、高橋 俊成 監修 Kindle版電子書籍 ¥1,188
今月は、あまり本を読まなかったのですが、愚息が日本酒と絡んでいるので、ちょっとお酒に関する本を買ってみたら、これが私が一度お会いした方で、興味深く読みました。

菊正酒造の研究者で、日本酒のエヴァンジェリストみたいなことをやってる方で、この話が非常に面白いです。 日本酒というのは非常に作るのが難しいお酒で、ワインとか簡単に作れますが、日本酒は2段階発酵でもろみと酵母をキチンと作らないといけないので、こういう非常に微妙なテクニックを要する酒と言うのは、日本人しかできないんじゃないかと思っておりました。

日経新聞の「獺祭」の社長の連載が続いておりましたけど、非常に興味深く読みました。最後の方で売り上げ100億になってから大企業病になったというふうなことをおっしゃってましたけど、その通りでが10億までは、まあなんとか商店の延長であって、10億を超えるとちょっと景色が変わります。 100億を超えると、ちょっとこれはそれなりの大きさの組織をきちんと作ってやらないと頑張りだけではうまくいかないと思います。 お酒の話とともに、会社経営の話にもなって興味深かったです。

内容(「BOOK」データベースより)
日本酒ほどいろいろな料理に合う酒はない。鍋、ウナギ、焼き鳥、刺身に天ぷら…、中華、洋食、チーズ、そして塩をつまみに。日本酒の歴史は古く、収穫祭にあたる宮中祭祀の新嘗祭では、酒造りの儀式も執り行われるほど伝統を受け継いだ、まさに日本人のための酒なのだ。「甘口」「辛口」の基準とは?「冷や」とは「冷やした酒」のこと?燗酒に合う酒は甘口か辛口か?樽酒が脂っこい料理に適しているのはなぜ?など、日本酒をとことん知り尽くすための一冊。

日本酒はワインではありません。日本酒なのです。なにを言っているかって。それは醸造法がわかれば納得。仕込みのときに自然の乳酸菌の増殖を待つ、昔ながらの「生もと」の酒は格別だという。日本酒のことがわかると、今宵の酒も一味ちがってくるにちがいない。