今月のひとこと 2022年9月号

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今月のひとこと 2022年9月2日号

稲盛さんがお亡くなりになりました。 一度アメリカへの飛行機の中で一緒になって、少し話をしようかと思ったのですが通路があり、おまけに夕食も食べないで寝てしまわれて、話す機会がありませんでした。 乗り換えらしく、国内線のターミナルでまたお見掛けして、稲盛さんも、こいつは誰なんだとと言う顔をしておられました。

晩年は宗教家みたいになってしまいましたが、若いころには経理の本も出されており、アメーバーも個々の経理がポイントになっているらしく、この辺は私も大いに同感するところであります。 こう言う現場の細かいことを分かって、大局的な話をされるので、偉大であろうと思います。 私は常々この下から上までの範囲を如何に広げるかで仕事の質が向上するのだと思っていました。

JAL再建の頃はすでに老境に入っており、その時期に南洲翁遺訓の話を聞いたことがありましたが、話が上級すぎてまさかJALの再建にしかも無給で取り組まれるとは思いもしませんでした。 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

最近は、旧統一教会の話題がテレビを賑わしていますが、結局何が問題のポイントなのかがよく分からないようにいいなってきてるような気がします。 宗教と政治の関係と言うならば創価学会と公明党ひいては政府の関係が問題になるでしょうし、幸福の科学なんかは選挙のたびに大量の候補者を立てて選挙をやってます。

個人破産に至るような大金の寄付は問題ですが、むしろ旧統一協会の政策が知らず知らずに政府の政策に反映されているようなら、これは大問題でしょう。 創価学会の方針が公明党を通じて政策に反映されているのは、これは良くも悪くもプロセスがある程度オープンになっています。

問題とされる議員の発言も歯切れが悪く、明白に嘘をついているとしか思えないような発言も多く、混沌としてきました。 せっかく内閣改造もしたのに政府支持率もどんどん下落して浮揚のきっかけもないままに、このまま進みそうです。

対ドル円もどんどん下落してとうとう140円を切るようになって来ました。 GDP 総額はまだ世界第3位を保っているとはいえ、一人当たりの GDP では韓国にも追い越され、国防費でも、GDPで遥かに少ないロシアにも、韓国にも追い抜かれています。

最近発表された論文の引用件数でも、大学のラインキングでも、その順位がどんどん下がっており、ある人は日本を発展途上国ならぬ「衰退途上国」とまで呼んでいます。 現時点ではそれなりの人口があるので日本国内だけを見ていれば、そんなに問題は大きくないでしょうが、世界全体でみるとその下落は激しいものがあります。 国会議論も国内的で、完全にゆでガエル状態になっている感じがします。

失われた30年と言いますがこの30年の間日本と日本は世界の中で沈没してしまいました。 政府債務残高が1000兆円を超えてるという状況ですが、幸い国全体としては世界最大の債権国ですので日本国そのものが沈没することはないと思いますが、既に貿易赤字は定着し、経常収支も赤字になれば、今までの貯えが底を突き、本当の赤字国家になり、IMF管理が不可避となって、第2の敗戦を迎えることでしょう。

粒子の波動性を示すものとして、新しい2重スリット実験が色々行われました。 従来は単純な2重スリットで片方のスリットをだけを通したり、両方のストリートを通したりしてやっていましたが最近は色々な工夫を重ねて違う経路で観測問題をを取り入れた実験が行われております。

これでいくと過去未来を問わず観測が出来る経路をあれば波束収束が起きるようです。ずっと前に学生の頃に習って、未だに少し覚えているのは波動関数というのはずっと無限に続いていて無限の彼方からずっとあって、現時点での関数の振幅が大きくなって、それが減衰しながら未来にずっと伸びているという話です。 従って一つの粒子の波動関数が全時間と空間に広がっているのだと言う事で、波動関数は滑らかですから、数学的にはそうなるのですが、実験は実際にもそうなっていると言う事を示しています。

いずれにしても観測問題というのは人間が実際に観測するしないに関わらず、そういう観測が出来る経路があれば波束収束が起きると言う事になります。 一時は観測とは?と言う話になり、人間の意識まで言及するようなことがありましたが、今回の実験でそこまでは行かないことが分かりました。

最近は「ステライルニュートリノ」と言う宇宙ダークマターの候補が現れて話題になっています。 従来から分かっている3種類のニュートリノは弱い力に反応するので、カミオカンデの検出器で検出出来ましたが、このニュートリノは弱い力にも反応せず、重力のみに反応し、それも極めて小さいので、検出は不可能と思われています。しかし質量が無いとダークマターの候補にはなり得ませんので、質量があると言う仮定の元での観測をすると言う事です。

従来のニュートリノに質量があるというのは東海村からカミオカンデまでニュートリノを飛ばして、その間のニュートリノ振動を調べるのですが、これで梶田さんはノーベル賞を得ました。今回は逆に24メートルと言う非常に短い距離で、ニュートリノ振動が起きるかどうかと言うのを調べます。

もしこのステライルニュートリノの存在が確認出来たら、宇宙ダークマターの有力候補になる以上に、現在の素粒子標準理論を超える超対称性理論に大きく道を開くことになります。 超対称なので今のは分かっている粒子と同じぐらいの粒子がまだ存在するわけで、ますます何が根本的な粒子であるのか、と言う疑問が大きくなってきて、万物の最終理論に到達出来るまでは後1歩なのか、あと2歩なのか、超ひも理論も完成の域に来ていると言う話もあり、生きているうちに完成を目撃できるかどうか興味津々です。

もう片方では真の人工知能ができるかどうか、が次の課題だと思います。 現在飛躍的に発達した AI と言われているものは従来のテンプレート型の AI の究極の発展型だと思いますので、従来の計算による AI の域を超えるものではありません。 人工知能に自意識が生まれるかどうか、ということだと思いますが、これもあと一歩なのか、2歩なのか3歩なのか。 いずれにしても現在の深層学習 AI は最初の技術飛躍であったことには間違いないと思ういます。

私が以前から言っているIT三大発明すなわちブロックチェーン、深層学習と IoT。 これらはどれもノーベル賞級の発明だと思いますが、いかんせんコンピュータ科学なのでノーベル賞の対象にはならないのが残念です。

特にブロックチェーンはいわば単なるコンピューターテクニックに過ぎないのですが、その効果は偉大です。 すでに暗号資産としては実用の域に達し暗号資産の価値も最初の頃はゼロになると言われてたのですが、もう立派な投資対象になってしまいました。

デジタルアートに対しての認証を与えて資産価値を担保するような仕組みもブロックチェーンでなされていますので、経済活動にも影響は大です。 基本的に元々サトシナカニシという架空の人であろうと思いますが、現実に誰かが論文を書いて、その通りに実装されていて立派な発明だと思います。 暗号資産に関しては、採掘作業に対して対価を払って、それが時間と共に支払いが減っていくと言う巧妙なやり方で、暗号資産の価値は上がっているのです。 単なるコンピュータアルゴリズムでは無いと言う事です。

深層学習AIに関してはこれはニューロネットをどんどんどんどん LOOP して。それを深めていくというやり方で、最初これをやった人はこんなに効果があるとは思っていなかったようで、これは瓢箪から駒のたまたまできたモノだ思いますが、ブロックチェーンの方が最初から人間心理を含めた仕組みを組み込んでいたので、素晴らしいと思います。

IoT に関してはこれは組み合わせ利用技術ですのが、社会的ビジネス的に影響が大きいので、これもノーベル賞級だと言ってもいいと思います。


 

今月のひとこと 2022年8月号

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今月のひとこと 2022年8月1日号


今月の話題のトップは何と言っても、安部元首相銃撃事件でしょう。まあ背景の統一教会問題とか国葬問題とか色々あるようですが、私が一番最初に持った印象は非常に運が悪かった、滅多に起きない偶然が重なったせいではないかと思いました。

たまたま奈良で演説をやることに急遽なった。 奈良県警ではたまたま不祥事の釈明会見を控えてバタバタしていた。 県警のSPが訓練不十分だったし、選挙演説で警視庁のSPも出払っていて、最低限の一人しかいなくて、これも訓練不足なような気がします。

犯人の作った銃が、2発ともちゃんと動作した。 1発目は外れたが、2発目はちょうど安部さんが振り向いたところの絶妙の所に命中して、ほとんど即死状態だった。 この時にSPがタックルして安部さんを倒していたら、上半身に弾丸が来たので、おそらく無傷だった。 倒れたときに頭を打って瘤が出来たかも知れんが命は助かった。 しかし瘤を作ったと後で警視庁長官がクレームを付けられるかもしれない。

この訓練不足と忖度のSPが咄嗟の動作ができなかったし、2人目が居るかもしれないのに反射的に犯人に全員突進した。 この辺はSPでは無くて、所轄の警察官と言う感じです。SPなら、犯人は所轄に任せて、安部さんを守らないといけない場面です。

ずっと以前にマフィアが管理しているので、アメリカで一番安全と言うラスベガスで、町中に居たら、パーンと言う音がしたら、周りの人はみんな伏せていました。 ぼーっと突っ立っていたのは私だけ。 伏せている人にのんびり「どうしたの?」と聞くとGun Shootingと答えました。 私も平和ボケしていますね。 やはり訓練が大切。 こう言う訓練をやっていない。

もう一つ思い出すのは、映画「ザ・シークレット・サービス」。 ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺を阻止できなかった過去を持つ、クリント・イーストウッド扮するベテランのシークレットサービスと、ジョン・マルコビッチ扮する大統領暗殺を企む殺し屋との対決を描く。 安部さんのSPは、この映画を見て、雪辱を晴らしてください。 昔の映画ですが、最近テレビシリーズ化が企画されているようです。

これを奇禍として、憲法改正でも何でもやって、個人も国家も、コストをかけてキチンと守りを固めると言う事をやらないといけないと思います。 北欧の国は一気に態度を変えました。 個人は安部さん、国家はウクライナがそれを体現したと思いますが、未だにごちゃごちゃ言っているのは、ますます日本の将来が危うくなります。

反面、運が良かった所は、演説会場のすぐそばにクリニックがあって、すぐに応急措置ができた。 銃撃後すぐに心臓マッサージをしているところがあったので、誰がやっているのかと思ったら近くのクリニックのお医者さんでした。 AEDを使うが心臓が止まっているので動作しない。 この時点で実質的に死亡、即死状態だったと思います。

そこからは素早い対応で、救急部隊を褒めないといけないですが、30分ごろに銃撃、50分には平城京にドクターヘリが着いて、そこから橿原病院に11時過ぎには着くことが出来ました。 手術開始まで小一時間。 ドクターヘリもすぐに来て、これには驚きました。 空自のスクランブルより速いのではないか。 大血管の傷は塞いだそうですが、他からじわじわと出血があって、13リッターの輸血もむなしく5時過ぎに夫人の到着を待ったように死亡確認されました。 人工心肺を付けたら良いと思っていましたが、本当に心臓が止まるとあちこちからの出血は止まらないようです。 夫人の到着を、本当は待っていたのかもしれませんが、おそらく東京から新幹線で京都まで、そこから近鉄特急と普通を乗り継いで5時間は立派なものです。

これで救急時に分かったことは、心臓に傷があっても心臓マッサージはしないといけない。 脳や他の器官に血液を送っておかないといけないようです。 心臓に傷があるとそれが悪化しそうな気がしますが、それより大事なことがあるようです。 また取り敢えずAEDを使う。 外から見ていても心臓がどうなっているかわからないので、躊躇すると思いますが、心臓が全く動いていないAEDは自動的に動作しないようですので、取り敢えず付けて動作させてみることが大切だそうです。

後日、近くを通ることがあったので、西大寺駅前を通りました。 北口と南口を間違えて、北口はスルーして、後でドラレコで確認しましたが、結構大きな道路で、車が普通に通っています。 この道路を渡って、背後に近づくと言うのは非常に不自然で、これを止められなかった、少なくとも職務質問をしなかった警官の責任は重大だと感じました。

国葬が議論になっているようですが、もっと世界の視点で見るべきです。 地球儀を俯瞰する外交を標榜した安部さんに、世界各国からメッセージが驚くほど沢山来ているようです。 これに答えるためにも国葬にすべきでしょう。国葬の費用は分かりませんが、あれだけのコロナ対策費をだしているのですから、歴代最長の任期で、世界にあれだけの影響を与えた首相をキチンと弔わないのは、世界に対しても恥ずかしいと思います。

国内政治的にはいろいろあり、脇の甘いところも多々ありましたが、功績の方をキチンと見ないといけないと思います。 トランプも個人的には嫌いですが、国内的には良くない政策が多いですが、外交は立派なものだと思います。 プーチンも事件後、プーチンが書いたと思われるメッセージが早速寄せられており、立場は全く違いますが、安部、トランプ、プーチンはそれそれ心が通じるところがあったのだと思います。

それにしても、統一教会がらみと言うつまらん動機と、極めてお粗末な警備で、世界を方向付ける人間の一人が亡くなってしまったと言うのは、本当に日本にとって、本当に残念なことだと思います。 これで日本が沈没していくようであれば、悔やんでも悔やみきれないでしょう。

暗い話ばかりだが、一方サイエンスの世界ではちょっと気分の良くなるニュースが多いですジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が稼働し始めて、そので映像がどんどん送られ非常に綺麗な映像に目が釘付けです。 もっとも作動してすぐに主鏡の一部に隕石がぶつかって破損したようで、心配したのですが、全体の性能への影響は少ない様です。 ラグランジュポイントに位置しているので、この辺は隕石の溜まり場になっていて、衝突の可能性は高いそうです。

不思議なのはジェームズウェッブ宇宙望遠鏡は赤外線もしくは近赤外線で観測しているので目で見るような綺麗な色にはならないと思いますので、何らかの色彩処理はしてると思います。 データがすべて公開されているので、アマチュア観測家はこれをもとに非常に綺麗な写真を公開してるのは異様に面白いです。

気分が壮大になるもう一つは「ルナグラス」構想。これは京大と鹿島建設が火星における人工重力を発生する方法ですが、大きなグラス状の構築物を作ってそれを回転させて人工重力を作るということです。このグラスの内側にいろんな町とか農場とか公園とか建物とかいろいろ建設され、地中に埋めてしまえばの構造上は楽だと思います。光源をどうするか、人工太陽をどうするかという問題が残ると思っています。

これで思い出すのは 「リングワールド」という SF 小説です。 地球の公転軌道と同じぐらいのリングを作って太陽の周りを回す。 リングの回転方向と90°方向に重力発生するので、そこに町やいろんなものを建設するということです。 ずーっと湾曲してるので、地平線というのは無くて、リングの端が空の上まで見えるという非常に壮大なお話です。 これやるとずっと昼間になってしまうので如何に夜を作るか、太陽の周りに遮光ネットを張って夜と昼を作り出す。 リングワールド物理学という分野があって、そこでこのリングの強度とか実現性とかを色々検討しています。 何しても気分壮大な話で、京大と鹿島のルナグラスも似たような構想です。

このリングワールドから宇宙に宇宙船を発射するのは非常に簡単で地面に穴を開けておいて、そこから宇宙船を放り出すと、回転のモーメントで宇宙船がそのまま宇宙に出て行って、地球から宇宙ロケットを打ち上げるようにな加速度は必要なくて、単に地面から下に出すだけという非常に良いメリットがあると言われています。 下のリングワールドの写真をクリックするとWikipediaに詳細な物理データが記載されています。

以前から提唱されている大林組の宇宙エレベーターも気宇壮大な話ですが、一番実現性は高いと思います。 いずれにしてもケーブル材質が問題で、ケーブルの自重で切れてしまうのではないかということで非常に強いカーボンナノチューブのケーブルが必要になりますが、カーボンナノチューブはそんなに長いケーブルを作るまでには至っていないようですが、それも時間の問題で実現できるんではないかと思います。

今月の読みものは、本文で書いた「リングワールド」 (ハヤカワ文庫 SF (616)) 1985/6/1 ラリイ・ニーヴン著, 小隅 黎翻訳 ¥1,058

リングワールドは幅が約100万マイル、直径がほぼ地球の公転軌道(周囲が約6億マイル)の人工のリング状天体である。中心に恒星があり、リングワールドを回転させることで地球に近い人工重力を作り出している。リングの内側は地球の表面の約300万倍の広さがあり、居住可能となっている。リングの両縁には高さ1000マイルの壁があり、大気が逃げ出さないようになっている。

リングワールドはダイソン球を薄く輪切りにしたものとみなすことができ、多くの似通った特性を持つ。ニーブン自身、リングワールドのことを「ダイソン球と惑星との中間の形態」と考えている。(他方、フリーマン・ダイソンは「もっと小さいものを数多くつくらなかった理由が解せない」とニーヴンに語ったと言う。)

リングワールド(正確には“ニーヴンのリング”というべきであろうが)は、このような構造物をさす一般用語として使われることもある。他のSF作家もニーヴンのリングワールドのバリエーション的なものを考案している。特にイアン・バンクスの『Culture Orbital』はミニチュアのリングワールド群を最もよく描いているし、他にも同名のビデオゲームもあるリング状のヘイロー構造体などがある。

リングワールドの“床”および側壁は、極めて密度の高い「構成物質(スクライス)」でできている。厚さ30m以下の「スクライス」の表面(内側)に土砂が盛られ、植物が生えている。“床”の裏、つまり、外側は、発泡した「スクライス」で覆われ、隕石からの保護層となっている。山、川、海などのあらゆる地形は「スクライス」自体によって型取りされた上に作られており、裏から見ると凹凸が逆になっている。後述する「大海洋(グレート・オーシャン)」を除けば、海の深さは10mに満たない。海は自動機械によって浚渫され、海底に堆積した土砂は太いパイプを通って側壁の高さ数十マイルにある開口部から放出される。開口部の下は円錐を縦に割ったような形の「こぼれ山(スピルマウンテン)」になっている。「こぼれ山」は両側の壁に沿って一定間隔で立ち並び、リングワールド全体でおよそ5万個ある。


 

今月のひとこと 2022年7月号

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今月のひとこと 2022年7月1日号


今年は完全なカラ梅雨で、しかも終わった途端に極端な暑さになりました。 地球温暖化の直接の影響というよりは、地球温暖化による気候変動によって高気圧の配置が変わったことによる影響だと思いますが、こんな調子で気温が上がっていくと大変なことになりそうです。 左の写真は伝説のスナイパー、シモヘイヘ。 今月の読み物の欄をご覧ください。

温暖化で農作物の収穫量が上がると誰かが言っていたことがありますが、そんなことはなくてあまりが暑いので最近は農作物の高温被害が出てきたようです。 もっとも生育が早くなり、早期に出荷できるので、農作物の値段は下がっているようですが、これからは高温の影響で被害が出て値段も上がっていくようです。

冬場には北海道の玉ねぎは不作で、これは温暖化と直接関係ないのですが値段が極端に上がり、まだその影響が続いているようです。さらにはじゃがいもの値段も上がりましたが、元に戻ってるようですが、玉ねぎは相変わらず高いみたいです。

洋ランを栽培していますが、栽培を始めた20年ぐらい前と比べると、日照は明らかに強くなってるような気がします。 今までは冬場には遮光ネットを外してたのですが、昨年あたりから外さないようにしました。 冬場でも結構日照がきつい感じです。

ウクライナ戦争は膠着状態で、これから長期化するような感じです。 ロシアは「苦難のロシア」と言われてモンゴルに攻め込まれて以来200年ぐらい占拠されて、それ以来隣国同士で侵略したり侵略されたりの歴史です。特に東ヨーロッパは大平原が広がっているせいなのか国境線があまりはっきりしないのか、侵略の繰り返しです。 日本は戦争はもうこりごりと言っていますが、確かに先の大戦では大変なことだったのですが、あれに比べるとこの東ヨーロッパの悲惨さは筆舌に尽くし難いと思います。

住民虐殺などはもう常態化しているようで、日本の戦国時代の戦争では、あんまりそういう住民虐殺みたいのがあまり起こらなかったのですが、この辺のヨーロッパではしょっちゅう起きているようです。 戦国時代で一番残酷だったのは信長ですが、敵の頭蓋骨を漆塗りにして、それで酒をを飲んだというぐらいが関の山で、日本は戦争と言っても穏やかだったと思います。 寝返りはしょっちゅうあるし、明治維新でも幕府軍の主要な地位に居た人が明治政府に入って活躍したりしていますので、あまり敵味方というのはあまり明確にはっきりしてないようなところがあり、良くも悪いも、ぼんやりしたお国柄なんだと思います。

容赦ないウクライナへの攻撃を続けるロシア。毎日殺されていくウクライナの民間人、そしてロシアの将兵に対して、これっぽっちの哀悼の意も見せない。この人間軽視のメンタリティーはどこに発するものなのか。

「苦難のロシア」という言葉がある何も隔てるもののない大草原に住むロシア人は古来、周囲の諸民族と戦い、殺し殺されてきた。13世紀のモンゴルの来襲以後は200年余りにわたる支配を受け、17世紀初めには約4年にわたってポーランド軍にモスクワなどを占領された。その後も1812年のナポレオン軍、1941年のナチスドイツ軍の来襲と続く。

ロシア人の大部分は17世紀以来、農奴としてほとんどの権利を奪われ、1861年の農奴解放でも暮らしは一向に良くならず、1917年のロシア革命では共産主義実験のモルモットにされ、また大変な目に遭う。だからロシアの歴史は苦難の繰り返しで、なかなか進歩しない。

IT の話題で一番先に揚げないといけないのは、Google が100兆桁の円周率を計算できたということです。 100兆桁というとその結果を入れておくストレージだけでも桁をバイトとすると。100兆バイト必要なので、100テラバイト必要になります。

米Googleは6月8日「Google Cloud」を用いて100兆桁の円周率を計算することに成功し、世界記録を更新したと発表した。同社は2019年にも31兆4000億桁の円周率を計算し、当時の世界記録を樹立していたが、2021年にグラウビュンデン応用科学大学の科学者が62兆8000億桁を計算したことで記録は破られていた。

計算は単に多数のCPUで計算すればよいと言う事では無くて、クラウドとしての総合力が問われる。 128個のvCPU、864GB のメモリを持つ「n2-highmem-128」インスタンスを採用。OSは「Debian Linux 11」。 ストレージは一時ストレージに554TBを見積る。単一の仮想マシンに接続できる永続ディスクの最大容量は257TBであったため、計算ノードに加え、合計64個のiSCSIターゲットを提供する32台のストレージノード(「n2-highcpu-16」インスタンス)からなるクラスタを設計した。

ネットワークは「n2-highmem-128」がサポートする100Gbps外向き帯域幅を利用。2019年当時はわずか16Gbpsだったので、わずか3年の間に帯域幅が約6倍に増加したことになる。 今回、ネットワークストレージに対し読み書きしたデータ量の合計は82.0PBで、2019年の19.1PBから大きく増加した。 この計算には数ヶ月の時間が必要となる。

もうひとつの気分がすっきり気分が晴れるする話題としては NASA がソーラーソーラーセイルソーラーセイル2の支援に 200万ドル支援するということです。 以前の本欄2015年7月号でも紹介した事があります。 私も寄付した惑星協会団体がソーラーセイル計画を進めていましたが、これの延長線のようです。 お金が無いと寄付を募るメールがしょっちゅう来ていましたが、これで資金の問題は少しはマシになったと思います。

ソーラーセールは宇宙に帆を広げて光の圧力で航行するという、素晴らしい気分が高揚する計画で、私が一番好きな好きな計画です。 NASAが、起業家やイノベーターとともに将来的に画期的な宇宙技術となる、実現可能性のあるアイデアを研究するNASA Innovative Advanced Concepts(NIAC)プログラムの一環としてDiffractive Solar Sailingプロジェクトを認定し、200万ドル(約2.5億円)の資金を支援すると発表した。 ソーラーセイルとは、その名のとおり太陽の光を受けて推進力を得る航法であり、それを実現する薄膜状の帆のことも指す。

長らくSF小説の中で描かれる実現可能性の低い技術と考えられていたが、惑星協会が2015年および2019年に実証機を打ち上げて、宇宙空間での巨大な帆の展開と太陽光による軌道変更が可能であることを実証した。

日本でも、JAXAが実証機IKAROSを2010年に打上げ、薄膜太陽電池を兼ねるソーラーセイルを用いた光子加速を実証している。また、小惑星からのサンプルリターンを目的とする探査機はやぶさ2は、小型ソーラーセイルを利用した姿勢制御モードを通常の機能として備えている。 今回NASAが支援を決定したのは、光の回折現象を利用する回折(Diffractive)式ソーラーセイルについて研究開発を行うプロジェクト。通常のソーラーセイルは太陽光が反射する際に、帆にあたる光子の圧力を利用して推進するため、非常に大きな帆が必要となり、当たる光の方向によって宇宙機の進む方向もほぼ決まってしまう。

今月はあまり読まなかったのすが最近 Amazon のプライムに入ったので、その映画を見ました。 そこで前々回紹介したような女性のスナイパーの話が映画化されたのを見ました。

ロシアン・スナイパー(字幕版)2時間3分 2015

1941年、ナチスドイツによるソ連侵攻がはじまった。まだ大学生だったリュドミラは、女ながらその非凡な射撃の才能を買われ、戦場に身を投じる。狙撃兵として次々と標的を仕留めるリュドミラは、やがて敵からは”死の女”と恐れられ、軍上層部には英雄として讃えられ、戦意高揚の道具として利用された。

これは小説のモデルになったリュドミラ・パヴリチェンコの話を映画化したもので、ほぼ流れとしては小説と同じで、小説がこの映画をなぞっていたのではないかと思います。 知り合いだったと言うルーズベルト夫人を軸に話は始まり、終わります。 ロシアとウクライナの合作。 対ドイツ戦では同じ側に居た。

今話題のフィンランドには、ソビエト兵に“白い死神”といわれ恐れられたシモヘイヘと言う英雄スナイパーが居ます。 スナイパー史上最高の542名射殺と言う記録を持っています。 元々猟師で寡黙だったので、実際の数字はもっと多いと言う人もします。 ちなみにリュドミラは309名です。

さらに驚くのは、ヘイヘが使っていたボルトアクション式モシンナガンM28は120センチもあるものでしたが、ヘイヘの身長は152センチと小柄でした。自分の身長近くある銃を、自由自在に操っていたが小柄なのは戦場で有利だったのでしょう。しかもスコープ無しの裸眼で狙ったと言います。

冬戦争終戦直前の1940年の3月にソ連軍兵士による抵抗狙撃を受けて、左下顎部が吹き飛び治療後も顔が歪んでしまうほどの大怪我を負っています。意識不明の重体で友軍に発見されたときは、ヘイヘを収容した兵士曰く「彼の頭は半分無くなっていた」と振り返っています。


 

今月のひとこと 2022年6月号

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今月のひとこと 2022年6月4日号


やっとコロナも下火になってきて当面は外出がドンドンできそうです。 GOTOトラベルも名前を変更して再開するようです。 と言ってる間に新しいウイルスのサル痘が出てきて、あまり感染力が強くなるようなので問題はないみたいですが、これからも地球は狭くなったので、どんどんとこういう感染症が増えてくると思います。

江戸時代でも天然痘は江戸初期とか中期では何年かおきにしか流行らなかったのですが、江戸後期になると毎年のように流行るようになってきたと言われております。 感染間隔どんどん短くなって来ていると思います。

古くは奈良の大仏が建立されたのも疫病退散が一つの大きな動機だった、ということなので今まではかなり忘れていましたが、そういうパンデミックのリスクは常にあるということでしょう。 このコロナが始まる直前にはテレビ討論でパンデミック起きるかというテーマで議論がなされていたそうですが、それを言ってるすぐ後にコロナが蔓延してきたということですので常にあると思って間違いないと思います。

ウイルス感染症のパンデミックの後には、世界の景色が変わると言われていて、コロナ後と言う言葉がしばらくは流行語になりましたが、それに加わって今年はロシアのウクライナ侵攻という問題があってこれで世界はの景色は本当に一変するんではないかと思います。

大騒ぎされていたSDGS でも電気自動車用のバッテリー工場をどんどん作る、慎重なトヨタですらどんどん作るという発表していますが、本当にこれを賄うだけの原材料のニッケルやリチウムがあるのだろうかという気がします。

リアメタルの世界の採掘量もどんどん増やさないといけません。 埋蔵量はあっても無理に採掘してもコストが上がっていくと思います。 電気自動車の問題は、従来だと特に半導体は量産効果でどんどん値段が下がっていくと言われていましたが、リチウムバッテリーに関してはそういう量産効果というのは働かずにほとんどは原材料費なので原材料費の高騰がバッテリーのコストを決めて行くでしょう。 原材料費のコストがどんどん上がっていくということであれば、今後バッテリーのコストが劇的に下がってBEV の値段がガソリン車並みになるというのは夢物語だと思います。

最近軽四タイプのBEVが発表されて、これが本来の BEV の使い方であろうとは思いますが補助金を入れてもまだ200万円以上する高級車。 こういう高価なものを足代わりに変えるのはなかなか難しいんではないか。 見かけは補助金を引いて100万円半ばと言われていますが実際によくカタログを見てみると安全装置をつけて現在はコミで150万円くらいで売っている軽四並みの装備を付けると200万円以上、ガソリン車より100万円近くも上がってしまうという計算になりました。 値引きもあるのでしょうが、そんなに安いものではないと思います。

いずれにしても街乗りでBEVを電気アシスト自転車並みに使うというレベルでは全くないと思います。 将来さらに値下がりするという期待はあると思うのですが、基本的なバッテリーの値段が大幅に下がる見込みがないので、車本体も大幅には下がらないと思います。

今日の日経新聞で石炭火力の発電がウクライナ戦争の影響で非常に増えていると言われています。 やはり背に腹はかえられないので天然ガスがなくなるとやはり石炭火力に依存せざるを得ないと思いますので、ここで日本は大きな声を出して高効率のCO2排出技術の石炭火力を強力に推進すべきだと思いますし、そういうことで世界に貢献するんだということをもっと声高に提唱する必要があります。

ウクライナ戦争ももう100日を経過して開戦から100日を経過してだんだん膠着状態になってきていますこれからは消耗戦になるであろうというのがもっぱらの見方です。 しかし6月の半ばになると西側からの援助武器が整ってくるので、おそらくウクライナは攻勢に出るんだのではないかと思います。 その時にロシアが持ちこたえられるかどうかというのがポイントになると思います。

ここでロシアをとことん追い詰めるのかどうするのか、融和策をとるのかという議論が、特にヨーロッパではなされているみたいです。 おそらく落としどころとしてはロシアが後10年ぐらいは自力で大きな戦争できないような状態に持っていく事でしょう。 核使用をある程度を封印しないといけないのですが、あまりとことん追い詰めてしまうと何をしでかすか分からないのが意見の分かれるところでしょう。

驚いたのはドイツの大変身と、さらに驚いたスウェーデンとフィンランドのNATO加盟要請。 ヨーロッパはロシア侵攻によってガラガラと音を立てて体制が変更しています。 それに引き換え同じロシアの隣国であり、さらには中国、北朝鮮と似たような強権国家に国境を接している日本のこの反応の鈍さは一体何なんでしょうか?

フィンランドの首相がわざわざ日本にやってきたのが全くほとんど報道されずに、それの意味が理解されていないのではないかと思います。 ヨーロッパは特に北欧の国はロシア帝政の終焉に結び付いた日露戦争を覚えていますし、日本がロシアに勝ったと言うのは良く覚えておりますので、当然東の方の状況と言うのは気になるのでしょう。

それに比べて、日本の感度というのは非常に弱いのではないか、日本も少なくとも上を下へ議論が勃発しても良いと思うのですが、相変わらず国会論戦を見ていても全く関係のないどうでも良いような議論を延々とやっています。

もう少し地球全体を眺めた政治をやってもらいたいです。 いろんな国内政策はある意味で役所がやれば良いことであって、政治がやらないといけないのは、やはり外交が大事であり政治の最大の任務であると思います。

今月の読み物は 「戦争は女の顔をしていない」 岩波現代文庫 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 著、 三浦 みどり 訳、 電子書籍¥1,540
前回の「同志少女よ、敵を撃て」のベースの一つになった 2015年にノーベル文学賞をとったスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの作品。 二次世界大戦の地獄の独ソ戦で、ソ連軍に従軍して戦った女性たちの告白。女狙撃兵、従軍看護婦など。
女性兵士の物語は、衝撃的だった。 男は戦争に勝ち、英雄になり、理想の花婿になった。他方、女は勝利を〈普通の女性の幸せ〉とかいうものにすり替えられてしまう。

淡々とインタビュー記事が続きます。 読了するのに気合が必要でした。 いくら太平洋戦争が悲惨だと言っても、ヨーロッパ特に東部は異質にすざまじいです。


 

今月のひとこと 2022年5月号

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今月のひとこと 2022年5月1日号


ウクライナ戦争の終結が全く見えなくなってきました。 終息にはまだ一年以上かかるのではないかと言われており、せっかくコロナが収束しつつあるのに、またこれから混乱が続くのではないかと心配しています。

特に日本はインフレ基調になりつつあり、円安も進行しているにも関わらず利上げには踏み切れず、低金利を継続するしか手が無くなりました。 失われた30年でいろんな手を打って来て、これから残っているのは財政支出しか無いのですが、これもインフレ基調になってきたのでなかなか悩ましいところです。

インフレというのは供給不足で起きるんだと漠然と思っていましたが、日本では供給力が十分あるのでインフレになることは無いんじゃないかと感じていましたが、最近の傾向を眺めるとやはり円安で輸入価格の上昇、コロナや戦争によるサプライチェーンの混乱が供給制約となってインフレ基調にになるのではないか思います。 2%のインフレなら良いのですが、スタグフレーションに陥るとデフレより悪いです。

ハーパーインフレが起きるとずっと言っていた某参議院議員がおりますが、彼はここ20年ぐらい予想を外していましたが、やっとその予言が当たるんではないかということで、最近は元気が出てきているようです。

エネルギー問題も大きな問題です。 日本では東北大震災の結果、原発がほとんど停止してしまい、再生可能エネルギーも発電できる時はいくらでもできて、逆に今はそれを抑制する方向になってるみたいですが、足りない時は全く足りない。

特にヨーロッパは昨年は風が吹かずに風力が発電が大幅にダウンして、それをロシアのガスに頼ろうとしたところで、足元を見たロシアが侵攻に踏み切ったということでしょう。 それで急遽ガスを止めようと思うのですが、エネルギー政策はそう簡単に変更できないので一番困っているのがドイツです。

ドイツとロシアつまり旧ソ連は因縁浅からぬ関係にあって、戦争を幾度も繰り返してきましたので、その本心は良く推測はできませんが、複雑なものがあると思います。 その結果とかどうか分かりませんがシュルツ政権はあっという間に方針を転換して、原発も復活し、国防費もトランプにあれだけ執拗に迫られたGDP比2%にあっという間にあげることになりました。 さらにはフィンランドもスウェーデンも NATO に加盟するというような状況になってきてロシアとしては、当てがかなり外れたんではないかと思います。

5月の対ドイツ戦勝記念日を境にして、従来は特別軍事作戦だったのを正式の戦争に格上げするのではないかという観測もありますが、もう既にかなりの戦力を消耗しているので、さらにこれから戦線を拡大することができるのかどうか非常に疑問だと思います。

シベリアや極東からの部隊もたくさん招集されているようなので、ここ極東地域では米軍との合同演習をじゃんじゃんやるべきだと思います。 逆にロシアは当然日本はこの機に乗じて北方領土を取り返しに来るんではないかと思っていますので、日本から見える国後島での演習をやったり、対馬海峡や津軽海峡を軍艦が通るというような威嚇をやっております。 プーチンなら「俺が日本ならこのチャンスに北方領土を取り返しに行くぞ」と思ってるに違いない。 極東にロシア部隊を張り付けることで、ウクラナイナを支援する事にもなります。

現状では奪還は難しいと思いますが、その中での知床観光船の事故が起きたので、この機に乗じて観光船の遭難者救助という名目で国後島に上陸すれば良いのではないかと思います。 中国ならこう言うチャンスに必ずやってくると思います。 日本は世界標準に比べると大人し過ぎるのではないかと思います。 何しろ世界で一番危険なロシア・中国・北朝鮮の核三国に国境を接しているという国は他にはありませんので、もっと日本人は危機感を持つべきでしょう。 こういう時には最低限でも米軍との演習をやるべきだと思います。

核戦争が身近になりました。 まさか核戦争というのが、この21世紀に起こるとは誰も思っていなかったですが、プーチンがクリミアの進行の後、ひょっとしたら核を使ったかもしれないと言ったので、ビックリしましたが、最近はどんどん核を使うことを匂わせていますた。

核戦争と言っても大規模なメガトン級の核を大都市に落とすというようなことをやるのではなく、数キロトン程度の戦術核を人的被害のないようなとこへ威嚇のために落とすんではないか。 NATOとアメリカはこれを黙って見ているわけにいかないので、恐らく同じ規模の核をシベリア辺りに落とすんではないか、ここで停まれば良いのですが、それに対抗してロシアが数発を一部小さな町を狙って撃つ。 そうするとNATOアメリカをこれに対抗してプラスアルファの核を落とすとなると、本格的な核戦争、第3次世界大戦に入ってしまうと思います。

こういうシミュレーションはアメリカではきちんとされているのでバイデン政権の中である程度の覚悟はできていると思いますが、日本では全くできておらず、日本にはアメリカの基地があるので、ロシアに近く首都圏から離れている三沢基地辺りが狙われるんではないかと思います。

日本には原発がたくさんあったおかげでプルトニウムが嫌になるほど、何千発も核兵器を作れるほどのプルトニュウムがたまっていて、一部は海外に預けてあるみたいですが、海外の情報通の中では日本は既に核兵器を持つ直前まで行っていて、すぐに作ろうと思えばすぐに作れて、少なくとも成功率が極めて高いロケット技術も持っているので、北朝鮮などとは比較にならないレベルで核武装が瞬時にできるという風に思っているらしいです。

実際の核保有は大変ですが、ここで核兵器の議論をしても良いと思います。 どうやって作って、どうやって運用するか、ぐらいの議論をどんどんやるべきだと思います。 これが強力な抑止力になると思います。 ウクライナを見ていても核兵器を放棄した途端に侵攻されますので核兵器を持つと戦争になるというのは大嘘で、核兵器を持たなければ逆に戦争を誘発させてしまうことがウクライナ戦争で良く分かったと思います。

これは語弊があるかも知れませんが、日本は唯一の被爆国です。 私の意見では被爆国は核兵器を持つ権利を有する唯一の国だと思っています。 世の中には正当防衛とか対抗措置という考え方がありますので、やられたらそれをやり返すと言う権利があると思うので、日本は核武装を正当化できる唯一の国であると私は信じています。

やっと小型原子炉が日立は輸出を準備し、三菱も非常に小さなマイクロ原子炉を作ったみたいです。 日立のは30万KW程度で、従来の原子炉の約1/3。 管理コストは上がりますが、安全性は飛躍的に高まります。 これを工場でカプセルモジュールを作って、現地では地中に埋めて核核燃料の交換と言う危険な作業は止めて、核燃料入れぱなしにして30年か40年経って核燃料を使い終わったら、そのままモジュールごと掘り出して、それを処理工場に直送して処理してしまう。

三菱のマイクロモジュールはもっと小さくて確か3000KWクラス小型炉の1/100ぐらいだったと思いますが、一つの町ぐらいをカバーできるような、言わば大きなバッテリーと思えば良いでしょう。 これをトレーラーに積んで行って非常用に使うとか、過疎地で使うとか、もし何なら都会の真ん中の緑地の地下を掘り下げて、そこに埋めてしまってその周辺の電気を送電ロスも少ない地産地消する。 再生可能エネルギーとセットで使っても良いでしょう。

核融合もよく言われますが、まあ今の状態で実用になるのに2050年ぐらいだと思いますので、少なくとも私の生きてる間には核融合は実現しないと思います。 ただ中性子が飛び回るので、それなりに核汚染物質は出て来ますが、高濃度汚染物質は出てこないのでそのぶんだけは助かるかもしれませんが、いずれにしても汚染物質の処理は必要となりますので完全クリーンというわけではありません。

今月の読み物ですが「同志少女よ、敵を撃て」 単行本 2021/11/17 逢坂 冬馬 著
Kindle版 (電子書籍)¥1,881

第2次世界大戦の、ドイツとソ連の戦争を題材にしているのですが、ウクライナ戦争勃発の前に発刊されたので、この影響は全くないはずですが、驚くほど現代の戦争と2重写しになります。 特にスターリングラード攻防戦は、マリウポイ攻防戦を彷彿とさせます。

YouTube でチラッと出てきたので即買いましたが、その後しばらくして新聞にデカデカと広告が載りましたのでご存じだと思います。 アガサクリスティー賞、受賞。第二次世界対戦の少女の狙撃兵の話なのですが、これを読んで今のウクライナ戦争とほとんど変わらない。 現在ではミサイルとかドローンとかが登場しますが、それを除くと今の戦争と過去はほとんど変わらないです。 虐殺もあるし性的暴力も同じようで、捕虜の虐殺もあり、ロシア軍というのは未だに第二次世界対戦を戦っている感じがします。

特にウクライナの東部地区での戦争は大平原での決戦で絵に描いたような第二次世界対戦の戦闘の再来です。 塹壕もどんどん掘られていて第1次世界対戦ではないかという感じもします。 いずれにしてもヨーロッパはの歴史をよくよく見てみると、ヨーロッパ特にこの地域での戦争はずっとあってモンゴル帝国の侵攻に始まり、その後もプロイセンとかロシアとの戦争とか戦争に明け暮れていたたみたいです。 だから EU とかNATOとかを作ったということだと思いますが、 ここに来てまた振り出しに戻ってしまったという感じがします。 それに比べると日本は非常に平和だったと思います。 中国も過去色々ありましたが割と統一王朝が出来て、ヨーロッパのような血で血を洗うような争いを延々とやったわけではないみたいです。

それに比べると今のウクライナの状態は逆に言うと定常状態だったのではないかと思うくらいです。 マリウポイの町が完全に壊されてしまったのですが、似たようなことは他の都市でもあったし、日本でも東京はほとんど壊滅状態、広島は完全に壊滅状態。 しかしこれだけ時間が経つと、ちゃんと元に戻るということで、マリウポイに関してはロシアは意図的に全部のインフラ建物を破壊してしまうつもりでやってるんだと思います。それで更地にして、もう一度新しい街を作り作るつもりでしょう。

本書に戻りますが、少女の狙撃兵の話で、特にヨーロッパは狙撃兵が花形です。 しかし単に高性能なライフルで長距離を狙うとていうだけではないと分かりました。 それならオリンピック選手を連れて来れば良いわけですが、それ以外にも戦術的に考えないとといけないことが、沢山あるということがよくわかりました。 少なくとも発砲した場合に場所が特定されるので、そこに大砲を打ち込まれたら、もうそれで終わりですので狙撃兵も大変な役割です。 その中で生き残ったのが英雄として知られているわけで、しばらく前に「アメリカンスナイパー」という映画を見ましたがあれもアメリカでは英雄とされています。

【2022年本屋大賞受賞! 】
キノベス! 2022 第1位、2022年本屋大賞ノミネート、第166回直木賞候補作、第9回高校生直木賞候補作 史上初、選考委員全員が5点満点をつけた第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。


 

今月のひとこと 2022年4月号

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今月のひとこと 2022年4月3日号


ウクライナ戦争も1ヶ月が過ぎ膠着状態に陥っているみたいですが、どうもロシアの分が悪くて、理屈はいろいろであるみたいですけども、後退しているみたいです。 それにしてもウクライナの抵抗力は凄いです。 アメリカもいろんな情報を出していて分かるように、かなりインテリジェンスの情報があったようですが、それですらウクライナは5日しか持たないと思っていたらしいのです。 だからバイデンの発言は元々はっきりしないのですが、ますます不明瞭な発言になってきています。

ゼレンスキーは大変身で、コメディアン出身と言われていますが、いわゆるお笑いではなく政治風刺を主体としたピン芸人ではなかったかと思います。 非常によく練られた演説で、アメリカの演説で真珠湾攻撃と911を同列に扱うのはいかがなものかと思いましたが、日本では津波と原発事故を、はっきりと言わずに示したというのはあまり演説として迫力はなかったですが良く研究してると思いました。 北方領土はの扱いは恐らく、どう扱ったら良いのか分からなかったので、触れなかったのではないかと思います。

日本もロシアと国境を接している立派なロシア周辺国ですので、ウクライナと同じ立場と言っても良いと思います。 一説ではロシアはロシア国民を幅広く捉えてロシア語を話したり一度でもロシアに住んでいたりした人間は、ロシア国民と認定するという法案を決定するようです。 以前にはアイヌ民族をロシア人だと言ったこともあるので、北海道にはロシア国民が居るとして、これを保護するためにと言って侵攻してくる可能性もゼロではないと思います。

中国は現時点でも結構強硬ですが、これが将来ロシアみたいにならないとも限りません。 ロシアは「ロシア帝国の復活」と言い、中国は「偉大な中国の夢」なので日本に沢山住んでいる中国人の保護という名目で攻め込んできてもおかしくはないと思います。

沖縄はもともと中国に朝献していたことがあるので、これも中国のものだったとして侵攻する可能性はあり、第2の元寇になるかも知れません。 台湾は中国の国内問題だと言っていますが、常識的には別々の国家なので、ウクライナと同じような立場であってウクライナほど広くはないので中国は一気に侵攻してくる可能性があります。

中国はウクライナ戦争をある意味でハラハラしながら非常に興味深く眺めているのでしょう。 その後の経済制裁も注意深く眺めていると思います。 少なくともドル決済やSWIFTに依存しないような仕組みを作っていくのではないかと思います。 ロシアとの距離感も図りながら、ここにインドが加わって、この三国が一体になるととんでもない話になるんじゃないかと思います。

経済制裁ですが天然ガスの代金をルーブル払いにしろと言っているのはルーブル経済圏を作ってしまおうと言う考えで、これと中国人民元が一緒になって、さらにはインドのルピーも一緒になると、世界の大半がこの経済圏になって、アメリカのドル経済圏は少数派になってしまうと思います。 従ってSWIFTからの排除というのは結果は分かりませんが、吉と出るのか凶と出るのか、良く分からなくなってきました。

ルーブルそのものも一時は十数パーセントも下落しましたが、今では数パーセントのダウンで、それより日本円の下落の方が大きく、経済制裁下のルーブルにすら負けているということになります。 経済制裁がこれからドンドン効いてくるのでルーブルは下落すると思いますが、それ以上に日本への影響が大きいのであまり人のことを気にしてるレベルではないんじゃないかと思います。

最近の黒田金融緩和が続いているせいで、円安傾向は凄まじいものがあり、125円をあっさり突破して、下手すると130円になるんではないかと言われています。 ドル高も原因ですが、日本円は他の通貨に比べても単独で下がっています。 従来から円安を喜ぶ中小企業の社長の話をよく聞きましたが、なぜ国富が落ちて喜ぶというのは妙だと以前から思っておりましたので、最近は円安害悪論が出てきたのでそれはそれで良いと思います。

以前は一時80円ぐらいの円高になった時がありましたが、これは急激な円高なのが良くなのでじわじわとした円高に持っていくべきであると思います。 それにしても日本は人口はどんどん減るし、問題ないとは言え政府債務がどんどん積み上がり、一人当たりの GDP も韓国を下回るようなレベルになり、個人の給与は上がらずに物価はどんどん上がる状況で、これからどうなるのかと非常に心配になります。

ヨーロッパ特にドイツのの天然ガス問題ですが、これでヨーロッパの脱酸素が止まるのか進むのかというのは微妙な問題になってきました。 経済制裁しながらロシアの天然ガスだけ売ってくれ、それもユーロ払いで、言うのはあまりにも虫のいい話だと思いますので、ガスは止まることを前提にすると、長期的には再生可能エネルギーになっていくのでしょうが、短期的には石炭を使うしか手がなくなります。

脱酸素のおかげで、特にヨーロッパでは自動車の EV 化が非常に進行しています。 おそらく自動車に関してはドンドン EV 化が進むのではないかと思っていますが、これも日本は全く遅れていて国産でのまともな BEV というのは日産のリーフしかありません。 他のBEVも出てくる出てくると言いながら全く出てこない、納車されない。

ここへ持ってきて中国韓国ヨーロッパの BEV がどんどん入ってきて、BEV 購入のための補助金も大盤振る舞いで85万円ぐらいになりましたが、これは結局ほとんど海外メーカーの利益になっていくんではないかと思います。 国産には少なくともここ1年はほとんど回っていかない、何のための補助金なのかと思います。 これも岸田政権のちょっとピンボケなところであろうという風に思っています。

いずれにしても現在の EV 特にPHEVはともかく BEV はまだまだ未完成で、大きな電池を載せないといけないのでどうしても車が大きくなる。 幅が大きくできないのは長さが長くなっています。 重いので乗り心地は良いと言う試乗レポートは多いですが、車体自体が重くて2トンを超えるので、乗り心地が良いかもしれませんがハンドリングとか他の所にはあんまり良くないのではないかと想像しています。

まともな BEV が使えるようになるのは、まだ4-5年はかかるのではないかと思います。 急速充電を15分程度で80%程度にするためには、やはり800 V のシステムでが必要で、さらに高速走行でのいわゆる電費が悪いので、特にドイツ車などをアウトバーンで走る時には電費が悪くなるので、それを防ぐために2段ギアをつけるということになると思います。

非常に評価が高いポルシェのタイカンでもカタログ通りの走行距離を走ろうと思うと90 km/h ぐらいでしか走れないというモードがあるようです。 これでは何のためのアウトバーンかわからないので、おそらく2段ギアと800 V システムは必須になると思います。 800ボルトと言うと非常に高い電圧で技術的に難しいと思われるかもしれませんが、大型の太陽光パネルの制御は1000ボルトぐらいでやっているので、この辺りのパワー素子には問題はないと思います。

これに対応する急速充電設備が問題で、日本は1万とか2万箇所あると言ってますが、ほとんどが10年前に作られた使い物にならない普通充電で、これを一気に高速急速充電器を設置するにはあと何年もかかるのではないかと思います。 日本では自動車そのものと充電インフラそのものと、両方でまだまだ時間かかります。 そのうちに特にヨーロッパは先に行くので、また日本が自動車でも負けてしまうということになって、ますます日本が沈没していくんではないかという危惧を抱いております。

今月の読み物は、コロナが流行った時から読もうと思っていた「復活の日」角川文庫 小松 左京著。 元々SF好きで小松左京は良く読んだのですが、復活の日だけは読んでいませんでした。 ウイルスに関する情報も、本当にこれが30年前に書かれたのかと確認しました。 サスガにネットやSNSは登場せずに、アマチュア無線が登場します。

Kindle版 (電子書籍) ¥752 文庫 ¥790

人類の滅亡と復活を描いた、傑作SF小説!
(「BOOK」データベースより)
吹雪のアルプス山中で遭難機が発見された。傍には引き裂かれたジェラルミン製トランクの破片。中には、感染後70時間以内に生体の70%に急性心筋梗塞を引き起こし、残りも全身マヒで死に至らしめるMM菌があった。春になり雪が解け始めると、ヨーロッパを走行中の俳優が心臓麻痺で突然死するなど、各地で奇妙な死亡事故が報告され始める――。人類滅亡の日を目前に、残された人間が選択する道とは。著者渾身のSF長編。