今月のひとこと 2019年8月号

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2019年8月1日
韓国に対する輸出規制見直しは、とうとう山場に差し掛かったようです。このままアメリカの仲裁を受ければ韓国も勝ちとなります。 いわゆるホワイト国の指定解除までは、このまま粛々とやらないといけないでしょう。 何のために何回もゴルフをしたのか分からなくなりますね。 結果として、朝鮮出身労働者問題に何らかの方向が出れば取り敢えずは良いのかもしれません。

経済状況もだんだんと悪化してきて米中貿易摩擦とさらには日韓の摩擦により、ますます不透明になってきています。 アメリカの FRB はとうとう利下げに踏切ましたが日銀はこれ以上特にやることもなく、さらなるマイナス金利というのは金融機関にさらなるダメージを与えることになると思います。

結局、日本はやはり世界の先端を走っていたということになります。 何十年か前は日本は周回遅れと言われてたのですが、よく考えると全てのことに対して先端を走っていたということになります。 それ以前はアメリカが先頭を走っていたという印象があるのですが、最近はどうも日本が先頭を走っていてデフレであろうが利下げであろうが日本が先に行っていると言うことで、日本はこれに対する答えを先に出さないといけないということになるわけです。 さてどうなるのでしょうか、全く先の読めない時代になってきました。

最近は音声認識の発達が著しく、以前は夢物語であったようなマイクで音声で文字を入力する事は普通に可能になりました。 この文章も音声により入力していますが、以前に手書きからキーボードに変わった時は書く文章の文体も変化したものでした。 音声による入力によってまた文体も変化するような気がします。 それにしても非常によく認識しますこれは Google の「ドキュメント」というPCアプリの無料のものを使っていますが非常によく認識しますし、入力してる途中にキーボードから改行や句読点を入力できるので非常に便利です。この音声認識は使えば使うほど、どんどん調子が出てきますね。 ほとんど早口で喋っても全て認識する感じです。

何十年か前に音声認識に携わったことがあり、この時は四苦八苦しまして、何年やっても全く前進せず当時は諦めました。 思ったのはやはり意味認識をしてやらないと駄目だという確信だったんですが、現在の音声認識は意味認識をしておらず単純にサウンド波形から認識してるわけで、これは驚天動地の出来事です。こういう形で実現できるとは夢にも思いませんでした。いずれにしても便利になったもので慣れれば非常に速いスピードで文章を入力できるようになりました。

当時の音声認識ではマイクがキーだとかいうことでマイクロの選択を色々行ったりしましたが、現在ではマイクは特に重要部分ではなく普通のマイクで可能となっています。 これはある意味当然で人間が聞いても、特にマイクを変えても人間が認識する音声はには変化がないと思います。 同じく人間が聞いて例えば全く知らない言語を判断できるかと言うと非常に心もとないのですが、これが出来てしまっているというところにすごいところがあります。 例えば中国語の四声などを聞き分けることは非常に難しいのですが、この AI による音声認識は可能にしており、これは非常に驚くべきことです。

今月の読み物は「文明としての江戸システム」 日本の歴史19 (講談社学術文庫) 鬼頭 宏 著 ¥1,296

読むのは少々しんどいです。

江戸時代の再認識が盛んに行われていますが、これは江戸時代を人口の切り口で分析したものです。 明治維新政府によって江戸時代は必要以上に評価が低くなっていますが、現在のような低成長時代と江戸時代はほとんど似たところがあって非常に参考になると思います。

例えば当時の世界第1の都市であった江戸の町ではリサイクルが完全に機能していて、し尿を含むを全ての廃棄物がリサイクルされていました。 これは現在の東京では無理かもしれませんが、地方の県庁所在地ぐらい程度のサイズの都市では可能だと思いますので、現在でも完全なリサイクルシステムは実現できると思います。

また女性がの地位が低いというのが常識ですが、実際はそうではなくて、結構きままに生活していたようですし、離婚も女性主導でどんどん行われていました。 また産児制限は当時はなかったので、子供の間引きが行われていました。 これは貧しいと家庭で行われていたというのが常識みたいですが、実際は裕福な家庭でなほど間引きが盛んに行われていました。

要するに産まれた赤ん坊の時に殺してしまうわけですが、少子高齢化の現在では想像もできないことですが当時の社会システムではこういうことも必要であったのでしょう。 いずれにしてももう少し江戸時代を再評価することによって現在のこの低成長時代に対する処方箋が得られるものであるというふうに感じました。

【商品説明】
『日本の論点(2002)』にも寄稿している歴史人口学の権威、鬼頭宏が、「人口」という切り口で江戸の政治、経済、社会を論じている。ドラッカーが『ネクスト・ソサエティ』(原題『Managing in the Next Society』)で少子高齢化のインパクトを論じたように、社会の変化をとらえるには、人口論的アプローチが不可欠である。本書は、その人口が何によって変化し、またそれがどうやって社会に影響を与えるのかを示した点で興味深い。

江戸時代というと、とかく古めかしい印象がつきまといがちだが、そこには驚くべき事実と、現代へのヒントが隠されている。離婚や再婚が頻繁に行われていた、というのも興味深いが、何よりも文明が発達する過程で人口が増加し、成熟するにしたがって晩婚化・少子化が進んだという現代にも通じる変化に注目したい。

さらに、現代の金融政策にあたる貨幣改鋳とそれがもたらした幕末インフレーション、幕府財政の赤字、急激な物価の上昇によってもたらされた農民一揆や打ちこわしなど、現代に生きるわれわれにとっても決して無視できない歴史的事実が述べられている。ちなみに幕末のインフレ時には米価が約11倍になり、「都市でも農村でも、賃金の上昇はつねに物価上昇に遅れをとったから、実質賃金は1880年頃までは低下する傾向にあった」という。これが「企業家にとっては利潤拡大を意味し(中略)旧来の都市商家のような金融資産をもつ者には不利に働き、地方の実物資産をもって事業をおこなうような者には有利に働いた」。

このように、本書にはビジネス・経済をはじめ、あらゆる分野に応用できる知恵が詰まっている。単に経済動向を読むだけでなく、その結果人々の生活がどうなるか、家族や人間関係がどうなるか、そのヒントを示したという点で、本書の意義は大きい。(土井英司)

【内容紹介】
緑の列島の持続的成長モデル

豊かな自然に依存した徳川文明は、国際的には〈近代世界システム〉と〈冊封体制〉に対抗して〈日本型華夷秩序〉を形成し、国内では幕藩体制のもと、各領国が拡大する市場経済により統合されていた。
発達した貨幣制度、独自の〈物産複合〉、プロト工業化による地方の発展、人口抑制――環境調和的な近世日本のあり方に、成熟した脱近代社会へのヒントを探る。

【著者からのコメント】著者 鬼頭 宏
人口の歴史的研究にたずさわってきた筆者は、経済、人口、環境の関連に着目して日本の歴史を組み立て直してみたいと考えていた。従来の政治権力の交替を軸にした歴史に満足できなかったのである。『日本の歴史』の編集委員に加えていただいたのを幸いに、ひとつの実験をさせていただいた。近世史の論点をあつかう本書は、日常生活を成り立たせている<文明システム>の視点に立って、江戸時代史像を描こうとした試みである。古い時代のことはどうも苦手だ、という方にもぜひ手にとっていただきたい。人口が減少し、経済も縮小すると懸念される21世紀の日本である。未来をどのように切り開いたらよいかを考えるうえで、何がしかのヒントを見つけていただきたいのである。それゆえ本書は、<未来志向の歴史学>と言ってもよいだろう。<純歴史学者>でない筆者の試みは、まだ意欲ばかりが先走ったきらいがある。読者の方々の批判をいただいて、さらに密度の濃い作品に実らせたいものである。


 

今月のひとこと 2019年7月号

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2019年7月1日
大騒ぎのG20がやっと終わりました。 大阪市内と離れてるし外出もしないので、関係ないかと思っていたら、なんと宅急便に影響が出て、荷物を送れませんでした。 G20と言うか安倍政権委対する評価は経済紙が結構厳しいですね。 日経も厳しかったし、先のイラン訪問に対してもウオールストリート紙もぼろくそだったようです。 結果的にはアメリカの対中国関税第4弾も中止になるし、大騒ぎした割には、代替え案もないし、まあこんなものかと思います。 G20首脳宣言を何とかまとめることが出来たのは良かったと思います。

国会も予定通り閉会しましたが、その直前の年金2000万円不足騒ぎは、麻生さんの対応のまずさもあって大騒ぎになりましたが、年金を考えるには良い機会になったのではないでしょうか? コトの発端となった金融庁の報告書ですが、大騒ぎする人はほどんどこれを読んではいないのでは無いかと思われます。

報告書自体は金融庁のサイトからpdfでダウンロード出来て、すぐに読めます。 内容は金融庁らしい、非常にまじめな力作です。 下手な市販本より遥かに良く、これを無料で読めるのは素晴らしいことです。 淡々と執筆していて、淡々と2000万足りないと書いてしまったのを切り取られて報道されたのです。

これを書いた人は、非常に事務的と言うか、淡々と分析評価をしているので、あの騒ぎには唖然としたと思います。 さらにこの件で引責辞任を迫られた局長は気の毒としか言いようがないですね。

この騒ぎの中で、ちょうどねんきんネットのサイト開設のIDが来たので、早速アクセスしてみました。 すでに年金受給中なので、みてもあまり意味がないのですが、従来の郵送のものとどう違うのか見てみました。

一言で言うと、役所が作ったものとしては、出来がものすごくよいです。 もちろん年金機構が作ったのではなくて、どうもNTTデータが関与している様子ですが、さらに下請けにだすので、そこの力量がポイントになると思います。

良くできているシステムの第一はE-TAXの国税庁のシステムですが、これは間違えると大変なので、慎重に作ってあると思いますが、最近の更新で、だんだんスパゲッティになってきたようで、わかりにくいメニューなどが増えてきました。

ねんきんネットのシステムは、そんなに複雑でもなく作ったばかりだと思うので、なかなか快適です。 自分が払った保険掛け金の額が50年前からずっと残っていて、おまけに激変した部分はちゃんと色がついていました。

最初から、こう言うシステムを作っておけば、余計な議論と時間と費用が節約できたのにと思います。 マイナンバーもシステムは出来ているのですが、ほとんど利用されないままになっています。

日銀の金融政策が行き詰ってきていて、次の手がなくなってきています。 金利を下げたりマイナスにするのは、金融理論からすると正しいのも知れませんが、日銀がさんざん言ったインフレ期待を高めるという点では、まったく正反対だと思います。 この中で、出てきたのがMMT (Modern Monetary Theory)。 自国通貨も発行権のある国が自国内で消化できる範囲なら、いくら通貨を発行しても問題ないと言うものです。 これが使える条件を満たすのは、日本とか2-3か国しかないのですが、日本の政府債務残高を正当化することはできます。

いずれにしても、少し前の国の借金が大きくて大変。 日本は沈没すると大騒ぎしたことは何だったのか。 このMMTを推進しているのが、保守右派の西田昌司参議院議員だと聞いてびっくり。

ここに日本政治の左右のねじれと言うか、左派リベラルの存在意義がなくっていると感じました。 そもそもリベラルは、大きな政府で、増税して福祉を充実すると言う立ち位置があったはずで、反対の右派は減税して、小さな政府を目指し、低負担低福祉、残りは自助努力と言うのが本来の立ち位置です。

アメリカの2大政党がうまく機能しているのは、右派の共和党が特に富裕層の減税と福祉切り捨て、つまりオバマケアを縮小しようとしてます。 反対に左派の民主党は増税で、オバマケアを推進すると言う方向で、政策の対抗軸がはっきりするわけです。

野田元首相の消費税増税で福祉を充実と言うのは、まさにリベラルの政策そのものだったのですが、ここに3党合意で保守の自民党を引きずり込んだまでは良かったのですが、これ以来保守であるはずの自民党が消費税増税を言い、リベラルの野党は増税反対を言うという、ねじれが生じてしまって、自民党は保守本来の政策を推進すると共に、本来野党の政策である増税で福祉充実も取り込んでしまって、結局リベラル野党の出番がなくなってしまったのです。 それで単なる反アベしか言えなくなってしまって、衰退がはじまっているのです。

前述の西田議員のMMTも、本来はリベラル野党の政策であるはずで、現にアメリカの民主党大統領候補の政策案でも、MMTまでは行かないまでも、財政出動の政策はどんどん出てきています。 西田議員はTV番組では、それなりに論陣を張っていましたが、あまり迫力もなくて、居心地が悪そうでした。 そりゃリベラルの政策を言うのは落ち着かないでしょうね。

今月の読み物は先月に少し紹介したジョージ・オーウェルの『一九八四年』 新訳版 ハヤカワepi文庫 \929

先月号で紹介したときは、ずっと前には読んだことがあったのですが、細かいところは忘れていたので、改めて読んでみました。 電子書籍で読んだのですが、あとで良く調べると、すでに著作権は消滅していて、日本語で無料で読めるものが、ネットにアップされていました。 少し読みにくいですので、有料の方が良いかもしれません。

町のいたるところにテレスクリーンがあって、それによって監視されているのですが、少し前ならだれがそれを監視するか、膨大な人手が必要と思っていたのですが、最近のAIの発展で、人手に関わらず監視できるようになりました。 現在の中国の監視カメラでの監視を想起します。 顔認証だけではなくて、歩き方とからも人物特定できて、いつだれが何処にいるのか瞬時にわかるそうで、1984の世界が実現しているのです。

過去や事実の改ざんとかも、現在の中国政府のやり方をみていると同じようなことになってきています。 1984の改ざんは徹底していて、新しい事実が出てくると、それに反する過去の記述はすべて改変されてしまいます。 AIとデジタル媒体による記録であれば、完全に実行できそうです。

2+2=4と2+2=5を同時に正しいと言う二重思考やニュースピークと言う新しい言語によって、思考の幅を狭めて、支配者に都合の悪い考え方そのものを単語を制限することで、出来なくなるようにするとか、徹底していますね。 ニュースピークは、中国の漢字を簡単にした簡体字を想起させます。

韓国の表記も気になりますね。 漢字を排して全部ハングルで表記するので、元々日本で明治のころに作られた新しい概念の漢字を、そのまま韓国語読みしてハングルで表記するので、非常に分かりにくいそうです。 漢字のままだと見ただけで意味は大体わかりますが、それをハングルにすると元の意味は失われてしまって、何故こう発音するのかが分からなくなっているそうです。

最近の韓国の言動が過激化しているのは、この辺にも遠因があるのではないかと思って検証中です。

元々漢字は、言葉の違う民族をまとめるのに有効だったわけで、現に日本では、中国語を漢文と称して、返り点などを振って、要するにほぼ同時通訳をやっているわけですね。 さらに音読みと訓読みと言うまったく関係のない二か国を同時に扱っているわけです。 さらに読みだけが残った平仮名とカタカナがあり、非常に複雑な表記になっていますが、漢字かな交じり文は読むには便利で読みやすいです。


 

今月のひとこと 2019年6月号

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2019年6月1日
トランプ国賓来訪は大騒ぎでした。 全体としてはうまく順調に行ったのではないでしょうか。 この訪問や今月のG20を契機に、日本の外交地位が大いに高まっていることは間違いないでしょう。 、中国は図体は大きいが、その思考はまだ途上国だし、EUはそれ自身の存立が怪しくなってきていて、イギリスは民主主義の根幹が揺るぎ、フランスでもポピュリズムが吹き荒れ、盟主でユーロの恩恵を最大限に受けたドイツにもポピュリズムが台頭してきています。 最大の力を誇るアメリカも何をしだすかわからないトランプ大統領のポピュリズムと言って良いでしょう。

最近はトランプ氏の評価も例のハノイ会談を蹴った時から、明白に変わってきているようです。 対中国政策は、オバマ前大統領時代の反対を行く強硬路線で、これには敵である民主党も支持をしています。 日本は米国の51番目の州になるとか言われたこともありましたが、このまま中国のやりたいようにやらせると、尖閣はもちろん沖縄もさらには本土も中国のものになって、私の生きているうちにはならないとは思いますが、中華人民共和国日本自治区になるのは51番目の州よりイヤです。

中国では国民全員に個人番号ならぬ個人点数がつけられて、この点数で日常生活の出来ることが制限されていくようです。 まあクレジットカードの与信ランクみたいなものでしょうが、もっと精密で全員に適用されるのは、英国のジョージ=オーウェルの小説「一九八四年」に登場する「ビックブラザー」が現実のものになると言うことです。 現在の状況は、単なる関税を掛け合う貿易戦争では無くて、将来の世界がジョージ=オーウェルの小説「一九八四年」になるかどうかと言う分水嶺に居ると思います。

今朝の新聞でスパコンの「京」の後継マシンの名前が「富岳」となったと報道されました。 名前は公募したようで、その他の候補は「穹」(きゅう)、「叡」(えい)、「Yukawa」(ゆかわ)、「凌駕」(りょうが)、「光明」(こうみょう)、「解」(かい)などがあり、応募数の1位は「垓」(がい)、2位は「雅」(みやび)、3位は「極」(ごく)だったそうですが、公募時に提示していた「世界トップレベルの性能をアピールする」「親しみやすい名称」などの条件を加味して採用しなかったとのこと。

「ふがく」と聞いて、旧日本軍の超大型爆撃機を思い出しました。 こっちは「富嶽」ですが、アメリカ軍による初の日本本土空襲が行われた1942年(昭和17年)に、中島飛行機の創始者である中島知久平が立案した「必勝防空計画」に書かれていた、アメリカ本土空襲を可能とする大型長距離戦略爆撃機です。

アメリカ本土爆撃を視野に入れ日本を飛び立ち太平洋を横断してアメリカ本土を爆撃、そのまま大西洋を横断してドイツで補給を受け、再び逆のコースでアメリカを再攻撃しながら戻ってくるか、またはソ連を爆撃しつつ世界を一周すると言う壮大な計画であった。全長45m(ボーイングB-29の1.5倍)、全幅65m(B-29の1.5倍)、爆弾搭載量20トン(B-29の2.2倍)、航続距離は19,400km(B-29の3倍)、6発エンジンを目指したとのこと。

スパコンの富岳は、この爆撃機と同じく世界一を目指して超ド級のスペックになっていて、1000億円を超える開発費で富士通によって開発された64ビットCPU「A64FX」を搭載します。 このCPUは、英Armの命令セットアーキテクチャ「Armv8-A」をスーパーコンピュータ向けに拡張した「SVE」(Scalable Vector Extension)を実装し、「幅広いソフトウェアに対応する汎用性、超並列、超低消費電力、メインフレームクラスの高い信頼性を実現するとのことで「京」の120倍の性能が出るそうです。

クロックは良く分かりませんが、メモリは32Gバイト、バンド幅は512ビットで1Tバイト/秒、ノード当たりつまりチップのコアは何と48コア+2アシスタントコア(何か良く分かりませんが)、1ラックに384ノード収容で、何ラック並べるのかは、実際の運用との兼ね合いだと思います。 もし100ラック並べると、「京」の性能が1ラックで出ることになります。 これで、スパコン世界一を目指して欲しいと思いますが、すぐに追いつかれるでしょう。 この分野は体力勝負になってきました。

今月の読み物は、「消された「徳川近代」明治日本の欺瞞」 単行本 原田 伊織 著
Kindle版 ¥1,263 単行本 ¥1,404
江戸時代の再評価が盛んですが、本書は特に幕末の明治維新に関しての新たな視点を示します。 我々が学校で学習したなかで、太平洋戦争敗戦と明治維新は、近代の出来事として、一定の評価がなされています。 太平洋戦争敗戦時に関しては、アメリカ占領と言うハッキリした事象があり、憲法がマッカーサーにより作られたと言う話などが明白になってきていて、如何に占領軍の刷り込みがあったのかハッキリしてきています。

一方の明治維新に関しては、本来は徳川全否定、新政府万歳が、新政府の刷り込みのはずですが、これに関する評価があまりなされていなかったように思います。 江戸時代を再評価する段階で、幕末の徳川政権の活動があまりにも悪く言われすぎでは無いかと常々感じていましたので、本書はその点にズバリと切り込んだ、痛快な一書です。

幕末の徳川政権には、たくさんの有能な官吏が多くいたはずですが、それは新政府によって、本書に言う「土中深く埋め去られている」と思います。

商品の説明 内容紹介
明治政府に消された幻の「徳川近代」
『明治維新の過ち』を嚆矢とする「維新三部作」の著者待望の新章第一弾。
明治ニッポン近代化の礎を築いたのは薩摩でも長州でもなく、西郷・大久保でもない–。『明治維新の過ち』で、教科書的な明治維新観に一石を投じた著者が、明治政府によって埋没させられた歴史を丹念にひもとき、歴史の真相に迫ります。
明治に改元される5か月前、幕臣小栗上野介忠順が新政府軍に取り調べを受けることなく斬首。後に大隈重信によって「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」とまで称された逸材である。本書は、横須賀に製鉄所、築地に日本で最初の本格的なホテルを建造した小栗の歩みを照射することで、徳川幕臣らによって進められていた「近代化」の全貌をひもときます。
さらに、咸臨丸でアメリカに渡った遣米使節の一員だった秀才・小野友五郎など、ニッポン近代化の礎として活躍した幕府のテクノクラートの足跡を辿り、なぜ彼らの功績が埋没したかを検証。抹消された歴史の真実を解き明かします。

【編集担当からのおすすめ情報】
大隈重信によって「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」とまで称された逸材・小栗上野介。横須賀に製鉄所、築地に日本で最初の本格的なホテルを建造した小栗の歩みを照射する。


 

今月のひとこと 2019年5月号

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2019年5月3日
令和の時代になりました。 約30年続いた平成が始まったときは、インターネットの「
い」の字ぐらいはありましたが、ここまで大きくなるとは夢にも思いませんでした。 メールアドレスの表記もいろいろあって、たまたま見つけた@マークのあるメールアドレスが良かろうと、取得したのが始まりです。

1992年ごろにブラウザのMosicが登場して、技術者が画面を見て興奮しているのを横から見たら、画像はなかったですが、フォントのきちんとした、モノクロですが階調付きでA4の論文が表示されていました。 それまでは5×7のドットフォントしか見たことがなかったので、これには衝撃を受けましたが、それでもここまでの発展は予想だにしませんでした。

確か、UUnetのCEOか誰かが、これからはインターネットがマルチメディアのインフラになると言っている新聞記事があり、何というホラを吹くのだと感じました。 当時は最高でも54kのモデムしか使えなかった時代でした。 アメリカのアパートを借りたときに、壁にLANコネクタが出ていて、それにつなぐと1.5メガが出たのには驚愕しました。 もっともルーターが未整備で、そのアパートの他の部屋のPCも表示されていました。 今ならセキュリティ上とんでもない話です。

令和のお祭り騒ぎをしている間に、韓国は差し押さえた資産の売却の手続きを開始し、日中融和のなかで、尖閣への中国船の領海侵犯が増加しているようです。 同じく韓国の経済も急降下で、韓国発の世界不況が起きるのではないかとも言われています。

新天皇への祝辞を送った韓国に北朝鮮はイチャモンをつけています。 ベネズエラもきな臭くなってきたし、日米貿易交渉も本番を迎えます。 連休明けはすぐさま現実に向き合わないといけないと感じます。

トランプ大統領は外交では結果的に正しい方向に向かっていて、しかも強力です。 他方国内的には問題が多く、対する民主党の奮起が望まれます。 来る大統領選挙の候補者選びがスタートしましたが、注目されているのは異色の新星、ピート・ブーティジェージ(Pete Buttigieg)。 アイオワ州の党員集会で、バイデン25%、サンダース24%に続いて11%の支持率を獲得して3位につけ、選挙の玄人たちをびっくりさせた。 日本ではトランプ大統領を予言した木村太郎が紹介しました。

バイデンはあまりにも高齢で新味がない、サンダースはあまりにも左寄りで、米国民には多くは指示されないと思います。 AOC(アレクサンドリア・オカシオ=コルテス)も期待の星ですが、如何せん若過ぎ。 ピート・ブーティジェージは、まず名前が読みにくい。 アメリカのインタビュー番組でも、司会者が、この発音で良いか?と聞いていました。 37歳、LGBTで、もし大統領になれば、初の30歳台で、しかも初のファーストジェントルマンと一緒に登場することになるでしょう。

ハーバード卒でローズ奨学生としてオックスフォード留学。 29歳で米インディアナ州サウスベンド(South Bend)の市長になります。 先日北海道知事になった、夕張市長を思い出させます。 一番の強みは、トランプはやらなかった兵役についていて、アフガンで戦闘にも参加しました。

頭が良いのでしょう、際どい質問にも正面から明解に答えるのはすごいです。 LGBTが引っかかりますが、トランプは女性と違って正面切って批判できないようですが、保守層の支持は得られないでしょう。 しかし最も民主党らしい候補者であることは間違いないです。

最近の話題で最も大きなのは、ブラックホールの撮影に成功したことです。 しかし、この写真には違和感があって、もちろんカメラでパチッと撮ったものではないのですが、TV報道などでは、そのように撮影したと言う印象で報道しています。

実際は、APEX(チリ)、アルマ望遠鏡(チリ)、IRAM30m望遠鏡(スペイン)、ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡(米国ハワイ)、アルフォンソ・セラノ大型ミリ波望遠鏡(メキシコ)、サブミリ波干渉計(米国ハワイ)、サブミリ波望遠鏡(米国アリゾナ)、南極点望遠鏡(南極)の8か所で得られた生データの合計は数ペタバイトにもなり、これらはドイツのマックスプランク電波天文学研究所とアメリカのマサチューセッツ工科大学ヘイスタック観測所に設置された専用のスーパーコンピュータで処理して、映像化されました。

それで映像化するソフトによって違いが出るとよくないので、3種類のソフトを使って映像化し、発表されたのは、その中で一番出来の良い画像だったらしいです。

総勢で200名を超す関係者ですが日本の役割は非常に大きく、それぞれの観測点のデータを超精密な原子時計で同期させました。 この超精密な原子時計の分野でも日本は最先端を行っています。 問題の画像化ですが、いろいろ調べましたが、干渉計のデータから画像化するのは、それ専用のソフトで行い、生データのを慎重に補正した後は、ソフトで自動的に画像は生成されるようです。

生データも膨大で今回の撮影は波長1.3mmのミリ波を使い2017年4月に行われて、1日に350テラバイトが生成されました。 これを何日かやって、数ペタバイトのデータが相関器に入力されて、処理されました。 最近のディスクは一台で8テラバイトぐらいありますので、最終的に1000台ぐらいのディスクを集めたと言うことでしょう。 8か所なので、だいたい一か所100台のディスクとなり、そんなに大きなものでは無いと思います。

これを通信ではなくて運んだと言うのが面白くて、本欄を整理したときに見つけた以前の記事で、DVDのデータを通信で送るのか、DVDを宅配でおくるのか、どちらが時間金額の効率が良いかと言うのがあって、これと同じだと思いました。 最先端の通信インフラがあるところは別にして、現時点では輸送するのが一番速くて、コストも低いと言うことでしょう。

今月も読み物がなかったので、先月見た映画を紹介します。 一部の映画館ではまだやっているようです。
第91回アカデミー作品賞を受賞した「グリーンブック」。

普通は見に行かないのですが、新聞の評論で、やけに高い評価があったので、見に行きました。 人種差別が大きく残っているアメリカ南部に演奏旅行に行くと言うアフリカ系のピアニストとイタリア系の用心棒の話です。 最初はどうなるかと思いましたが、普通の映画なら途中から和気あいあいとなるのですが、この映画は最後まで緊張感は続きました。

最後のライブハウスでの飛び入り参加の場面は圧巻。 まあこんなにうまいピアニストが居たらビックリしますが、以前にセントルイスの飲み屋にぶらっと入ってみましたが、まあトンでもなくうまいのがゾロゾロ。 これでは多少は日本でうまいと言われても、埋没してしまうと思いました。

ピアニストが警察に捕まった時に、知事から電話があって、それっで釈放されたのですが、知事は登場しませんが、電話のやり取りで、警察署長に州兵を出すぞと脅かされたのが分かって、これはリトルロック高校事件 の逆ですが、それを思い出させる会話です。

さらには、何で知事が電話してきたと言うと、ピアニストが逮捕されたときに電話を1本かけさせてくれと言って、架けた相手がロバート・ケネディ司法長官だったと言うのがオチになっています。 民主党好きのハリウッドならではのシナリオでした。

期待していなかった分だけ感動は大きかったし、こういう味はアメリカ映画でしか出せないと思いました。 ピアノ演奏は、もっと聞きたかった。。

【映画.comより】
1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。

出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。トニー役に「イースタン・プロミス」のビゴ・モーテンセン、ドクター・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情の物語を映画化した。監督は、「メリーに首ったけ」などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。


 

今月のひとこと 2019年4月号

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2019年4月1日
とうとう新元号が、事前の予想に反して、「令和(れいわ)」となりました。 出典は事前の予想通り、中国の漢籍にではなくて、万葉集でしたが、ひらがなの印象が強い万葉集と言うのは意外でした。 日本の古典の代表的な万葉集から採ったのは、全く正しいですね。 選者の苦労が覗われます。

初春の「令」月にして、気淑く風「和」らぎ

現皇太子の諡になるので、「安」の字は絶対無いと言われていたのですが、その通りで、いずれは「令和天皇」になります。 昭和の和と重なるのは、恐らく少し議論があったと思いますが、和歌がベースになるので皇室との親和性も高いと思います。

国内が元号話題とさらに桜開花の話題でで沸騰している間に、海外はしらけているかも知れないですが、米朝関係は、振り出しに戻り、イギリスは混沌としてきたようです。 また稿を改めて書きたいと思いますが、EUは終焉を迎えたのではないでしょうか。ブレグジットはやはりEU終焉の始まりになりそうです。 20世紀最大の実験としては失敗するのではないでしょうか。

前稿で書いたように、やはりボルトンが強硬な文書を作って金正恩に渡したところ、会談は一気に破談になりました。 トランプの交渉術の一端が良く分かりました。 これでトランプは一気に得点しました。 相手を持ち上げておいて、一気に寄り切る。 寄り切れなければ、躊躇なく席を立つ。

これで一番青ざめたのは、習近平でしょう。 生半可な交渉ではダメだと思い知ったことでしょう。 トランプも金正恩ではなくて、習近平を半分眺めながら、交渉していたのでしょう。 東アジアの外交では満点ですが、ゴラン高原の件とか、メキシコ国境の話とか、他の分野では、ずっこける点も多いです。

恐らく辞めてしまったマティスとか、今回ならボルトンとかのコントロールが効いている件に関しては、正しい方向ですが、関係していない件に関しては、本人自身の考えがでてしまって、むちゃくちゃになってしまっています。

昨年末にサーバーを移転してから、本欄もリニューアルしようと思って、年明けからいろいろトライしてきましたが、なかなか思うようになりませんでした。 知人の息子さんの手を借りて、WordPressのカスタマイズをして、その後も手を加えて、やっと何とか気に入るものになりました。

1990年代の中頃に作ったホームページをずっと使ってきましたが、改めてホームページの世界を眺めてみると、まさに浦島太郎状態になっております。 当初はHTLMでコードを書いて、それを表示させ炊いたのですが、その内に表示を見ながら、リアルタイムで修正・加筆が可能になりました。

その後は、コンテンツの管理が重要になり、CMSが盛んに作られるようになりました。 この辺りまでは、何とかついて行ったのですが、途中からは本業が忙しくなってせいもありますが、この分野を離れていました。 その間に、CMSの発展形であるWordPressと言うフリーのプラットフォームが出来て、その上で莫大な量のテンプレートやプラグインが作られて流通しています。 一節ではWordPressベースのWebサイトは30%を超えると言う事です。

またWebサイトの構築ですので、そのベースを使って、これも莫大な量のマニュアルと言うか、使い方の記事が、検索すればいくらでも出てきます。 WordPressを使うのには、如何に検索で目的の記事を発見して、必要なコードを入手したり、適切なプラグインを入手したりするのが、主要な作業になるようです。

WordPressもとてつもなく複雑な仕様になっており、確か初期バージョンを少し使ったことがありますが、そこからは大進歩していると思います。 バージョンも最近に5になりました。

しかしシステムが非常に複雑なので、問題が出ると解決が難しくなります。 勢いカットアンドトライになってしまい、技術の習得と言う点では、少し心配になります。

今月の読み物の代わりに今月の映画です。 映画『運び屋』

アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。 本作の原題は “THE MULE”。動物のラバを意味するが、転じて“運び屋”という意味も持つ言葉。

イーストウッドが自らの監督作品で主演を務めるのは『グラン・トリノ』(08)以来10年ぶりだが、『グラン・トリノ』の超頑固おじいさんは迫力がありました。今回も超頑固を予想していたのですが、10年後の運び屋は、結構物わかりも良く、良い意味でも悪い意味でも、老人になったと言う感じです。

ユリの花栽培で家庭を顧みず、“デイリリー”というユリの花に生涯を捧げる。 別名を“ヘメロカリス”ともいうこの花の花言葉は、「とりとめの無い空想」「一夜の恋」「愛の忘却」と、正にアール自身の性格や彼の過去の行動を象徴しているのが面白い。 ユリの品評会でグランプリに選ばれるシーンは、オスカーの表彰式を彷彿とさせて面白い。 この映画でも監督賞と主演男優賞を受賞したかったに違いない。

ここに“デイリリー”のもう一つの花言葉、「苦しみからの解放」を踏まえて映画を観ると、ラストでアールが“デイリリー”を栽培している場所の持つ意味が、まるで違ったものとなってくる。

洋らん栽培と自動車と、頑固な年寄りと言う点で、非常に親近感があります。 写真で見るように、栽培用のハウスもなかなか良いです。 何人か雇って栽培をしているようですが、その割には農場全体が分からないし、ハウスは狭すぎる。 ハウスの中も綺麗で、使っている感じがしなかったです。

本人の演技は良いとしても、家族の描き方がステレオタイプというか、役者が下手なのか、不自然な点が多くありました。 ラストシーンも、裁判で無罪を主張する弁護士を押さえて、自ら罪を認めて、最後は刑務所でユリを栽培すると言うシーンで終わっています。


今月のひとこと 2019年3月号

2019年3月3日
とうとう1年の6分の1が過ぎ去りました。 今年の2月は特に忙しく、あっという間に逃げる2月になってしまいました。

米朝会談は誰も予想しないアッと言う結末になりました。 会談から引き上げる時の金正恩の顔は引きつっていたと言う話もあり、自分から求めて親書を送ったりして自分から要求して最後は開催地まで自分の要求で実現した会談の結果は何も無く、手ぶらで帰る羽目になったようです。 帰途の北京での会談がどうなるかですが、交渉は行けると見込んだ習近平は何と言うのでしょうか? 中国も米中貿易戦争でそれどころでは無いのかも知れません。

会談はボルトンが途中から無理に入り込み、誰も知らないと思っていた核施設の写真を見せたのが発端で、これには金正恩も国内の根回しを含めて用意が出来て居らず、交渉にはならなかったようです。

結局、延々と列車旅行をしてまで行ったのに成果ゼロの金正恩。 ヘタな妥協をしなくて良かったトランプは50点。 これと3.1に全てをかけていた韓国の文在寅も得るところが全くなく、これはマイナス評価になるのではないでしょうか。 一歩引いていた習近平も微妙ですが、金正恩が少しはおとなしくなって、中国の言う事を聞くようになれば、少しはプラスかも知れません。

トランプは米朝会談でこそ失点は無かったもの、国内では満身創痍で、会談当日にペロシにぶつけられた公聴会のコーエン証言で、ボロクソに言われて、ベトナムのマリオットホテルで、会談そっちのけで、敵ではあるCNNをずっと見ていたそうです。 あの公聴会は、TVではセンセーショナルな発言の所を放送していましたが、全体では何と7時間もやっていたそうです。 日本の議会でも、少し徹底的にやらないといけないと思います。

最近、特に官僚の管理劣化が激しいです。 元々あまりガバナンスのないところでしょうか、最近とみにガバナンス不足が目に付きます。 尤も民間でも、超大手を始めガバナンス欠如の場面が多く見受けられます。

最近では日産ゴーン事件。 特別背任に関しては、伝えられる情報だけから見ると、そこら辺の零細企業の経営者のお金の使い方そっくりで、これが売上げ何兆円もの超大企業のトップの行動とは思えない公私混同も良いところです。 零細企業なら、自分で稼いだお金と言う意識はあるでしょうが、これだけ大きな企業なら、自分だけでは稼げないです。

以前にあった某都知事の公私混同経費事件。 これも全く同じ使い方だったと思います。 経理上問題なく使っていると言うのが某都知事の弁明でしたが、まるで零細企業社長の税務調査への弁明みたいで面白かったです。 これの最大の問題は、使ったお金が自分で稼いだものではなくて、国民都民の税金だという事です。 これを全く忘れた弁明でした。

経済もダメだダメだと言われながら、そんなには落ちないです。 サスガに米朝会談が不調に終わったと伝わった時は下落したのですが、明くる日には上昇しました。 今週末も上昇し22,000円を覗う状態です。 リーマン級が来る来ると言われていると来ないものなんでしょうね。

関係がギクシャクする韓国ですが、一番不可解なのは昨年末に起こった韓国軍艦によるレーダー照射問題。 その後のゴタゴタも、これを糊塗しようとする動きの一環でしょう。 あるいは日本が本件にはかなり強硬になったので、その反動だと思います。

そもそも、あのレーダー照射は一体何だったのだ? と言う事に対して、あまり言及が無くなりました。 その中で一番おもしろく、また全ての事象を説明できるのが、北朝鮮亡命説。 恐らくその説の尾ひれだと思いますが、その説の概要は以下の通りです。

金委員長が、国家的プロジェクトとして建設している『元山葛麻海岸観光地区』を11月1日に視察中、朝鮮人民軍による暗殺未遂事件が発生した。 主犯格の軍人たちの大半は処刑されたが、その中の5名が逃れて舟で逃走。 日本に向けて亡命を計った。

そのことを知った北朝鮮当局は、自分たちでは追いきれないため、ホットラインを通じて文在寅政権に、拿捕を依頼した。そこで韓国は、海洋警察庁の警備艦はもとより、韓国海軍が誇る駆逐艦『広開土大王』まで繰り出して、日本海一帯を捜索し、発見した。 P-1撮影のビデオでは、ゴムボートで漁船を取り囲んで包囲しているように見えると言う専門家のコメントもあった。

こうした韓国側の不審な行動をキャッチした自衛隊は、P-1哨戒機を偵察に向かわせた。 韓国側は、この『隠密行動』の目的が発覚したり、北朝鮮船が日本に渡ったら、大変なので、自衛隊の哨戒機を追っ払うため、レーダー照射を行った。

逃亡を図った朝鮮人民軍の5人は、一人がすでに死亡していて、残り4人は飢餓状態にあった そこで4人の緊急手当てをした上で、翌日、板門店まで連行して、北韓(北朝鮮)側に引き渡した。金正恩政権からは、非常に感謝された」た。

最後の4名をあっという間に返したのも不自然で、しかしこう言う背景があるのなら、駆逐艦が出動したことなど不可解な事象やその後の韓国の理不尽な反撃も、全て説明できます。

しかし、これなら日本政府は何も知らなかったのか。 当然にP-1が出動した時には分かっていたはずだが、アッサリとビデオを公開した。 恐らく知っていても、単なる瀬取くらいにしか思っていなかった可能性はある。 しかし官邸の指示とは言え少し拙速に過ぎたと言わざるを得ません。

全ての全体像は、文在寅と金正恩しか知らず、駆逐艦の艦長やその他の関係者も真実を知らされず、指示に従っただけと思われます。 とこう考えていくと、本当に暗殺未遂があったのかどうかは分かりませんが、これに近い事件は起きていた可能性が高いと思います。 その後の顛末はこの通りだと思います。

韓国関連の話が長くなったし良い話題が無かったので、今月の「ITの話題」は休刊です。

今月の読み物は、「米中もし戦わば」 戦争の地政学 ピーター・ナヴァロ (著) 赤根洋子 (翻訳) Kindle版 ¥ 2,000

4月に文庫本も出るようで、現在は予約受付中です。 \1,048

少し古いものですが、当時は単なる戦争シミュレーション物と誤解していましたが、最近改めて読んでみて、トランプの対中国政策は、ナバロが主導していると言う事が良く分かりました。 ほとんどこれに書かれているように対中国政策は進んでいるように見えます。 米中貿易戦争を理解するためにも有効です。

◆トランプ政策顧問が執筆!◆

・経済成長のために必要な原油の中東からの輸送ルートは、太平洋地域の制海権をもつアメリカによって抑えられている。
・空母と同盟国の基地を主体にした米軍に対抗するため、安価な移動式のミサイルで叩くという「非対称兵器」の開発を中国は進めてきた。
・南シナ海や尖閣諸島の海底に巨大な油田が発見された。
・南シナ海や尖閣諸島を囲む第一列島線。その内側の制海権を中国は握りつつある。
・歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙したとき、戦争に至る確率は70%を超える。

経済、政治、軍の内情……。
最前線の情報をもとに、米中戦争の地政学を鮮やかに読み解く。
トランプの政策顧問による分析で、日本の未来が見えてくる!

解説:飯田将史(防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官)



今月のひとこと 2019年2月号

2019年2月1日

中国の経済が急減速してきた割には、まだ国内への影響が、あまり変化がないように見えます。 リーマンショック級の下落が起きると言われていますが、株価もかろうじてではありますが、2万円をキープしています。 3月の米中交渉の結果では、急激な下落に見舞われるのかもしれません。

韓国関係も想定以上に悪化して、筋の通らないことばかり言うのは、どんな神経をしているのか理解不能ですね。 このままで行くと北主導の半島統一が現実になってきます。 38度線が対馬海峡に降りてくると言うことで、日本始まって以来の対朝鮮半島情勢となってしまいます。 任那を失った古代の日本と似たような状況になるのでしょう。 日本と友好関係にあった百済も滅亡してしまい、多くの百済人が日本に亡命してきました。

北主導の半島統一がなされたら、大量の韓国保守層が日本に亡命してくるのではないでしょうか。 古代ではこれが日本の発展に非常に効果的だったと言うことですが、今回はどうなるか?

北方領土問題も、そう簡単には決着しないと思いますし、決着するとしても世論の大反対になるような決着ではないでしょうか。 ロシアは中国と米国を睨みながら、日本と交渉していますが、国際状況がある程度固定化して、先が見えてこないと、簡単には状況が変化するとは思えません。 先日の日ロトップ交渉でも、結局結果は何もなかったと言うことです。

アメリカの国境の壁問題では、とうとうトランプ氏が折れて、民主党ペロシ議長の勝利に終わりましたが、これも時限的なもので今月中には、また新たな展開となるでしょう。 いずれにしても、この2-3月はニュースから目が離せません。

株価は一進一退。 機関投資家の参加が減ってきているのか、個人の取引が増えているのか、中小の少し業績が良いところは、100株200株の取引で、値段が大きく動くようです。 少しでも材料があると急激に変化します。 少し上がってくると、利益確定で落ちてしまう。 みんなおっかなびっくりで参加しているように見えます。 先行きは不安定ですから、今のうちに処分しておくか、永遠に持ち続けるか、どちらかでしょう。 それなりに配当があれば、プロはこうは行かないでしょうが、貯金代わりと思って、寝かせておいても、いずれは貯金よりは、有利な結果となるでしょう。

特に短期の取引は、最近はAI自動取引が多いためか、その裏をかくのは無理だと思いますので、短期で追いかけると一時的には利益が出ても、トータルではマイナスになっていくと思います。 プラスになったのは、宝くじにでも当たったと思っておいた方が安全だと思います。

ITの話題ですが、先日大阪インテックスで開催された、IoT展に行ってみました。 ほかの5-6の展示会と共催されていたので、駆け足でざっと見て回りました。 IoT/M2Mに関しては、もう少し進歩しているかと思いきや、20年前とほとんど変わらない展示ばかりで、いまだに高価な端末を売っていました。 聞くと言い訳に、これをネタにビジネスを探すツールに使っていると言うことですが、既にマーケットは出来ているので、今更ながらと思いながら聞いていました。

新しいバズワードは「RPA」ロボティック・プロセス・オートメーション(robotic process automation)。 認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みらしいが、従来型の業務自動化との差があまりわからなかった。 半分はロボットとか、AIとかのキーワードで営業するのに使われているのではなかろうかと、感じました。

いずれにしても多少は自動化が進むとは思いますが、未だに紙ベースで処理しているケースが多いです。 手書きの請求書とか領収書を見ると愕然としてしまいますね。 エクセルによる処理は多くなってきている感じがしますが、それ以上が行かない。 逆にエクセルで何でもかんでも、文章もプレゼン資料も作って、しかも、そのエクセルファイルを、そのまま送ってくる。 せめてPDFにして、パスワードでも掛けたら良いのに、といつも思います。

最初の表計算ソフトが出現したときは衝撃だったですね。 エクセルから見るとほとんど縦横の足し算引き算しか出来ませんでしたが、プログラミング不要!と言う謳い文句で、当時の所属会社では一気に100台以上の、今から考えるととてつもなく高価なパソコンを導入しました。 それも導入してから、使い方を考えると言う荒っぽさで、しかし新しいものを入れるときは、こうしないと浸透しないと思います。

当時はその企業も元気で、日本も元気で、インフレとは言え、年率で30%も給与が上昇したと言うのは今では夢のような話です。

先日衝動買いしたパスワード解析ソフトの威力に脱帽。 ブラウザはもちろん、いくつかのアプリで、過去に入力したIDパスワードを一覧表で出すというソフトです。 ずっと前に忘れていたアカウントや、間違って入力してしまったアカウントなどが一発で出てきます。 恐らくPCにあるキャッシュのデータを解析しているのだと思いますが、それにしてもずいぶん昔の、キャッシュは消えていると思うのまで出てきて驚愕の一言です。

何らかの方法で、PCの外からログインしてPCに入って、このソフトを起動したら、ほとんどすべての、PCのユーザーが忘れているものまで、全部盗むことが可能です。 このソフトは一度使って、結果は紙に印刷して、ソフトはアンインストールして、結果も削除しておきました。 通常のIDパスワードは漏れることは当然と考えて、2段階認証やワンタイムパスワードが必須ですね。

今月の読み物は、「内戦の日本古代史 邪馬台国から武士の誕生まで」 (講談社現代新書) 倉本 一宏 (著)

中国・朝鮮情勢に気を使った古代政権の動きを見たくて、読んでみました。 最初はもっと退屈な本だと思いましたが、いろいろな内戦が一冊に入っているので、逆にそれぞれの話がテンポ良く解説されています。 ほとんど忘れていた壬申の乱も一気に書かれていて、人名や地名は現在と異なるので、そこは半分読み飛ばして、全体の動きを復習しました。

当時は、高句麗との関係が重要で、今でいうと北朝鮮と満州を合わせたぐらいで、大国です。 中国も半分は敵国扱いで、間に入った南朝鮮の東半分の新羅は中国や高句麗や日本との間を行ったり来たり。 西半分の百済は日本と同盟を結んで、最終的には滅ぼされてしまって、百済人は日本に亡命してきました。

ざっと見ると、現在の朝鮮半島と似たような政治状況で、民族がそのまま居ると、基本的には同じと言うことでしょう。 本篇の最初に触れましたが、このまま文政権が継続すると(可能性は低いとは思いますが)、半島全体が北朝鮮になり、中国の影響がそこまで及びます。 現時点でも韓国は中国の影響を大きく受けていますが、これがもっと大きくなると思います。

また、北朝鮮は、核兵器は絶対に手放さないと思います。 半島の非核化を謳って、在韓米軍を追い出そうとしていますが、それでも理屈をつけて、核は持ち続けるでしょう。 今度は対中国と日本に対して必要になりますから。 その時に日本はどうするか? 北朝鮮が核保有国になるのは時間の問題として、その後は日本も核武装するのではないかと言うのが、北朝鮮の核よりも大きな関心事です。

衰えたとは言え、世界第3の経済大国の隣に、国境を接して、核保有国が2つもあると言うのは、どう見ても不安定です。 最低限、非核3原則を見直して、持ち込みを可能にしないと、パワーバランスが取れないと思います。 アメリカがアジアから引き上げると言うことにはならないと思いますが、この場合は中国の1国2制度の日本自治区になるか、核武装して真に独立するかの究極の選択を迫られるでしょう。

古代国家リーダーの政策を眺めて、現代の状況を眺めるのも悪くはないと思いました。

内容紹介

古代国家はいかに建設され、中世社会はいかに胎動したのか?

倭王権に筑紫磐井が反乱を起こした理由は? 蘇我馬子と物部守屋の国際的な路線対立とは? 古代史上最大の戦乱「壬申の乱」勝敗の分岐点は? 桓武天皇の「征夷」を生んだ国家観「東夷の小帝国」とは? 天慶の乱はどのように中世へと時代を転換させたのか?――古代の戦いから日本のかたちが見えてくる、画期的な一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

古代国家はいかに建設され、中世社会はいかに胎動したのか?倭王権に筑紫磐井が反乱を起こした理由は?蘇我馬子と物部守屋の国際的な路線対立とは?古代史上最大の戦乱「壬申の乱」勝敗の分岐点は?桓武天皇の「征夷」を生んだ国家観「東夷の小帝国」とは?天慶の乱はどのように中世へと時代を転換させたのか?―戦乱から日本の特質に迫る一冊。古代の戦いから日本のかたちが見えてくる!


今月のひとこと 2019年正月元旦号

2019年元旦 明けまして、おめでとうございます。

 

災害の多かった昨年ですが、最後は大型台風に見舞われて、その修復もやっと最近終わったばかりです。 台風進路を見ていて、紀伊水道を上がってこないように祈っていたのですが、結局室戸、第2室戸と同じコースに入り、大阪としては最悪の被害になりました。

第2室戸の時は子供時分でしたが、ハッキリと覚えています。 家全体がギシギシと揺れて、土壁がパラパラと落ちてきて、家中で一番安全と言われていた、通し柱が何本も集中している階段のしたで不安に駆られていました。 2階の屋根の瓦は、どんどん落ちてきて、お陰で1階の瓦はほとんどがやられてしまいました。

この時はコースは少し西にずれて、神戸の方を通過し最悪の通過でした。 今回は東の方を通過したようなので、少しマシで瓦は1ー2枚外れただけで済みました。 植木が結構倒れたのが今回の特徴で、植木が弱ってきたのか、いままで余り強い風が無かったのか。 近所の川の桜並木の桜も、所々根ごと倒れ込んでいました。

今年は災害は分かりませんが、行事が目白押しです。 天皇退位、改元、大阪サミット、消費税増税などなど、1年中何かがありますし、来年は東京オリンピックで、さらに大阪万博と続きます。

前回の70年大阪万博の時は大学院生でしたが、春から夏休みにかけて、時間のある時だったので、最初は数人でアルバイトで参加しましたが、途中からは本職のようになって、当時のペプシ館の特に技術的な運営をしていました。 勤務時間は自由で、しかも当時の学卒初任給の何倍もの給与がありました。 館長に次ぐ高給だと言われていました。

ペプシ館は角張った全体がドーム状になっていて、外には水を霧にして噴霧して全体が霧に覆われると言うのがコンセプトです。 先日NHKの番組で、この霧の芸術の主催者の中谷芙美子さんが紹介されていて、その中で、このペプシ館の映像が出てきました。 中谷さんは、雪の研究で有名な中谷宇吉郎の娘さんで、最近叙勲されたので、紹介番組が多くなったような気がします。

ドームの中は宇宙服の素材シートを使ったと言う鏡のドームになっています。 ドームの内部の気圧を上げておき、全体が風船のように丸くなっています。 この球面鏡が映す反対側の風景や音が反射するのを楽しむと言う自発的な芸術作品でした。 さらにシートの奥には縦1.5mぐらいの大きなスピーカーが36ほどあって、これを順次切り替えて、例えばジェット機の頭上通過を体験するとかが出来ます。 これのサウンド切り替え回路が完成してなかったので、部品を日本橋に買いに行ったりして組み立てました。

他にはオバQみたいなのが動き回り、お互いに当たると別方向に動くと言うような、ものも屋外に展示され居ました。 現天皇陛下と美智子妃殿下も来場になり、通路のすぐ横でお迎えしたことを覚えていまが、地下道で暗かったので、よく見えなかったです。

閉会後は韓国や他の国に移設するような話も出たようですが、結局取り壊すことになり、記念にドームのシートと、高級テープデッキ、スピーカーとそれを鳴らす真空管式のアンプを頂いて帰り、当時流行った4チャンネルオーディオにして楽しんでいました。 みんな大きくて邪魔になるので、みんな人にあげてしまって、当時を偲ぶものは何も残らなくなりました。

レンタルサーバーの契約期限が来る切っ掛けで、サーバーを移転しました。 ご覧になっているこれは、新しいサーバーの上で動作しています。 少しは表示が速くなったと思います。

インターネット接続プロバイダーと言うのは1980年の後半から出てきたもので、日本の最初の接続プロバイダーはWideと言う村井先生が主催して出来たもので、そのノードを管理していました。 今でも京都のKRPにありビルの屋上に通信で使ったパラボラを取り付けた残骸が残っています。 その内に産業歴史遺産になるのではないかな。

通信は主に当時のKDDにボランティア(無料)で使わせてもらっていました。 たいした通信量では無く、レンタルサーバーと言う概念も無く、各自が自力でサーバーを立ち上げていました。 当時はセキュリティの心配も無く、適当なパソコンにUNIXやWebサーバーアプリをインストールすればOKでした。

初期のメールは当然にPCでは処理できず、UNIXワークステーションでやりとりしていましたが、問題はモバイル環境での運用でした。 特に海外出張が多かったので、モバイルメールは必須でしたが、プロバイダがないので、海外から国際電話をかけて、モデム接続で自社のサーバーに直接ログインして、それで使っていました。

当然にGUIは無いので、コマンドベースになり「mailコマンド」でメールをアクセスするのですが、国際電話を繋ぎながら、ポチポチとメールを書くのは余りにも不経済で、しかも電話の無いところではメールを書けず不便でした。 そこでテキストエディタでコマンドを含む一連のメールをまとめてオフラインで書いておき、電話で繋いで、一気に流し込むと言う方法を編み出し、メールを出していました。 今に残る最古のメールは、秘書に予定の更新を依頼するものでした。

その後アメリカでは接続プロバイダが出来てきて、Earthlinkが最初だったと思いますが、これで今に見るようなメールを送受信出来るようになりました。 しかし依然としてモデム接続なので、何か不具合が起こってサーバーとのセッションが切れてしまうと、復帰するまで20ー30分待たないといけないと言う不便さがありました。

Earthlinkと合併したようですがMindSpring、今で言うレンタルサーバーと契約して、このホームページの最初のページの原型をそこにアップして、所謂情報発信が可能になったわけです。 その後、意外にアクセスが多くなったので、現在のようなBlog形式の記事を毎月発信するようになりました。

サーバーはその後イギリスのEasySpaceと言うところに移転して、ここはドメイン名をWebサイトでその場で登録できるというのがすごかったです。 DNSの設定もその場で出来て、現在のレンタルサーバーとほぼ同じ機能がありました。 しかし如何せんイギリスで夜昼が逆転して、問い合わせがタイミングよくできないので、日本でも出来つつあったサーバーにまた移転しました。 Joes と言う阪大の先生が片手間にやっていて、奥さんが社長をしていて、当時は規模も小さく身軽だったので、重宝しました。 特にコントロールパネルが良くできていて、これでほとんどのWeb管理が出来ましたが、他の会社に吸収されてしまって、サポートも悪くなり、メールが24時間ストップした事を切っ掛けに新しいサーバーに移転しました。

移転は久しぶりなので手順がどう進むのかわかりませんでしたが、用心しながら一歩一歩やっていきました。 まず旧サーバーからデータを全部ダウンロード。 全体で20Gしかないので、現在の通信環境ならすぐに終わりました。 それを新しいサーバーにアップして、全部一気にアップするとゴミも入るので、慎重にエラーの出る不足しているものだけ少しづつアップ。

問題のドメイン移管ですが、元のサーバーの管理画面に入って、移管の指示を出すと認証コードが送られてきます。 これを新しいサーバーに入れると、約1週間の猶予期間を経て、移管されてDNS伝搬が始まります。 Webの切り替えはDNSの切り替えで終わるのですが、メールの切り替えが心配だったので、メーラーに新旧両方のログイン情報を入れて置き、どちらも受信できるようにしておくと、切り替わったことが分からないくらいにスムーズに移転できました。 ちなみにメーラーはBeckyで、メールプロファイルは、こういう時に使うと効果的と初めてわかりました。

今後は旧態然としたホームページをワードプレスをベースにした今風のものに切り替えようとしているのですが、長年のブランクがあるのか、なかなか付いていけません。 フォーラムなどで当たり前のように言われていることが良く分からなくなりました。 年末までは無理だったので、今年1年をかけて、これも移転しようと思います。

HTMLを振り回しながら、ずっと試行錯誤をしてきましたが、振り返ってみると、結局今でいうBlogの形式になっているのにびっくりしました。 同じようなことをやろうとすると、同じようになるのだと、改めて気づかされました。

今月の読み物は、すごい進化 – 「一見すると不合理」の謎を解く (中公新書) 2017/5/19 鈴木 紀之 (著) ¥ 929

絶え間のない自然選択(自然淘汰)の中で、進化で変化中は不適合を起こすはずだが、それは乗り越えられている。 進化の果てに我々人間が居るわけで、途中の後解説も出来ないと言う自然の不思議さ。 偶然に偶然が重なったとは思いますが、それにをても例外的な事象が多いのにはビックリ。 進化という摩訶不思議、超複雑に絡み合う偶然の結果必然。 正月の御屠蘇を飲みながら、思いを馳せるのも良いかもしれません。

 

【内容紹介】

スズメバチにうまく擬態しきれないアブ、他種のメスに求愛してしまうテントウムシのオス。一見不合理に見える生き物たちのふるまいは、進化の限界を意味しているのか。それとも、意外な合理性が隠されているのだろうか。1970年代に生物学に革新をもたらした「ハンディキャップ理論」「赤の女王仮説」から、教科書には載っていない最新仮説までたっぷり紹介。わたしたちの直感を裏切る進化の秘密に迫る!

【目次】序章にかえて――進化はどれほどすごいのか

第一章 進化の捉え方

1 適応と制約のせめぎ合い

2 適応をめぐる歴史と哲学

第二章 見せかけの制約

1 産みの苦しみをいかに和らげるか

2 昆虫と植物の共進化

第三章 合理的な不合理――あるテントウムシの不思議

1 蓼食う虫も適応か

2 禁断の恋―異種のメスを選ぶオス

3 不治の病―あえて抵抗しない戦略

第四章 適応の真価――非効率で不完全な進化

1 無駄こそ信頼の証―ハンディキャップ理論

2 役立たずなオス―性が存在する理由

3 ハチに似ていないアブ―不完全な擬態

終 章 不合理だから、おもしろい

 


今月のひとこと 2018年12月号

2018年12月3日

急に寒くなったと思ったら、それ程までは寒くならずに、小春日和が続きます。 暖かいのと原油の値下がりで、灯油やガソリンの高騰も止まって、しかし経済には余り良くなくて、良し悪しと言うところでしょうか。

アメリカの中間選挙が終わったと思ったら、特にアメリカの株価が落ちだして、日経も下がってきました。 米中は、何とか中国が折れてきて、最後の関税アップには至らないと思いますが、もしそうなったら景気悪化は必至です。 さらに年明けからは、日米のTAG交渉がスタートするので、これの行方が心配。

過去の日米交渉の経験があるので、と言う事でしょうが、トランプ政権は何をしてくるのか分かりませんので要注意です。 最近GMが輸入関税のお陰で材料が高騰し、工場の閉鎖を発表しましたが、これを逆手にとってトランプ氏は、国内保護で自動車関税を25%にすると脅しをかけてきています。 アメリカの車が特に日本で売れないのは、日本向けの車を作っていないからで、日本メーカーでもアメリカ向けの自動車を国内に売ると全く売れません。 逆にドイツ車は高価にも関わらずドンドン売れています。 この辺を何処まで分かっているのか心配です。

ほとんど報道されませんが、G20ではいわゆる仮想通貨とか暗号に関しても議論されたようですが、中身が良く分かりません。 いずれにしても米中対立で、他のテーマはそれどころでは無かったのかも知れません。

降って湧いたゴーン騒動。 桝添元都知事なんか細かいもので、億円単位の巨大な公私混同があったようです。 有価証券報告書不記載は、見方によっては単なる形式犯で、逮捕するほどの事案でもないということですが、海外在住のため身柄拘束しないと取り調べが出来ないと言うジレンマがあると思います。

ケリー取締役と同時に身柄拘束と言うのは、映画のシーンを見るようです。 嫌がるケリー取締役を民間機で成田に、ゴーン会長はプライベートジェットで羽田に、ほぼ同時刻に到着させ、ゴーン会長の身柄拘束が確実になった時点で、高速道路上のケリー取締役をAPに停めて、そこで待っていた検察に身柄拘束。 一つでも予定がずれるとうまく行かなかった綱渡りで、他にも想定外を考えて人員を配置していたものと思いますが、検察の面子のかかった逮捕劇でした。

このニュースを聞いて最初に思ったのは、「ブルータスお前もか」と言う文句でしたが、勿論このブルータスは西川社長のことで、腹心の部下だったようですが、こんなクーデター説がまかり通るようになってしまいました。

表面に出ているような事象ばかりではなくて、恐らく1年ぐらい前からいろいろな動期があったのだと思います。 その中で一番面白いのは、2名の社外取締役が居ますが、一人は女性のレーサー、もう一人が経産省のナンバー2だった人で、今年の6月の株主総会で承認されています。 会社によるとは思いますが、年明けぐらいから、方向性が決まって、政府とも相談して、春には内定していたはずで、これにはゴーン会長の承認がないと実現できないはずです。

フランスと日本のバランスを取ることに気を遣っていたゴーン氏が配慮したことは間違いないでしょう。 しかしこの時には、この仕掛けは既にスタートしてたと思われます。 今後どのように決着していくのか分かりませんが、だれがこのシナリオを書いたのか、興味のあるところです。 こう言う仕掛けをしても、読み通りに事態が動いていくことはあり得ないので、何処までが想定範囲内なのか、面白いところです。

検察は情報を小出しにしながら、様子を見ていると思いますが、今後は再逮捕を経て特別背任が立件できるかが焦点になってくるでしょう。 その間にフランスからの日本の検察制度に対する批判が高まってくると思います。

最近の自動車はエレクトロニクス化が激しく、しかしその割には表示パネルのカスタマイズが容易でないと感じていました。 カーナビなどの設定画面からは、多少の設定は出来ますが、もう少し他の部分となるとほとんど出来ませんでした。

最近の自動車にはOBDⅡと言うコネクタが付いていて、これで自動車の状態のモニタリングと機能設定が出来ます。 最近では強制的に付けないといけないそうです。 従来はイーサネットとの変換器を付けて、いろんなモジュールを別々に入手して、時にはコンパイリングもやって、総額で5万円ぐらいかかって大変なものでしたが、つい最近から、スマホ(iPhoneが良い、Androidは制約がある)でBluetoothを介して1万円ぐらいで設定できるようになりました。

最近は自動車は車輪付きのスマホと言われるようになりましたが、少しはスマホに近づいたような気がします。 しかし、このツールはメーカーが用意したものでは無いので、その動作は少し不安定なところもあり、現に自車でやってみましたが、意図しない設定になってしまって、戻らない事もありました。

今月の読み物は、「日銀日記――五年間のデフレとの闘い」 単行本 2018/10/27

岩田 規久男 (著) Kindle版 ¥2,322 ¥3,800

異次元の金融緩和の渦中に居た人の初の著書なので、すぐに買って読みました。 日記と言っても毎日書かれたわけでは無いようで、タイミングに合わせてその時点での状況をまとめると言うスタイルだったのでしょう。 その日記を元に編集したのか本書。

朝は公用車が迎えに来て、そのまま副総裁に入って、昼食は社員食堂か出前で食べて、夕方に帰ると言う、ガンが手見れば当たり前の生活が大半だったのでしょう。 サスガに著名な経済学者が訪問してきて、会食することもあったようです。

国会での答弁の場面など、随所に臨場感が溢れますが、傍で思っているような劇的な場面は少なくて、淡々と業務をこなしていると感じです。 就任当時の緩和の時の状況は良く分かるのですが、マイナス金利を決めた時の状況は知りたいと思ったのですが、この辺はぼかされている。 現在進行形の政策なので、コメントはしにくいと思いますが、もう少し知りたいと思いました。 本人は「賛成した」とアッサリ書いています。

2%未達で辞任と言ったことに対しては、いろいろ批判されているのか、弁明が目立ちます。 辞任はともかく、あれだけ言い切ったのだから、何らかのけじめは必要だと感じました。

【内容紹介】

日本経済をここまでダメにしたのは誰か? デフレから脱却し、経済成長を達成するべく、日銀副総裁を務めた経済学者による5年間の記録。歴史的転換点に立ち会え。

内容(「BOOK」データベースより)

消費税増税、経済音痴の政治家、誤解だらけのマスコミ…リフレの敵とはなんだったのか?元日銀副総裁が語る本音。実録!日本経済の転換点。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩田/規久男

1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院単位取得満期退学。学習院大学経済学部教授などを経て、2013年4月から五年間、日銀副総裁を務める。学習院大学名誉教授。専門は、金融論・都市経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


今月のひとこと 2018年11月号

2018年11月2日

最近は急に寒くなってきて、今朝はとうとう10℃を切りました。 15℃を切ると入れている温室の暖房は元より、自室の暖房も必要になってきましたが、灯油が高いです。 以前に一度リッターで100円にもなったことがありましたが、今回は底まで行きませんでしたが、90円台後半は間違いありません。

とうとう貿易戦争の実害が出てきたのか株価の急落です。 しかし、その後は少し持ち直して、リーマンショックの時のようにはならないようです。 尤も、リーマンショックの時も上下を繰り返しているうちにストーンとさがったので、今回も要注意です。 いずれにしてもアメリカの中間選挙待ちでしょう。

マイク・ペンス米副大統領が10月4日、ワシントンの保守系シンクタンク、ハドソン研究所で「トランプ政権の対中政策」と題して行った40分の演説が中国を驚愕させていルとのこと。 いままでトランプ氏の影に隠れて余りぱっとしなかった副大統領ですが、保守共和党の面目躍如と言ったところでしょうか。 、米ソ冷戦の始まりを告げたウィンストン・チャーチル英首相の「鉄のカーテン」演説に匹敵するとも言われています。

トランプ政権の初期の頃に日米経済対話と称して麻生さんのカウンターパートとして大統領に指名されましたが案の定、麻生さんとは馬が合わずに、また経済は良く分かっていないので、これは立ち消えになってしまいました。

トランプ政権はトランプ氏のメチャクチャな政策と、共和党の正統保守のこの様な政策が混在しているので、非常に分かりにくいですが、このペンス演説には、皆同意ではないでしょうか。 以前の民主党の対中国政策があまりにも無策だったので、特にそれが目立ちます。 トランプ氏のメチャクチャな政策の間に、この様なまともな政策が時々出てくるので、トランプ政権の評価は、そこそこになっているのだと思います。

最近、衝動買いしたネットカメラの話題です。 3500円の値が付いていたので、思わずかってしまいましたが、これが結構な出来でした。 首振りはもちろん赤外照明もついています。 LAN接続でスマホで画像が見れるのは、それなりとして、ビックリしたのは、外に持ち出してモバイル環境でも見れたこと。 最初は間違って操作したのですが、見れることにビックリ。 LANとLAN外がシームレスでした。

以前からビデオレコーダー(ディーガ)ではありましたが、この様な安いカメラで実現しているのには驚いたのと、セキュリティの問題があるのではと言う疑問です。

LAN接続されたカメラの映像を参照するには、従来の方法では、WAN接続されたルーターにポートマッピングをセットして、外部からのアクセスはポート番号に変換して参照すると言うものでした。 これに加え、サイトをアクセスするための固定IPアドレスもしくはダイナミックDNS(DDNS)の設定が必要でした。 今回のカメラは、このどちらも不要というか、おそらく自営のサーバーで処理しているのだと思います。 しかしこちらのサイト情報が勝手に持ち出されて管理されているわけですから、中国企業と言う事も加味して、少し気持ちが悪いです。

ディーガでもこのカメラでも最初にLAN環境で、ペアリングをしないといけなくて、しかもディーガの場合は、ペアリングの有効期限も設定されていました。 しかし、本格的なハッキングを一般家庭のネットワークに行うのか、と言う議論もありますが、興味本位や偶然でハッキングに成功するかも知れないので、この辺の仕組みは知りたいところですが、現在の所公表された資料は無いようです。 少なくとも外部から見えるという事はハッキングできると言う事です。

カメラに話を戻すと、さらなるメリットは、ftpが可能、メール通報も可能、SDメモリにも録画可能です。 また録画タイミングを決める動体検知もレベルは3レベルしかないですが、非常に感度は良いです。 録画も静止画とビデオが可能です。 ビデオは15秒間で1メガ程度と少ないです。 サウンドも同時に録音されます。

反面デメリットは無線LANも付いているのですが、安定して動かない。 まだ最終チェックはしていませんが、どうもうまく繋がらないです。 首振りはほぼ全周が可能ですが、動作が少し遅いし、標的を指示するGUIもお粗末で使いにくい。

PCでも使えますが、これは従来型のポートアクセスになります。 表示はFlash形式なので、一般的ではないです。 スマホでは汎用の参照アプリも使えないです。 いずれにしても3,500円は安い。 サスガに最近では4,000ー5,000円ぐらいの値段が付いているようですが、トータル的にはコスパは良いと思います。

今月の読み物は、「結局、勝ち続けるアメリカ経済 一人負けする中国経済」 (講談社+α新書) 新書 2017/8/18 武者 陵司 (著) Kindle版 ¥756 新書 ¥907

1年前に書かれたのですが、1年を感じさせない内容です。 日経4万円は、お話としても、1年経って、この本のタイトル通りになって来ました。 斜め読み出来るほど読みやすいですが、所々にデータがあって、ここは良く見ないといけないです。

内容紹介

トランプ大統領の政策が後押しし、サイバー空間という名の「第7大陸」を支配して好調なアメリカ経済は、さらに隆盛する。また、優秀なインド人がアメリカで起業するように、新技術や新ビジネス・モデルも、結局、アメリカでしか生まれない。

一方、ボストン・コンサルティング・グループによると、米中の生産コストは1%以内に……「メイク・イン・アメリカ」政策で主要な製造工場を失う中国は最後の一撃を見舞われ、バブル崩壊の坂道を転げ落ちる!

2020年の世界経済が見える!!

内容(「BOOK」データベースより)

中国をいかに封じ込めるか―それはトランプ政権の最優先課題となっています。世界の技術、市場、資本のただ乗り「フリー・ライド」によって目を見張る成長を遂げた中国は、アメリカによってこのフリー・ライドを禁止され、成長が期待できなくなるでしょう。こうして、フリー・ライドを前提とした中国経済とそのビジネスモデルは一気に機能を停止し、経済成長が止まる「中進国の罠」に陥ることは確実です。現代版シルクロードである一帯一路構想、海のシルクロードである真珠の首飾り戦略、AIIB(アジアインフラ投資銀行)などは、歴史上の大言壮語として記録されることになるでしょう。こうした環境のもと、日本には、歴史的な追い風が吹いてきます。


今月のひとこと 2018年10月号

2018年10月3日

二連発の台風で散々でした。 更に今週は三連発になりそうな感じで、今年は台風の当たり年ですね。 特に21号は第二室戸以来の強さで、久々に怖いと思いました。 第二室戸は紀伊水道をまっすぐ上がってきて勢力は衰えずに、そのまま神戸に抜けました。 家はミシミシ、壁土はバラバラで外では2階の瓦がどんどん落ちてきて、1階の屋根が滅茶滅茶になってしまいました。

今回の台風はそこまで酷くは無かったのですが、瓦は少し落ちました。 樹木の被害が大きく、傾いた木が何本が出ました。 近くの名所の桜の古木も倒れてしまって、その付近だけは歯抜けになってしまいました。

25号は右側を通ったせいか、最接近でも風はほとんどなかったです。 むしろ通り過ぎてからの風が強かったです。 台風の速度が50kmにあがると、30mの風と言うのは分速ですから、時速になおすと108km/時となり、単純な計算をすると、これが左側だと258km/時(72m)、右側だと58km/時(16m)とエラく差が出るようです。

台風と同時に株価も来ました。 トランプの貿易戦争もあるのに、何で上がるのか分からない内にドンドン上がって、24000円の壁を越えてしまいました。 株高の原因として、新興国から引き上げた資産の振り向け先になった、円安になっている、日本株が割安と言うような解説がありますが、みんな後解説になってますね。

カナダとのNAFTA交渉で分かったように、古色蒼然とした自動車の数量規制が導入されようとしています。 いつか来た道で、ここは、今や政権のバックボーンになっている経産省の役人の人に頑張ってもらいたいと思います。 マスコミではいろいろケチを付けますが、日本の交渉力はそれなりにしぶといと思います。 TPPはもの凄く頑張ったと思いますが、頑張れば出来るはずで、直球勝負と言うよりは変化球勝負が得意なようですから、アメリカの直球に日本の変化球を期待しています。

江戸幕府も後の明治政府からボロクソに言われて、それが定着している用ですが、幕末の林大学の日米交渉も、時間を引き延ばしながら、日本の意思不統一にも関わらず、時には鋭く反論し結果を出したと思います。 関税自主権の無い不平等条約は納得できませんが、条文でほとんどの関税は20%になっており、実質的にはあまり不平等では無かったようです。 当時からしたたかに交渉していたことが良く分かります。 隣の中国のアヘン戦争を横目で見ながら、今と同じですね。 現代の林大学、交渉官頑張れ。

今週からはまたもやノーベル賞週間になってしまいした。 今週はみなガンの免疫療法について詳しくなりそうです。 そもそも免疫と言うのはもの凄く強力で、免疫不全になると死亡に至る場合が多いです。 これがどうしてガンに効かないのか、私もずっと疑問でした。 ネットを検索すると、免疫療法の広告が山と出来てきます。 これらは皆本物では無くて、免疫細胞を体から採りだして培養して戻すと言うのが一般的ですが、これでガンは治りません。 しかし末期ガンでワラをもすがるような人に対して、保険外なので法外な治療費を請求するほとんど詐欺的な病院が多々あると言うより、全部そうだと思います。 今後は、このノーベル賞受賞にかこつけた免疫療法詐欺が横行しないように祈るのみです。

免疫が身近で分かりやすいので、この様なイカサマが蔓延るのでしょうが、こんな風潮の中で阪大は細々と免疫療法を追求してきたと思います。 しかし今回の件で京大にノーベル賞をさらわれてしまい、本家本元は残念な気持ちでいると思います。 しかし考えてみると、オプシーボで認知度が上がった免疫療法が、これで第4のガン治療法として確定したように思います。

オプシーボは投与した患者の20ー30%にしか効果はないそうで、これも遺伝子検査が確立したら的確に投与できるようになると思います。 薬価もベラボーに高いようですが、これは最初の適用が皮膚ガンだったので、これの適用患者数が500人だったためだそうです。 しかし考えてみると500人にしか適用できない薬をいくら薬価が高いと言っても、良く開発する気になったものだと思います。 開発元の小野薬品も最初は断って、アメリカのベンチャーが手を出そうとすると、一転引き受けたそうです。

そう言う意味では非常にラッキーな一件だと思います。 いくら熱心に開発を持ちかけたのかは分かりませんが、オプシーボが無ければノーベル賞は無かったのではないでしょうか。 最近のノーベル賞は、何かのビジネス的な成功、もしくは具体的な応用が無ければ評価しないような気がします。 評価能力が衰えているのか、一般の納得性が無ければダメなのか。 分野は異なりますが、理論物理の分野では、何の役に立つのか? と言うのでも受賞しています。 以前の益川小林理論もその通りで、これだけでは何の役にも立ちません。 カミオカンデのニュートリノも同様です。

自然科学についていつも思うのは、これらは発明では無くて、発見だろう、自然の法則の中から何かを見つけ出すだけでは無いのか? 単なる偶然とは言わないが、見つかるかどうかは、かなり当たり外れがあるのではないかと思います。

自然科学の分野からは単なる応用科学に過ぎないと言われている数学は、確かに発見はあるのでしょうが、その土台は人間が作り出したもので、宇宙の自然定数、例えば電子の荷電量が少しでも違ったら、人間は勿論生物全般、宇宙全体も無くなるのか変化するのか、いずれにしても大きな変動に見舞われますが、数学はそうなったとしても、もし人間が生き延びれていれば、その変化しないことが分かるでしょう。

これの延長線上にコンピュータソフトウエアがあります。 ハードウエアは自然科学で、江崎さんなどがこれに絡むノーベル賞受賞者ですが、この上で動作するソフトウエアは全くの数学であるためか、この分野にはノーベル賞は来ません。 いま流行のAIやブロックチェーンなどは、その影響が世界に与えるインパクトで言うと完全にノーベル賞級だと思うのですが、この分野をもっと評価すべきと思います。

今月の読み物は 「東芝の悲劇」(幻冬舎) 大鹿靖明著 ¥749税込 電子書籍

東芝と言うのは東京の会社なので、若い頃は余りよく知りませんでした。 12ビットのマイコンを作ったり、すこし変わった会社と言うイメージがありました。 実家で買った東芝のビデオレコーダーはずっと使えないままでした。 その後、ディスクレコーダーを入手しましたが、これが機能の塊で、不具合も多くて、しかし熱心なファンも居るとのことで、妙に納得したことがあります。

その後、我が家のTVを東芝にしましたが、仕様が簡単になったためか、非常に使いやすいものでした。 リモコンのボタンも地デジBSそれぞれに付いていて、ボタンの少ないのがとっつきやすいと言う風潮に反して使いやすく、親近感がありました。

その東芝が、企業解体の様相を呈してきたので、少し内情を知りたいと思って読みました。 筆者の取材がすごいです。 ずっと追いかけている。 結論的には全ての問題の源流に西室さんが居るような感じがしました。 それにしてもアチコチの社長や会長を引き受けて、どんな人だろうと言う興味もありました。

【内容紹介】

粉飾決算、原子力事業の失敗、遂には看板の半導体事業も放出――超名門企業・東芝はなぜ崩壊したのか?20年に及ぶ取材から浮彫りになったのは、権力に固執し責任をとらず決断もできない、歴代トップの無様な姿だ。東芝で起きたことは、今も日本の政・官、そしてあなたの会社でも起きている。全組織人必読、衝撃のヒューマンドキュメント。


今月のひとこと 2018年9月号

2018年9月2日

9月に入って台風の影響か、やっと少し涼しくなりましたが、これでも例年並みになって涼しいと感じるほどです。 野菜は高騰しましたが、電力不足は無かったようです。 何しろ暑いので、暑い方が農業には適していると、以前に誰かが言いましたが、品種の問題もあるのでしょうが生育は悪いです。 トマトなどは実が付かなくなり、変形したトマトでも直売所では売れて行くと言う状況です。 暑さに強いと言われているオクラですら、今年の収量はかなり少なかったようです。

電力はサスガに太陽光発電が功を奏しているようで、夏場の晴天が続くと、特に暑い日でエアコンが必須のタイミングでは、発電量が増えるので整合的なのだと思います。 しかし発電セルは高温には弱いので、高温になると発電効率が落ちるようですが、それでも発電量は増えているようです。 更にはエアコンの動作効率の向上も奏功していると思います。

株価はトルコのリラショックで急落しましたが、最近は少し持ち直したようです。 アメリカはトランプ減税が効いているのか、依然として絶好調で、これに大いに助けられていると思います。 長期間の金融緩和にも関わらず、日本は依然として物価は上がらず、潜在成長率も一向に伸びません。 このまま消費税をアップして、オリンピックが終われば、どうなるのか心配になってきます。 オリンピックまでには何とかなっているだろうと、みんな思っていたので、これが裏切られるとトンデモ無いことになりそうです。

こんな中で高校野球の決勝戦中継には思わず見入ってしまいました。 実際は作業をしながらTVの音声だけを聞いていたのですが、予想通り連投に次ぐ連投の投手が崩れてしまって、注目の金足農業が敗れてしまいました。 地元とは言え大阪桐蔭が買ったのはご同慶の至りですが、ある意味で勝って当たり前と言う事で、注目度は少し低かった、と言うより金足農業の注目度の方が高かったのでしょう。 有名になった反り返って歌う校歌ですが、何を歌っているのか、聞いていても良く分からなかったので、調べてみたら、これがスゴイ校歌だと言う事が分かりました。 1番だけで1分半もあり、2番以降の歌詞は不明でした。

<金足農業高校 校歌>

可美(うま)しき郷 我が金足

霜しろく 土こそ凍れ

見よ草の芽に 日のめぐみ

農はこれ たぐひなき愛

日輪の たぐひなき愛

おおげにや この愛

いざやいざ 共に承けて

やがて来む 文化の黎明

この道に われら拓かむ

われら われら われら拓かむ

良くある校歌とは全く違います。 作詞は国文学者・近藤忠義氏。 作詞当時は東京音楽学校(現・東京芸大)の講師でしたが、思想問題で解任。その後、法政大の教授を務めましたが、治安維持法で検挙され、敗戦の時を獄中でむかえました。 戦後まもなく日本共産党に入党。国文学界の重鎮として、戦前は日本文学研究に新しい学風を開き、戦後は日本文学協会の創設に参加するなど民主的で科学的な文学研究の確立に尽くしたと評されたそうです。 日体大の校歌も作詞したそうです。 旧制の中学・高校の校歌を多数作詞しています。 東北の学校が多いですが、関西で珍しいところでは、尼崎市歌も同氏の作詞になります。

作曲はもっとすごい。 「 故郷」「春が来た」「春の小川」「朧月夜」「紅葉(もみじ)」「日の丸の旗」などで知られる岡野貞一氏。もっとも岡野氏は校歌は沢山作曲していて、関西なら大阪府立北野高等学校校歌(作詞:土井晩翠)も同氏の作曲になるそうです。 ちなみに土井晩翠は「荒城の月」の作詞者としても知られています。

最近のITの話題ではIoT用の通信プランがやっと出てきました。 以前にどこだか忘れましたが、100円/月のものが出たようですが、詳細は不明です。 今回のものはIIJからのもので、月100MBの通信量で年2400円のIoT用個人向けプラン、8月30日より提供開始。 これとAmazonのAWSを組み合わせると、リーゾナブルなコストのシステムを構築出来ます。 ほかにも上り高速プランでは。月に3GBの通信容量で680円、6GBで1200円、12GBで2180円となって、格安SIMよりも一層安く利用できるようです。

今月の読み物「大坂堂島米市場 江戸幕府vs市場経済」 講談社現代新書 2018/7/19 高槻 泰郎 著

Kindle版 ¥918 新書¥972

最初に買った時は、どうせあまり面白くないだろうと思っていましたが、読み始めると、これが面白い。 一気に読んでしまいました。 当時の大坂商人のバイタリティと発想の豊かさをひしひしと感じます。

新田開発などで米の生産性が上がり、江戸時代初期から米価は下がり続け、米本位制を採っていた徳川幕府の経済的なアキレス腱だったわけです。 この米価を維持しようと努力するのは、日銀の物価上昇政策とも類似し、白川元総裁が絶賛するのも無理はないかと思いました。

堂島の米相場の話は、少し知っているはずで、てっきり米価格をヘッジする商品先物だと思っていましたが、実際は米価指数先物取引で、最後まで現物とは関係ないのです。 米の取引は米切手と言う証券として取引していたのですが、この取引とも指数としてはリンクしていますが、単なる指数リンクで、実際の米価と大幅に乖離することもあったようです。

当然に幕府は、単なるマネーゲームだと理解して、押さえにかかりますが、米価をあげたい幕府の思惑と絡んでスタートしたのでしょう。 この辺は現在の日銀の物価政策と似たような点があると思います。

この100年近く後に始まったシカゴ穀物取引所の商品先物とは違って、今の言葉で言えば、本当の意味での先物取引、デリバティブ取引だったのです。 どう言う動機で、このような先物取引を始めたのかは良く分かりませんが、いずれにしても、現在でも通用する先物市場です。

もっと驚くのは、市場は今とほとんど変わらない前場と後場があって、更には夜間市場もあったようです。 この取引は、今ではコンピュータでやりますが、当時の一日の取引は数百と言われていますが、この処理をソロバンと筆書きでやってしまうのです。 詳細は長くなりますが、今で言うストップ高やストップ安に相当するルールもあって、何の手本となるシステムも無い時代に、独自でシステムを作り上げ、それを破綻無く運用していたとは、驚愕のひとことです。

内容紹介

海外の研究者が「世界初の先物取引市場」と評価する江戸時代、大坂堂島の米市場。米を証券化した「米切手」が、現在の証券市場と同じように、「米切手」の先物取引という、まったくヴァーチャルな売り買いとして、まさに生き馬の目を抜くかのごとき大坂商人たちの手で行われていた。このしばしば暴走を繰り返すマーケットに江戸幕府はいかに対処したのか? 大坂堂島を舞台にした江戸時代の「資本主義」の実体を始めて本格的に活写。