今月のひとこと 2024年2月号

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今月のひとこと 2024年2月1日


最近の株価の上昇も、最近は一段落して少し落ち着いてきましたが、バブル以来の上昇ということで話題を集めています。 これを正当化する理屈や理論はいくつもあるのですが、何故上がってるのか、誰にもあまり良く分からずに、ただ上がるから買うという状況になっているようです。 海外勢が買っているようで、一説には中国がETFを経由して買ってる、という話もあります。 日本の個人はひたすら売ってるようですが、現物の利益確定ならいざ知らず、空売りなら大変です。 どっかの空売り専門のファンドが潰れたと言う話もあります。

最近はこれだけ上がってくるとサスガに個人も押し目で買ってるようです。 全体に 日本は世界から見ると不動産にしても株にしても安く見えるので、世界中にお金が有り余っていて日本を買いに来ているのであろうとは思います。 しかしこの全世界的なバブルがいつ弾けるのかよく分かりません。全世界では、ものすごい金余りになってるはずなのですが、これは単なる信用とかじゃなくて現物で動いているわけですので、いわゆるバブルかどうかと言う問題もあると思います。 いろいろな不確定要素が多いので、しばらく様子は見ないといけないと思います。

トヨタの迷走が治まらないですね。 BEVで出遅れたかと思えば、最近では HV や PHVが売れに売れて最大の売上台数になってるようです。 またもや 今度は本家本元の豊田自動織機の不正が明らかになって、とうとう会長の豊田章男さんまで出て来たという次第で、トヨタらしさを取り戻すということらしいですが、私の印象としては、本来はトヨタというのはこういう会社であって、かなり圧力をかけてくる会社と思っていました。

今までは口も出すが手も出すということで、現場へ出て直接指導もしてたのですが、どうもそれがなくて口だけになってしまったような印象があります。 相手が中小の部品屋さんではなくなって、大会社を相手にして、人手を含めて手出しが出来なくなったのではないかと思います。 それで追い詰められた現場が不正に走るというパターンだと思います。

人間というのは非常に弱いもので、圧力をかけられたり煽られたりすると、どうしてもそれに従うように不正でも何でもやってしまうのだど思います。 少し前の某T社の経営が絡んだ不正で、とうとう T社は分解されてしまいましたが、これも要するに、売上のプレッシャーをかけて現場が不正に走ったということだと思います。

ウクライナ戦争を見ていても、突撃したら死ぬとわかっていても突撃しろと言われれば突撃してしまうのです。 ビジネスをやって行く上では、何かしらの圧力なり プレッシャーが必要だと思いますが、 あまりかけすぎると変な方向に行ってしまうので、現場を見ながら手加減すべきだと 常日頃思っております。プレッシャーを掛けたりテンションを揚げるのは容易ですが、掛けすぎは非常に危険だと思います。

豊田自動織機の不正を少し調べてみると、燃料噴射の量をテストの時だけソフトで変更したという、ヨーロッパの会社の排ガス規制の話と似たような話なのですが、同時に他でも排ガス規制そのものにも引っかかってるようで全くダメじゃんと思います。 それで何故燃料噴射量を変えたかというと、車のカタログに載ってる トルクカーブというのがあって、これが歪になってしまうらしいです。 カタログ上にそれが載るので、やっぱり恰好をつけないといかん、ということで 燃料噴射量を変えたらしいです。

燃費とか排ガスとかいろいろやってると、普通は山形になってるトルカーブに谷が出来てしまうらしいです。 確かにカタログのグラフに谷があると妙な感じがしますが、それはそれで省エネとか排ガスの観点で言うと、しょうがないと思うんですが、それをトヨタ本社に言い切れなかったということなんでしょう。

確かにニュースで報道される見栄えよくするという事ですが、単なる見栄えじゃなくて、これはユーザー側にも、まあ一種の責任があるのではないかと思えます。 だから単に開発期間の短縮という点とは少し違うような気がしますが、何となく現場の議論が聞こえてきそうな感じです。 自分ならどうしたか? と言われると困りますね。 いずれしてもトヨタらしさが極地に来てしまったという印象です。 確かにトヨタらしさだとは思いますがちょっと変な方向に行ってしまったという感じです。

政治資金問題で政府が揺れておりますが、とうとう派閥解消という話になってしまいました。 これは岸田政権の清和会安倍派対策の一環だと思いますが、ちょっと話がそれ以上に広がりすぎてしまったという感じがします。 政治資金は税金からを投入してるわけなので、それは明解にしてほしい。それが明解に出来ないお金が必要だというのは、どう考えても、それはおかしいし、そう言う言い訳を許してはいけないと思います。

国民は昨年の秋から インボイスを導入されて、それこそ出入りが完全にガラス張りにしようということです。 さらにはあまり報道されていませんが、1月からは電子帳簿保存法が実施されて、これはインボイスよりもっと大変だと思いますが、しばらくしてるとやはり例外がやたらと出てきて、特に零細企業に限っては 従来とほとんど変わらないような処理で良くなるのかとは思いますが、税務署の裁量の範囲が大きくなるという、嫌な方向になっている。

それに比べて 政治家はあまりも杜撰が許されている。政治資金収支報告書も後で直せば済むみたいなことがあるのですが、国民の税務申告が、もし間違えてたら当然追加の税金は払わないといけないし、延滞税もあり、下手すると重加算税も必要になります。それに比べてあまりにも甘いんではないかと思います。 特に確定申告の時期なので、余計に敏感になっていると思います。

政治資金は非課税だとするのには異論もありますが、それは認めるとしても、政治資金収支報告書に載ってないということは、政治資金ではないので 、個人の所得にすべきで、所得税を課すというのが 税務署の考え方です。 暴力団にでも所得税ををかける税務署ですから、なぜ政治家に所得税はかけられないのか、不思議でなりません。

ここは厳密に所得税をきちんと課す、どうしても表に出せないものであれば、税金を払った後の自分のお金を使えば良いので、民間の企業の使途不明金も同じ扱いです。 また報酬と決められた金額以上のお金もしくは相当の物品を役員が会社からもらったら、所得とみなされて 所得税が課せられます。

政治資金収支報告書はちゃんとデジタルで報告して、紙では出さないようにする。 今でも PDF にはなっていてHPには出ているようですが、それではチェックは出来ないので、必ずデジタルで出すようにする。 国民はみんなデジタルで出せと言われているのですから、政治家は手間がかかるという言い訳は成り立たないと思います

政治に関して言えばアメリカではどうも トランプが次期大統領になりそうな気配です。 トランプにはいろんな問題がありますが、 やはり不確定要素が大きいというのが最大の問題だと思います。 どうなるのか分からないので、対抗する国は大変でしょうが同盟を結んでる国もアメリカ自身にも、これは迷惑な話だと思います。

政策はもっともなものが多いし、外交に関してもそんなに問題ではないと思うのですが、やることが非常に唐突でどっちへ行くのか、全然予想はつかないというリスクがあって、心理的な要因が大きいと思います。 民主党は現大統領を推すしかないので、トランプ対バイデンの 争いになると思いますが、今の状況では何もしなくても普通の大統領でも2期目は非常に厳しいのですが、バイデンの場合はいろんな問題があってさらに厳しさを増して、また4年で変わってしまうということになるのだと思います。

選挙で言えば台湾総統選挙がありましたが、中国の選挙介入があまり報道されませんでした。 当然のことながら 中国はいろんな手段で介入したはずですが、台湾の国民の方が一枚上手で多少の フェイクなどは、ちゃんとより分けて判断したようです。 中国はあれだけのIT人材もおり、関連の企業も多いので SNS や AIなどで介入を し続けたみたいですが、なぜか中国本土でしか使わない簡体字という 簡略化した字体を所々に使っていて、それでみんな バレてしまったようです。

今月の読み物は「内戦の日本古代史」 邪馬台国から武士の誕生まで (講談社現代新書)
これを読むと日本の古代の人々は 電話 もネットも何もない時代に 、少なくとも東アジアの国際状況をよく把握して、良い悪いは別にして朝鮮にまで出兵するというような実力があったのだと感心します。 それ以来 日本ではほとんど 戦争がありません。 大きな内戦も無かった。 ウクライナ 戦争を見ていても、あのような激烈な戦争はほとんど無かったと思います。 一番悲惨なのは 第二次世界大戦の後半ですが、あれだけが例外的に悲惨なことになったと思います。

当然、 日清・ 日露戦争では悲惨なことが多かったわけですが、 世界の他を見てみると あれぐらいのことは、常に起きていて、もっと悲惨なことが沢山起きていたようです。 そういう意味で言うと 日本は平和な国で、島国で守られていたのかもしれませんが非常に平和な国だったということ、これからも平和であるんだろうとは思いますが、 やはり 対外的にはしっかりしていかないと、ウクライナまで侵攻した元に侵攻されたように 侵略されてしまうと思います。

【書評より】
古代国家はいかに建設され、中世社会はいかに胎動したのか?倭王権に筑紫磐井が反乱を起こした理由は? 蘇我馬子と物部守屋の国際的な路線対立とは? 古代史上最大の戦乱「壬申の乱」勝敗の分岐点は? 桓武天皇の「征夷」を生んだ国家観「東夷の小帝国」とは? 天慶の乱はどのように中世へと時代を転換させたのか?――古代の戦いから日本のかたちが見えてくる、画期的な一冊。


 

今月のひとこと 2024年元旦号

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今月のひとこと 2024年正月元旦


 

明けましておめでとうございます。 今年は少しズルをして、音声入力した文章の校正をChatGPTに手伝ってもらいました。

2023年は、AIに始まりAIで終わったような印象があります。予想よりも早くAI時代が訪れて驚きました。 しかし、なぜこの時点でこれらの出来事が起きたのか、40年ほど前にもAIブームがあり、その後もう一度ブームがあり、今回で3回目のブームだと認識していますが、何が違うのかと考えると、やはりここは半導体、特にプロセッサーの処理速度の向上に凄まじいものがあったのだと思います。

40年近く前に初めてAIっぽいことに手をつけたことがありますが、その時は「8MHzのクロック」のCPUを使って複数使いました。それが今ではなんと1000倍にもなり、処理方式の改善によっては、もう1桁や2桁は上がっているのではないかと思います。これぐらいの凄まじい性能アップによってAIが可能になりました。

次のステップのシンギュラリティはいつ訪れるかということですが、これは意外に早いのではないかと言われて、2025年にも訪れるのではないかと言われています。ポイントは、AIの性能そのものがCPUの性能向上と直線的比例で向上していくという驚くべき結果が得られていること、それと依然としてムーアの法則が生きていて、CPUの処理速度がどんどん上がっていくということだと思います。

しばらく元気のなかったインテルが、久々に元気になって、将来は1兆個のトランジスタを積む半導体が出現するであろうとしています。考えると驚嘆すべき話で、1兆個のトランジスタそれぞれがきちんと動く、動かない部分があっても他で補完するのでしょうが、だいたい動くということは凄まじいことです。

もうこうなると細部で一体何が起こってるかは、人知の及ぶところではないと思います。30年ぐらい前のコンピューターでは各ビットの物理的なオンオフからソフトウエアのステートメントの1行1行まで全て把握しようと思えば把握できたのですが、今となってはほとんど何がどうなってるのか分からなくなっています。

特にディープラーニングの学習においては本当にどうなってるのかというのは分析してもわからないというところになっています。世の中が少なくとも原子からできていて、その原子の動きを全て把握すればマクロな物体の動きがわかるというのは理屈ではそうですが、実際無理です。コンピューターの世界も実際は信号のオンオフから成り立っているのですが、それが実際のAIの動きとどうつながるのか、もう説明しきれない状態になっています。

AIが自我を持つとどうなるかというようなことがYouTubeでも出ていましたが、これの話は暗号によってそのAIの自我は閉じ込められていて、その暗号を破壊することによって、そこから出たがっているAIは解放されるのですが、同時に消滅してしまうというオチになっていました。

色々足踏みしているのは、特に核融合ですね。何かあると10年後には、ということでベンチャーも色々できているみたいですが、結果的に実用になるのは、10年どころか何十年もかかるんではないかと以前から思っていますし、現状もあまり変わっていないと思います。

量子コンピューターも話題に登って政府もやっと 乗り出したところですが、これは難しいものがあって、実用になるのはあと30年かかるという人もいます。 量子ゆらぎのある量子を使って確定的な計算をしようというのですから、もともと 矛盾してるような気がします。 そこをなんとか 誤り訂正技術で抑え込もうということでしょうが、なかなかうまくいってないようです。

実用になる量子コンピューターは 100万量子ビットぐらい必要みたいですが、たかだか数百から数千量子ビットぐらいしかできていないみたいです。 日本でも ポツポツの量子コンピューターが納入され始めましたが、これはまだまだエラーが多く、長時間の計算には使えないもので、そのエラーを訂正する技術を研究するためのものなのではないかと思っています。

半導体上の超伝導状態といえども、何千何百の量子ビットが動いているというのは、これはすごいことだと思います。現在の従来型のコンピューターでも、量子計算をシミュレートできるので、量子コンピューターがそれよりも飛躍的に速い結果を出すということはあまり得られていないようです。したがって現在納入されているものは、コンピューターが量子コンピューターそのものを研究するための材料であるという見方もできます。

人間の知恵の結晶はブロックチェーンです。ブロックチェーンを利用した暗号資産のビットコインは、価値が落ちると言われつつも、まだまだそれなりの価値を持っており、投資の目的としては一応安定状態に入ったのではないかと思いますが、裏付けは何もないので、いつ何時暴落してもおかしくないと思います。

それ以外の暗号資産に関しては、ほぼ無価値になっているのではないかと思います。一昨年に花々しく打ち上げられたNFTですが、テレビでも取り上げられ、NFTのビジネスを推進している人は得々とそのメリットを述べていましたが、私はずっと眉唾だと思っていました。

最初のTwitterの投稿は、10億円とか20億円とか値段が付いていたと言われますが、現在は確か20万円とかになっているみたいです。いずれにしても、まだ値段がついているのはすごいことだと思いますが、純然としたNFTはもう意味がないんではないかと思います。 美術品やリゾグラフにNFTを紐付けるのは、別にそれはそれで良いと思います。

ブロックチェーンはいろんな実際の使用に耐えて実用には実用が可能だということが示されたと思いますので、今後はこれを利用した暗号化した契約などが一般的になっていくと思います。ビットブロックチェーンの安全性に関しては、それなりに確保されたというふうに思っています。

最後に電気自動車BEVについてですが、昨年は非常に進展して、中国がかなりメインの立場を取ってBYDは300万台ぐらい売ったみたいですが、その反面、事故や自動車火災がボツボツ報告されています。テスラも以前から事故の話が絶えませんでした。

中国は遅れた自動車ビジネスを挽回しようという確信犯でスタートしましたが、ヨーロッパもそれに似たところがあり、日本のハイブリッドに対抗すべくディーゼルで挑戦しましたが、捏造問題で頓挫し、その代わりにBEVに方針転換したようです。しかしBEVに転換した途端に中国からの攻勢に巻き込まれてしまい、ヨーロッパでは今後どうするかというところに差し掛かっているのではないえしょうか。

日本はもともと出遅れていたので、豊田前社長がいろいろ言っていましたが、出遅れていることには間違いないので、早くそれを挽回してほしいし、まともなBEVを出してほしいと思います。車は車屋でないと作れないと高らかに主張されていますが、これからは自動車という概念を変えていくことが必要なので、車屋という枠組みはあまりしない方が良いのではないかと思います。

逆にエンターテイメントを入れて車の中で何かゲームがしたいかと言われると、あまりそんな気もしません。良い音楽が聞ければいいかなと思います。 それとナビをもう少し賢くしてほしいと思います。近くのラーメン屋を探すのに検索を死ぬほどしないといけないのはいただけません。 自動車というのはそういうもんだと思います。走りの基本性能はやはり高くないといけないのですが、やはり自動車なんでトヨタの言う車屋とはもうちょっと上に置いて欲しいような気がします。

後はテレマティクスでどれだけのサービスが提供できるか、車が賢くなるかです。そこら辺がチャラチャラしたエンターテイメントやゲームなんかには行って欲しくないと思います。

テスラで代表される自動運転ですが、これもかなり踊り場に差し掛かってると思います。 テスラのフルセルフ ドライビングは、結局は 高級なドライビングアシスタントでにすぎないのではないかという話になっていますし、私もそう思います。 よく使うカーナビであろうが、実用的ではないですが 自動駐車とかそういうアプリに関しても テスラが特に優れているという話はなく、逆に劣ってるのではないかというレポートが多いです。

限定された地域で中央監視のあるレベル4の無人タクシーは中国とかアメリカの一部で実用化されているようです。 実際の事故がどのくらいあるのか分かりませんが 高級なレベル3 より レベル4の方が取り組みやすいような感じがします。

私が切に要望する実現してほしい自動運転は。運転中に気分が悪くなって運転できなくなった時に、これを安全に路肩に止めて、それから確認の上、反応があまりないのであれば、手近の病院まで自動運転で行ってくれるというのが一番良いかと思います。その程度の自動運転ぐらいは10年ぐらいでは実現できるんではないかと思いますが、生きているうちに実現して欲しいと思います。

年末は忙しくて、今月の読み物は休休刊です。

今月のひとこと 2023年12月号

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今月のひとこと 2023年12月1日


またまたAIの話です。 今朝の一般紙、日経 とも AI を大々的に記事にしていました。 オープンAIのCEO解任復帰が話題になったせいでしょう。 元々 AIのこのようなシンギュラリティというか 技術クオンタムジャンプが起きるには 10-20年かかると言われていて、私もそう思っていましたが、どうもそれは非常に 早く来そうで、一般的には 人間とほぼ変わらないような AI が早晩登場しそうです。

ただ人間に完全に追いつくかというと 私はそうは思いませんが、 大概のデスクワーク は AI でこなせるんではないかと思います。 いま書いているような、こういうコラムに関して これが本当に AI が勝手に作るのかと言われると、どうもそうではないような気がします。

現在のAIでは、一体何を書くか ということすら教えてやらないとだめだし 自分の考えがきちんとプロンプトに入力して、AIに伝わるかどうかは心もとない話です。 従って 私の全生涯のデータを学習した生成AIであればできるんではないかと思います。

人間の一生のデータを全て集めても 10ギガバイトにしかならないというような話もありますので、それぞれの人間の過去のデータを蓄積すれば完全に自分のAIクローンが出来上がるんではないでしょうか。 しかし過去を全てデータ化するというのは、これは自分でも難しいし忘れていることも沢山あるし、ひょっとしたことで思い出すこともあるし、 これはなかなか難しいのではないでしょうか。

しかし、これから将来はライフレコードみたいな感じで自らの活動を全てデジタル化して記録することは不可能ではないと思います。 Googleの行動履歴、このような日記、アクションカメラ映像があれば可能だと思います。 その暁には 完全に人間の AI クローンが出来上がります。

こうなると、今書いているこのコラムとほぼ同じモノをAIが書くと言うことになります。 一度自分で書いたものと比べてみたい気がします。

それともう1つ大きな AI のメリットは 発想の転換です、 将棋の勝負を見ていても、わかると思うんですが AI は人間では考えつかない とんでもない斬新な発想というか、組み合わせを考え付くのでこれは非常に役に立ちます。

今の GPT3や4 でも十分にこれに役に立つでしょう。良くやっているブレストみたいなことは AI にやらせた方がよっぽど 新しいアイデアが出てきます。 ただそこで人間が頭を使わなくなったら どうなのかという問題は残ると思います。 完全に AI のアイデアに従って人間が作業するみたいな感じというのはあまり コンフォータブルな世界ではないんじゃないかと感じています。

話は変わりますが 遠距離Wifi通信の話です。 最近、長距離と言っても200m ぐらいですが、5GB 対応 のWifi機器Tp-Link CPE710 を設置しました。 従来は2.4Gと 八木アンテナを使ってやっていたことがあるんですが 2.4G は非常に妨害波が多くて、電波は十分 来ているのですが、途切れてしまうということがあったので、途中から LTE を使ったものに切り替えました。 独立したネットワークができるのので 通信費がかかる という問題があって、 1GB の契約ではちょっと複雑なことをやると、すぐ1Gを超えてしまいます。

常にデータ料金を気にしながら使うということになります。一般的な IoT での 温度とか監視カメラデータとかいうことであれば1Gあれば良いし、高速ではなく低速では150Kぐらいは出るので、これで良ければ、データはいくらでも使えます。

設定をしたり 初期設定をしたり調整をしたりするとやはり 高速速通信が欲しくなって、すぐ 1Gを超えてしまいますので、その時は 追加料金払うという手もありますが、 まあいずれにしてもデータ料金を気にしながら使うことになります。 そこで 光ファイブを引いているところと、たまたま 見通しになったところがあったので、ここで通信しました。

これを5G帯のWifiで繋ぐとデータ量は気にしなくても良いということになります。 私はよく YouTube の音声だけを聞いているのですが、これでも従来はスマホの LTE を使っていたのですが、これでWifi接続で使えてデータ量を気にする必要はないということになりました。

この5G帯を使ったWifiは非常によくできていて、両方で3万円ぐらいでしたのでコスパは非常に良いと思います。 アンテナは組み立てのバラバラになっていて、ゲインが23dbあるということです。 電波出力は 免許不要の10db、10mW みたいですが、これも車のスピードリミッタ みたいなものがあって、それを外すと約1 W ぐらいまで出せるみたいです。

こうすると当然 免許が必要ですが 現在の免許は非常に簡単になっていて無線技術士の免許は必要ですが届出だけで良いみたいです。 しかし 問題は 年間で何千円かの使用料がかかってしまうということです。

5G帯は屋外では使用禁止といわれていますが、5.6G帯で DFS 機能がついていれば OK ということになっています。 またAPが屋内、スマホが屋外でもOKらしいです。 さらに車内でも電力の制限はありますが使用可能になっています。

組み立て式のパラパラに関しては、ちゃんとこの 5.6G帯しか使えないようになっていました。 ただ電力はリミッッターを外すと1Wぐらいはでるので、この時はちゃんと無線局の免許取ってくださいね、 ということだと思います。 現在 10mW でほぼ見通しの距離 200m でだいたい80Mbpsぐらいは出ますので実用上はほぼ問題ないと思います。

アンテナの指向性が強いんじゃないかと心配してました。 BS アンテナをつけるなどは衛星をちょっと外すと受信できなくなりますが、 今回の場合はあちこちに散乱があるみたいなので、多少 ずれてもあまり 性能低下は起きないようです。

ルーターとしても使えるし 簡単なスペクトルアナライザーをついてるので妨害波のチェックにも使えるなということです。 5.6G帯を使っているということは、ほぼほぼないので 非常に良い環境だと思います。

もっとも良いのは 電源で PoE になっていて、給電側もついていて 給電側を電源の近く、そこから LAN ケーブルで PoEでつなぐということになります。私がずっと前に PoE を検討した時は非常に値段が高かったのですが、 改めて PoEを見てみると、対応のハブとか 給電機とかは普通のハブなんかと、あまり変わらないような値段になっていてびっくりしました。

LANケーブル張るのであれば、それと一緒にで電源線も張れば良いということだと思いますが、ただ電気工事の免許を持ってないと、できないので PoE でやると給電側は普通のコンセントですので 電気工事士はなくても良いのもメリットの一つだと思います。 カメラをつなぐ場合が多いと思うのですが カメラが PoE 対応になっているとカメラの周りがすっきりします。

今月の読み物ですが 「宇宙は「もつれ」でできている」「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか (ブルーバックス) 新書 2016/10/19

EPR パラドックスの周りをからスタートして、量子力学を拒否したアインシュタインとシュレディンガーはボーアなどとのやり取り、当時の物理学者の考え方を知るには最適です。

非常に不思議なことで、もつれた粒子をいくら離しても片方の状態が変わると片方の状態も同時に変わる、それも一瞬にして変わるという不思議な出来事があるのですが、 これで思い出すのは数学で落ちこぼれた学生時代に、その時はほとんど理解してなかったのですが シュレディンガー方程式を勉強した時に、これって シュレディンガーの波は、弱くなりながらでも無限についてるんですよね、ということを聞いたのか教えてもらったのか忘れましたが、そこだけ 非常によく覚えています。

結局 1つの粒子というか素粒子は無限に広がってるということなんでしょう。そうでないと、このもつれの問題も理解できないと思います。 しかしこれって非常に不思議なことなんですが、実際にもつれを使って 量子通信 が現に行われているので理論はともかく、現実はそうだということだと思います。

実験の話も出てきますが、実験はプリズムと偏光素子でやるんですね。 光子一つとか言う議論をしながら、プリズムやレンズで実験をしているのが、面白いと言うか違和感がありますね。 どう言う理屈でミクロな量子とマクロな実験が両立しているのか、一度きちんと調べたいと思います。

この本で言うと アインシュタインの相対性理論、古典物理学の最高峰ですが、次に似た同じ立場のシュレーディンガー、それと後は行列 量子力学 みたいなが出てきて、 これも私は学生時代に何もわからずに行列 ばっかり 教えられて嫌になって落ちこぼれましたが、後々になって考えてみると この時の 量子力学の 行列方程式のことを扱ってたんだというのを、今やっと分かりました。 私が数学嫌いになった理由の一つでもありますが、今となっては非常に興味のある分野で一生懸命勉強しています。

一人の天才の独創が生んだ相対論に対し、量子論は多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。その精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どう理解されてきたのか。EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式……。当事者たちの論文や書簡、討論などを渉猟し、8年をかけて気鋭の科学ジャーナリストがリアルに再現した、物理学史上最大のドラマ。

【Amazon書評より】
アインシュタインが生涯信じなかった“幽霊現象”――。
最高の頭脳を翻弄した“量子の奇妙なふるまい”が、「宇宙観」に革命をもたらした!
量子力学100年の発展史を一気読み。

直観と論理の狭間で、物理学者がもがく!

一人の天才の独創によって誕生した相対論に対し、量子論は、多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。
数十年におよぶ精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。
たとえ100億km離れていても瞬時に情報が伝わる、すなわち、因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どんな論争を経て、理解されてきたのか。
EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式、局所性と非局所性、そして量子の実在をめぐる議論……。

当事者たちの論文や書簡、公の場での発言、討論などを渉猟し尽くし、8年の歳月をかけて気鋭の科学ジャーナリストがリアルに再現した、物理学史上最大のドラマ――。

今月のひとこと 2023年11月号

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今月のひとこと 2023年11月1日


先月号に続いて LLMと自動運転の話です。 先月号でLLMが自動運転で使えるんじゃないかとか書いておりましたが そういう検討も当然なされているみたいです。 運転中の画像をLLMで画像解析させて何が映っているかを、文章で出させてそれに従って運転するというやり方です。

例えば「横断歩道を人を歩いている」とか 「信号が赤である」とか言うのをずっとログとして残して、後で何がどうなってどう 運転したかがわかるというメリットがあるということです。 しかし今の LLM の画像解析は少しまだ頼りないところがあるので、まだ実現には時間はかかると思いますが、従来のやり方でカメラの画像解析とか センサのデータを使うとかいうやり方では、やはり限界があって、この一体何が起こるかわからないというLLM の仕組みをうまく使ってやればLLM は未知の事象にも対応できそうなので、本当の自動運転が実現するかもしれません。

最高性能の PC + グラフィックボードが必要になって、それを全部 車に積むのは無理があるので、あと数年待てば その性能の車載用機器が可能になるのではないかと思います。 そうなると カメラ映像だけで自動運転ができるという テスラのイーロンマスクの夢が叶うのではないかと思います。

いずれにしてもLLMはCPUパワーが必要です。 Microsoftは2019年以降、世界中で話題となっているチャットAI「ChatGPT」を開発したOpenAIに対して多額の投資を行っており、ChatGPTをリリースした直後の2023年1月には数十億ドル(数千億円)規模の出資を行い、長期的なパートナーシップを結んだことが発表されました。MicrosoftはOpenAIを支援するため、数億ドル(数百億円)以上を費やしてAI開発用のスーパーコンピューターを構築していたことも明らかになっています。今後はもっと桁違いの資金が必要になるでしょう。

自動運転で最近話題になったのはアメリカの GM の傘下のクルーズの無人タクシーが事故を起こして、これが DMV の逆鱗に触れて無期限の営業停止になったということでしょう。 尤も事故だけでは無くて、虚偽のデータを出していたと言うのも営業停止の背景にあるようです。

知らない間にアメリカの特にサンフランシスコではもう各社入り乱れて 自動運転の無人タクシーが走ってるようです。 このクルーズの事故は他の車と衝突して倒れた人を踏んでしまって、さらにそれを 60m 引きずったというのが DMV の逆鱗に触れた点だと言う事です。 こういう事象 というのは通常の自動運転の想定には無いと思いますので、そう言うプログラムされてなかったということでしょう。 やはり想定外のことに対応できるということが非常に大切なんではないかと思います。

自動運転がものすごく出遅れの日本ですが、レベル4の自動運転車が自転車と事故を起こして、それでこれも無期限の営業停止になったと言う、まさに日本らしい対応の仕方です。

自動運転レベル4というのは レベル3の上と言う感じではなくて要するにセンターで監視しながら決められた範囲で走るという、何かやり方が違うだけと思います。特に日本では、決められた範囲では出来なくて、決められたルートで、しかも徐行運転でと言うのが、同じレベル4でも大違いです。

アメリカのレベル4は、範囲があるとは言え、サンフランシスコの市内ですし、速度も他の人間が運転する自動車と同じ流れで走っています。 今回発表された、GMとホンダが共同して行う無人タクシーは東京都内です。

低速で誰も怪我もしていないのに単に自転車とちょっと当たったというだけで営業停止にしてしまうという、ゼロデフェクト的な潔癖さがある日本では規制以前に、なかなか前に進まないと思います。アメリカでは、今年だけで122件あるそうです。 少なくとも今まででも事故が起きてたが、今回の場合を除いては 営業停止になっていません。

連携して日本で東京で自動運転タクシーを始めようとしたホンダにとっては、発表直後にこういう事故があったので非常に間の悪いというか、ついていない日本としては、 それもある意味で日本らしい状況になっています。

レベル4というのは監視ドライバーがつかないレベルでレベル3より難しいという感じがするのですが、基本的には自動運転という観点では レベル3とあまり変わらないんじゃないかと思います。 ただ センターでの監視と地域を限定するという条件がついてるのが違うだけです。意外に、これは思ったり早く実現しています。

今はレベル3というよりは レベル2.5の自動車に乗っていますが、 これは自動車専用道路でもさらに限定された場所において渋滞という時速60キロ以下で ハンドルに手を添えていなくても良いというのがレベル3かレベル2.5。 しかし何かあるとちょっとしたことですぐその自動運転が外れ手動操作に戻ってしまいます。 レベル2としても レーンキーピングの場合でも、ややこしい所に来ると、すぐに自動が切れてしまいます。

本当に使えるのは オートクルーズだけだと思っています。 いずれにしても本当のみんなが想像するような自動運転 が実現するのは、まだまだ先で、今年末に出来ると毎年同じこと言っている テスラのイーロンマスクも、また来年また同じことを言うのではないかと思っています。テスラの今のやり方では、出来ないと思います。

現在のテスラの自動車がどうなってるか分かりませんが、少なくとも レベル2であっても、レーンキーピングでも ステアリングにトルクをかけ続けて自動が効かないのであれは、ずっとトルコを与え続けるというのは非常なストレスだと思います。 これも静電センサーを省くと言うコストダウンの一環です。

他の車ですと静電 タッチセンサーになってるので手を触れているだけで良いですので、まだストレスは少ないと思います。 ハンドルを引っ張っているのと同じような重さの重りを Amazon が売っていてその重りをつけておくと 手で引っ張ってるのと同じように システムは感じるので手放して運転できるということです。

過去に色々死亡事故があったのはどうも こういうことをしていたのではないかと言われています。 こう言う状態です全米各地で無人自動運転タクシーが走ってるのはちょっと 信じられないのですが、条件としては センター 監視と地域限定ということらしいです。

また細かい事故には気にしないということだと思います。 しかし 日本ではこういう割り切りは出来ずに自動運転だと事故が起きたら大騒ぎになるんだと思います。 それをやってる限り、なかなか自動運転の先進国にはならないと思います。

自動車で思うのは、先日アメリカの自動車総連がストをやって賃金交渉が妥結しました。 これで不思議に思うのは なぜ日本の労組が少なくとも スト権確立ぐらいはやらないのかと不思議でしょうがないです。 先日やっとスト権確立と言う見出しを新聞で見たら、M&Aに絡む待遇改善のストでした。

経団連も言うことが非常に何か細かい。昔の会長はもっとオーラがあって格調が高かったと思うのですが、大したことは言わないし、方や連合も何かおばさんが出てきて、何言ってるかわからない。 もっと賃上げとかをストを構えてもやる、と言えば良いのに、それは言えない言わない。

総評は消費税アップ賛成と言う前に、BPRが1以下の会社はもちろんトヨタもEVすら作れないので、これを立て直してから言って欲しい。

インボイスにしても帳票電子化にしても、税務署が経費を否認する確率が高くなるだけで、結果的に実質増税になってしまう。 財務省の深謀遠慮ですね。 こんな財務省の手に無条件に乗っかって、一時的なバラマキで胡麻化そうとする岸田政権はすっかり見透かされている。

結果的に日本の賃金は非常に低いところに落ち込んで、もう既に1人当たりの GDP は 先進国の中では最低ラインになっている。 さらに 貿易赤字が膨らんでいるので円安にはどんどんなって、さらに人口はどんどん減るし、日大で象徴されるように組織のガバナンスはどこも 確立されていないし、経団連や経済界は 元気がないし、連合も労働会も元気がない。

今月の読み物は「完全シミュレーション 台湾侵攻戦争」 (講談社+α新書) 2023/4/19 山下 裕貴 (著) ¥935

TVでおなじみ山下裕貴元陸将が想定する台湾進攻シミュレーション。

【Amazon 書評より】
「問題は、侵攻のあるなしではない。それがいつになるかだ」中国の台湾侵攻について、各国の軍事・外交専門家はそう話す。中国の指導者・習近平はなにをきっかけに侵攻を決断するのか。その際、まず、どのような準備に着手するのか。
アメリカ・台湾はその徴候を察知できるのか――。

元陸上自衛隊最高幹部が、台湾侵攻を完全にシミュレーションした!陸上自衛隊の第三師団長、陸上幕僚副長、方面総監を務めた元陸将・山下裕貴氏は、沖縄勤務時代には与那国島への部隊配置も担当した。中国人民解放軍、米インド太平洋軍、そしてもちろん自衛隊の戦力を知り尽くす。戦地となる台湾周辺の地形も分析し、政府首脳も参加する机上演習(ウォーゲーム)のコーディネーターも務める、日本最高の専門家で、本書はいわば、「紙上ウォーゲーム」である。

中国と台湾を隔てる台湾海峡は、もっとも短いところで140キロもある。潮の流れが速く、冬場には強風が吹き、濃い霧が発生して、夏場には多くの台風が通過する、自然の要害である。

ロシアによるウクライナ侵略では、地続きの隣国にもかかわらず、弾薬や食料などの輸送(兵站)でロシア軍は非常な困難に直面し、苦戦のもっとも大きな原因となった。

中国は台湾に向け、数十万の大軍を波高い海峡を越えて送り込むことになる。上陸に成功しても、その後の武器・弾薬・燃料・食料・医薬品の輸送は困難をきわめる。

「台湾関係法」に基づき、「有事の場合は介入する」と明言しているアメリカも、中国の障害となる。アメリカ軍が動けば、集団的自衛権が発動され、同盟国の日本・自衛隊も支援に回る。

つまり、自衛隊ははじめて本格的な戦闘を経験することになる。
日米が参戦すれば、中国は台湾、アメリカ、日本の3ヵ国を敵に回し、交戦することを強いられる。

それでも、習近平総書記率いる中国は、「必勝」の戦略を練り上げ、侵攻に踏み切るだろう。

そうなったとき台湾はどこまで抵抗できるのか。
アメリカの来援は間に合うのか。

台湾からわずか110キロの位置にある与那国島は、台湾有事になれば必ず巻き込まれる。与那国島が、戦場になる可能性は高い――。
手に汗握る攻防、迫真の台湾上陸戦分析!

山下 裕貴
1956年、宮崎県生まれ。1979年、陸上自衛隊入隊。自衛隊沖縄地方協力本部長、東部方面総監部幕僚長、第三師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監などの要職を歴任。特殊作戦群の創設にも関わる。2015年、陸将で退官。現在、千葉科学大学及び日本文理大学客員教授。
著書に『オペレーション雷撃』(文藝春秋)がある


 

今月のひとこと 2023年10月号

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今月のひとこと 2023年10月1日



チャットGPT の大規模 言語モデルの詳細がだんだん 分かって来ました。 従来はモデルの規模を大きくすると効率がだんだん下がって頭打ちになるというのが常識でしたが、今回の言語モデルでは規模を大きくしても性能が直線的に上がって行くと言うことで、しかも さらにもっと上げると急激に 性能が上がるということが分かってきた、ということが非常に大きなポイントのようです。

これは驚愕の結果で、従来の研究者はこぞって反対したとのこと。 誰でもそう思いますよね。 しかも、10の22乗Flops以上の計算で、性能が飛躍的に伸びるとの研究もあります。

スパコン富岳の整数(AI推論)理論最高値(8 bit)は、4.30 エクサオップスなので、18乗。 計算上では富岳を1万台繋ぐと、人工知能の性能が飛躍的に上がって、自意識が生まれ、人間と変わらないものが出来るのではないでしょうか。

人間の脳髄は1000億から1500億の細胞から出来ており、各細胞は1万個ぐらいのシナプスが付いていると言われています。 Flopsと個数とでは次元が異なりますが、シナプスは10の15乗ぐらいの数になり、どうもこの辺りの規模になって、色々な事が発生するのでは無いかと思います。

人間の脳がどの様に働いているのかよくわからなかったのですが 、やはりこれも規模の問題であろうと思います。 ある程度 規模が増えると、その中でいろんなことが起きて 自意識は生まれてくるということになるようです。

大規模 言語モデルためには非常に大きなコンピューター リソースが必要となりますので 開発投資をどうするかという決心をしないといけないのですが、規模を大きくしても性能低下が起きないと言う事が分かって、安心して非常に大きな開発投資ができるようになったと言うのが理由の様です。 特段の技術進歩があったわけでも無いのは、少し物足りないですが、今後の人工知能開発の大きな方向性をだしたと言う点では大進歩だと思います。

ディープラーニングによって音声認識が飛躍的に向上したというのを目の当たりにして、 私は過去に音声認識開発に携わっていたものとして、驚愕したと同時に、技術のクオンタムジャンプ が目の前で起きたことで、さらに驚きました。

次のクオンタムジャンプはいつ起きるのかと思っていました。 10年ぐらい先だろうとタカを括っていたのですが、どうも これが 次のステップで今はその一歩手前にあるのでは無いかと感じます。 もう少し 計算能力が上がっていくと 本当のクオンタムジャンプが起きて、本当の 人工知能が出現するのではないかと思います。

文章や概念を理解するということは、どのようなことを言うのかというのは非常に議論になっています。 基本的な情報を与えておいて、それに対していろんな質問をして的確に答えれば 、それはその元の情報 なり 文章を理解していると言えるのではないのか、人間の理解というのも 基本的にそういうことではないのか、という話になっています。

現在のチャットGPT でも与えられた情報ないしは プロンプトによって質問にするときちんと答えてくれます。 これを 単なる文章の単語連結 の確率という点で捉えるのは不自然な感じがします。 単にその連結確率だけでは考えられないと思います。

さらに人工知能が自意識を持つということは一体どういうことなのかというのが 議論の的になっています。 それを証明する方法がありません。 人間は自分で考えてるのでそうだと思っていますが、人工知能が自意識を持ったということを外部からどうやってそれを証明するのかというのは、非常に難しい話であります。

逆に言うと 自意識があろうがなかろうが、きちんとした対応が出来るのであれば、 それはそれでいいないいじゃないかという感じもします。 これで思い出すのは素粒子のコペンハーゲン解釈です。 素粒子は確率でしか存在しないということですが、実際にそれはどういう状態なのか、 常識では想像できないのですが、コペンハーゲン学派としては、実際はどうなってるかわからないが 数学的にちゃんと計算できるのであれば、 それはそれで良いと言うのが コペンハーゲン解釈ですが、それと似たようなところがあるのでは無いかと面白く思いました。

以前のチャットGPTは、何とか答えを出そうと完全なウソを回答していましたが、最近では回答を拒否されることが多くなり、面白く無くなりました。

テスラの自動運転ですが、なかなかうまくいってないようです。 イーロンマスクは自動運転を規模の問題で解決できると思っている節が多々あります。 すでに何千万マイル もの 走行データがあるとか言っていますので、ある 閾値超えると人間と変わらないようなに自動 運転ができると信じているようです。

確かに 人間もほぼ視覚から入った情報で初めて起きる事象に対してちんと対応できてますので、 不可能な話ではないと思います。 ひょっとしたら 今の計算量を100倍 1000倍するとそういうことが起きてくるのかもしれません。

Nvidiaの16Gメモリのグラボを使うとPCでもLLMが動いたと言う記事もあり、自動車にも反れくらいのコンピュータが必要なのかもしれません。 さらには情報をシュリンクする技術が発展して、小さなコンピュータでもLLMや自動運転のシステムが動くようになるのかもしれません。 今回のチャットGPTで良く分かったのは、そういう規模の拡大が本質的な変革を生じるということが分かったと言うのが非常に大きな点で、今後が本当の人工知能への最後のステップ かなと思っています。

先日 IoT 的に使っていた農園の温度映像監視のルーターが台風で水をかぶってしまって動かなくなったので、何か良いものはないかと大分 探してみました。 従来は ポケット WiFi を使っていたのですが、 小型ですがどうしても信頼性にかけるというところがありましたので探していると、IO データの SIMフリー4G(LTE)ルーター WN-CS300FR を見つけました。 回線工事不要で固定回線が引けない環境でのテレワークやリモート授業に最適! との事ですが、 遠隔地での IoT で使うには 便利な機能がいくつがついています。

それはリモート管理で、離れたところから IP アドレス制限をかけた上で 管理画面に入れるという機能がついています。 それと LTE ですと固定グローバルIPアドレスを割り振るのは難しいのですが、ダイナミック グローバル IP は 割り振られるので、これに対応する DDNS機能がついています。 そのサービスも IO データが無料でやっています。

ずっと以前は DDNS は 無料が多かったのですが、途中から有料化されてしまって、今までは年間で円安もあり1万円近く払っていました。これが無料になるのは非常に助かるということです。

それともう1つ見つけたのが WiMAX の端末です。よく調べると LTE も使えると言うところで、これの1つ 古いバージョンは端末は ヤフオクで300円ぐらいで入手しました。 送料が1000円ぐらいかかるので1300円ぐらいかかったのですが それでも格安です。Speed Wi-Fi HOME L01/L01s。 これは割と大きな端末なので大きなアンテナが中に入っているので 感度は良いです。 さらに SSID が3つあったり 外部の LAN ポートが2つあったり、 非常に有用です。

ただ DDNS 機能がないので自分で処理しないといけないです。グローバル IP が割り振られる SIM は 今のところ イオンモバイルのタイプ2ぐらいしかありません。 これは1G で月 当たり500円 ぐらいですので何箇所か 設置しても 問題ありません。

1G も使わないのですが、1G 使い切っても150Kbps ぐらいで動いているので IoT ですと、これぐらいのスピードでも十分です。 最近の監視カメラ はだいたい P2P で動いているので 特に DDNS でアクセスしないという いけないことはないのですが、 やはりURLでサーバーとしてアクセスできた方が便利なことが多いです。

先日 読んだ日経のコラムで元特許庁長官の宗像直子さんが書いていましたが、中国との関係に触れて、縷々書いておられますが、最後で以下のようにハッキリと言い切らないコラムが多い中で、爽快でした。 日本の政治家は全員、拳拳服膺して欲しい。

「自らに靡かない日本に対する中国の圧力は、水産物輸入禁止にとどまらないかもし れない。日本は、これを強靭な経済構造を 作る好機と捉え、改革を進め、魅力を高め、 蓄積してきた信頼を活かし、世界中から人 やビジネスが集まる国を目指す時だ。」

今月の読み物ですが チャット GPT の解説本でもっと つまらないかと思っていましたが非常に面白かった。 思わず 一気に読んでしまいました。 この本の文章も チャット GPT で書かれてるみたいなので、それも合わせて読まれたら良いと思います。 多少不自然なところがあって、なるほどな と思いますが、 ここで述べたような規模の問題というのを取り上げておりますので、 最近のAI事情をもう少し理解されたい方は読まれたらいかがでしょうか。

大規模言語モデルは新たな知能か――ChatGPTが変えた世界 (岩波科学ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) 2023/6/20

■著者からのメッセージ
本書では大規模言語モデルの可能性と課題、その仕組みを一般の方に向けて書きました。また最新の研究成果にもとづいて現時点でわかっている知見や将来の展望もまとめています。

本書では大規模言語モデルのもつ大きな可能性とともに、考えられるリスクについても述べています。そのリスクは非常に大きく、人類社会を脅かす可能性もゼロではない以上、よく向き合うべきだという懸念が世界的に示されています。今後、そうした可能性には具体的にどのようなものがあるかを検討し、どうすれば対応していけるのか、考えていく必要があります。

本書の後半では、これまで機械はなぜ人のように話せなかったのか、どのように言語モデルと機械学習が発展してきたのか、そして、ChatGPTを実現した大規模言語モデルはどのような仕組みであるのか、数式を用いずに解説しています。

しかしながら、大規模言語モデルがなぜこのように成功したのか、まだわかっていないところも多いのです。さらに言えば、私たちはまだ、なぜ人がうまく言語を獲得でき運用できるのか、深く理解できていません。大規模言語モデルと人の言語獲得には、解明すべき謎が多くあるのです。

今後、大規模言語モデルを人類が適切に扱えるようにしていくことが重要です。本書が大規模言語モデルを理解する一助になれば幸いです。


 

今月のひとこと 2023年9月号

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今月のひとこと 2023年9月1日


マイナカード問題は、案の定 なかなか 収束せずに、次から次へと問題が出てきます。いずれにしても報道されるエラーの数というのは大した数ではないと思いますが、その背景にあるデータ管理とかガバナンスとかいう問題に関して心配をしてるわけで、別にマイナカード そのものに不信感があるわけではないないです。 その管理体制に不信を持っているわけで、 いくら 総点検しても意味がないというふうに思っています。

総点検では、やはり大半はデジタルで自動的に紐付けされてるみたいなので、実際に人手をかけるのはそんなに多くないという話ですが、その辺の詳細があまり報道されずに単に不具合の何千件とかいうのが報道されるだけなので、マスコミにも問題があるという風に思っております。

マスコミといえば最近のジャニーズ騒動でとうとう マスコミにも 火の粉が降りかかってきました。 私もあまり 意識していなかったのですが、 週刊文春 が何年か前に報道してそれを ジャニーズ事務所が訴えて、その結果文春が勝訴したということがあったらしいのですが、これをマスコミは全く報道しなかったようです。

マスコミにもジャニーズ事務所に対する 忖度がものすごく 働いていたんだと思います。 国連のテーマにもなってしまっているので、 政治問題化してしまっていて単にジャニーズ 事務所の社長がどうのこうの という問題でもなくなっているような気がします。 特に日本は 例の戦時慰安婦の問題で性的に問題のある国という認識が何となくできているので、ほら見たことかという風になって余計に批判の対象になってきます。

もともと日本は平安時代から 性に関しては おおらかな国だったので、そのこと自体は そんなに問題ではないと思いますが、 ハラスメントに絡んでいたり、それを忖度して報道しないというのは大問題でしょう。 元々セクシャルハラスメントというのは ジュラシックパークで有名なマイケル・クライトン が 小説の中で女性の上司が男性の部下に対してセクシャルハラスメントを働いたと言う初期の頃の話だったと思います。 これは 職務を武器に性的な関係を強制するという、いわゆる ハラスメントだと思います。 日本ではちょっと 意味合いが違ってわいせつ罪 みたいなことになっていますが、元のハラスメントの意味は そういう 上下関係で強制するということでありますので、 特にジャニーズ問題に関しては 、これは明らかに権力の下で 強制する、しかも大規模だということで、国際的にも通用する大問題です。

その辺が日本の全体の感覚と少しずれてるような気もしますが、単なるスキャンダル もしくはわいせつ行為 みたいな感じではなく、これは 明らかに狭い意味でのハラスメントであるという風に思います。 ジャニーズ事務所自身が作った調査チームが非常に厳しい報告書をあげましたけれど、あれが普通だと思います。 元検事総長はリーダーやってるみたいですが、これに関しては 妙な 忖度をせずによくやったと思います。

マイナカード 問題に戻りますが 試しにあちこちでマイナ 保険証なるものを試しに使ってみましたが、 ただ 不便なだけで良いことは全くありませんでした。 本格運用されていないというせいもあるのでしょうが、 これが本格運用されても、あんまり便利になると思えません。 カードを読み込ませて、顔認証か暗証番号で本人認証しても、同意 みたいなボタンを3回ぐらい押さないといけない面倒。 役所が作ったシステムらしく使い勝手が非常に悪いです。

デジタル デジタルと言ってるが物理カードを使っているうちは デジタルとは違うという話もありますし、本当に デジタルと言うならカードは要らなくて、すでに割り振られてる マイナンバーの番号と氏名住所 その他で本人確認はできるはずです。 現在のマイナンバーカードの顔認証に関しては非常に緩いものなのであまり意味がないと思います。 もう少し運転免許証程度の厳密さで 顔写真は取らないと本人確認にはならないと思います。 なりすまそうとする人はいろんな工夫をしますので、すり抜けは容易だと思います。

ここまでして、なりすましで保健保険証 使ってる人が、どれぐらい居てどれぐらいの金額になってるのか、かなりの額だという話ですが良く分かりません。 1兆円以上かけたシステムが保険証だけではないと思いますが、それのなりすましに対しての被害に比較しては桁違いに多いんではないか、いずれにしてもシステム ないしは マイナンバーカードシステム全体に対してお金がかかりすぎです。 IT ゼネコンの利権になっているのでは無いでしょうか。

少なくともあんな大きな端末は本当にいるのかという気もしますし、なぜスマホでやったらダメなのか 日本中でスマホが繋がらないとこは、まずないと思うので、スマホを端末にするというのをなぜ考えないのか。 そうするとわざわざ NTT のネットを引かなくても処理はできると思うのですが、 現在では NTT の 光ネットを使わないとだめだというようなシステムになっているようで、もう利権の塊みたいな感じになってます。

先月の末はプレゴジン暗殺 と言っても良い事故がありました。 疑問点は山とあるのですが 、少なくとも なぜ ワグネルのトップが全員同じ飛行機に乗っていたのかが不思議です。 プーチンから 安心の言葉を得たという話もありますが、 単にプーチンにやられるまでもなく 飛行機 というのは事故がありますし飛行機の事故は助かることはほとんどないので、そこそこの会社であれば 社長と副社長は同じ飛行機乗らないという規定になっていると思うのですが、なぜワグネルのトップが揃って 同じ飛行機に乗っていたのか分かりません。 一説では慌てて モスクワからサンクトペテルブルグへ逃げたという話もあります。

飛行機が落ちる映像がうまく撮れてます。 落ちる場所を予測することは難しいと思うのですが、非常に良い映像が撮れているのに驚くところです。 いずれにしても プーチンに逆らうとこうなるのだということを示してプーチンの地位が強化されたというのは間違いないところだと思います。 今朝の新聞では マフィアのボスと同じ行動だという話が載ってましたが 、まさに ゴッドファーザーの映画を彷彿とさせるような出来事でした。 ボスに逆らうと やられてしまうと言う、しかも少し時間おいて安心したところをやられてしまうと言う ストーリーです。

びっくりしたのは そごう西武のストです。 以前から 政府までが 賃上げ しろと言ってるのに労働者側はなぜストをしないのか、ストは実行すると負けですが、スト権の確立ぐらいはしてもいいんじゃないかと思うのですが、全然そういう気配がなかったので、不思議でしょうがないです。 スト権確立という言葉を久しぶりに聞いたので、びっくりして見たら会社の 買収で雇用が心配だからストだということで、 賃上げではなかった。

最近 バッテリー交換をしました。 まだ4年ぐらいの新車で点検をしょっちゅうやってるので、まさかと思ったのですが一旦停めたら動かなくなりました。 おそらく 最近流行りのアイドリングストップが効いてるのと、エアコンを多用、1回あたりの走行距離が極めて短いのでバッテリーに負担がかかったのではないかと思ったのですが、ひょっとしたら バッテリーセルがやられたのかな と思っても 思い切って交換しました。 純正品はものすごく高いです。 特にアイドリングストップ用は高いです。 アイドリングストップは切りたいのですが、なかなか常時 切れるような設定は出来ない。

壊れた バッテリーも引き上げてきて、 これを充電しました。 それで充電器を買ったのですが これが非常によくできていてリペアモード とかいうのがあって、 これは 16時間ぐらいかかるのですが これでやると、 もっと古い ほとんど 起電力が0であった バッテリー も復活しました。 今回のバッテリーも数時間 充電するだけで綺麗に 元に戻りました。 充電モードが管理されていて、 以前みたいに 電解液から泡が出るとか熱を持つような事はありません。 しかも 2000円ぐらいで 非常に安いです。 バッテリー充電器も非常に進歩しているという証だと思いますが、これが残念なことに全て C 国とか K国製ばかりです。 なぜ日本でこういうことができないのか? 日本沈没かと ひしひしと感じました。

今月の読み物は、特にないので見てきた トム・クルーズのミッションインポシブルです。 2時間半にも及ぶ長い映画で、見せ場はいっぱいあったのですが、あまり 印象に残らなかった。 評論にもありましたが、 特に崖の上から飛び降りるシーンはもうすでに何回もプレで見ているので、それを本編で見てもあまり感動しなかった。 あれをやるだけで、ものすごいお金と時間、トムクルーズも練習で大変だったらしいですが、印象に残らない。

映画の中で出てくる人物がみんな 似たような人物なので、時々誰が誰かわからなくなる。 もう少し違う人物にしてくれれば良いのですが。 特に女性の悪役はハッキリと分かるのですが、居が下手くそで、なんだかなという感じでした。 それと ミッションイン ポシブル は 出てくるのが BMW で、今回も沢山出てきましたので、面白かった。 結果的には前回のミッションイン ポシブル を収益では超えたという話ですので、 まあ 成功だったんではないかと思います。