今月のひとこと2013年2月号


毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。
本家の http://www.masuda.org/ もよろしく

絵や写真をクリックすると、その関連ページが参照できます

アクセスカウンター

2013年2月2日
Blogから自分で書いた1年前の記事が自動で送られてきたので、眺めてみたら、非常に悲観的でした。 株価は少し戻しているんですが、日経平均のBPRが1を切っていて、何が起こっているのか、よく分からなかったです。 昨年末から株価を急激に戻り出して、1月下旬の政府日銀の共同声明で、材料出尽くしで、ガタっとくるかと思ったら、そうでもなくて、しかし更に上がる訳でもなく、下がるわけでもないと言う状況が続いています。 少し良い決算が新聞に出ると、それに反応するのも多くなっています。 一時はドル/円の上下に完全に同期して株価も変化していましたが、最近では多少の変動では反応しなくなったようです。

ソニー株の上昇は大型株にしては凄かったですね。 これで終わりかと思うとまだ上がる。 サスガに最近は少し落ち着きました。 シャープは、業績の改善が見えなくもないですが、いかんせん船頭が多すぎる。 だれが全体を統括しているのか見えないです。 パナソニックも動きが見えない。 それで消去法的にソニーがターゲットになったのだと思います。 一説では、アップルの下落で、その分がソニーに向かったとも言われています。 安倍銘柄の三菱も突然上がったりします。 各企業の決算が出てきたので、次は日銀総裁の内定、年度末、参議院選挙前とポイントがあると思います。

大統領選挙の年は必ず株価は上がると言われて、オバマ政権による株価浮揚策が期待されましたが不発。 前代未聞の大統領選挙になりましたが、それもで勝利したから良かったと言うことでしょう。 その代わりと言うか、その後で日本には大波がやってきたと言うことで、このジンクスは、理由はともかく結果的には当ったと言うことでしょう。

1年前のBlog記事では、スマホを入手して、それについて触れていましたが、1年経って、最近はガラケーに戻そうかと思い始めました。 本来の機能の電話が非常にやりにくい。 発信もタップの位置を少しでも間違えると、関係ないところに繋がるし、着信も着信ボタンが分かりにくくて咄嗟の時に着信できない。 本体での留守録が出来ないので、伝言メッセージが聞けない。 バッテリの持ちが悪くて、電源が切れると電話が出来ない。 などなど不満が鬱積してきました。 ドコモはサスガに2012年冬モデルで、万能のガラケーを出してきましたので、これにしようかと思っています。

走行中には映像が見えないカーナビで気がついたのですが、ケータイのワンセグは不要と思っていたのですが、映像なしで音声だけでも聞ければ、それはそれで使えると思いました。 こう言うことと考えるとガラケーの方が使い勝手が良いのではないか。 スマホは小型のタブレットとしてWifiで使うようにすれば良い。 そもそもスマホが出てきたのは、たまたま通信機能があるケータイにいろいろ機能を付け出して、今や主客転倒しているのではないでしょうか。

料金面で見ても、ガラケーを iモードで使って、メールを最小限にすると、ダブルパケホーダイの350円で済む。 イザと言うときは、しょうがないので、その月はお金を払って、パケホーダイの上限で使う。 スマホの方は、全部解約して、Wifiで使えば、Wifiをポータブルルーターで使えば、最安で2000円ぐらいでしょうから、下手にLTEを新たに契約するより安いです。 その内には、LTEを積んだ安い7インチタブレットが出てくるので、それに乗り換える。

今月の読み物は、「精神論ぬきの電力入門」 (新潮新書) 澤 昭裕著 ¥735
著者の澤さんは、TVにも良く出演していて、どちらかと言うと、元官僚のせいか現体制の側の発言が多くて、本書も最初は淡々とタイトルの通り、私情を交えずに書かれているが、途中から、ちょっと寄り過ぎではないかと言う印象を持ちました。 最後に発送電分離に反対と言うので、アレアレと思っていると、電力の小売を分離しなさいと言う主張でした。

確かに、今までは発電と送電しか議論になくて、配電と言う小売の議論がなかったことに気が付きました。 どのようなビジネスでも最後の最終ユーザに渡すところがポイントなのですが、電力会社の体質なのか、何なのかは分かりませんが、そう言う発想がなかったです。 ここで分離することで、不安定さを懸念する、発送電分離にも安定が担保でき、今までは決して十分とは言い難いサービスを提供する小売の部分で競争が出来るのではないかと期待できます。

発想の転換が出来たという点で、面白い本であります。 一読あれ。

内容(「BOOK」データベースより)
震災後、国民的関心事となった電力問題。しかし議論がこじれる一方なのは、「理想」と「現実」が混同されているからではないか。再生可能エネルギーの将来性は楽観できないし、電力自由化や発送電分離がユーザーのメリットになるとは限らない。さらに世界の資源争奪戦は熾烈を極める一方だ。現実的で妥当な選択肢はどこにあるのか。電力問題のウラオモテを知り尽くした元政策担当者が客観的データをもとに徹底解説する。

★★★(3つ:是非買って読むべし、2つ:興味が出れば読むべし、1つ:読む必要はない)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください