今月のひとこと2017年7月号

2017年7月1日
やっと梅雨に入ったようで雨模様になりました。 政権も長くなると緩みというか内部疲労を起こしているような気がします。 森友に始まって加計、豊田暴言、ついでに女性差別発言、極めつけは防衛大臣資質問題と加計ヤミ献金問題。 これに対抗できる交代可能な与党内外の勢力が見当たらないのが一番の問題でしょう。私の見るところ森友問題は財務省の引渡価格の決定過程を明確にすること。 要するに廃棄物が埋まっていることで、担当者が将来の訴訟などを嫌ったせいで必要以上に査定価格を下げたのが原因だと思うので、その辺を説明する事。

しかし森友関連の学校のデザインは素晴らしいですね。 どれ見てもスッキリ綺麗に出来ています。 お金もかかっているようには見えない。 あの2人のうちにこんなセンスがあったのか、と感心しています。 建物は残して保育園なり小学校は開設すべきですね。

加計問題は確かに加計ありきで話が進んだと思います。 やはり何かネタが無いと特区など出来ないわけで、もし特区をぶち上げて誰も応募が無ければ面子丸つぶれです。 しかし総理のお友達との関連が深いので、ここは念入りにその関係を否定する論理を作っておかないと行けなかったと思います。 要するに脇が甘かった。

豊田暴言は個人的な事なのでドウしようも無い。 これだけの経歴を持っている人がおかしいとは言えず、まあ田中真紀子も似たようなモノでしょう。

現防衛大臣発言は根が深いので深刻。 以前から資質に問題があると感じてましたので、地が出たと言う感じですが、こういう人をキチンと見抜けない総理大臣と言うのに信頼が無くなりました。 世論調査の結果でもこう言う傾向がありますが、この発言問題の後の世論調査がミモノだと思います。 形式上で無い本質的な任命責任が生じます。 せっかく70年かかった憲法改正もこれで風前の灯火になった感があります。

元文科大臣の加計ヤミ献金問題も、限りなく黒に近い。 加計の元秘書が11件(笑)のパーティ券購入をとりまとめたとのことですが、法律上のあっせんにはならないようで、逃げ切れると思っていると思いますが、実態はあっせんなので、いくら11に分けてもダメだと思います。 この調子で行くと、どんなにまとまったパーティ券でも20万に分ければOKと言うことになります。 まあ政治家が作った政治資金規正法なので・・・と言う論調もありますが、あまりにも有権者を馬鹿にした話だと思います。

株価も日銀の買い支えで高値維持ですが、方向性に欠けてぱっとせず、 アメリカの第2のサブプライムローンと言われている低所得者用のオートローンの問題と自動車そのものが変革期を迎えていることで需要が減っていること、これに絡んで安全機能が付いていない中古車の価格が下落するなど、一時は我が世の春だった自動車業界にも暗雲が垂れ込めています。

サスガに最近は政府の債務を家庭の借金に例える論調は無くなり、あの騒ぎはやはり財務省のヤラセだったと言うことが明確になりましたが、日銀が買うべき国債が市場から枯渇してきたり、ETFの購入を通じて、日本の株式会社のかなりの部分が日銀が最大株主になってきたりして、その副作用が顕在化してきています。

安倍政権が終わりオリンピックが終わった後が恐ろしい。 全てのツケが回ってくるようで、大激震のそれまでにいろんな事を整理して置いた方がよいかも知れません。

先月買ったビデオレコーダーの番組を離れたTVで見たかったので、試しにDNLA対応と書かれたTVスティックを買ってみました。 送料込みで\1,406なので、あまりきたいしていませんでしたが、やはりそれなりでした。 中国からの直送。

AnyCast M2 Plus Mini Wi-Fi ディスプレイドングル レシーバメディアTVスティック

ハードウェア仕様:
CPU:シングルコアARM Cortex A9 Rockchip RK2928 1.2 GHz。
GPU:3D GPU 1 xマリ400。
OS:Linux 3.0.8。
DDR3:256MB
Wi-Fi:802.11b / g / n 150Mbps 2.4GHz

ポータブルDLNA AirplayミラキャストHDMI
WiFiディスプレイドングルテレビ受信機アダプタ
HDMI 1.4、1080PフルHD出力をサポート
RAM:256MB
HDMI 1080Pスマートフォン用マルチディスプレイ共有

マニュアルは簡単な英文のみで、非常に分かりにくいです。 仕組みが分かれば理解できるのですが、それがなかなか分からない。

EZCastのコピーみたいで画面が似ています。 スマホをWifi接続して設定しますが、スマホからルーター接続して、さらにこのドングルが本来のWifiでネットに接続します。 この辺は洗練されていて使いやすいです。

Airmirror、DLNA、Airplay Miracastをサポートします。となっていますが、結局スマホ側にアプリを入れて、スマホに表示して、それをドングルを経由してTVにミラーすると言うことで、ドングル自体に機能があるわけではないです。 従って機能の大半はスマホ側のアプリで決まります。 EZCastのコピーらしいので、EZCast用のアプリはみな使えるようです。

元の目的のTV視聴は、どうなったというと、操作が面倒になるので、アキラメました。 まずスマホのWifiをドングルにつなぎ直して、スマホのアプリを立ち上げて、ビデオを表示して、それをTVにミラーすると言う手順を毎回行わないと視聴できないようです。

今月の読み物は、「黒部の太陽」 木本 正次 著
Kindle版 ¥ 800

オススメ度 ★★☆ この閉塞の時代に再読すべし

先月紹介の、吉村 昭 「高熱隧道」の続編として読みました。 詳しくは説明不要でしょうが、重なる逸話が出てくるので、全体の状況が良く分かりました。 それにしても当時の日本にはガッツがあったのですね。 元気が出てきます。 単なる1つの民間企業の関西電力がここまでやるとは素晴らしいと思いました。 昨冬にカニを食べに行った城崎温泉にあった、太田垣翁資料館も思い出して、興味深く読みました。

内容紹介
21世紀によみがえる黒部ダム建設工事の苦闘。 北アルプスに山中を貫く関電トンネルの掘削―。 破砕帯と呼ばれる脆弱な土壌、冷たい地下水の大量噴出。 トンネル貫通までの苦闘と葛藤を描く、人間ドラマ。 映画『黒部の太陽』(1968年、三船敏郎・石原裕次郎主演、熊井啓監督)や、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『黒部の太陽』(2009年、香取慎吾主演)の原作文庫版。 –このテキストは、文庫版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)
昭和三〇年代。電力不足の日本を救うため、人跡未踏の地で、巨大ダム「黒四」の建設が始まった。だが工事はトラブルの連続で、ついに「破砕帯」に遭遇、大出水に襲われる。もしこのまま工事が進まなければ、黒四ダムは完成しない。そのとき男たちは、いかにして困難に立ち向かったのか?徹底取材で描かれたノンフィクション・ノベルの傑作。

 

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