今月のひとこと2017年12月号

2017年12月1日
国会は北朝鮮のミサイル発射にも関わらず、相変わらずモリカケに固執する野党が居る反面、与党に質問時間を多く配分したので、いろいろな議論が国会中継で聞けるようになりました。 確かに安倍政権はには飽きが来たし、横暴なところもあるし、モリカケも納得できない点はあるものの、安定した政権が望ましいし、問題もたいした問題では無いと言うことでしょう。 支持率は余り大きく下がらないです。

 

 

 

ドイツのメルケルが怪しくなってきたので、ますます安倍さんの外交が光ってくるのでは無いでしょうか。 野党はことあるごとに外交解決を叫びますが、これも安定した長期政権と首相が居るためで、性急な政権交代は百害あって一利無しです。

相撲界も大揺れ。 真相は相撲協会と貴乃花の対立の構図が見えてきました。 けど理事長の「すんませんでした」は無いと思いますよ。 「申し訳ありませんでした」とか言えないものでしょうかね。 一応は相撲界のトップなんですから、元力士とは言え、それなりの物言いがあっても良いと思います。 また白鵬も、勝手な振る舞いが目立ち、そもそもモンゴル人ばかりの相撲になってしまったのが、問題で、結局日本人力士が弱すぎるのが根本的な問題でしょう。

やっと春闘の前哨戦が始まりました。 そもそも政府が3%もの賃上げを要請するというのは、社会主義国ではあるまいし異常です。 一番の責任者は労組と財界。 労組はそもそも賃上げのためにあるはずで、労働者の労働環境の向上の最たるものは賃上げでしょう。 企業側には支払能力があるのですから、ここはストを打ってでも、賃上げを獲得すべきでしょう。 その労組と関連が深い野党にもそう言う声は余り聞こえてきません。

次に問題は財界、特に経団連。 経団連こそ、こう言う大局的な、政治的なテーマを扱うべきで、個々の企業は利益を追求するので、しょうが無いとしても、経団連ぐらいは、旗を強力に振るべきです。 どうも今の経団連の会長は、出身企業の問題もあり、早期に引いて頂いて、次の日立出身の会長に引き継ぐべきです。 東レの問題にしても、自分が社長時代だったにも関わらず、自分は知らなかったとか、サラリーマン社長丸出しのコメントで、その時の責任を痛感すると言うような文言は無かったです。 本当にこの人は心の底から社長をやっていたんだろうかと感じました。 現会長は就任したときからイマイチだと感じていましたが、その通りになりました。

株価は23,000円が壁になって、その前で一進一退を繰り返しています。 北朝鮮のミサイルには、もうあまり反応しなくなりましたが、全体の動きが鈍いです。 単元株単位の売買も結構多くて、乗り損ねた個人が細々と売買している感じです。 いずれには3万円に到達すると言う話もありますが、時期はいつか分からない、いずれ、と言う話です。 オリンピックまではこの様な調子だと思いますが、オリンピック後がまったく想定できないですね。

今月のITの話題は、IoTとChromecastです 冷温室は元々エアコンがあり、メインの温室にも石油ストーブの代わりにエアコンを付けました。 最近はエアコンの効率がドンドン上がって、灯油を炊くより安くなったと言うことです。 それともっと面白いのは温度の制御が容易になったことです。 最近のエアコンには遠隔制御の機能の付いた物もあるようです。

温室の夜温を下げたいので何とか制御できる方法はないかと思って探したら、赤外線リモコンを遠隔で動かすものがたくさんネットの上にありました。 大分迷いましたが、eRemote と言うのがあったので、買ってみました。 温度制御が面倒だと思いましたが、どうもエアコンの赤外線リモコンはTVと異なって、1ボタンが1機能に対応していなくて、例えば暖房のボタンを押すと、電源オンと設定温度情報が一気に送られるようです。 つまりリモコン自体がそれなりの自立性を持っていると言うことが分かりました。

この端末とAmazonの AWS IoT の組み合わせで遠隔で制御できるようです。 NAT越えも容易で、LAN/WAN問わずにアクセスできるし、毎日の定期動作の様なタイマー機能もこのAWSで行え、スマホとは関係なく動くようです。 いま流行のスマートスピーカーとの連携もあり、仕様はあまり固まっていないようで、少し前の端末はいずれは動作しなくなるようです。

Chromecastは以前からありましたが、少し高いので、安い Anycast を買ってみましたが、最初は動作したのですが、最近は動作しなくなって、当初はこちらにも知識が不足していた事もあり、うまく使えませんでしたが、Chromecast は作り込みもしっかりしていて、容易に使いこなせます。 これでスマホやタブレットの画面を大きなTV画面で見ることが出来ます。

これに関連してPanasonicの Digaも キャストに対応しており、Diga自体でもネットアクセス可能なので、Youtube などはTV放送と同じ感覚で、TVのリモコンを使いながら視聴できます。 しかし、もともとスマホ用に作られているので、Chromecastを使ってスマホでコントロールしながらTVに映し出すのがやりやすいです。 またDigaは、外部でのスマホのアクセスも可能なので、ワンセグが付いていないスマホでも自宅のDigaをアクセすることで視聴できます。 おまけに録画したものやBS放送も視聴できるので、ヘタにワンセグが付いているより便利です。

今月の読み物は【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 がん消滅の罠 完全寛解の謎 (『このミス』大賞シリーズ) 単行本 岩木 一麻 著 ¥1,490。

オススメ度 ★★☆ ガンに関心があれば一読を。

今年の初めの本で、少し古いですが、ガンの知識が少しでもあると、面白く読めます。 ネタが分かるとなーんだと言うことになりますが、その前のガンのいろいろな情報が面白いです。

がん消滅の罠ー完全寛解の謎 [著]岩木一麻
苦痛さえコントロールできるなら、がんが一番いい死に方だといわれる。余命を宣告されてから死ぬまでの間に、いろいろと準備できるからだ。もっとも、だからといって、発がん性物質をもりもり食べる気にはならない。やっぱり、がんにはなりたくない。

がんで余命宣告を受けた時点でお金が支払われる生命保険がある。では、余命宣告を受けた後で、がんが治ってしまったらどうなるのか。岩木一麻『がん消滅の罠』は、そんな「もしも」を題材にしたミステリーである。

余命半年と宣告された患者の病巣が、生前給付金を受け取った直後に消えてしまう。それだけなら喜ぶべきことだが、連続して4人もとなるとおかしい。たんなる偶然か、それとも新手の保険金詐欺なのか? 患者を担当した医師・夏目と、友人でがん研究者の羽島が謎に挑む。

浮かび上がってきたのは、政財官界のセレブたちが治療を受ける怪しい病院の存在だ。しかし、がんを治したり再発させたり、そんなことが自由にコントロールできるのか。誰が? 何のために? 謎は深まるばかりである。

本作の魅力は、がん治療とトリックとをうまく結びつけたところにある。医療ミステリーであると同時に、謎解きを楽しむ本格ミステリーでもある。がんとは何か、転移や治療法などについても、登場人物の会話というかたちで解説される。最後の最後まで読者を安心させない。

第15回「このミステリーがすごい! 」大賞受賞作。この賞からは、医療ミステリーの旗手、海堂尊がデビューしている。新たなスターの誕生を歓迎したい。 評者:永江朗 (週刊朝日 掲載)

内容紹介
選考委員絶賛、第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作!
・史上最高レベルの医療本格ミステリー。こんなとんでもない謎を正面に掲げるとは前代未聞、大胆不敵。(大森望)
・まったく見当のつかない真相。謎の設定がとにかく素晴らしい。(香山二三郎)
・最前線でがん治療に当たる医療現場が抱える今日的問題をテーマに、圧倒的ディテールで描く医学ミステリー。(茶木則雄)
・この小説の「売り」は「がん消失」の驚くべき企みとその真相だ。(吉野仁)

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

夏目から余命半年の宣告を受けた肺腺がん患者が、リビングニーズ特約で生前給付金3千万円を受け取った後も生存しており、それどころか、その後に病巣が綺麗に消え去っているというのだ。同様の保険支払いが4例立て続けに起きている。不審を抱いた夏目は、変わり者の友人で、同じくがんセンター勤務の羽島とともに、調査を始める。

一方、がんを患った有力者たちから支持を受けていたのは、夏目の恩師・西條が理事長を務める湾岸医療センター病院だった。その病院は、がんの早期発見・治療を得意とし、もし再発した場合もがんを完全寛解に導くという病院。がんが完全に消失完治するのか? いったい、がん治療の世界で何が起こっているのだろうか―。

内容(「BOOK」データベースより)
治るはずのないがんは、なぜ消滅したのか―余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまう―。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。

 

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