今月のひとこと 2020年元旦号

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 2020年元旦

とうとうオリンピックイヤーの2020年が明けました。 明けましておめでとうございます。

昨年の大納会は26年ぶりの最高値で終わりました。 180円以上も下がったんですが、大納会の日に手仕舞いしたい人が多かったということでしょうが、今年のことは誰にも分かりません。 世界経済が悪い悪いと言われ、悪い材料ばかり新聞に載っていますけれども、それでも株価は上がって行くと言う非常に気持ちの悪い、居心地の悪い相場だったんではないかと思います。

いずれは、このバブルも崩壊するはずで、東京オリンピックや大阪万博までは何とか持って欲しいと言うのがみんなの本音でしょう。 来年の日本の成長の政府見込みが1.4%ということで低空飛行は変わりません。 ずっとこの30年近く低空飛行を続けたおかげで日本の経済はどんどん下がっているのですが、世界に対する影響を持ち続けてほしいものです。

ITの話題ですが、ずっと以前の30年以上前にネットが、まだモデムを使っていた頃の話ですけども、大量のデータの送り方が議論になりました。 結局、DVD に入れて宅急便で送れば容量・時間・費用の関係で一番それが良いということになった事をを思い出したのが最近の Amazon の AWS のデータセンターのデータ移行の話です。

最近のデーターセンターの記憶容量は凄まじいものがあります。テラと言う単位が珍しかったのも束の間、現在ではテラ、ペタ、エクサとそれぞれ1000倍の単位があります。 さらに上はゼタ、ヨタ・・・ となります。 エクサバイト級の大容量のデータを移行するのはどうするのでしょうか。

Amazonの答えは「AWS Snowmobile」。 3年ほど前に発表されたものですが、100PBのコンテナ。45フィートの大きさのコンテナトラックで、実際にデータセンターへ運転して行って、発電機もネットワークも備えているのでLAN接続してデータを取り込み、それをAWSに移送すると言うもの。

エクサバイトのデータを10Gbpsのネットワークで転送すると26年かかるところ、10台のAWS Snowmobileでは6カ月程度でクラウドへ転送できると言うことで、巨大なデータセンターも AWSのクラウドに移行できるというわけです。

それにしても時間のかかる話ですが、これは進化してるのかしてないのか、30年前の DVD を宅急便で送る話とはレベルは違うが、基本的な発想は同じですね。 歴史は繰り返す。

と言うことで、今月の読み物の進化について考えます。
「残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか」 NHK出版新書 2019/10/10
更科 功 著 単行本 ¥880

進化論の話としては文章も読みやすくて面白かったです。 お正月の休みに生物の進化について思いを馳せるのも悪くはないかと思います。 この著者はガンガンのダーウィン主義者らしく、すべての進化を自然選択で捉えます。

だけど私は、例えばキリンの首が急に伸びないわけで、どっかで中間形態があって、だんだん伸びていくと思うんですが、だんだん伸びていく間に本当にそれが有利に働くのかと言う点が疑問です。

眼球に関してもこんな精巧なものが試行錯誤できると信じられないんですけども、この著者はそれも光を感じる神経から、複眼になり、それが進化して今の眼球になったということらしいですけども、何か信じられないです。

また目の視神経はその正面奥から視神経の束が出てるわけで、この部分には視神経が無くて、見えないんですが、これは盲点ということでよく知られてています。これを頭脳のデータ処理でこれ見えるというか錯覚を起こさせて見えてる気にさせているわけで、この他にも脳のデータ処理は半端ではないです。

しかし何でこんなややこしいことをするのか、もうちょっとその目の端の方から神経の束を引き出せばもっと効率がいいんじゃないかと思うんですが、なぜかこれがこうなっているのか、この著者によるとこれが人間の不完全な所だと言いたいんでしょう。

いずれにしても宇宙人が存在するとかしないとかいう話がよくありますけども、私は宇宙人は存在しない少なくとも人間が通信できる範囲には居ないと思っております。 その文明が生まれてから消滅するまでの間に、光速で往復する距離には存在しない。 それより遠くに居ても、こっちが絶滅したあとに来訪があっても意味がないです。

アミノ酸とかバクテリアぐらいは、すぐにできそうですけども人間という、非常に高度な知的生命体というのはそう簡単にはできないんじゃないかと思います。 先日はグアムで金環食が見られたみたいですけども、あれは非常に不思議な出来事です。 何でちょうど同じ見かけの大きさの太陽と月があるのかというのは、むちゃくちゃ不思議なところで、これがおそらく高等生物を生み出した要因の最大のものではないかと思っています。

他にもいっぱい要素はあると思うんですけども、銀河系のちょうど良い外れに、ちょうど良い太陽があって、その周りの軌道のちょうど良いとことに地球があって、これまたちょうど良い出来方で、大きな月が出来たと言うのは、宇宙広しといえども極めて稀ではないかと思っています。

非常に大きな月が出来て、その潮汐力が要因となって高等生物が生まれたいうことになるんじゃないかと思ってます。 しかし、そうは言っても突然に知的地球外生命体と遭遇するかもしれませんので初夢に見たいと思います。


 

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