今月のひとこと2007年11月号





「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。

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11月4日
やはりサブプライムの問題が尾を引いているようで、すっきりしませんね。 構造改革も何となく元に戻ってきて、また再び「失われた10年」と言う話も出てきています。 先ほどTVの速報で「小沢さん辞意」と言うテロップが出てましたが本当でしょうか。 本当ならなかなか面白くなって来たと思います。 民主党が生まれ変われば、少なくとも新しい構造改革と言うイメージが出てくるのではないでしょうか。

アメリカは、ヒラリー大統領で決まりなんでしょうかね。 他にこれと言った対立候補も出てこないようなのですが、まだまだ時間はありますから、どんでん返しはあるのかもしれません。 お隣の韓国は、時間が無いにも関わらず、なかなか決まりそうにありません。 日本も多少はガタガタしても、政治の変革の時代ですが、結果的に良いところに落ち着いてもらいたいものです。

構造改革といえば、始まった郵政の民営化。 ところが、どうも風向きがおかしいようです。 元々郵政改革の目玉は、130兆円とも言われる、郵便貯金の資金を民間に還流させると言うことがあったと思います。 従って、膨大な郵便貯金はだんだん残高を減らす方向と思っていましたが、どうもそうなっていないようです。 元の三井住友銀行の西川頭取が、新銀行の社長となって、純粋に民間銀行として利益を求め始めていると言うことで、預金残高は減るどころか、増える方向にあるということです。

郵便貯金の運用は、財政投融資がなくなった後は、国債で運用され来ましたが、国債はご存知のように、極めて低い利率で、これと近い預金利率を持ってくるとほとんど利益はないことになります。 小さな池の中に大きな鯨、他の魚は死に絶え、鯨も死に絶えると言われています。 そう言う意味で、この辺で見直しをするのも必要なことでしょう。

最近やっとビデオカメラ買いました。 買おう買おうと思っているうちに、新型が次々と出てくるし、媒体もテープから、ディスク、ミニDVD、メモリカードとめまぐるしく変化しました。 ディスクが良いと、ビクターが出た頃から見ていましたが、どうも評判が良くない。 フォーカスが遅いのと、どうもディスクの立上げ時間がかかると言うことみたいです。 振動にも弱い。 ミニDVDでも良いと思いましたが、大きくて重い。

最近出たのが、SDメモリカードに録画するもの。 ディスクも無いのに偉く高いし、メモリカードにはたいした録画は出来ないのではないか、と思っていましたが結構な人気で、本気で検討してみると、そこそこでしたので買ってみました。 価格は9万円を切る値段。 重さも300g台で、DVDの500gぐらいからはかなり軽い。 SDカードメモリも、8Gbが市販で出ていて、これでMpeg4で1時間20分から2時間近い録画が可能です。 画質はもちろん1920×1080のハイビジョン画質です。

しかし、全体に高くつきます。 まずバッテリも小さいので、予備が必須。 これが小さいのに1万円もします。 SDカードも8gbで1万円近くします。 また、本体がちいさいので、アチコチにコネクタが出ています。 特殊なコネクタはありませんが、HDMI(コード無し)とD端子+音声端子(コード付き)、USBはミニタイプですが、PCとのデータ転送時にはスレーブ、DVDレコーダーやプリンタが繋がるのですが、その場合はマスタになるので、特殊なケーブルが必要な場合も出てくるようです。 DC電源は、バッテリと同じ形のものをバッテリの代わりに入れてそれにケーブルで電源供給とコネクタに苦労しています。

SDカードですので、録画したデータはPCで直接いじれるようですが、説明書では慎重に書いてあって、付属のソフトを介して、USBで外部メモリとしてアクセスするのが基本みたいです。 どうもファイル構造が特殊でファイルを直接触る場合は、つじつまを合わせる必要があるようです。 このソフトで、mpeg2に変換も可能。 リモコンが少し大きいですが付いていて、これで撮影が出来ます。 LCDをこちらに向けておけば、三脚でセットしておけば、一人で旅行した時などに、自分で撮れます。 写真もOK。

今月の読み物は、秋の夜長にじっくりと読む吉村昭。 あほうどりの話が延々と出て来て食傷気味、鳥の嫌いな人には駄目かもしれません。 漂流 (新潮文庫) 620円税込。 江戸・天明年間、シケに遭って黒潮に乗ってしまった男たちは、不気味な沈黙をたもつ絶海の火山島に漂着した。水も湧かず、生活の手段とてない無人の島で、仲間の男たちは次次と倒れて行ったが、土佐の船乗り長平はただひとり生き残って、12年に及ぶ苦闘の末、ついに生還する。 その生存の秘密と、壮絶な生きざまを巨細に描いて圧倒的感動を呼ぶ、話題の長編ドキュメンタリー小説。(本書裏表紙から)

鳥にはうんざり増すが、流木を集めて船を作ってしまうと言うのには、ビックリしました。 それも設計をして、模型を作ってから流木を集めて、それで出来るところから作っていく、最後に流れ着いた錨を溶かして、必須の釘を沢山作っています。 執念と言うか、技は身を助くとか、これが現実にあったことと言うのには、特にものつくりの一翼に携わる人間としては、ひたすら感動します。





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