今月のひとこと2009年5月号





「今月のひとこと」の目次


毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。


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5月4日

最近は株価も上がってきて、やっと底入れ感が出てきたようです。 しかし、足元の経済は最悪で、今年はこれからが本番ではないでしょうか? あまりにも悪化が急激だったので、その急激度が少し減っただけのようですが、心理的には安堵感が広がっています。 おりしも連休の高速道路は、高速1,000円均一のせいもあって、大混雑です。 1年前は、道路暫定税の一時停止で、エコに反するという話が沢山ありましたが、あの議論はどこに行ったのでしょうか。 もともとチマチマしたエコは単なるスタイルと思っていましたので、どうでも良いような感じですが、世の中上げて車はエコに反すると言う様な議論が全くないのは妙な感じです。



ジープで知られるクライスラーがとうとうチャプター11を申請する事になりました。 アメリカと言うところは妙なところで、日本で言う破産法適用みたいな状態になっても、事業はそのまま続いています。 もっとやわらかいのはチャプター7で、これはほとんど現実には何もないという感じです。 債務停止を公式に認めるだけなのか、と思います。 以前に飛行場で、時間待ちの時に新聞を見たら、搭乗する予定の飛行機会社がチャプター7を申請したと言う記事がトップに大々的に報道されていましたが、目の前では飛行機がちゃんと飛んでいました。 搭乗するほうも何の不思議もなく、新聞を読みながら搭乗すると言う奇妙な光景が見られました。



最近立て続けに、いろんな機器を買い込んだので、そのレポートです。 まず、5年経ってヒンジの部分がおかしくなってきたケータイをDopaからFomaに機種変更。 15,000円がバックされると言う触れ込みに引きずり込まれて、同じDocomoにしまた。 新規契約が減少しているキャリアとしては、既存客は必死で確保しようと言う事でしょう。 機種は元々Pを使っていたので、P-06Aと言う最新機種になりました。 元々P-03Aにするつもりが、店員の進めに従って、より機能を絞った機種にしました。 メールやWebブラウザは言うに及ばず、ワンセグ視聴はもちろん録画も出来るようになっています。 さらにはマイクロソフトのメディアプレイヤーと連携したミュージックプレイヤーも付いていました。



もちろん外付けの、SDカードが必要ですが、これまた安くなりました。 音楽を本気で聴くのなら、8Gバイト程度欲しくなりますが、これが最近では1500円程度で入手できます。 これにワンセグ録画や、カメラの画像を保存できます。 カメラは流石に機能限定なので、外向きの1台しかありません。 また位置が悪くて、すぐに指が写ってしまいます。 保持の仕方が悪いのか? といろいろ試してみましたが、うまくいきません。



PCとの連携は、音楽などは上記のマイクロソフトのメディアプレイヤーで出来ますが、電話帳とかの保存は無料のソフトをDocomoからダウンロードして使用できます。 おまけにしては流石にDocomoがお金をかけただけあってよく出来ています。 以前は、市販のソフトを買わないといけなかったのですが、今回は接続ケーブルを1,000円ぐらいで買うだけで済みました。



最後に気をつけないといけないのは、イヤフォーンの接続です。 Docomoはソフトバンクと同じものが使えますが、従来は平形コネクタと言うコネクタで繋いだのですが、今回からは外部接続端子用のコネクタと名前もサイズも変わりました。 イヤフォーンとの変換アダプタがあるのですが、普通の店では売っていないので、通販で買いました。 500円ぐらいのものなので、これに送料を500円もつけると話にならないので、メール便込みのところを探すのに苦労しました。



次は、カーナビ。 サンヨーのミニゴリラが新しくなったので、注文しました。 価格.cmo で人気一番のものですが、実際のサイトで買うと、表示より安くて、39,000円送料込みであくる日にすぐに送ってきました。 小さく安いのに良く出来ています。 ゴリラのIFを引きずっているせいか、少し慣れないと操作に戸惑います。 タッチスクリーンなので、場所の成約上しょうがないのかもしれません。 GPSとおそらく加速度センサだけで精度はばっちりです。 ただ、ルート検索がイマイチで、高速道路ぐらいなら良いですが、少し込み入ると難しいようです。 自車の位置を確認するだけなら重宝します。 また内臓バッテリでも動くので、自転車とか徒歩とかバイクでも使えます。 車内で音楽を聴くのも目的の一つでしたが、これがイマイチ。 FMトランスミッタが付いているのは良いとしても、出力が少し弱すぎるので、時々雑音が入ります。 最近ではFM放送が全くない周波数を探すのは大変です。 周波数は、0.1MHz刻みで変更できますので、根気良く探す必要があります。



ワンセグの視聴、録画は付いていますが、録画は一回きりで、毎週録画とかは出来ません。 運転中つまりセンサはハンドブレーキで、これを外しているとワンセグは音声しか出てこないようになっています。 ハンドブレーキの0V、+12Vを検知しているらしくて、都合3状態と内臓バッテリ動作で、いろいろな機能が動いたり動かなかったりします。 音楽の温室の調整などがないのですが、列車での旅行に持って行っても面白いと思います。 音楽を聴いたり、ワンセグを見たり、自分の位置を確認したり出来ます。



今月の読み物は、幕末志士の「政治力」-国家救済のヒントを探る (祥伝社新書143) 瀧澤 中 著¥840。 世の中が大きく動いた幕末に動いた人々がどのような政治的背景だったのか、ふと気になって読んでみました。 現在よりより複雑で、通信手段も限られていた時代に、結果として見れば、大成功だった明治維新を動かしたのは? 取り上げられているのは、篤姫、坂本竜馬、西郷隆盛、新撰組、井伊直弼、慶喜。 篤姫は流行としてともかく、それなりに大奥で政治力を発揮したのには違いないし、坂本竜馬はあまりにも有名。 しかし坂本竜馬は本人が取り上げられる事が多いですが、やはり奇兵隊、亀山社中の存在が大きそうです。 いくら坂本竜馬の人間が出来ていても、こう言う商社の走りのバックを持っていないと政治力は発揮できないのは納得。 昨今の外交万能、軍事力不要の議論を思い出しました。 新撰組の近藤勇も幕府との交渉を見ていても、単なる百姓上がりの俄武士ではなくて、それなりに政治力はあったようで、最後は大名格になりました。 これも新撰組と言う物理力を背景に持っていたのは言うまでもありません。 意外に本書で辛いのは、慶喜。 いろんな評価があるようですが、流れに乗れなかったと言う点では、しょうがなかったのかと思います。 トータルの政治力を発揮して、公武合体の政権が出来ていたら、後世はどうなったでしょう。 歴史にもしはありませんが。



内容(「BOOK」データベースより)

昨今の国民の政治不信は、現在の政治家のふがいなさが、そのまま国民の不安につながっているとも言える。漢字が読めないなどという政治以前の問題はともかくとして、まさに現在の政治家の資質が政局混乱を招いているといっても過言ではあるまい。幕末の混迷は現代の比ではないが、その混迷の時代を駆け抜けた坂本龍馬、西郷隆盛、新選組、そして幕府側の志士たちはどのような政治意識を持っていたのか。そして彼らの政治家としての力はどのようなものだったのか。現代政治学家・政治史研究家である著者が、“人間力”の視点から、幕末志士と現代政治家の違いや、彼らの活躍から国家救済のヒントまでを鋭く読み解いていく。





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