▼K.Sato

▼K.Sato
その(1)
この数日、暑かったり冷んやりしたりの季節の変わり目ですが、皆様お変わりございませんでしょうか。

前回この掲示板に書き込んだ時は、梅雨明け云々と言っておりましたのに、はや 気の早い落ち葉が秋風に舞っているような此の頃です。
毎日バタバタと過ごしておりますせいか、はたまた 光陰矢のごとしと申しますか、なんとも日の経つのが早く感じられます。

今月の一言は、相変わらず興味深く拝読させていただいております。
DVD から 蚊の話、量子コンピュータへと、ここのマスターの豊富な薀蓄には驚かされます。

さて、最近のイラク情勢に関して私の心配な事
まもなく、アメリカの同時多発テロ事変( 敢えて、事変と呼びましょう。)から、2周年となりまして、また あの日の衝撃的な光景が世界中の人々の脳裏によみがえって参りますが、この事変に誘発されたイラク戦争がブッシュ大統領の終結宣言の後もますます難しい局面となって来るようでございます。
私の私見とお断りして申し上げれば、イラクに限らず、中東イスラム圏の国々に西欧的な民主的価値観を定着させる事は至難と言わざるを得ないように思います。極端な言い方をすれば、イラクのような国の統治を短期間で安定化させる事は、サダム フセインのような、反対者に対して虐殺や毒ガスの使用も躊躇しないような政権で可能であり、米 英軍でも難しい、まして非力な国連においておや と感じます。
今考えますと、イラク戦争開戦直前のシラクとシュレーダーの対応は非難されるべきで、猛省を促すべきと思います。
タラレバ論になってしまいますが、あの時は一致してフセイン政権に圧力をかけ続けて、サダム一族を 例えばヨルダンかレバノン、シリアあたりへ亡命させる事によって、無血の体制変革を実現できたはずで、ぎりぎりの所でサダム フセインに対し、米英対仏独露の対応不一致が体制存続の誤った希望をもたせてしまった結果と思います。

その(2)に続きます。
(PC)
9/7 18:33

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください