今月のひとこと2007年8月号





「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。

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8月4日

先週の参議院選挙は劇的でしたね。 また、参議院と言えどもいろいろ権力の発揮が出来るものやっと分かりました。 法律の抜け穴だと思いますが、日銀の総裁などを決めるのは結果的に参議院の承認が必要とのこと。 一般の法律も衆議院差し戻しの上3分の2で可決できるようですが、これも参議院で明確に否決した場合で、審議そのものを遅らせたりすれば、差し戻しも出来ません。 アメリカの大統領は議会で否決されても、拒否権がありますので、前に進めることが出来ますが、日本の場合は、前進も後退も出来なくなる恐れがあります。



それにつられたのか、株価も大幅ダウン。 尤もこちらはアメリカのサブプライム問題の深刻化につられての大幅ダウンですが、一時の日本の住専に似ています。 当時の住専に公的資金を注入するのに、全国民が反対して、その後の不良債権の処理が大幅に遅れた一因になりました。 この時は数千億円の規模だったのですが、その後の銀行の処理に2桁兆円の公的資金が注入された事は記憶に新しいところです。 まあパーナンキFRB議長の手腕に期待しましょう。 日本では、日銀が0.5%から0.75%への利上げに動くようですが、もしこのアメリカの問題の影響が大きいようであれば、見送りになるでしょう。 従って今回は利上げが無ければ、売りになるんではないでしょうか。 来年以降は中国の動きも重要で、当面は世界的に景気が安定することは無いのではないでしょうか。



最近のIT分野の最大の話題は、iPhone ではないでしょうか。 日本での発売はまだまだ先だそうですが、発売日だった6月29日の前夜には、徹夜組が出るほどの社会現象となりました。 スティーブジョブズには、アップルを追い出された後の、1990年ごろに、Redwood City の NEXT Computer で会った事がありますが、端末としてのハードウエアと、それに付随するネット上のサービスと言うビジネスモデルの考え方は同じなので、共感しました。



NTTドコモに代表されるいわゆる通信会社の製品文化に制約された日本のケータイに比べて、ゼロから積み上げた製品がどれだけ魅力的か改めてビックリさせられます。 もっともジョブズのアイデアの豊富さが第一ですが、制約がないと言うことがどれだけ製品を魅力的にするのか、目からウロコの感が強いですね。



音楽管理ソフト iTunes との連携は当然としても、今回の iPhone には四つの基本機能(電話、メール、iPod、ウェブ閲覧)が搭載され、それ以外に11の付属機能(カメラ、カレンダー、ユーチューブ閲覧など)があるそうです。 電話は、最大5人まで同時に会話が可能。 電子メールは、ワードやエクセルの文書も開けるとのこと。 日本のケータイでも同じような機能はあるようですが。 iPod 機能は、ケータイでも入ってきていますが、本家の iPod と言うのが売りでしょう。 ウェブ閲覧は、アップルの標準ブラウザ サファリ を使っており、他社のはるか先を行く。 その他には、ユーチューブ閲覧、グーグル・マップが電話機能や電話帳と連携しているとのこと。 iPhone用にデータ変換したユーチューブの働画も、Wi-Fiを使って快適に見られるらしいが、どの地域でWi-Fiのサービスをしているのか、は分かりません。



前々回に本欄で紹介した、薄型テレビの続報です。 前々回で、プラズマ不利と報告したのですが、最近の情報によると10%ぐらいの売上げダウンが報告されているようです。 本家の松下の売上げがわずか1%ですが低下したとのこと。 今日の朝刊の折込チラシでも、プラズマはワンランクかツーランク小型の液晶と同レベルの価格帯になっていました。 まあ60インチとか、100インチとかの超大型のもの以外は、液晶になってしまったのではないでしょうか。 特に小型が多い日本では液晶がメインになって来ています。



最近買った薄型TVはやはり、東芝 Regza の H3000シリーズ。 300Gbのディスクが搭載されていて、追っかけ再生とかいろいろな機能が、最低限ですが付いていて、TVとの連携も良くて、TVとHDレコーダーを別々に買うよりは5万円以上もお得です。 使用した印象は、BS/CSチューナーは流石に一つしかありませんが、地デジはチューナーを2台搭載していて、TVを見ながら録画できます。 おまかせ録画は、連ドラ録画しかないので少し使いにくいですが、まあまあ使えます。 チャンネルの切り替えは、シャープなんかに比べて少し速いです。 一方、電子番組表の表示は遅め。 再生は、スキップが付いているので、CM飛ばしがやりやすい。 などなど。



今週の読み物は、先月の本欄で紹介した「超リタイア術」で引用されていた、元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世 (中公新書 (740))神坂 次郎 著¥693税込。最近、江戸時代にハマっていて、いろいろ読んでいますが、本書はまあまあ読みやすくて、実質的な失業者である江戸時代後期の武士の生活をなまなましく紹介します。 仕事らしい仕事も無く月3日出勤、出張すれば接待の嵐、ヒマを持て余す現代にも通じる内容です。



朝日文左衛門重早という愛すべき侍にめぐりあってから、もう二十年ちかくになる。文左衛門、芝居を好み詩文に傾倒し博突と酒色に耽溺し、ヒステリックな二人の妻に悩まされ、武芸十八般にあこがれ片っ端から入門するが、気力、体力ともになく終生ヒョボクレ。尾張方言でいうその気の弱い〝兵法暗れ″文左衛門が、暮夜ひそかに天神机を引き寄せ筆を走らせつづけて二十六年八ヵ月、三十七冊、およそ二百万字。稀有としかいいようのないこの彪大な日記『鸚鵡寵中記』を通して、文左衛門の生涯を追いながら、元禄の名古屋城下に生きた下級武士や庶民男女の表情を、体臭を、哀歓を泛びあがらせてみたいと、ながいあいだ思っていた。(本書あとがきより)












“今月のひとこと2007年8月号” への1件の返信

  1. 簡単にSUM関数の挿入

    エクセルでSUM関数を使う機会はよく出てきます。
    オートSUMボタンはクリックするだけで答えが出てくるので便利ですが、キーボードでもオートSUMと同じ機能の組み合わせがあります。
    使いかた
    Shift+Alt+=(3つを同

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