今月のひとこと2008年3月号





「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。

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3月2日





株価も小康状態を保っていたのですが、またぞろ米国がおかしくなってきたので、もう一波乱ありそうですね。 3月中は持つものと思われていましたが、1ヶ月早まりそうです。 中国もオリンピックまで持ちそうに無いですし、世界的にインフレ懸念が高まっていす。 全世界的な、金余りの中でどこにどう流れていくのか誰にも分からなくなりました。 米国の著名な投資家は、米ドルは1セントも持っていなくて、居住をシンガポールに移したそうです。 グローバル化の流れの中で、その国だけを見ていて増税ばかり言っていると、気が付くと資産とそれを持っている人が国外に出てしまうと言う事も大いに有り得ます。



最近見つけたおもしろいものは終戦直後の航空写真。 サスガにアメリカで、日本を占領したとたんに、じゅうたん爆撃的に統合的な航空写真を撮っているんですね。 当然に銀塩写真なのですが、これが結構精密です。 軍事関連と言えばそれだけですが、引き伸ばしても結構きれいに見えて、Google Map 並みに綺麗に見えます。 これを知ったのは、ある展示会で大きな航空写真が展示されていたので作成方法を聞いたら、ネットで入手出来ますよ、とあっけない返事。 戻ってやってみると無料ではもちろん無いものの、数千円でキチンとした写真を送ってもらえました。 今見たら、多少は値上がりしていましたし、評定図も見えなくなりました。 財団法人日本地図センターで一度お試しあれ。 団塊の世代で言うと、ちょうど生まれた時代の写真が入手出来ます。 Googleと見比べてみるのも一興でしょう。







最近ハマっているビデオですが、SDカードに録画したAVCHDフォーマットのビデオのライブラリを作る目的で、今度はパナソニックのDIGA DVDレコーダーを買ってみました。 昨年に出た DMR-XW100 と2月に出たDMR-XP12 とだいぶだいぶ迷いましたが、1万円高でW録が出来る DMR-XW100 にしました。 ライブラリにするには、ディスク容量が倍の XW300 にすれば良かったのかも知れませんが、さらに2万円高となります。



各社いろいろ買ってみて分かったことは、いずれもユーザインタフェースがイマイチで、特に東芝だけが悪いようではないみたいです。 要するに東芝は機能が豊富なだけ余計に使いにくい感じがするのかも知れません。 よく言われていますが、先に東芝を買うと、他の機種ではあれも無い、これも無いという感じになります。 特に容量が大きい機種の場合は、フォルダ機能がないとバラバラして管理に困ります。



DIGAのW録も、良いようで結局非常用みたいな感じです。 W録は片方がDRモードでないと実行できません。 DRモードと言うのは直接録画モードで、ディスクの容量は沢山必要です。 AVCHDモードで直接録画出来るわけではないようです。 もっともDRモードから、他のモードへの変換は可能ですから、時間さえ惜しまなければ、ビデオ保存は録画した内容によって後でディスク容量の小さいモードにして保存しておけば良い、と言うことでしょう。



他の評価サイトでも指摘がありましたが、どうもDIGAは使い易さと言うことを勘違いしているような気がします。 ボタンが不必要に大きいのですが、ふたを開けたり閉めたりしないといけませんし、よく使うボタンがとんでもなく離れていたりします。 電源も切れていても録画しますが、視聴しようとすると電源をONしないといけません。 電源ランプも無くて、入っているのかどうか分かりにくい。 しかしオートオフ機能があるので、これをセットしとけば切り忘れても良いという理屈なんでしょう。



編集は、シーンの削除は実際に削除しているらしくて、一度間違って削除すると、元には戻せません。 従って、オリジナルのコピーがどこかで必要で、これがディスク容量を食います。 PCにでもコピーしておこうと思います。 東芝は流石にプレイリスト方式で、ダビングするときにプレイリストを参照しながら必要なところをコピーしますので、オリジナルが消えることはありません。 もっともコピーワンスですと、一度コピーが完了すると、その分はオリジナルから削除されてしまいます。 つまり移動と言うことになります。 次の仕様は、コピー10で10回までOKとなりますが、最近売っているレコーダーは、ファームの更新で、後で対応できるということらしいです。



AVCHDフォーマットでの録画はなかなか綺麗で、ハイビジョンと見比べない限り差は分からないと思います。 ただ実際のDVDに録画されるのは、別のフォーマットで、これはDIGAオリジナルだそうで、他のDVDプレーヤーでは再生できません。 バッファローのLink Theaterでは再生できるようです。 この他に、VRモードのDVDと言うのがあって、デジタル放送の録画形式となっています。 最近のDVDプレーヤーは対応していますが、古い機種は対応していません。 従って、デジタル放送を録画したものを視聴しようとすると、ハイビジョンではブルーレイ、DIGAだけならならAVCHDの形式で録画された通常のDVD。 VR形式対応のプレーヤで通常より綺麗なデジタル放送の録画を見ることが出来ます。



今月の読み物は、すでに読まれた方もあると思いますが、しばらく前に話題になったリサイクル幻想 (文春新書) 武田 邦彦著¥693。 最近話題になっているリサイクル紙の問題で分かったように、リサイクルといってもなかなか中身は複雑です。 以前に本欄でも同じ作者の本を紹介したこともあります。 リサイクルは、エネルギー収支の観点から言うと、そのリサイクルを行う設備に必要なエネルギーつまり石油もトータルで考えないと、本当にエネルギーの節約や炭酸ガス排出の役に立っているのか、分からないということです。 紙のリサイクルについて言うと、品質問題をさておいても、100%リサイクルは非効率的で、60%ぐらいがちょうど良いそうです。



それにしても、リサイクル用紙は高くつくと思っていましたが、ここまで嫌われているとは思いませんでした。 原発もCO2フリーと言われていますが、原発の設備を作るのにエネルギーつまり石油が必要で、これをトータルで考えないといけないと思います。 保守運用する人間も生活で炭酸ガスを発生するのですから、それも考慮に入れる必要があります。 要するに世の中で高くつく、と言うのはエネルギーが必要、石油が必要と言い換えても良いのかもしれません。



ロンドンではいろいろな試みがなされており、ごみの焼却熱を利用した分散発電も検討されているとのこと。 ごみだけでは不足でしょうから、太陽光発電とかを併用して、60%がロスとなると言われている、現在の大規模発電送電システムの見直しも必要かもしれません。



いずれにしても、江戸時代に学べです。 100万都市でリサイクルが完結していて、レベルの高い生活をしていた訳ですから、ほとんどの都市はマネが出来るのではないでしょうか?



出版社/著者からの内容紹介

再生ペットボトルは新品より三倍以上資源をムダ遣い! いまのリサイクルにどんな無理・矛盾があるのか、科学者からの批判と提言



内容(「BOOK」データベースより)

リサイクルをはじめ「循環型社会」「持続性のある文明」などの新しいパラダイムは、全体を俯瞰し、統合する理論と思想を伴わなければなりません。もし、それらなしに目の前の波だけを見て舵をきれば、航海士と船長を失った船のように大洋をさまようことになるでしょう。本著では「来るべき循環型社会とは何なのか」を明らかにし、二一世紀の日本には「環境問題は大切だが、不景気もイヤだ」というジレンマが存在しないことを示します








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