「今月のひとこと」の目次
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今月の一言2011年8月号
2011年8月5日
アメリカも日本も政治はガタガタで、しかし結果的に敵失で日本が残っているんですね。 不思議な感じがします。 このまま財政赤字をかかえたまま未来永劫には行きませんが、プライマリバランスが取れる、恐らく10年はかかると思いますが、その時までこの状態が続くんでしょうか? 10年前は、10年後には必ず何かのカタチで(デフォルトなり、銀行封鎖なり決着しているものと思っていましたが、何も起こらない。 流石に今日の株価は暴落と言って良いほどです。特に設備関連が震災時並みです。
10年前、日本は世界で周回遅れ、アメリカが先頭、と思われていた(私もそう固く信じていた)のですが、はっと気がつくと、何と世界の先頭を走っていたのです。 どうりで風当たりが強いと思った!? 最近世界の指導者の日本化が話題になっているようです。 何も決めずに問題先送り。 結局誰でもそうするしかないのではないか、と言う認識に変わってきています。
バブル崩壊の時には、アメリカからはあからさまにその無策を非難されたのですが、いざアメリカがその状態になれば、同じことだったのです。 国会のねじれもアメリカと同じ。 尤もこの点は、アメリカの方が少しスマートに処理しているように見えます。
中国は、それにしても いろんな意味で元気ですね。 例の列車事故に端を発した政府批判が止まりません。 ノーコンになっているような感じです。 当初は、鉄道省が槍玉に上がって、中央政府はそれを良いことに少し煽ったもしくは放置した印象があります。 TVのインタビューを見ていても、当初は鉄道省がけしからんと言うのが多かったのですが、最近はその文言を聞かなくなりました。 中央政府がターゲットになっているんでしょう。 結構慌ててます。
列車を埋めたのには、流石にビックリしました。 反面中国らしいとは思いました。 翌日の各新聞の扱いの差が見ものだとおもいましたが、騒ぎが大きくなって、無視できなくなりましたね。 それにしても掘り出したという列車の綺麗なこと。 あれは掘り出したのではなくて、元の列車の映像でしょう。 本当に全部掘り出したのか疑問です。
原発事故の後の放射能被害が後を引いています。 東海村で5マイクロシーベルト毎時、東京でも1マイクロシーベルト毎時以下ですが検出されているようです。 やはり事故の翌日に海外から言われた東京からも逃げ出せ、と言うのは正しかったんですね。 尤も原爆や水爆実験華やかなりし頃は、この程度ではなかったと言う話もあり、確かに、直ちに健康に影響はないので、ズルズルでこのまま行くんでしょう。 そして20年後に影響が出てきて、壮大な放射能人体実験の結果が出るのでしょう。 どうも日本人は放射能について皮肉にも一番被害を受けますね。
震災直後から、電力会社特に責任のある東電のOB、65歳以上は、体力は無いかもしれないが、知識や知恵はあるはずで、大挙福島第1原発に向かうべきと思っていましたが、先日のTVで、そう言う部隊が編成されたと報道がありました。 しかし結果的に、組織の壁というか仕組みのしがらみの中で何も出来なかったようです。 今の65歳は放射能の影響が出る20年後は85歳ですから、生きているのか死んでいるのか分かりません。 寿命が尽きるときにガンになっても問題はほとんどないです。 実際に高齢で亡くなった方を、たまたま解剖したときは、かなりの確率でガンが発見されると言うことです。
人間と言うか哺乳類の寿命がここまで伸びたのは、生命の歴史始まって以来なので、進化の洗礼を受けていないんですね。 だからガンにかかる。 もし若いとき特に子孫を作る前にガンに罹る確率が高いと、進化の過程でそれに対する防御が働く、と言うかガンに罹らない系統だけが生き残っていきますので、ガンが克服されるはずです。 いろいろな感染症に強いのは、この過程が有効にはたらいているのだと思います。
今月は、いろいろあって本を読めなかったので、今月は休みです。 その理由と言うわけでも無いのですが、とうとう電動自転車を入手しました。 ホームセンターなどで安いのが並んでいる反面、いわゆるメーカーモノは、カカクコムで探してもほとんど値段の変化はありません。 しょうがないので、近くの大きな自転車屋で購入しました。 最初はそんな距離を走らないので、バッテリも小さな安いもので良いと思っていましたが、充電サイクルが短くなって、不便だし、バッテリの寿命も短くなるとのことで、中間の大きさのバッテリを積んだものにしました。
結果は非常に良くて、あんまり必要ではないかとも内心思っていましたが、例えば信号で止まった時とか、一時停止で止まったあとのスタートが極めて楽です。 ブレーキをかけることで、また踏み込まないといけないと言う恐れがなくなって、ブレーキをかけるのを避けることが無くなり、安全上もメリットがあると思いました。
この他に検討したのは、ガソリンの50ccバイクと電動バイク。 値段は電動自転車を含めてほとんど同じ。 ガソリンバイクの方が数が出ている分だけ安い感じです。 バイクはやはりヘルメットを被らないといけないことや重いことが欠点です。 結果やはり取り回しの楽な電動アシスト自転車になります。 充電が結構面倒で、鍵を外して、よいしょとバッテリを外して、充電して、また戻さないといけません。 まあ1週間は持ちますので、そんなに面倒ではないです。
サイクルコンピュータなるものを、これに関して購入しました。 実は時計が欲しかったのですが、いろいろ探しているうちに、これに行き当りました。 センサを付けるようになっていて、速度や距離、消費カロリーなどが計測できます。 ワンタッチで外して携帯できるような機構が付いていて、これで 1300円はなかなかのものと思います。 もっと安いのもありますが、評判は芳しくありません。 また、これの何倍もするような高額なものもありますが、無線になっているようです。