今月のひとこと2013年4月号


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2013年4月2日
桜も最も早く見れましたし、気温が少し低いので、まだまだ今週は見ごろが続くようです。 PM2.5か黄砂かで、いつもより春霞がきついようで、スッキリとした青空にはなかなかなりません。 中国はいつ行っても空がどんよりとしていて、青空を見たことが無かったですね。 なんでも北京の大気は、締め切った部屋で喫煙しているのより、もっとひどい事になっているようです。 しかし人間と言うか生物は、進化の過程でいろいろな環境をくぐって来たので、多少のことでは、この大気汚染で、急激に肺ガンが増えることは無いように思います。

どんよりとした天気に合わせるように、株式市場もスッキリしません。 ほとんどの政策を織り込んでしまっているので、余程のサプライズがないと、これ以上の上昇はないでしょう。 まあ4日の政策決定会合の結果でしょう。 昨日からETFやリートなどが下落していますので、これの買取などを取り上げるのかもしれません。 まあしばらくはこの状態が持続すると思います。

スマホをガラケーに戻して、約2ヶ月。 非常に快適になりました。 電話はしやすいし、取りやすい。 フリップを開いてすぐに話せるのは非常にラクです。 伝言メッセージは残るし、着信も見やすい。 電池の持ちも良いし、作業をしているときには、Bluetoothのヘッドフォンでワンセグの音声を聞いていて、着信があると、そのまま会話できます。 写真のヘッドフォンは、評判が良いです。 体を動かしていても外れることはないです。 防滴にもなっているようです。

難点はFomaとWifiの切り分けが出来ないこと。 メールなど何かあると、iモードのFomaが通信を始めてしまいWifiでは通信できません。 せっかく高速のWifiがあるにも関わらず活用できないし、通信料もかかってしまうことになります。

お払い箱になったスマホは、小型タブレットとして使っていますが、常にWifiルーターが必要と言うのも面倒なので、いろいろ見ていたら、ちょうどサービスが始まったばかりの、ASAHIネットのLTEサービスがありました。 持っていたスマホは、Foma対応なので、LTEでは無いですが、3G対応で、データ無制限で750円ぐらいで使えるので、これは有難いと思い申し込みました。 SIMを送ってくるので、そのSIMを差し込めばOKです。 電話回線を使った通話は出来ませんが、LINEやSkypeなどの通話はOKです。 ちなみにLTE対応だと、月当たりのデータ制限が1Gで、1950円です。 これもリーゾナブルです。



我が家の2階と1階に無線LANのAPを置いているのでが、使い勝手が悪くてイライラしていましたが、何のことは無い、私の理解不足で、SSIDを同じにしておけば、半自動でローミングが出来ることを、今になってやっと分かりました。 WEPしかサポートしていないと思っていた機器があったので、無線ネットワークを分けていたのですが、最近はマルチSSIDのAPも2000円以下で買えるので、これを使うと良いのですが、よく調べたらWPAもサポートしていたりしたので、やっとWEPを追放することに成功しました。

最近ではWEPの暗号は、ほぼ瞬間的に解読でき、TKIPも数分で解読できるとの事で。MAC制限をかけていても、MACの成りすましは簡単に出来るので、防御としては極めて弱いと思います。 残るはAESのみ。 ほぼ全てのAPのアクセスをAESに変更して、やっと安心しました。 TKIPも暗号鍵の更新頻度を上げること、少しは役に立つMAC制限で使えるところは使っていくことにしました。

モーバイルルーターのように、常時移動しているようなものは、WEPでも何とか安心ですが、固定で使っているのは、腰を落ち着けて、高性能のPCで少し時間をかけて通信データを収集すれば、一気に解読することは可能です。 固定的に使っているAPは、暗号強度を最大限に上げておかないと危険だと思います。 また不必要に強い電波をだすのも危険ですので、電波強度の調節が出来る無線APを使いたいものです。 また、節電を兼ねて、安全のため、使用しない時間帯は電源を自動で切る機能も付いている機器もあります。

「WPA の脆弱性の報告に関する分析」は簡明に良く書かれていると思います。 無線LANの安全性に疑問をお持ちの方は、一読をお勧めします。

今月の読み物は関東大震災 (文春文庫) 吉村 昭 (著) ¥ 570
東北大震災2周年を期に読み直してみました。 すさまじい被害です。 ここに描かれているのは、東北大震災で見られたような、極めて礼儀正しい行動ではなくて、我勝ちに行動する、常識的な姿でした。 読みながら現在の中国を連想しました。 90年前とは言え、現在の日本とは異なる、ある意味では、エネルギーにあふれた日本を垣間見ることができます。

また流言飛語も夥しくて、単なる噂話と思っていましたが、当局も実際にそれを本当として扱っていたなどと、思っていたより深刻であったことが良く分かります。

ラストエンペラーの映画でもラストあたりに出てくる甘粕正彦が大杉栄を殺害し、その後満州に渡って満州国の建設に一役買い、更には満州映画界を支配すると言う一連の出来事も思いだされました。

関東大震災の実際の写真はこちらです。

内容(「BOOK」データベースより)
大正12年9月1日、午前11時58分、大激震が関東地方を襲った。建物の倒壊、直後に発生した大火災は東京・横浜を包囲し、夥しい死者を出した。さらに、未曽有の天災は人心の混乱を呼び、様々な流言が飛び交って深刻な社会事件を誘発していく。二十万の命を奪った大災害を克明に描きだした菊池寛賞受賞作。

★★★(是非読むべし)



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