今月のひとこと 2021年7月号

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今月のひとこと 2021年7月1日号
関西では早々と始まった梅雨がなかなか終わりません。 経済状況も過去1年は意外と良かったということになって、税収もアップし、マスメディアで騒いでいるような飲食以外の落ち込みはあまりなかったようです。 失業率もロックアウトした他の国ほど悪化していないというところで、全体的に見ればまあまあではないかという感じがします。

株価はアメリカの財政出動で上がったのですが、サスガにアメリカも緊縮に切り替えてきたので、それに引きずられる形で落ちてきています。 落ちると日銀んは ETF で買い支えするみたいですが、それもあって、そこそこのレベルに収まっているのでは無いでしょうか。

電気自動車の話が最近やたらと増えてきてそれまでは全く興味がありませんでしたが、少しその気になって、某自動車会社がネット予約をしていたので予約をしました。 デポジットが必要だとあったのですが申し込んでみてもデポジットは、すぐには必要なくてそのうちにまたお願いします、と言うみたいなメールが来ただけでした。 10日間で4000台の予約と言うのは、こう言う状況を入れて多いのか少ないのか。

仕様を見てみるとのオプションが、ほぼ全てついている形なので、値段はそこそこするんですが、これでやっとまともな車が出てきたと思います。 問題の航続距離は400 km 後半ぐらいと思っております。 カタログ値はあまりあてにならないということです。

この電気自動車はまだ発売されてませんので、その前身のリーフに試乗してみました。 取り敢えずパワーを知りたかったので乗ってみたんですが、トルクが300数十Nというレベルで、実態はそれなりの実力が出てるんじゃないかと感じました。

全体のエンジンの乗り味としてはジーゼルに近いと感じました。 初速が非常に力強くて、逆に高速高速域ではちょっと伸び悩み気味で、そこまでのスピードが出せなかったのでよく分かりませんがドイツ車を見ても最高速度がガソリン車で250KMでリミッタで制限されるのですが、これがEVだと200KMぐらいで抑えられているみたいです。

車の内部は従来のガソリン車と変わらないはずですが、特に FR と比べるとセンタートンネルはないので床がフラットになっていて、さらにセンターコンソールがなくなってしまってる場合が多いので、ある意味でなんかスカスカになったような気がします。 このセンターコンソールに膝を当てて体を保持してるので、センターコンソールがなくなると、体の安定を保つ方法をまた考えないといけないです。

発表される車は SUV が多いのですが、なぜかと言うと床下にバッテリーを敷き詰めるので、どうしても車高が高くなるらしいです。 それで背の高い SUV がぴったりだという訳で、セダンとかクーペスタイルになると車高を上げるわけにいきませんので、横に広げているようです。 そう言う(超)高級車は横幅が2m 近い巨大な車になっていると思います。 車幅が 2m になるとちょっと日本で運転するのはちょっと不便が多いと思います。

後はハンドリングとサスペンションですが、これも特にサスペンションは値段次第だと思います。 アダプティブサスペンションとかエアサスとかを付けると値段が上がると思います。 ハンドリングに関しては、四輪ペダリングみたいな、四輪のブレーキをそれぞれ独立に短時間かけることによって車のハンドリングをサポートするようですが、これは乗ってみないとわかりません。 従来のガソリン車でもこういうことやってる車がありますのでまあそんなに珍しい話ではありません。

電機自動車はトルクが大きいので加速のの時は良いのですが、回生ブレーキをかけた時とかは割と大きな G がかかり、これでギクシャクしてしまいます。 私も一度ガソリン車で非常にトルクの大きな車を運転していて車酔いになった経験がありますが、これと同じ事がどうもね自動車で起きるようです。 四輪駆動の前後のモーターでこれを軽減するようになってるようですが、これも乗ってみないとわからないです。

いずれにしても、やっとまともなEVが出てきたという感じがします。 ドイツ車も特に BMW は以前から電気自動車を売っていて、i8が納入されたときは写真入りで新聞記事になったくらいでした。 しばらく音沙汰なかったのですが最近急にガソリン車用のフレームを使ってガソリン車と全く同じデザインの電気自動車を矢継ぎ早に発表してきました。

トヨタは少し前に社長が色々言ったみたいですが、やはりこれも抗しきれないと思ったのか最近どんどんアナウンスされるようになってきました。 いずれにしても何年も先の話で、ハイブリッド以外は電気自動車をあまり作ったことのないトヨタ車の完成度も分からないし、自分の選択には入らないと思います。

日産のゴーンそれなりに色々言われていますが、やはり電気自動車を10年前に出していたというのは大きな功績だと認めないといけないと思います。 やはり彼はヨーロッパ出身なのでヨーロッパのその空気をよく分かって何ではないかと思います。 ただ10年間何もしなかったし、ハイブリッドを作ったし、ガソリン発電車も作っているので、今のEVラッシュシュではちょっと出遅れてしまっが感があります。

テスラはそれにしても良くやりましたね。 やっと黒字化した。 シリコンバレーでトヨタとGMの共同工場が近くのフりーモントにあって、GMが潰れたときに、テスラが居抜きで工場を手に入れました。 それまでは、ロータスのボディにバッテリとモータを積んだだけで、まあそれくらいは出来るだろうとおもっていました。 しかしSを出し、主力のモデル3を造ろうとして四苦八苦していたのを知りましたが、そんなに簡単には自動車は造れないぞ、思っていました。 しかしその内にスルスルとモデル3が出てきて、ガソリン車と変わらない値段にまで落ちてきました。 やはりトヨタの向上を居抜きでもらったのが製造ノウハウも込みで良かったのではないかと思います。 」

アマゾンのベゾスもずっと赤字を続け、マスクもずっと10年も赤字で、これは普通の神経では持たないと思いますね。 鈍感と言われた私でも、絶対に持たないです。

先日も関西で同じ日の行き返りで2回もテスラと並んで走りました。 前回に姫路のホテルで見慣れない車があると思ったらテスラでした。 思ったよりデザインも垢抜けしていて、それからEVに興味を持ち出したと言うところです。

EV そのものは高速ではあまり効率的ではないみたいなので、街乗りの軽四EVが一番望ましいと思います。 航続距離も100キロ走れば十分なので、非常に小さなバッテリーで、今の軽四とあまり変わらない値段で出せば大ヒットすると思います。

現に今乗ってる軽四は買ってから、まだ一年半ですが、もし来年 EV化された軽四が出てくれば乗り換えても良いと思っています。 毎日数キロぐらいしか走らないので、ガソリンエンジンに対してなぜなにか申し訳ないような気がしますし、オイル交換などのメンテナンスも走行距離に対しては手間がかかるりすぎます。

EVの充電問題ですが、3 KW と6 KW の充電器が家庭に付けられるようです。 3 KWは 200 Vで 15アンペア、 6 KW は30A。 6KWはちょっとした家の一軒分の電流が、10時間ほどは流れ続けるということになりますので、結構厳しい状況です。 したがって通常の家庭の充電器は3 KW で時間をかけて満充電にするのがベストみたいです。 急速充電器を自宅につけるのはこれは夢のまた夢で、高圧受電をして、とんでもない工事をしないとできません。 家庭用の1桁上だと思います。

日本も意外と充電ステーション増えてきて2万ぐらいあるようです。コンビニが3万とか5万とか言ってるんで、それぐらいの数はあると思いますが、大半が3キロとか6キロですので一晩置いとかないといけない。 1時間とか2時間ですとほとんど充電されないので、やはり急速充電器が必要になります。 急速充電器で15分で満タンとかいう事を言ってますが、あれやるとバッテリーが一気に痛みます。

ものすごい電力が必要なのでステーションをたくさん作るのはなかなか難しいんじゃないかと思います。 さらにEVが全家庭に行き渡るとすると、ピークの話ですが、自宅で使う消費する電力と同じ電力を少なくとも夜間は使うということになります。 自動車全体の中の自家用車の台数は少なく、走行距離はさらに少ないので、日本全体としてはたいしたことないのかもしれません。 むしろ問題はトラックや貨物車のEV化がエネルギー問題となるでしょう。

最近の脱炭素とかEV化とかは、もう理屈ではなくなってきて政治イシューとなっていますね。 私の見るところヨーロッパの逆襲です。 今までアメリカに主導権を取られてしまい、その後は日本に取られそうになり、今や中国がまた取りにきたのをヨーロッパが頑張って主導権を取り戻そうという一部ではないかと思います。 従って必要以上にヨーロッパで脱炭素とか EV とが叫ばれてるわけで、これに悪ノリしてるのが中国だと思います。

いずれにしても10年前に東北大震災が起きた時に電気が一気に足りなくなって、これからは省エネの時代だと言われていたのですが、いずれは電気を使うようになると思って、ある設備に通常の2倍の電気容量の設備を入れておいたのですが、まさかこっちに来るとは思わなかったので EV 用の充電器の設備には、また別途やらないといけなくなりました。

元の見込みは当ってたのですが方向がちょっと違ったということですが、充電設備の追加はほとんど設備建物外でできますので問題は少ないと思います。 問題は一つの敷地には一つの受電口しかダメだというルールがあるので、このルールをどうするかということです。


 

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