2007年3月の今月のひとこと


「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。

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3月10日
今月の更新は、大変遅くなり遅さのワーストワンになりました。 株価もドンと落ちて一向に上がりません。 円も高くなり、早々に外貨建ての債権などを売っておけば良かったと思っています。 株価はいずれは上がりそうですが、円安には戻りそうにもありません。 もっとも為替は思ったように動いたことはありませんので、何ともいえませんが。

下がったと言えば、石油の価格が一時の大騒ぎが嘘のようになりました。 しかし下がったとは言え、NY原油は60ドルぐらいになっています。 原油が下がるとオイルマネーが減って株価が下がると言うように世界は一つと言う感じです。

ところで、無くなる無くなると言われている石油は、本当にどれくらい残っているのでしょう? いつも後40年しか持たない、と言われていますが、どうも常に後40年みたいです。 まず、本当の埋蔵量が良く分からない。 石油が戦略物資であることのために正確な数字が出てこないようです。 また、現在の40年の根拠になっている埋蔵量も全体の25%しか把握できていないようです。 また、オイルサンドとかオイルシェールとか言われている石油の元も温度を加えることで、石油として利用できるようです。

現在のように石油が高騰していれば、コスト的にも有利になり、トータルすると200年は持つ計算になるということですので、次世代のエネルギーの核融合は1世紀かけて作れば良いと言うことになります。 その間には風力発電とか太陽光発電とかがコスト的にも有利になり、エネルギー供給に寄与することでしょう。 1世紀を何とか原子力と石油とその他のエネルギーで生き延びれば、次世代の恐らく核融合エネルギーで生き延びられるでしょう。

石油の埋蔵量は上記のような見積りになっているのですが、本当はもっともっとある、と言う話もあります。 石油の成因説には2つあって、現在の主流は生物起源で、死んだ生物の有機物が分解されて石油になったと言うもの。 もう一つは、地球の地下で大量の炭化水素があり、それが地表近くに漏れてきたものが石油だと言う説。 他にも宇宙で作られたと言うとんでもない説もあり、要するにどれくらいあるのか良く分からないと言うのが本当みたいです。

石油とは直接関係無いのですが、メタンと水分子からなるガス水和物の一種であるメタンハイドレードと言うのが、日本近海に沢山あるそうです。 一見氷みたいで、火を付けると燃焼するのでエネルギーとして期待されています。  日本近海に存在するメタンハイドレード層のうち、将来資源開発が可能とみられるメタン総量は、七兆四〇〇〇億立方メートルとも言われ、これは国内の天然ガス消費量の約140年分にも及ぶと見られています。 このメタンはどこから来たのか、とか考えると、地球成因説も有りかと思ってしまいます。

今月の読み物は、地底の話が出たところで、「地底旅行」ジュール・ヴェルヌ著 朝比奈 弘治訳 ¥840(税込)。

アイスランドの火山の火口から入って、地下の海を渡ってイタリアの火山から出てくる、と言う筋で、これだけだと何の面白みも無いのですが、最初に子供の頃に読んだときは、非常に印象に残りました。 それ以来、アイスランドに一度行ってみたいものだと思うようになりました。 恐らく行ってみると、単に自然のままのアイスランドがあって、地下にもぐる火口などどこにも無いのでしょう。 今から考えても地下にもぐると言うのはワクワクする想像です。 映画にもなったのでご存知の方は多いと思います。

出版社/著者からの内容紹介
ドイツの鉱物学者リーデンブロック教授は,16世紀の錬金術師が謎の文字を書き残した羊皮紙を発見,甥アクセルの協力を得て苦心のすえ解読した.そこにはアイスランドの火山の噴火口から地球の中心に達することができると書かれていた.これが13週間に及ぶ地球内部への旅の始まりになった.ヴェルヌ(1828-1905)の最高傑作.挿絵多数。





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