今月のひとこと2007年6月号

「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。
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6月5日
最近は株価が上がっていますね。 昨年今年とぱっとしなかったですが、やっと動いてきたのでしょうか? 世界的に日本の株価は割安と言われていますが、円安のせいでそう見えているだけで、本当はそんなに安くは無いと思います。 またこの頃、円安が進んで、このまま行くと、また秋には利上げがありそうです。 いずれにしても世の中には2007年問題?でお金が徐々にだぶついてくるので、何らかの動きは出てくるでしょう。

最近とうとうデジタルTVを買いました。 従って今回はデジタルTV特集です。 3年ほど前にデジタル移行は分かっていて敢て安いアナログを買ったのですが、いかんせん引っ越した先のTVケーブル事情が更に悪くなったので、思い切って買い換えました。 後にはとてもとても大きなブラウン管のTVが残りって、部屋を占領しています。

以前に、20インチのシャープを買ったので、その乗りでシャープの37インチフルHDが17万ぐらいになっていたので、思わず買ってしまいました。 その後はお定まりの悪戦苦闘。 1ヶ月ほどしてやっと落ち着いて見る事が出来るようになりました。 その中でいろいろ分かった事、これから買おうとしている方に情報です。 私も別に47インチぐらいを買おうかと思っていますので。

まず、あんまり考え
なかったプラズマですが、まあ37インチは最近パナソニックが発表しましたが、買った時点ではあまりありませんでした。 従って高い。 フルHDがないと思っていましたが、最近出たようです。 TVコマーシャルで水平解像度900本以上と出ているあれです。 しかし世の中の評判によると、もともと暗かったのに表示ドットが小さくなった分だけ更に暗くなったとの事。 また以前から外光の映り込みが問題になっていましたが、これを解決するために画面にノングレア処理をしたらしいのですが、これで画面の画質が悪くなったとの事。 まあ、液晶も画面が決して綺麗とは言えないので、お好みで選ぶと良いと言うことです。

液晶も、最近は高速の表示でのぶれはあんまり無くなったようですが、どうもシャープは液晶パネル屋らしく、液晶そのものを改善しようと言う気持ちが強すぎて、映像つくりと言う観点が欠けているようです。 この点では、日立や東芝に軍配が上がるようです。 シャープには無い録画機能や、2チューナーでしかも安いと言う事で人気を集めています。 日立は流石にディスク部門を大赤字ですが抱えているので、ディスクへの録画機能が優れているようです。 しかし東芝も負けてはいません。 市販のLANディスクをそのまま繋げるようになっていたり、LANが繋がるようになっていたり、光フレッツでオンデマンドで映画が見れるようになっているようです。 値段も40インチ近くでも10数万と、一昔前のアナログTV並になってきています。

シャープの液晶TVでも、ネットワークに繋がってインターネットが見れるのですが、まあ遅くて使い物になりません。 東芝もそのようです。 オンデマンドは、同じLAN接続ですが、インターネットとは別の仕掛けになっているようです。 シャープのものは遅いのはしょうがないのですが、しょっちゅうDNS解決エラーが出るのでたまりません。 しかもDNS設定エラーと出るので、おかしいと思ってサポートに電話したら、サポートの何も分からない女の子が出てきたのは良いのです。 しかし、対応マニュアルに従って「当社の問題ではありません、お客様のネットワーク環境の問題で当社は責任を負いません」と答えるので、ネットワーク環境に関係なく、おかしいのでは? と論理的に反論したら、それでは故障と思いますので、修理にお伺いします、何時がご都合が良いですか? と来たので電話を切ってしまいました。 作り方もネットワーク屋さんが作ったとは思えないし、TVにそこまで求めるのは酷と言うものでしょう。

しかし、このような仕組みがうまく行けば確実にインターネットとTVの融合は起きるでしょう。 TVの画面にWebでメニューを出して、それで選んで後はビデオ再生を行えば良いのですから。 TVの組み込みのCPUでは非力すぎて現状では不可能でしょうが、いずれは可能になります。 これを今の時点でやるには、PCを繋ぎこめば良いのです。 シャープにはDVIコネクタが付いているので、これに変換器をかまして通常の表示ケーブルを繋げば綺麗に写ります。 変換器を含んだケーブルも売っています。 この件で始めて知ったのですが、DVIコネクタにはアナログの端子もあって、端のほうの板のように見える接点を挟んで4ピンがありますが、これがアナログみたいです。 真ん中の板はシールド。 フルHDは1360×768の表示なのでXGAなら横長になりますが、スキャンコンバーターを使ったときのようにボケボケではなくて、綺麗に写ります。 これでPCで動画をダウンロードして、そのまま写せば、インターネットとTVの融合が一丁上がりとなるわけです。

また、よく問題になるデジタル放送の録画ですが、アナログに直して録画して、それを上記のようにPCで再生してもまあまあ見れる画質でした。 何回もダビングしようと思わなければそれで十分だと思います。 まあダビングしない
ならデジタルでも録画できるわけですが。 いずれにせよ、PCに取り込んでそれを綺麗に写す事が出来れば、使い勝手の問題はありますが、問題はほとんど解決します。

最後に、地上波デジタル放送の受信ですが、意外に弱い電波でもOKです。 4素子ぐらいの小さなアンテナを買って、アチコチ向けてみましたが、一番良かったのは、45度斜め上に向けたときで、これが全チャンネルOKでした。 電波強度のメータが表示できるようになっていますので、これで一番強いところを探せばOKです。 いままでビルの陰でCATVしか写らなかったところでも、OKになる場合がありますので、試しにやってみてください。 恐らくアナログではゴーストだらけで見るに耐えないレベルだと思います。

今月の読み物は、最近は別のハウツーモノを読んでいるので、あんまりありません。 最近はまっているとお伝えした、新撰組の本で、子母澤寛の新撰組3部作の最後の作の新撰組物語 中公文庫 税抜き781円。 他の2部に比べて時代小説の趣きが強く、面白く読めました。 壬生義士伝の吉村貫一郎と言うのは、浅田次郎の創作だと思っていましたが、実在の人物であると言うのは始めて知りました。 それにしても、ごく最近まで本気で切り合いをしていた時代があったのですね。 自分で言えば曾爺さんの時代が同時代になります。 最近の現職大臣の自殺が話題になりましたが、この時代には沢山の人が切腹と言う自殺を強いられたのです。 日本人もそんなに当時とは変わっていないのかもしれません。

最近の低成長時代を嘆く話題が多いのですが、江戸時代はもっと低成長時代であって、しかも世界的に見ても文化が育まれた時代であり、現在の我々の周りのほとんどの文化的なものは当時に発しています。 金融でも世界で始めて先物相場が出来、数学が町人の道楽になって、その研究結果が神社へ奉納する算額として残っています。 これは世界に誇るべき事ではないか、地方が地盤低下していると言うが、当時の江戸とあんまり規模的には変わらないのでないか、もっと見習ったらどうかと思います。 地方の特産品も元は江戸時代の地方振興策を各藩が死に物狂いでやった結果ではないのでしょうか。 この話題はまた別の機会にもっと書きたいと思います。



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