今月のひとこと2008年12月号

12月6日
今月は週の変わり目で遅くなってしまいました。 実体経済の落ち込みは予想以上に激しいみたいですね。 これだけ急激に落ち込むと実際の落ち込み以上に悪くなるのかもしれません。いずれにしても現状は忍の一字でしょう。 オバマの支持率は75%だそうです。 それに比べてわが国は不支持率が70%を超える勢いです。 さっさと総選挙をやっておけば良かったのですが、人のことはよく見えて、自分の事になると見えなくなるのが常ですね。

戦前の状況にだんだんと似てきました。 下手したら5・15や2・26のようなことが起きるのではないでしょうか。 元次官夫妻殺傷事件の時は真っ先にこれを思い浮かべました。 この時は世界恐慌で、大不況でしたが第2次世界大戦によって終わりました。 歴史は繰り返しませんが、似たような状況になる事が多いので、何かが起きても不思議ではありません。

空幕長のいわゆる論文問題で、ネットでは英雄扱いだそうですが、こんな粗雑なものの考え方で軍事をやられたらたまりませんね。 謀略説にしても、当時の政府や軍部はそれほど騙されやすかったのか? そんなにひ弱だったのか? その結果なんで戦争に負けてしまったのか? これこそ自虐史観だと思います。 当時は国民こぞって戦争を推進したので、政府軍部だけ良い悪いとは言えないと思います。 民衆と指導層を区別するやり方は、中国が言い出した事で、それに洗脳されているだけでしょう。

国際連合から脱退し、関東軍が暴走し、三国同盟に参加し、天皇が怒りまくったのですが、所詮国民の支持があったので、戦争に進んでしまったのです。 満州も、好意的な内容もあったリットン調査団の報告辺りで手をうまく打っておけば、戦争にならずに済んだと思います。 しかし、世界大戦規模ですから、日本とアメリカだけが埒外と言うのは無理だったと思います。

空軍は当時はなかったので、直接は関係ないでしょうが、空自のトップの軍人としては、何故戦争に負けたのか、当時の状況の中で戦争を含めてどうしたら最適解だったのか、これをまず分析すべきです。 ただ戦前はみんな正しかった、だけではプロ軍人のトップとしては情けない感じです。 TVで時々やっていますが、アメリカの例えば駐在アメリカ軍司令官なんかはきちっとした話をインタビューで答えています。 英語はこう言う説明調の時は便利だと思っていましたが、やはり下士官ぐらいになると論旨が怪しくなります。 わが空幕長の発言はお世辞にも論理的とは思えません。

13daysと言うキューバ危機を扱った映画の録画をたまたま見ましたが、現地の司令官が威嚇射撃をして、これが大統領命令の「許可なくして発砲するな」と言うのに違反しているかどうかで、現場にいたマクナマラ国防長官と口論になって、敵が誤解する可能性があると反論しています。 空幕長を見ていても政治感覚はゼロですね。 もっと国会に引っ張り出さないと駄目ですね。

話が軍事になってしまいましたが、本来のITの話です。 最近、またIP電話に挑戦しています。 以前のAsteriskは駄目でアキラメ。 今回は FusionのVoIPとSkypeの組み合わせです。 当初の目的のリモートの電話間の転送がまだ出来ませんが、概ね目的を達せそうです。

出来ることは、(1)Web画面からクリックすることで自動ダイアルで電話できる。 (2)また着信できる。 (3)内線に転送できる。 (4)不在時には自動で外線(主に個人ケータイ)に自動転送する。(5)個人ケータイからの電話料金は、会社にチャージされ、発信番号は個人ケータイの番号ではなくて割り当てられた050番号となる。 などなど。

(1)はSkypeを利用することで便利に使えます。 また、Web画面に、callto:// と言うタグを埋め込むとSkypeのプラグインをインストールしていないユーザにも使える様になります。 発信をFusion 経由で行うのか、SkypeOutを使うかも指定できます。 (2)もSkype で着信。 Skypeの状態(離席とか)で転送先とか動作を切り替えられます。 PCを落としたときはオフライン扱いになって、これも規定された動作を行います。 最大の問題は、Fusion で割当られた 050番号とSkype名との紐つけの変更が出来ないことです。 したがってSkype名を付けるときに慎重につけましょう。 着信はこの他に、ICOMのVoIPルーターを経由して、IP電話機でも着信します。 このIP電話機間で内線転送を行います。 Skypeでもプラグインで内線転送が出来るようですが、使い勝手が不明なのと料金がかかるので現状では日和見です。 (4)(5)はFusionの機能です。

最近のSkypeはかなり改善されて、音質が良くなりました。 チャットも出来るし、ビデオ会議も出来るので、非常に便利です。 特に国際電話が便利でしょう。 ファイルの送信も出来ますので、チャットしながら打ち合わせて、時々音声で会話。 必要になったらファイルを送る。と言うことが同時に行えます。 また誰がログインしてる、つまりPCを使っているか、と言うことが分かるので、リモートでもローカルで仕事をしているのと同じ感じになります。

今月の読み物は、コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21) 新書 浜 六郎 著 ¥720 税込。 秋の健康診断でコレステロールが高い、と指摘された方も多いと思います。 現在の基準値は220となっており、これ超えると有無を言わせずに薬を処方する医者がいます。 統計的に240-260が日本人ではもっともトータルの死亡率が少ないと言う結果が出ています。 私の家庭医は、多少(自分でも結構高いと思うぐらいでも)高くても、まあ様子を見ましょう、まず食生活からと言って薬も何もくれません。 コレステロールは脳髄の重要な材料ですし、大体コレステロールの高い人はテンションが高いような気がします。 また、食品に含まれるコレステロールより体内で作られるコレステロールが問題で、どうも私の場合は豆類ナッツが駄目なようです。 つまみにピーナッツと行かなくなって困ります。

内容紹介 「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊!
日本のコレステロール基準値は、心筋梗塞の多い欧米よりも低い。実は「コレステロール高め」が最も健康で長生きであること、薬で下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかに。あなたの薬が分かる一覧表付き。
内容(「BOOK」データベースより)
日本のコレステロール基準値は220。これは心筋梗塞が5~10倍も多い欧米に比べても低い数値です。多くのデータから、コレステロール値240~260が最も健康で長生きであること、薬で無理に下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかになってきました。「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊。

内容(「MARC」データベースより)
多くのデータから、コレステロール値240~260が最も健康で長生きであること、薬で無理に下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかになってきた。メタボリックシンドロームに騙されないための一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
浜 六郎 医師。1945年、徳島県生まれ。大阪大学医学部卒業後、大阪府衛生部を経て阪南中央病院に勤務。NPO法人医薬ビジランスセンター代表。医薬品の安全で適正な使用のための調査研究と情報収集・広報活動に取り組んでいる。専門は内科・治療学・薬剤疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

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