絵や写真をクリックすると、そのページに行けます 2010年11月1日 ![]() 政治も経済もぱっとせず、また近い将来の展望もなく、うっとうしい天気で陰気な気分になってきます。 アメリカは、さらなる未踏の金融緩和に出ようとしていますので、ますますの円高が進行するでしょう。 本欄でも何回か紹介したように、自国通貨が上がるのはその国の価値が上がることなので、本来喜ばしいことです。 従って、現時点では海外の資産を買い取るとか、大名海外旅行に出かけるとか、もっと円高を謳歌したら良いと思います。 あまりにも輸出企業の言い分が声高になりすぎです。 某日本経団連の会長が顔をしかめながら円高は困る、とだけは言って欲しくない。 他の団体だっと思いますが、70円でビジネスが出来るように、と言っていて、ふーんと思ったら東芝の会長か相談役で、東芝は社内レート70円で行くそうです。 い またまたノーベル賞が2人出ました。 やはり長生きしておかないとと言う事と、何が評価されるのか分からないと言うことですね。 今回受賞された特にアメリカにいる人は、ラッキーでした、と言う言葉を何回も言っていました。 これが本心ではないですか。 特に今回の受賞は、技術もさることながら液晶がこれだけ広がったと言うことの要因が大きいでしょう。 私も若い頃に液晶に少し頭を突っ込んで、ついでに有機ELにもわずか関連しましたが、40年前の液晶はどうしようもなく不安定で、寿命が短く、量産性に欠けるものでした。 せいぜいデジタル時計の文字盤とか、電卓の表示とかにしか使えませんでした。 50インチ100インチの画面が出来るとは夢にも思いませんでした ノーベル賞での連想で、例の本当にラッキーだったニュートリノの観測で賞をもらった、カミオカンデで、また新しいプロジェクトがスタートしたようです。 カミオカンデの最初の目的は、素粒子論の標準理論で予言されていた陽子の崩壊を観測することでした。 理論では陽子も崩壊しこの世は、何十億年後かはエネルギーだけつまり光で薄ぼんやりした、後はなにもない世界になると言うことで、何十億年も待てないので、数を増やして膨大な水の中の水素原子の崩壊を捉えようとしたのです。 計算では年に2-3個の崩壊があるはずだったんですが、結局これは見つからなかった。 それで同じような機構で、今度はニュートリノを観測しようと言うことになり、東京の研究所でニュートリノを発生させて、富山のカミオカンデで検出できたのですが、それと同時に地球の近く、近くと言っても何光年の距離ですが、ここで新星が出現した。 つまり星が大爆発を起こし、その時に発生した大量のニュートリノを検出したのです。 これがノーベル賞受賞の大きな要因でした。 たまたま検出器を作ったら、たまたま近くで新星が爆発したなんて偶然は楽観的に考えても、数千年に一度だと思いますので、あの受賞はラッキーだったとみんなに言われているようです。 受賞した本人も、ラッキーだったと言われていますが、といつも言っていました。 そのカミオカンデが3度目の正直で、今度は宇宙の暗黒物質を検出しようと動き出しました。 これが検出されたら今度は本当にノーベル賞もので アインシュタインは古典物理を、最後に集大成した人ですから、量子論には最後まで反対していましたが、宇宙に関しても膨張宇宙は信用せず、定常宇宙だと信じていました。 それでほっておくと膨張する宇宙を止めるために無理に宇宙項を追加しました。 その後宇宙が実際に膨張している事が分かって、アインシュタインは、自説を否定し上述の言葉になったのです。 その後、当時そうていしたような定常的な膨張ではなくて、膨張が加速していることが分かり、その原因が暗黒エネルギーだと言うことです。
こう言う捏造事件は結構あって、似たようなケースでは同じような時期に、ジョン・ロング事件と言うのがあって、マサチューセッツ総合病院で、癌の一種である「ホジキン病」の培養株を得て、これを元に種々の成果をあげたのですが、結局は捏造が発覚したそうです。 日本でも、以前に話題になった、旧石器の発掘捏造も有りました。 筆者は、研究者がなぜこう言うことをしでかすのか? と言う分析をしたかったらしいのですが、その結論はイマイチぼんやりしています。 いずれにしても、この捏造作業の描写は一読の価値アリです。 内容紹介 内容(「BOOK」データベースより)
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