今月のひとこと2015年6月号





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2015年6月3日
日経平均が12連騰で、なかなか落ちなかったですね。 13日目も寄付きは高く始まったのですが、最後は落ちて記録は終わりました。 5月には落ちると言われながら、少し下がると買いが入って、なかなか下がらないですね。 円も125円台に入ってきて、何となく未知の世界に入ってきたような気がします。 実質賃金もプラスになったようで、やっと日本経済も立ち直るのではないでしょうか。

お隣の中国・韓国情勢にも変化が出てきて、中国は最近急に優しくなって来たような気がします。 韓国は、自国の経済にも問題が大きく出てきて、日韓関係を改善したいと言う気持ちはあるのでしょうが、なかなか行動には出にくいと言う感じです。 ここに来て米国のケリー国務大臣が自転車に乗っていて負傷するなど、アメリカもなにやってるの? と言う感じです。

直近のITの話題は、何と言っていっても日本年金機構の情報流出問題でしょう。 来年早々スタートするマイナンバーにも同様の問題が懸念されています。 報道で見る限り、日本年金機構のシステムはお金を掛けただけあって、システムそのものはしっかりしていると思います。 また情報処理機構IPAが日常の監視を行っているようで、システム自体はそれなりに対応が取れていますが、問題は、管理側というか人間系に抜けがたくさんあるようです。 データベースをアクセスするのと同じPCで、ネットをアクセスしていたのでは、全くの尻抜けになってしまいます。 さらにはデータベースの情報をダウンロードしてPCに直接側に於いていたようで、規定では暗号化することになっているのですが、それも守られなかった。

社保庁時代の組合との関係も取りざたされていますが、やはり現場の管理者をキチンと教育して、日常的なセキュリティの向上を図らないといけないのですが、まったくITが分からない管理者が多いような気がしますので、非常に心許ないです。

マイナンバーでも、回線は専用線を使っているので問題ないようなことが言われていますが、結局最後の操作者のところで尻抜けになるとどうしようも無いです。 また、マイナンバーでアクセス出来る情報は、それぞれのデータベースで保管されていて、マイナンバーの紐付けだけでアクセスすると言うことで、これは私が最初から考えていた方式と同じなので、これはこれで良いとしても、元々の操作者のところでユルユルになっていたのでは問題が解決したっとは言えません。 いずれにしてもこの様な政府の重要なデータベースは必ず狙われるのは当たり前ですので、年金機構の理事長が、担当者がウイルス付きのファイルを開いたのが、いけないと言うようなピンぼけのコメントを出すようでは、マイナンバーも非常に心配になります。

ロジテック社のブロードバンドルータの脆弱性により、中国からの不正アクセスが行われていると言う報道がありました。 先日、東京のプロキシーサーバーの運用会社が摘発された報道がありましたが、これだけだと何だか分かりませんが、ロジテック社の無線ルーターの情報が使われていたそうで大騒ぎになっています。 そもそもこの問題は2012年に発覚して対応のファームウエアも出ているのですが、そのバージョンアップをしないままのルーターがたくさんあると言うことで、警視庁も注意勧告を出しています。

そもそも、この脆弱性は非常に初歩的なもので、外部のIPS回線からルーターの管理画面が見えてしまうと言うもの。 ここにアクセスのためのIDパスワードがキチンと設定してあれば、進入は防げますが、このIDパスワードもデフォルトのメーカー設定そのままにしてあると言う状態だそうです。 そもそも外部の回線から管理画面が見えるというは、製品として欠陥だと思います。 ここから盗んだ接続情報でISPに繋いで、それでDDoS攻撃や不正アクセスを行っていたと言うことで、IPS接続業者が注意喚起の情報を沢山出しています。 いずれにしても、ハッカーから見て家庭用のルーターは電源が常に入っており、数も多いし、下手にPCを乗っ取るより効果が高いと思われます。

今月の読み物は、「白熱日本酒教室」 星海社新書 杉村 啓著 \886。

★★☆ 酒好きは是非読むべし。

たまたま本屋で見つけたもの。 日本酒というのは麹を発酵で作って、さらに発酵させて酒にすると言う、非常に難しい作り方をします。 世界でも他の例が無く、繊細な日本人しか作れない酒だと思っています。 最近は海外でも評価が高くなり、それなりに知っているつもりでしたが、本書を読むとまだまだ知らない事が多い事に気がつきました。 イラストも多くて読みやすい構成です。

内容紹介
古い知識はおさらば! 日本文化の最先端「日本酒」を味わおう!
今、世界一面白いお酒、それは間違いなく「日本酒」です。近年では、スペイン料理やフランス料理にあわせるための日本酒や、芳醇なワインを思わせる香り豊かな日本酒、ほんの少し温度を変えるだけでがらりとその味わいを変える日本酒……、お米だけで造られているとはとても考えられないほど様々な日本酒が登場しています。これらは、日本各地に存在する蔵元の伝統と創意工夫、そして最新の醸造技術の結晶です。今や日本酒は、世界から注目を集める面白いお酒に進化したといっても過言ではありません。「難易度が高いお酒」と思われがちな日本酒ですが、それはもはや昔の話。さぁ、今こそ日本酒の魅力を存分に味わいましょう!
内容(「BOOK」データベースより)
まずは知りたい日本酒の基本!日本酒の味を決める造り手の技術!日本酒の変化を楽しもう!日本酒との出会い方を知ろう!今、“世界一面白い酒”は日本酒だ!醸造技術大国・日本で生まれ、未だ進化の途上にある「日本酒」をとことん知り尽くそう!!



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