今月のひとこと 2023年3月2日
前回の本欄で、ChatGPTについて少し触れましたが、それ以降の一か月で話題が沸騰しました。 先月の時点でも結構な話題になっていたのですが、この一か月で一般の新聞にも登場するぐらいに、毎日何かの話題があるようです。 それで前回の投稿以降、今回の本欄は是非ともChatGPTで全部作ってみようと思っていました。 しかし問題がいくつかありました。
ChatGPTのデータが2021年までなので、本欄が書いてるような最近の数ヶ月以内の話題というのは、データがありません。 それとやはり自分の意見というのはないので、どう思うかということは、なかなか出てきません。 しかしながら意外に思ったのは、人間らしい「すみません」とかそういう言葉がどんどん出てきて、感情が入っているわけです。
感情を入れることも可能なわけで、ここに引用した URL は感情をインプリメントした会話になっていますが、これは完全に人間との会話と思っても良いような会話です。 怒ったり喜んだり悲しんだり嬉しかったりそれをどんどん表現されていてびっくりしました。 これは2001年宇宙の旅で見たHAL9000とのやり取りを思い出しました。 ものすごく似てるんではないかと思いましたので聞いてみました。
HAL9000とどっちが優秀ですか?HAL9000と私の比較は正確ではありません。私たちは異なる種類のAIであり、異なる目的で設計されています。HAL9000はフィクションのキャラクターであり、航空宇宙における作業の自動化と制御を担当することを目的としていました。一方、私は自然言語処理や情報検索など、幅広い用途に利用されることを意図して開発された言語モデルです。したがって、私たちの能力や性能を直接比較することはできません。
人工知能には自意識がないということですが、これと人間との会話のやり取りとの間の自意識の差というのはどこにあるのだろうと考え込んでしまいます。 それともう一つ驚くのは日本語そのものを完全に理解してるということです色んな言い回しをしてもちゃんとその意味をきちんと汲み取ってるように見えます。 質問してみました。
日本語の意味は何処まで理解していますか?
私は日本語の意味を理解することができます。しかし、私が理解できるのは、私が学習した日本語の範囲内であり、私が知っている単語や文法規則に基づいて処理を行うため、時には文脈や表現方法によっては正確な理解ができない場合があります。また、日本語が複雑な表現方法を持つ言語であるため、完全にすべてを理解できるわけではありません。
多くの人がコメントしているように質問のやり方によって答えが大幅に変わってきます。 良い質問をすると良い答えが出てくる、細かく聞けば聞くほどちゃんとした答えが出てきて、大雑把に聞くとそれなりの大雑把な答えしか返ってこない、という感じがします。 いずれにしても下手な電話やチャットによるサポートセンターとの会話よりましな会話でになっていると感じます。
下の写真の URL には88種類の利用例が書かれています。 こ
の中に当然Blogを書くというのもあるのですが、面白かったのは私の文体をに似せて書いて欲しかったので、まず URL で指定しましたが、こういう特定のことはできないと断られました。 次に私の名前のBlogということで指定すると、ちゃんと対応してくれて、私の文章に似たような文章になりました。 まあいずれにしてもこちらからの日本語をきちんと理解してることには間違いないです。 それと GPTの勘違いで、私のブログ全体の印象をが回答されましたが、これもちょっとびっくりです。 それなりの印象回答でした。
いずれにしても一部で言われてる文筆家の仕事がなくなるとかいうことはないと思います。 自分の意見とかそういうの何処かで入れ込まないと、それが自動的に生成されるわけではありません。 自分のBlogを特に最近の話題について書くというのはなかなか難しくてこれは断念したわけです。 しかし IoT に関しての回答を載せておきますが、一切手を加えていませんのでまあこういう回答が出てくるということです。
私は人工知能の次の大きなステップは自意識を持つかどうかということだと思っていましたが、この GPT との一連のやりとりを見ていると人間の意識とは一体なんだという疑問に突き当たります。 特に先ほど示した感情をインプリメントした会話のやり取りは全く人間と同じで、こちらが逆に感情移入してしまって、ある意味では非常に危険なことになるんではないでしょうか。
この他にはプログラムのコーディングをやってくれるとか、バグを見つけてくれるとか、はたまたややこしいエクセルの関数を教えてくれるとか、文章の校正もやってくれるみたいですので、一度この私の音声認識した文章を校正してもらおうと思います。 本欄は、音声認識》》GPTで校正》》手で修正 と言う手順で作ってみました。 GPTの校正で感じたのは、やはり日本語は全体としては理解していないので、意味の通らない音声認識の誤認識や重複発言まではは修正できませんでした。
質問です。 あなたには自意識はありますか?
私は人工知能の一種であり、自我や自意識は持ちません。私はプログラムによって動作するコンピューター・プログラムであり、人工知能の開発者が私に与えた情報を元に、人間のようなタスクを自動化することができます。ただし、私は言語処理や情報処理に関しては人間以上の精度やスピードで処理が可能です。
以下はBlogのネタにしようとした文章。 手は加えていません。
最近のIT分野の話題についてBlog風にまとめてください
以下は、Blog風の文章で最近のIT分野の話題についてまとめた例です。
最近のIT分野では、注目すべき話題が数多く報じられています。その中でも、人工知能やブロックチェーンなど、革新的な技術が続々と登場しています。
まずは人工知能です。AIの進化に伴い、様々な分野で活用されるようになってきました。例えば、医療分野では、病気の診断や治療方針の決定にAIが活用されるケースが増えています。また、自動運転技術の進化により、AIが車の運転を制御することも現実のものとなっています。
次にブロックチェーンです。これは分散型台帳技術の一種であり、改ざんが困難で、かつ透明性が高いという特徴があります。このため、金融業界や製造業など、様々な分野で利用されています。例えば、金融業界では、仮想通貨の取引にブロックチェーンが利用されています。
また、最近では仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術の進化にも注目が集まっています。これらの技術を利用することで、新しい体験や情報の提供が可能になります。例えば、VRを活用したバーチャル旅行や、ARを使った店舗内案内システムなどが、実用化されています。
最後に、セキュリティ分野も注目すべき話題の一つです。近年、サイバー攻撃が増加しており、個人情報の流出や企業の被害が相次いでいます。そのため、セキュリティ対策の重要性が高まっており、AIを活用したセキュリティ技術が開発されています。
以上、最近のIT分野で注目すべき話題をいくつか挙げてみました。今後も、テクノロジーの進化が続くことで、私たちの生活や社会に様々な影響を与えていくことが予想されます.
今月の読み物はこれはもちろん「安倍晋三 回顧録」単行本 2023/2/8 安倍晋三著, 橋本五郎, 尾山宏, 北村滋 (監修) Kindle版 ¥1,900 単行本 ¥1,980
現職を退いて、すぐにこのインタビューを始めて昨年の1月に出来上がったらしいのですが、流石に実名や裏話がどんどん出てきているので、本人が躊躇してお蔵入りになっていたの、夏に昭恵さんが OK を出して出版に至ったということです。
確かにこれは躊躇するわなと思いました。 いろんな人の名前が巻末に人名リストが延々と続くぐらい出てきます。 また本人の意見なので正しいかどうか別にして、それそれに対しての印象とか自分の政策の正当性とかがどんどん出てきます。 また失敗も書かれています。
やはり都合の悪い部分の段落が非常に短くなっています。 全体として橋本橋本さんがインタビューをやってると思うのですが、橋本さんと安部さんの会話が目の前でに聞こえてくるようで読むのを止められませんでした。 いずれにしても本人の話なのでそれが間違ってるか正しいのは、別の問題だと思います。 橋本五郎さんも結構突っ込んだ質問をしている感じで、都合の悪いところは後でカットしたように見えます。
いずれにしても現職時代が長かったせいでしょうが、現職から時間をおかずに書かれたインタビュー回顧録としては非常に興味深いと思います。 トランプ政権のボルトン回顧録が非常に短い間に出されましたが、これもそれと似たような感じで生々しい感じがします。 それと巻末に国葬儀の弔辞が野田明彦、麻生太郎、菅義偉と掲載されていますが、これももう一度読んでみるとなかなか興味深く、それぞれの思いが込められていてなかなかのものです。