今月のひとこと 2023年7月号

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今月のひとこと 2023年7月1日


株価はどんどん上がって もう下がるか下がるかと思っているのがなかなか下がりません。これを売りで入った投資家は大損を食らっているようです。 やはり売りから入る投資は時間が限定されるのでなかなか難しいと思います。 これの反対売買で買いだすと、株価はさらにスルスルと上がります。

買いで入れば 信用でやってもいずれは現物に変えて長期間を持つことが可能です。 現在のように、 もし10年前に買っていて今まで持っていれば結構な利益が出たのではないかと思います。 さらに高配当の銘柄を選べば、少なくともその配当分はプラスにできると思いますし、長期間保有の心理的バリアが減ると思っています。 利益をきちんと上げている投資家は長期保有を、やかましく 言っているように思います しかし人の常としてなかなか長時間は 保有 できないという心理的な問題がある あると思います。

ボサノバの元祖アストラット ジルベルトが死去しました。83歳。 私が本格的に音楽にのめり込んだのはジルベルトが切っ掛けだったと思います。 これでボサノバの世界に、のめりこみ 次は本格ジャズに行ったという感じです。 ジェルベルトの歌は上手い という話ではなくて 、奥さんが台所で鼻歌を歌ってる感じで、初期のボサノバの乗りは物凄く軽かったとの印象です。 その後のボサノバはもう少し重たい感じです。

プロの歌手では無いのが良いとろということで レコード化したものの音程はずれまくっていますが、非常に雰囲気が良いのでメジャーになったんだと思います。 似ているのは小野リサで、最初に聞いたときは ジルベルトが歌ってるのかな、と思いましたが、少し聞くと違うのですが、割とよく似ています。 いずれにしても一時代が終わってしまった感じがして寂しいです。

マイナーカードの問題が収束するところか、どんどん広がっているように思います。 前回も触れましたように、この問題は2つに分かれていて1つは人為的な入力ミス、あとは システム的なバグの問題だと思います。

人為的な入力ミスは人が介在する場合必ず起きるので、誤入力が13万件あったということをマスコミは報道していますが、トータルで7000万件ぐらいのアカウントがあるので、13万件 なんてわずか、逆に これはミスとしては少ない方ではないかと思っています。

しかし 政府はこれを総点検するということを一生懸命言っています。総点検 すれば国民の不安が払拭されるという 論理だと思いますが、 全くずれているとしか言いようがない。 今後も入力は続くので、その度に総点検やってたらもう大変なことになると思いますし、現在でも 総点検は地方自治体がやることになるので、自治体の負荷が増えて、結局その分だけ また入力エラーが増えるということになります。

ここでやるべきことは チェックアプリをきちんと 用意することです。 完全ではないのは分かりますので、 チェックして怪しいと判断されたものに関してリストアップして、それを人間が最終チェックしていくというやり方 しないと、全て人間が チェックするのは非常に効率が悪い。 ここでもまたエラーが発生する可能性があります。

河野大臣にしろ 岸田 首相にしろ 政府の言ってることを聞いてると、いかにも アナログ的な発想しかできていないと感じます。 何かあると人海戦術で点検するということしか出てこないので、 デジタル・デジタルと口では言ってる本人が全くデジタルになってなくて 、アナログ頭のままだということです。

それで 二言目に出てくるのは国民が誤解しているので、誤解を解けば良い、ことですが言葉でできますが、自身の説明の不十分さを棚に上げて人のせいにするという、これまた 典型的な言い訳 パターンだと思いますが、これでは反発を招くだけです。これやってる限りいつまでたっても信頼は元へ戻らないと思います。

先日薬局に行くとマイナ保険証が使えるようになっていました。 端末はパナソニックでした。 画面を見ると患者一覧が表示されていて、最初はデモ画面だと思っていましたが、本物らしいので、店員に聞くと操作PCの画面がそのまま出ていらしくてPCの操作で消えましたが、こう言う機能があると知りました。 どう言う目的ではこのような仕様にしたのか、操作するのは一般の店員なので、現場から情報漏洩が起きるのではと心配です。 まだまだ問題は出そうです。ギリギリになるまで近寄らない方が良いみたいです。

病院によっては、マイナ保険証を使わないと診療費が上がりますよ、と脅しをかけてきました。 いくらアップするの?と聞くと2割負担で2円!? 脅しにもならない。

前々から怪しいと思っていた顔認証も怪しそうです。 最初に使うときに設定をしないといけなくて、これがスムーズなはずが無い。 また誤認識を避けるためだと思いますが、認証はユルユルらしくて、他人でも通ってしまう。 これは私が想定していたことで、認証を撥ねられると窓口が混乱するので、ユルユルにしてある様子。 全く信用にならないです。 まだ暗証番号の方がマシです。 顔認証のデータはマイナカードに格納されていて、 カード面に印刷されているデータと写真データ、および暗号キー。 この写真との照合はなかなか難しそうです。 ユルユルにするしかない。

銀行の振込口座の問題ですが、口座名がカタカナだけと言うのは最初から分かっていたことで、何を今更という感じです。 もし本人の口座に限るのであれば生まれたての赤ちゃんとか 乳幼児の口座を作る手続きをどうするかというのを、きちんと説明しておくべきでした。 その説明は全くなかったと思いますし、少なくとも私の目には触れませんでした。 それ全くせずにとりあえず 口座を紐付けるということだけ、先にやったので 結局は 親としてはまず 赤ん坊の口座を作るという常識がなかったと思います。 私も孫の口座を作るときに初めて分かりました。

口座を作ったとしても親権者という設定が必要なので 結局自分の口座に入れても同じだろうということになえい、それなら親の自分の口座を設定しておくとなるのは明白で、ここの対応をキチンとしておかなかった政府が悪いのであって これを誤解した国民が悪い もしくは 「悪用した」国民が悪いというのは、あまりにも言い過ぎだと思います。 さらに意義を唱えると、あなたはデジタル化に反対なのですか? と脅しをかけられる。 河野大臣は発信力があるとのことですが、最近は脅す言葉が多くなっていて、政権への反発を招くだけです。

ついでに法律を改正して親権者の口座であれば OK とすべきだと思います。赤ん坊が生まれた時から、マイナナンバーを振られた時から 銀行口座を作るというのはちょっと非現実的で、銀行業界の策謀ではないかと言う気もします。

第2番目の問題は システムバグです。 これは別の人の住民票が発行されたというので、今朝の新聞で出ていましたが 九州の方で、再びこの事件があったようです。 富士通の発覚時点ででの最初の会見では社長は「非常に申し訳ない、会社の責任です」 みたいなことで真剣に謝っていたので、 これはシステムバグということを認識してるんだと思いましたが、その後は半月ぐらいで総点検するという話に変わってしまいました。

いくら総点検してもバグが残ってる限り必ず起きるので案の定また発生しました。 政府との間でどういう話があったのか知りませんが、これもまた全然明後日の方向に行ってると思います。 当面の問題を糊塗するだけの意図だという感じがします。

システム的には 高付加時の処理にバグがあるのは間違いなくて、 トランザクションデータを1秒単位で待ち行列を作っていないので1秒以内に入ってきたトランザクションは区別ができないということです。 いままでシステムは暇なら問題は生じませんでしたが、高負荷になってトランザクションが錯綜すると誤発行するということです。

これは基本設計の問題だと思うので、そう簡単に半月ぐらいで解決する問題ではないと思いますが とりあえず 総点検でお茶を濁す という感じがします。 新たな問題が出てきたので、富士通としては無期限に全停止するということを「要請」してるみたいですが実際はどうなるか分かりません。 これに関しては 政府は全く信用できずに完全なるアナログ頭 もしくは当面の問題を糊塗するだけの 対策しかやらないので、根本的には全く治らないと思います。 自治体が右往左往するだけで時間と予算が浪費されるのでしょう。

私の経験によると こういう現象は1件でも起きたら、何件も起きるのは間違いなく、実際に調べて原因が分かると当然に起きる、何でこんなことが1件しか出ないのかと思うぐらい明々白々な原因であることが多いです。 だから今回も そこの待ち行列の問題だと思いますが、これを何故そういう 設計にしたのか、良く分かりません。理解不能です。

富士通はさらに運営する「フェニックス」というネットワークシステムでも、データが漏洩する問題があって、ネットワーク内ののノードからログイン情報などが参照できるようになっていたとのこと。 しかしこう言う機器が動作可能と言うのは、詳細は分かりませんが、セキュリティホールの一種だと思います。

銀行と言えば、例の4000億円以上を投入したみずほ銀行のみのりシステムは、を結局また問題が生じて、また作り直すらしいです。 今度も 4700億円以上かけてやるらしいですが、逆算してみると、システム要員の人件費経費が400億円x10年、みのりシステムの改修に700億円と言う計算になりました。 要員は4?500人いるみたいで、これは固定費でしょう。

みずほの問題はまず業務が複雑すぎると感じました。 サービスが全部で3000以上あって、それ毎にアプリを作る。 これ以前は、この3000が混然一体、スパゲッティになっていたらしいので、少しは進歩しましたが、まだまだスパゲッティにしないと実現できないサービスがあるのでしょう。 本来は業務自身を見直してシンプルにしないと行けなくて、前のシステムでもやったらしいのですが、恐らく現場の反対で中途半端に終わってしまったのではないか。 本来の銀行システムは単に預金口座があって、その間のやり取りで、業務自体はシンプルにできるはずで、恐らく例外が沢山出て、それ毎に対応したのだと思います。

これに比べて マイナーカードのシステムは極めて単純です 規模はでかいですが やってることは非常に単純なことしかやってないので、これでちゃんと動かないとの不思議です。 おまけに 全国123 自治体に ごとに 運用してるので処理が1回に参照しないといけない データベースは単純計算で 50万件ぐらいだと思います。 これぐらいのデータベースというのは PC でも処理できるし、やってることも PC で十分できるし、これに何百億円もかかるというのは非常に不思議です。 もしかけて、それ相応だったら良いのですが、かけても結局こういう基本的な、それも単なるバグではなくて 基本的な設計問題が出てくると言うのは一体どこがどうなっているのだろうという気がします。

政府はデジタル化の方向を誤り、銀行も自身を改善できず、トヨタも車造りを革新できず、唯一は素材分野でJSRを国有化することですが、これも手法は時代に逆行している感じで、日本は少子化もあって、確かに沈没しつつあります。 楽観的に考えても、私はあまり好きな言葉ではないですが「キラリと光る中堅国」になりつつあります。 キラリとしない単なる中堅国になりそうですが。

日本はいつまでたっても戦争に敗戦した時の「失敗の本質」が いつまでたっても残っている気がします。 現場は太平洋戦争しかり、 福島原発事故しかり、 今回のマイナーカード事件、 みずほのシステム、 コロナの時のバタバタ劇など、現場はそれなりに工夫してやっている。 しかし全体の見えないのと、ツールがないのでアナログ的に 人海戦術でゴリゴリ やる。 下手にPCツールを使うと上長から怒られる。

その上のなんとか長と言われている人は、給料が高いのにも関わらず、何もやらずにうろうろしてるだけ。 適切な指示も出さない 、出そうと思っても、さらにその上が言うことが聞いてくれない。 さらに トップは何もわからずに、やれやれと言うだけ。 問題が起きたら、もっと適切な指示をきちっと出せばいいのですが自分では全くわからないので、結局は 何とか審議会や委員会を作ってしか意見が出せないということに陥ってるんではないか。

良く言われますが 世界最強の軍隊を作るにはアメリカ人の将軍とドイツ人の将校と日本人の兵隊を連れてくれば良いのです。まさに言えて妙でアメリカが ITで成功してるのは、やはり将軍がしっかりしてるからです。 日本はそれなりに持ってるのは 将軍と将校が凡庸でも現場が、それなりに頑張っているので何とか持っている。 それでそれでうまくいく分野(素材や部品、サービス)に関してはうまくいくが、 ただうまくいかない 分野に関しては全くダメで、 それが 顕在化してることだと思います。 これはいくら言ってももう 国民性 なので もう変わらないので、そんなものだと思って自衛するしかありません。 従って マイナーカードで言えば マイナ保険証は使わないようにする、マイナカードも返納する、ということに だんだん 繋がっていくと思います。 結局 これは日本のデジタル化の足を引っ張っていくということになります。

今月の読み物は、本編で話題になった失敗の本質です。 「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」 単行本 1984/5/1 戸部 良一 (著) 寺本 義也 (著) 鎌田 伸一 (著) 杉之尾 孝生 (著) 村井 友秀 (著) 野中 郁次郎 (著)

Kindle版 (電子書籍)¥742
Audible Logo Audible版 ¥4,000
単行本 ¥2,973
文庫 ¥838

買った当時は第4版、消費税もなしで2,800円でしたが、同じような値段で売られているようです。

あらすじ・内容
敗戦の原因は何か? 今次の日本軍の戦略、組織面の研究に新しい光を当て、日本の企業組織に貴重な示唆を与える書。ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ沖海戦、沖縄戦という大東亜戦争における6つの作戦の失敗の原因を掘り下げ、構造的問題と結びつけた日本の組織論の金字塔。

まとめはこちらをどうぞ。
https://blog.jnito.com/entry/2018/05/08/082158


 

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