今月のひとこと2012年6月号
今月のひとこと2012年5月号
今月のひとこと2012年4月号
絵や写真をクリックすると、そのページに行けます 2012年4月1日 ![]() 今日のTVでも言っていましたが、これだけ原油価格が上がり、円高も収まって来たのに、未だにデフレ傾向が収まらないのは、日本のビジネス体質そのものに問題があるのではないかと言う事です。 東電の値 昨日つまり3月31日の夜の12時に、ドコモのDopa/movaが停波しました。 FOMAの前のバージョンで20年続いたそうです。 12年前にデータ通信のDopaを使ってビジネスを始めたので、Dopa停波は特に感慨無量のものがあります。 昨年にはアナログTVが停波しましたが、これも子供のころからTVを見ていたので、それ 来月、再来月に天体ショーが連続してあります。 先日は木星、月、金星が並んで見える現象がありました。 来月は、5月21日の金環日食。 日本のほとんどのところで見えるらしいので、後は天気しだいですね。 時間は朝なので、東の開けているところ、また見える中心が太平洋に偏っているので、なるべく東に行って、東側の開けたところが良いようです。 6月6日には金星の日面経過が全国で見られます。 さらに、8月14日の未明には、ほぼ全国で金星食を見ることが出来ます。 金星が小さいので月による金星の掩蔽と呼んでもよいでしょう。 これは月が金星の前を横切って金星を隠してしまう現象であり、今回は月の明るい側から金星がもぐりこみ,暗い側から出てくることになります。 地上は、電力がどうの、何とか税がどうのとうるさいので、しばらくは夜空でも見上げて俗事はしばらく忘れてみませんか?
商品の説明(「BOOK」データベースより) 日本のもの造り哲学 「製品とは設計者による基本情報がモノ(媒体)と結びついたカタチである」と考えれば、マーケティングから生産、販売に至る道筋は「設計情報が循環する過程」だと言える。顧客が消費しているのは、基本的には設計情報なのだという考え方に立って、良い製品とは然るべき「アーキテクチャ(設計思想)」を内包するモノだと解説する。 企業には設計情報を上手に創造し、さらに媒体とベストの状態で結合させる技量が求められる。これを著者は「もの造りの組織能力」と呼ぶ。組織能力にはそれぞれ個性があり、個性とアーキテクチャには相性が存在することを示す。強い製造現場を持ち、高い収益性を確保している企業の多くは、独自の組織能力と設計思想のバランスが良いと指摘している。 |
今月のひとこと2012年3月号
2012年3月2日

それにしてもエルピーダは突然でしたね。 最近まで台湾の会社に支援とか新聞に出ていましたが、えらく小さな会社だったので、不思議に思いましたが、こう言う伏線があったのですね。 経営としてはこう言う状況には個人的には絶対に陥りたくないですね。 350円ほどあった株価が今日は5円か6円で、単位株が最低100株なので最低投資額は500円から600円です。 こうなると1円違うと20%ぐらい上下しますから、完全にマネーゲームですね。 ちなみに買いの指値は1円が最多です。
少し前に、アインシュタインの光速の限界を突破したと話題になって、ニュートリノが高速を超えたと言うニュースが一般紙にも大きく取り上げられ、TVでも特別番組がありましたが、結局は計測に使った時計の同期ミスと言う事になりそうです。 正式な発表は、あまりに格好が悪いので、少し時間を置くと思います。 確かに、だれもやろうとしなかったニュートリノの速度を量ってみようと言う女性の大学院性(だったと思う)の発想は逆転の発想で、得てしてこう言うところからノーベル賞級の成果が出てくるのですが、柳の下のどじょうになってしまったようです。 最大の反証は、例の運でノーベル賞をもらったと言われている小柴さんが観測した、超新星からのニュートリノの到達時間が光より遅かった(距離があるので年単位)と言う事実があり、何らかの測定技術上の問題と想定されていました。
実際の測定は物凄く大掛かりなもので、GPSからの情報を補正して、両者の時間を正確に合わせて、ヨーイドンで計測するんですが、この差が確か数十ピコ秒単位で、電子回路で、目の前で計測するのも結構大変です。 報道によれば、このGPSとの通信を行う機器のケーブルが緩んでいたとの事で、単に緩んでいても問題ないとは思いますが、実際は外れていたのかもしれません。
私も分野はまったく異なりますが、実験屋の端くれでしたので、得られたデータが本当に正しいのか、この検証が大変でした。 素性のハッキリしているものを測って、いわゆるキャリブレーションをしないといけないのです。 ニュートリノの問題は、ニュートリノを地球の中を通して送っているので、他の例えば光子(つまり光)を使ってやってみることが出来なかったんですね。 しかしもう少し確証を得る方法はあったのではないかと思います。
最近のニュースで、懐かしいと思ったのは、スバルサンバーの生産中止です。 一世を風靡したスバル360も懐かしいですが、サンバーは学生時代に、何しろ60日間に渡って日本一周をした車なので愛着もヒトシオです。 学生時代の友人のFさんと2人で、サンバーの荷台に敷いた1畳分のスペースで寝袋に包まって寝ていました。 まあ超お手軽キャンピングカーです。 当時はオートキャンプ場なんて無かったので、どこでも停めて寝ました。 またしゅっ中故障したり、パンクしたりするので、修理はお手の物になりました。 エンジンをバラスのでさえ、手探りでできるようになりました。 と言うか、エンジンルームがえらく狭く出来ていました。
このサンバーは、中古の5万キロのものを15000円で買ったのですが、旅行の後は、解体して、サンドバギーとして、学校の中を走り回っていました。 そのままほおって置いたら、知らないうちに処分されていて、無くなっていました。
昨年の3.11で強烈に思い出したのは、東北の田老の海岸です。 当時はあんまり意識しませんでしたが、大きな水門を通って海岸に出たことを思い出します。 珍しく銭湯に行って、確かスーパーで買い物をしたような記憶があります。 その後、有名になった高田松原の堤防の上で何かおやつを食べたような記憶があります。 カメラが壊れていて、写真がほとんど残っていないのが残念です。
先日の新聞記事で、PLCがハッキングされ、工場やインフラ設備がダウンする可能性があると言う報道がありました。 元PLC製造会社に居て、若いころにはPLCの設計もした当方としては気になる記事でした。 ネットに繋いでいなくてもUSBメモリなどからもハッキングは可能ですから安心は出来ません。
ハッキングの警告をだしているにも関わらず対応が出来ない事に業を煮やしたセキュリティ会社が、その手口を公表して大騒ぎになりました。 最近はサイバー戦争と言うような概念でも対応が必要とされています。 少し前ですが中国政府が主導したとされる大規模なサイバー攻撃がアメリカの主要な省庁にかけられたことがありますが、ロシア、中国は最大の攻撃国です。
かたや日本は、サイバー戦争ですら憲法9条の制約で・・・ みたいな、ほとんど冗談みたいな意味の無い議論になっているようです。 サイバー戦争ぐらい世界でトップの実力を持って欲しいものです。 ブロードバンドやスマホの世界的普及国ですから、逆にこれらを攻撃されたらひとたまりもありません。 サイバー戦争と言う言葉が嫌いなら、サイバー防衛なら良いのではないですか?
今月の読み物は、サイバー・クライム [単行本] ジョセフ・メン 著, 福森 大喜 監修, 浅川 佳秀翻訳。 読む前にはもっと技術・技術したものを想像していましたが、意外に捜査モノ風で、特にネットギャンブルの業界とロシアからのサイバー攻撃の実態と摘発のルポを中心としています。 もちろん技術的な話も出てきて、特に現役のサイバー犯罪を担当している監修者のインタビューが面白いです。 某府警本部のほんもののサイバーコップとも合ったことがありますし、講演もお願いしたことがあります。 20年近く前には、本欄でサイバー犯罪に使われるハッキングの実態を掲載したところ、物凄くアクセスが増えたことがあります。 当時は国内にはあまり情報が無く、たまたまアメリカのコンピュータセキュリティの学会に出席したので、その時の話を掲載しましたので珍しかったのだと思います。 流石にモロのハッキングツールを配布しているサイトは紹介できませんでした。
しかし技術的にみると面白いものが多く、これはちょっと使い方を変えるとハッキングツールになるぞ、と言うソフトも一般に散見されます。 こう言うのはシステムのメンテンスというか、トラブル解決に便利な物が多いです。
また、ETからの通信を大量のPCを使って行うSETIプロジェクトや、暗号の解読をこれまた多数のPCで行うようなプロジェクトは沢山あり、これはボットとほとんど同じで、原子力を爆弾にするのか発電につかうのかぐらいの区別でしかありません。 また機会があれば本欄で紹介して行きます。 いずれにしても、本書は少し高いですが、ワリと翻訳もこなれていて、読みやすいので是非一読を。
内容(「BOOK」データベースより)
ソニー事件は氷山の一角に過ぎない。今後間違いなく我々に襲いかかる“サイバー攻撃”“ネット詐欺”の全貌。ロシア・中国を拠点に国際化する凶悪なネット犯罪者たちの全貌に迫ったノンフィクション。
PART1: カリフォルニアに住むコンピュータ・セキュリティの専門家、バーレット・ライアンは、インターネットを使った脅迫に曝されていたスポーツ・ベッティング企業を救ったことがきっかけで、同社の幹部らと関係を深めていく。その後の調査によって、犯人グループがロシアとその周辺国に住んでいることを突き止めたバーレット。だが、アメリカ捜査機関の腰は重く、しかもベッティング企業の正体がマフィアの資金源であることに気づき、苦悩を深めていく……。
PART2: バーレットから情報提供を受けたイギリス・サイバー犯罪対策庁(NHTCU)捜査官のアンディ・クロッカーは単身ロシアに乗り込む。お世辞にも外国人に優しいとは言い難い現地の捜査当局との関係構築に腐心しつつも地道に捜査を進めるアンディは、ついにグループの一味と目されるハッカー「bra1n」の逮捕に着手する。犯罪者と政府関係者の癒着、迫真の逮捕劇、そして裁判の行方……。
今月のひとこと2012年2月号
2012年2月1日

国会は相変わらず迷走続きです。 消費税を10%に上げても財政赤字は変わらないと言うような報道もあり、年金の根本的解決には、まだまだ消費税が必要と言う話もあり、そのいずれもが正しいのですが、公表しないとか、まったくの迷走状態となっています。
ネバダ・レポートと言うのが、ちなみにありまして、IMFと日本の政府関係者とで秘密裏に作成され、2001年9月に一部の日本政府関係者に渡ったとされるレポートで、2015年までに日本の財政を立て直さないといけないと言う内容です。 現状のように単に消費税を上げるだけでは1000兆円にもなんなんとする政府の財政赤字(日本の借金ではありません、念のため)を減らすことは出来ないと言うことです。
幸い日本は国際経常収支は大幅な黒字です。 つまり日本国は借金どころか大幅な貸金を持っているんです。 問題は政府の財政赤字で、これ自体は問題ない(結局は国民の預金が回っているので、国民は黒字です)のですが、最大の問題は国債には利息が付くと言う事で、利息が1%アップするだけで10兆円が消し飛びます。 消費増税分なんかあっという間になくなります。 だから政治生命をかけて大層な決心をしても、文字通り焼け石に水なんですね。
ちなみに、ネバダレポートの中身は以下のような物です。 それぞれもっともなことで、7番8番まで行かなくても、本来実行していないといけない物です。 特に1番から4番までは現状の政治で出来るはずです。 現在の政治が非力で、5%の消費税アップも出来ないようだと、猛烈なインフレの後で下のようになりますね。 本来なら戦争があって、それに負けて、リセットするんですが、戦争も出来ないし、どうやってリセットするかです。 基本的に日本国内で預金をガラガラポンすれば、決着するのは他のギリシャとかとまったく異なる点です。 また日本は巨大なので、IMFであろうが中国であろうが助けることは出来ません。 それより先ほど言ったように自分で決着できるんですから、助けは不要です。
【ネバダレポートの要旨】
1.公務員の人員の総数を30%カット、給料も30%カット。ボーナスも全てカット
2.公務員の退職金は100%カット
3.年金は一律30%カット
4.国債の利払いは5~10年間停止
5.消費税は15%引き上げて20%へ
6.課税最低限の年収100万円までの引き下げ
7.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税
債権・社債については5~15%の課税
株式は取得金額の1%課税
8.預金は一律ペイオフを実施するとともに、第二段階として預金額を30~40%カット
昨年から使い始めたスマホのその後のレポートです。 お知らせしたように、富士通のF12Cですが、あんまり人気はないようなので、大分値段は下がっているようです。
使用した結果は:
(1) バッテリがすぐになくなる。 1日持たないときがあるので、乾電池式の予備充電器が必須。
(2) すぐに落ちる問題は、その後バージョンアップがあり、落ちることはなくなりました。
(3) スマホを振ると着信する、ShakeCall はなかなか便利。 特に寒いときに手袋をしている時に電話が掛かってきたら、思いっきり振れば着信して会話できます。 慌てて手袋を外す必要は無くなります。
(4) 連絡先をいじっているとちょっとした事で発信してしまうことを防止するアプリも重宝です。 Bluetoothを使って発信するときに、イチイチ操作をしないといけないのは不便でしたが、その後Bluetoothの時には無効に出来るスイッチがあることに気が付いて、これも問題なくなりました。 自動車のハンズフリーでの発進も便利になりました。
(5) パケット通信料が高い。 これも以前にお知らせしたイーモバイルのルーター端末を契約すると良いと思います。 料金の安いサービスは、ポートとプロトコルに制限があって、Webとメールだけなら問題ないのですが、少し変わった使い方をしようとするとよくチェックした方が良いでしょう。 ちなみにフルサポートだと5980円で、通常の光ファイバと同レベルの料金になります。 常にルーター端末とスマホを持ち歩いて、スマホは定額ではなくてダブルパケホーダイにすると毎月2500円ほど節約できます。
不幸にしてルーターを忘れてきて、スマホだけで通信すると、ダブルパケホーダイはあっという間に上限に達するし、定額に比べると1000円高いので、その月はプラス3000円となります。 結局毎月1回そう言うことがあると、スマホ単体に比べて、EMのルーター端末2000円とダブルパケホーダイの1000円でトータル3000円の常時プラスに陥るかもしれません。
お金のある方は、スマホ本体をルーターに使うディザリングを契約すれば、通信機能の無いタブレットやPCも使えるので、一番スマートですが、料金が1万円ほどします。
(6) 日本語の入力に関しては、一番関心のあるところだと思います。 結論的には入力はしづらいです。 ちょっと横をタッチすると入力ミスする。 F-12Cでは、ケータイ方式の数字キーでの入力とフルキーボードとあと手書き入力が可能です。 簡単な漢字も入力できて、意外に認識率は高いです。 他の入力と混用しています。
(7) IPカメラを使ってペットなどを遠隔でビデオ画像をご覧になっている方は、IP Cam Viewerが便利です。 どこのメーカーのカメラでもOK。 お金を払って(500円ほど)購入すると、画像はいくつでも登録できます。 ビデオ録画も可能。 マイクを搭載しているとサウンドも聞けます。 画面をなぞるとチルトもパンも可能です。 欠点は、物凄い数のカメラが登録されていますので、その中から適当なのを探し出すのが大変でした。 ネットを探すとその情報も出ています。 カメラにオリジナルで付属しているソフトより遥かに良く出来ています。 メーカーに依存しないのが助かります。
今月の読み物は、 「日本経済が何をやってもダメな本当の理由」 櫨 浩一 著 ¥1,995。 花見酒の落語を引き合いに出して、国内消費が重要だと説いています。 全体に賛成かと言われると疑問符がたくさん付きますが、貿易黒字さらには経常黒字は自国にとっては良いことだが、地球上のどこかでは赤字が出ていると言う発想は、目から鱗でした。 貿易立国とは、輸出を増やすだけでなくて、輸入も増やす、トータルでとんとんにすべきと言う主張です。 輸出を増やすと円高になって輸出にブレーキが掛かると言う至極尤もな現象が起きているだけでしょう。
しかし考えてみると、これだけ燃料を輸入しても、貿易赤字にはなりましたが、それほどの赤字にはなっていないのは円高のおかげなんでしょう。 これが円安の状況だと、もっと影響が深刻になっていたのかもしれません。 またイラン危機でもガソリン代があまり上がらないのは、ガソリンは軽油などを精製すると勝手に出来てくるみたいで、供給がそれほど細っていないと言うことです。
こう言う見方もあるんだと言うことで、一読あれ。
内容紹介
はるか昔に先進工業国になったのに、貧しかった時代の生産優先の発想から脱却できない日本。供給力ではなく消費の不足こそが長期低迷の原因だ! 日本経済の呪縛を糾し、真の豊かさ実現への道を示す。