今月のひとこと2010年元旦号





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2010年元旦

2010年 正月 元旦 あけまして、おめでとうございます。 昨年の1月号を見直したら、一足先に政権交代した米国大統領が定着したら先が見えてくるみたいな事を書いていましたが、それが終わったら今度は日本の方が怪しくなってきて夏の参議院選挙までははっきりしないようです。 リーマンショックからの脱却もどん尻で、世界が見えないのにさらに日本は先が見えなくなりました。 今年はGDPで中国に追い越されて世界第3位になってしまうようですが、それでも3位。 太平洋周辺に、1位から3位まで並んでいるのは大変なことです。 普天間問題もはっきりせずに、ますます先が見えなくなりました。

小沢幹事長は、政策にはあんまり関心が無くて、選挙にしか感心が無いように見えます。 本来は政策があって、それを実現する必須条件が選挙だったのですが、どうも政権交代選挙があまりにもうまく行ったので、最近は目的と手段が入れ替わっている感じがします。 企業で言うと、企業理念があるはずですが、それを実現するためには現実問題として売上と利益がないと駄目。 それで理念をそっちのけで売上利益に走る、と言う感じではないでしょうか? 恐らく夏の参議院選挙では、民主党が過半数を制すると思いますので、その後の動きが気になるところです。

以前は、正月恒例のIT予測をやっていましたが、2008年ごろから怪しくなってきて、最近は休業状態です。 今年は、やはり地デジの最終年なので、この動きが大きくなるでしょう。 来年夏にはアナログがストップするわけで、それに向けていろいろな動きがあるでしょう。 エコポイントも継続のようです。 昨年の薄型TVの価格の下落はすごかったですね。 32インチだと5-10万円で買えます。 しかもエコポイントつき。

もっとも量販店の値札は結構高いので実態は以前からこの水準の価格にはなっていました。 最近は55-60インチとが安くなりつつあります。 従来は40-50万円していたのですが、30万円台まで落ちてきました。 50インチは、以前にお知らせしたように20万円を切っていて、エコポイント込みでは、15-6万というところではないでしょうか。 これからは、中国が液晶市場に本格的に参戦してきますので、40インチ以下は1桁万円の下の方まで下落するのではないでしょうか。

以前から言っているように、廉価版の地デジチューナが出てきました。 最終的には、政府が無料で配布すると思っていますが、取り敢えずは貧困世帯から無料になっているようです。 それでもTVの切り替えがまだ60%とか、受信に必要な B-CAS カードの独占法違反問題とか、200万棟と言われている、民間マンションのアンテナ更新問題とか、本当に2011年7月にアナログ波をぶちっと切っても良いのか? と疑問になります。

どんどん下落するデジタルTVですが、その中でパナソニックはうまく横連携の製品を次々と出しています。 デジタルTVそのものはプラズマがある程度で、これも画面の映り込みがやはり気になって、そんなに画面が綺麗とも思えないのですが、レコーダーとの連携がなかなか良いです。 下手な録画一体型よりも使い勝手が良い。 AVCHDの画像圧縮が使え、ブルーレイにも記録でき、さらに両面で再記録可能なブルーレイも段々安くなってきたので、これに5-10番組が一気に入る。 当然、CD-R並みに安くなった、DVD-Rにも1番組ぐらいならハイビジョンで記録できます。

さらに、ビデオカメラもAVCHDで、ハイビジョンがSDカードに記録でき、最高の32Gバイトだと32時間も連続記録できる計算になります。 もっとも、現時点では、あまり大きなファイルを作ると記録がおかしくなるようで、2Gとか4Gで一度止めた方が良いようですが。

ネットに繋ぐネットカメラもAVCHD対応で、そのまま録画機に録画できます。 有料ですがケータイとも連携もあり、録画機のネット連携と絡めてリモートでの使い勝手が非常に良くなっています。

教科書に出てくるようなネットワーク環境でのビジネスを想定しているわけでなく、AVCHDと言う画像圧縮技術をメインに持ってきて、それをネットワークで繋いで顧客の囲い込みをしようとしているのだと思います。 一度はまってしまうと、同じシステムに繋がるものを買わざるを得ないようになります。 以前にソニーが家電のシステム化を目指して、えらくクローズなシステムを作ったのとは少し違って、結果的にはクローズなのですが、それをあまり感じさせないのが成功の要因だと思います。

今朝の日経新聞の一面トップに出ていた、スマートメーター、スマートグリッド。 特にすぐに実現してビジネスになるのがスマートメーター。 アメリカではすでにベンチャーがビジネスにしているようです。 いままでは、料金の自動収集と言う観点があったので、人が電気メーターを見て回る費用とシステム化の費用の比較で、やはり人のほうが安かったのですが、エコの観点が入ると、俄然実現性が出てきました。 電気消費量をリアルタイムで計測するのは技術的な経済性では大変ですが、非常に面白いビジネスになると思います。

問題は通信ですが、最近はネットの常時接続が普通になっていますから、これに繋げば解決します。 しかし全体の通信量が増えるので、ネット接続業者との連携が必要でしょう。 関西では関西電力が、ファイバーの常時接続を行っていますので、これが使えるでしょう。 マンションなどの集合住宅では、やっと実用化してきた電力線通信が使えるでしょう。 速度を下げるなどして、コストダウンすれば、スマートメーターに内蔵できると思います。 さらには、メーターとネットのルーターとの接続に使えば配線が非常に楽になります。 電気メーターは、10年に1回くらいは定期的に交換していますので、設置の問題も無いと思います。

今年最初の読み物は、お正月らしく 語られなかった皇族たちの真実-若き末裔が初めて明かす「皇室が2000年続いた理由」 (単行本) 竹田 恒泰 著 小学館 1365円 です。 第15回山本七平賞受賞。

筆者は昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。慶応義塾大学法学部法律学科卒業。財団法人ロングステイ財団専務理事。孝明天皇研究家。明治天皇の玄孫にあたる。 特別では無いと何度も序章に出てくるが、生まれが生まれであるし、雲南省で交通事故に会ったり、スパイ容疑で逮捕されたり、横浜市長選挙に出馬したり、イラクを訪問したり、普通では無いと思いました。 従って序章は読み飛ばしたほうが後の本文が良く出来ている分だけ効率的です。 なぜ女系天皇が駄目なのかの理由が良く分かります。 それでも良いと言うか、それなら駄目と言うかはあなた次第です。 戦争中に果たした皇族の役割や、最後の章の皇族行く末などは、なかなか興味深く読ませていただいた。

【以下は、序章から抜粋】
 本書では「皇族とは何か」というテーマについて掘り下げる。皇族の役割は多岐に亘るものの、本質的には次の2点に集約されると私は考える。第一に「皇統の担保」、第二に「天皇の藩屏」である。

 第一の「皇統の担保」とは、いざ皇統が途絶えそうになったとき、皇族が皇位を継承するという役割のことで、皇族は皇統の危機に備えて血のスペアとして存在しているということである。そもそも宮家は皇統を安定的にするために創設された制度であり、それこそが皇族の本質的存在意義である。本書は第一章で実際の皇統断絶の危機に当たり、傍系の皇族が即位した幾つかの例を示し、皇統を維持するために補足的に機能した女帝について述べ、そして万世一系がいかに保たれてきたかということを明らかにする。

 第二の「天皇の藩屏」とは、天皇の近親者として、天皇を支え、守る役割のことである。天皇は歴史の教科書に頻繁に登場するが、皇族に関してはほとんど語られることがない。しかし、日本の歴史上、いつの時代も皇族がいて、天皇を支え、歴史的に重要な役割を担ってきた。皇族を語らずして日本の歴史を語ることはできない。そこで、本書は皇族がどのように天皇を支えきたのかを明らかにするため、第二章から第四章にかけて、太平洋戦争(大東亜戦争)開戦から占領期にかけての皇族について掘り下げる。

 ではなぜこの時期に皇族について本を書くことにしたかといえば、近年盛んに皇室制度改革が議論されるに至り、政治家・官僚・学者などがこの問題について、日本の歴史を振り返ることなく、あまりにも軽々しく意見を言うのに危機感を覚えたからである。皇室制度改革は、日本の歴史の重みを十分に認識した上で、慎重に議論を進めるべき問題である。私はこの本を一人でも多くの方に読んでいただき、皇室について理解を深めてもらいたいと願っている。

 2000年を越す皇室の歴史の中で、女性天皇も存在し、皇統断絶の危機もあった。なぜ、女性天皇が誕生したのか、そして皇統断絶の危機に際して先人たちは、どのように対応したのか。その歴史を振り返ってみたい。

今月のひとこと2009年12月号





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2009年12月5日

やっと株価も1万円を回復して、アメリカのクリスマス商戦の前半戦もまあまあで、少しはやれやれと言うところです。 しかし日米関係がくすぶっています。 アメリカのフラストレーションも最高潮に達しつつありますが、どう決着するんでしょうか? 防衛大臣は諦め顔、外務大臣はかなり怒っていますね。 中国は 8.9%の成長率で、インフレの恐れはあるものの13億人の奥の深さで多少の事ではびくともしないで、あと半年で万博。 インドも調子が良いようで、1億しかいない日本は少しのことがガタついて、ますますデフレが進行して日本が沈没していきます。



Windows 7 の報告を前回に続いてです。 基本的には、Vistaなので Vista が動けば大丈夫みたいです。 ただし Vista のときもそうでしたが、64ビット版のドライバが少ないので、32ビットが安全です。 少し古いプリンタとかの周辺機器のドライバがない。 たまにアプリで64ビットで動かないのがある。 一番難儀しているのは、年賀状作成を控えて古い筆まめを無理にインストールしたのですが、これが完全にアンインストール出来なくて、最新のものをインストールしても古いのが動きます。 新しいものが、使えないわけではないのですが、気になります。



メモリ容量に関しては、64ビットでは 4Gバイト でも使えますが、32ビットにすると、3Gバイト ぐらいしか使えません。 しかし Windows 7 では、立ち上げ時には500Mバイトぐらいしか喰いませんから、まあまあ使えます。 ちなみに Vista では、1.5Gバイト も喰いました。 ハード性能が低いと動かないと言うのはここに大きな原因があると思います。



エラク人気だった、民主党の事業仕分けでは、スパコンが話題になっていました。 民主党の言い訳どおりに、スパコンに関する関心が高まり、認知度が上がったのではないでしょうか? 元々は、F,N,H,T社ぐらいが共同開発していたのですが、最近はF社のみになって、この辺りが ? となったのではないかと思います。 アメリカでも I社が独占ですから、まあ良いとは思いますが、行政としては公平観が必要なのでしょう。 いずれにても国の技術力の象徴ですから、最初から2位では話にならんと思います。 中国はもちろん、韓国ですらこの状態を見てほくそ笑んでいるではないでしょうか。



日本のスパコンはベクター方式にこだわり過ぎだと思います。 要するにハード指向でアプリが作りにくい。 確かに完全に性能を使い切れば速いのですが、使い切るソフトが少ない。 スカラー方式は、普通のPCをたくさん並べただけですが、今使っているPCでも、クロックが2.5GHzで、ワンチップにコアが4つも入っています。 これをずらっと並べたら、多少ベクター方式が速いと言っても問題にならない。



開発総額が1200億と言うのは、桁違いに大きいと思います。 これがキチンと技術開発に効果があれば良いのですが、何となくゼネコン的に穴を掘って埋めるみたいな使い方ですと意味が無いです。 運用にも電気代を含めて50億とか80億とかがかかるようです。



全体にハード指向過ぎるので、もっとソフト指向すべきでしょう。 ベクター方式で得意な分野をスカラー方式でやる方法も重要で、他国はこの方向でソフト面の研究開発を行っているはずで、いずれは多勢に無勢で、引き離されてしまうのではないでしょうか?



技術関連予算の削減にしても、日米同盟の冷え込みにしても、結局得をするのは中国ではないでしょうかね。 小沢さんの以前の中国訪問での「写真まで撮っていただいて」発言とともに、嫌な感じがしてきます。 国家戦略局(室)も機能せず、本当にこの国はどこに向かっているのか、まったく分からなくなってきました。



今月の読み物は、京都大不満 (じっぴコンパクト) (単行本) 嵯峨 徳子 著 ¥800 以前に買っておいて、そのままほおって置いたのですが、気になって読んでみたらまあまあ面白かったです。 なんでも斜に見る京都人のものの見方が良く分かります。 自分では客観的に見ているとしているのですが、典型的な京都人ですね。 まあ安い文庫本ですので、お正月にお屠蘇を飲みながら読んでみては如何でしょう。

【目次から】大文字の幻想 / 京の着だおれ / 京の食道楽 / 京に寺あり / 変わりゆく京都の暮らし / 京の景観 / 京都の交通 / 水の都 / 都市と浄土 / レッテル貼りの古都

内容(「BOOK」データベースより)

1200年の都の歴史は深すぎて、実は住んでいる人々にもよくわからない。ましてや検定試験で満点をとったからといって、京都がわかったと思ったら大間違い。古都に生まれ育った著者が、自身の経験と綿密な考証とから、歴史都市・京都の真実を明らかにしつつ、精神と文化における真の「日本人力」を身につけることを提唱する、まさに日本人のための画期的な京都論。







今月のひとこと2009年11月号





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2009年11月3日

急に寒くなって、冬並みになりました。 市場も急に冷え込んで1万円を大幅に割り込み、これから本格的な冬に向かうのでしょう。 日銀も2010年度は踊場になると言っています。 中国やインドもインフレの傾向が強く経済の舵取りがますます難しくなります。 昨日読んだ雑誌には、1ドル50円で日本浮上とか書いていました。 輸出はもちろん大変ですが、通貨が高くなって滅んだ国は無いそうです。 国の富が相対的に増えるのですから当然ですが、従来型の輸出依存それに従った円高恐怖から抜け出ることも考えないと過去の経験でこれからが通用するような状況では無くなっているような気がします。



こう言う観点では、民主党が言っている、円高何が悪い、内需拡大と言うのも今までに無かった政策で、ひょっとすると時代を先取りしているのかもしれません。 どっちにしても大変な時代なので、壮大な実験に付き合うか、と言う感じです。



マイクロソフト嫌いにも関わらず、最近のマイクロソフトの低姿勢を認めたわけでもないのですが、数年ぶりに我が家のPCシステムを一新しています。 と言ってもOSを思い切ってWindows7に切り替えようとしています。 切っ掛けは、XPと間違って買ってしまったVistaのPC。 実費の950円でWindows7に更新できると言うのにつられて、これを申し込みました。 さらにXPを再インストールしようと思っていたPCにエイとWindows7のアップグレード版を買ってインストールしました。 Vistaはインストールしただけで、1.5Gbも食いましたが、Windows7 は500Mbぐらいで、XPよりは食いますが、1GbのPCで十分動きました。



Windows7 のアップグレード版には、32ビット版とと64ビット版の2種類のDVDがありましたので、少し調べてみました。 結局は 64ビットにするメリットはあまり無いようです。 メモリ空間を4Gb以上とるのであれば、64ビットが必要ですが、普通は4Gbもあれば十分でしょう。 問題はドライバ。 下手に64ビットにして、必要なドライバが64ビットで無ければ、PCが使い物にならないので、32ビットが安心です。 速度もほとんど変わらないようです。 要するに本格的な64ビットのソフトウエアがほとんど存在しないのが原因でしょう。



問題となるソフトウエアの動作ですが、これはほとんど動くようですが、実際にインストールしてみると動かないソフトが一つだけあり、64ビット対応にするとまた余計な出費が必要になってきます。 どうもソフト屋さんの計略に引っかかっているようです。 気になっていたキーボード配列の変更は、問題なく動きました。 レジストリの構造が変わっているらしいので、レジストリに依存したものは、動かないものも出てくると思いますが、ほとんど影響は無いみたいです。 ただレジストリに絡んだアプリは、そのままではチェックに引っかかるので、右クリックして「管理者として実行」を選ぶと実行できます。



良いのか悪いのか、機器もどんどん安くなってきました。 1テラの外部ディスクが9000円ほど、1.5テラが15000円を割っています。 RAID5も良いのですが、ディスクが安くなってきたので、1.5テラを2台買って、片方を片方に自動でコピーして、ミラーディスクとして使っています。 これで3万円はまあまあではないでしょうか? RAID5でこの値段は無いと思います。 TVも最近は安くなって、50インチのプラズマが20万円ほど。 これにエコポイントともらうと17万ぐらいで手に入ります。 液晶だともう少し安いものがあります。 もっとも58インチとか64インチになると、急にこれの倍以上になってしまって、まだ価格の下落には至っていないようです。 ちなみに新しいTVを買って古いのをリサイクルするとこれにもエコポイントが付きます。 しかしメーカーに引き取ってもらって正規のリサイクル券をもらわないと駄目です。 時々回ってくる回収業者の領収書では駄目とエコポイントのサイトには掲載されていました。



HDMIによるブルーレイディーガとの連携もなかなか良くて、リモコンは相変わらず使いにくいものの、一つのリモコンでべ便利に使えます。 ただacTVilaはイマイチ。 見たい番組がほとんど無い。ネットとの融合でハードはあるがソフトがイマイチと言う実感です。 TVも何でも良いのですが、SDカード、AVCHDによるハイビジョンビデオ圧縮、ビデオカメラ、デジカメなどの連携はそれなりにオープンで使えるので、以前のSONYのような窮屈さは大分減った感じです。 これが良く売れている理由ではないでしょうか。



液晶のPC用のディスプレイも安くなってきました。 大きな重いブラウン管式のディスプレイが嘘のようです。 ブラウン管式の通常のものの最大は、1600×1200ドットでしたが、最近の液晶は、1920×1200もあります。 気をつけないといけないのは、安いものはTVの液晶の流用なので、1920×1080になってしまっていて、少々使いにくいと思います。



今月の読み物は血税空港 本日も遠く高く不便な空の便 (幻冬舎新書) 森 功 著¥798。 ちょうど話題になっているところですが、読めば読むほど構造が道路とそっくりなのが良く分かります。 本書が出版されたのが今年の5月ですから、JAL/空港問題が話題にもならなかった時のものですが、その問題点は現時点で書かれたものとしても十分にうなずけるものです。 それにしてもこの狭い日本に空港が100近く、つまり各都道府県あたり2つもあると言うのは、少し異常だと思います。 アメリカみたいにセスナが自力で離着陸するようなものではなくて、本格的なものがあると言うのは驚き。 以前に緊急で大阪から長野に行かなければならなかったときに、いろいろ探したのですが、まともなフライトが無い。 結局列車で行ったことを思い出しました。 また、関空や伊丹や羽田、成田がハブになっていないので、とんでもないところと直接の便があるのも異常。 アメリカの感覚だと、とにかくUAならシカゴかデンバーに行けば後はローカルの飛行機で何とかなる、と言う感じですが、100近くある空港のほどんどは、大型の飛行機が離着陸できる規模だそうです。 YS-11 とまでも行かずに、20人乗りの飛行機がどんどん飛べば良いのではないでしょうか? これならパイロット2人スチュワーデス1人で、機体の償却も少なく、バスに毛の生えた程度で運行できるのではないでしょうか。



今月のひとこと2009年10月号





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2009年10月4日

とうとう株価も下がり、想定の2番底に入ってきました。 アメリカの自動車販売の補助金切れと日本の民主党のゴタゴタが陰を落としています。 モラトリアムも良いのですが、海外からどう見られているのか、どう見られるのかの視点が少しなさすぎると思います。 ハゲタカファンドも良いのですが、経済は良きにつけ悪きにつけグローバルで動いている事をもう少し金融大臣は意識しないといけないと思います。 



確かに世の中は政府が支援しないといけない状況ですが、自民党まで社会主義的になってはいけないでしょう。 真正の保守として、自主自立、小さな政府、減税、国防、教育などの重視で再生してほしいものです。 民主党のマネをしていては、政権交代は望み薄です。



民主党は良い悪いはありますが、スピード感があります、大事なことです。 本当の問題はこれからですが、滑り出しとしては、まあまあのスタートでは無いでしょうか。 反面、自民党はガタガタで、65%の人が期待をしているのに、「みんなでやろうぜ」は無いと思います。 如何に内部しか見ていないのか良く分かりました。 真正の保守政党を望みますね。 今のままでは民主党の亜流、単にいちゃもんを付けるだけの、単なる何でも反対の野党です。 もっとも麻生内閣の時から言っていることは野党でしたからね。



それにしても中国の建国60年はすごいですね。 意気込みがすごい。 多少と言うか共産党独裁の共産主義国家をと言うのを忘れていまいます。 かたや日本は、民主党で良きにつけ悪きにつけ、社会主義的な要素が強いですから、どっちがどっち? と言いたくなります。 少なくとも現時点では、中国の方が遙かに自由経済、資本主義的です。 また凄いパワーで多少の問題は弾き飛ばす勢いです。 日本で小さな問題でごたごた言っているのが本当に歯がゆいです。 国内でごちゃごちゃやっているうちに、隣ではとんでもなく大きなパワーでこちらに関係なく突き進んでいるという感じです。



最近、こう言う文章を入力するツールとして、話題のポメラをとうとう買いました。 買ってみた感想を少し。  まず開き方が分からない。 左のボタンを押せば良いのだが、マニュアルにもかかれていない。 やっと開くとメニューボタンがあって、まあまあ最低限のシンプルなメニューがあってこれはOK。 変換がMS-IMEとATOKが選択になっているが、細かい設定だけみたいで、MSーIMEのイライラする変換は無くなっっている。 ただ変換の反応が少し遅い。 変換してもすぐに変換しないのは、慣れるまで少しかかります。 MicroSDにデフォルトで入らない、USBは本体メモリだけで、100Kしかないとか、洗練さがまだ足りないですね。 



確かに、開いて電源を入れたらすぐに使えるのは、非常に良いです。 しかし、全体の作りは、家電を見慣れていると違和感がイッパイ。  まず最初の外観からしてビスが4本バンと出ているのにはびっくり。 開いてもビスだらけ。 素人の設計は分かるが、折りたたみのキーボードで手イッパイと言う感じがします。 家電専業ならもっとスマートに作るでしょう。 デザインもイマイチで、製品としての完成度は低いと思います。 しかし次のバージョンが、みものですね。 このバージョンのシンプルさをどのように継承するかがポイントです。 それなりにバランスが取れていますので、一ついじると全体がファットになってしまうでしょう。 



値段も15,000円で買いましたが、少し高い気がします。 新品のPCが5万円である時代に少し高い。 9800円とかですと納得できます。 次機種に期待というか、興味津々です。 これ以上削るところが無いので、付け加えるしかないので、これをどうするか? 開発責任者の力量が真に問われます。



新製品と言うのは最初は大成功か小成功かは別にして大体成功します。 これで成功しないのは、余程出来が悪かったので、評価に値しません。 しがらみの無い製品を作るので、成功するはずなんです。 問題はこれからです。 大成功すればするほど、今までなかったしがらみが出来て、次が難しい。 いろんな要求が営業や経営から出てきます。 自分でも自信が出来ます。 このような中で、力の抜いた製品を作るのは、至難の業。 経験から言うと、自力では不可能です。 何らかの外部要因で、たまたま力の抜けたものを作らないといけない状況になって初めて実現します。 本当の成功は3番目の製品です。 これが事業の柱になって事業がまとまっていきます。 ちなみに最初のしがらみのないバランスの良い製品を私は「ゼロ戦」と呼んでいます。 ゼロ戦もゼロ戦で終わりました。



と今までの文章は、ポメラで入れたのですが、変換が遅い点を除いて、PCと遜色ない使い勝手です。 多少はキーボードが小さいとかストロークが無とかですが、まあまあ使えると思います。 ちなみに私は、日記をつけるために買いました。 以前はPCで入れていたのですが、イチイチ立ち上げるのも面倒で、3ー4年前からノートに手書きにしたのですが、紛失の恐怖と検索が出来ないので、PCに戻そうかと思っていたところでした。 



今月の読み物は、首相の蹉跌―ポスト小泉 権力の黄昏(単行本) 清水 真人著 ¥1,995 小泉政権から福田政権まで、その裏側を克明に記録しています。 やはり小泉政権で自民党は壊れていたんですね。 その前からもおかしくなっていたのですが、この時に決定的になって、その後の政権はおまけだった事がよく分かります。 最近の本の中では一気に読んだ数少ない本です。



安倍晋三、福田康夫はなぜ1年で最高権力の座を投げ出したのか。宰相たちの失敗の本質はどこにあるのか。首相という最高権力のマネジメントの検証作業を通して、日本の政党政治のシステムとその「ゲームのルール」を読み解く。



【書評より】 評者 上智大学准教授 中里 透

 リーマンショックをきっかけとしてさまざまな分野で巻き戻しが進行したが、日本の政治もその一つであろう。迷走する永田町の光景を見ていると、日本は「失われた10年」に逆戻りしてしまったかのようだ。



 もっとも、永田町が「逆コース」をたどり始めた主因は、金融危機というよりは「ポスト小泉」の政権運営の失敗にある。本書は、安倍・福田両内閣のもとでの政治過程の検証を通じて、「官邸主導はなぜ自壊したのか」という問いに解答を与えようとする試みである。



 官邸主導という永田町の新しいビジネスモデルは、小選挙区制の導入と内閣機能の強化という制度変化によって生まれたものだ。この変化のもとで官邸主導という新しい政治手法を確立したのは小泉純一郎という「強い首相」であった。だが、党内と世論の圧倒的な支持を得て後を引き継いだ安倍総理は、小泉政治と小泉改革の継承に失敗してしまった。



 本書によれば、安倍内閣の「失敗の本質」は「反マニフェスト性」とガバナンスの欠如にある。理念先行であいまいな「美しい国」は国民に広く支持されるものとはなり得なかった。あらゆる政策課題を官邸が抱え込む「なんでも官邸団」は懸案処理の停滞をまねいた。大臣と首相補佐官による「二重行政」は指揮命令系統の混乱を引き起こした。こうした中で安倍内閣は急速に国民の支持を失い、自滅したのである。



 振り返ってみると「ポスト小泉」の最初のつまずきの石は郵政造反組の復党問題であった。「脱小泉」が進んでも郵政民営化という石が消えてなくなったわけではなく、日本郵政の人事という形で麻生内閣の進路のすぐ目の前に転がっている。本書は日本の政治の今後を考えるうえでも有益な一冊といえる。










今月のひとこと2009年9月号





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2009年9月8日
今月はオオボケをかましてしまいました。 夏の暑さと選挙騒ぎで更新を失念しておりました。 株価は冴えませんが、世の中は政権交代一色です。 右から左に大きく揺れて、国民の選挙なんていい加減なものでムードに左右されてしまうんだ、と言う論調がありますが、これには大いに異論があります。 また国民を馬鹿にするからこう言うことになるんだと言う事がまだ分かっていない政治家や評論家が多すぎますよね。 確かに小選挙区制の中では少しの票の動きが大きな議席の差になって現れてきますが、これが本来の小選挙区制の目的であったはずです。

最近の、IT関連の話題で大きなのは円周率であるπ計算桁数の世界記録樹立です。 世界的に日本のスパコンの性能順位が下がってきている中で、従来比で2倍以上の記録が出ました。 計算したのは筑波大学計算科学研究センターで、同大のスーパーコンピュータ「TK2筑波システム」を用いて円周率を小数点以下2兆5769億8037万桁を計算し、世界記録としてギネスブックに申請したそうです。 アルゴリズムには、ガウス・ルジャンドルアルゴリズムとボールウェインの4次の収束アルゴリズムを採用。主記録容量は13.5TBとなったとのこと。 従来の記録は、東京大と日立製作所が2002年に達成した1兆2411億桁で計算に約600時間かかった。

プログラムはシングルジョブ実行環境で実行し、648台の計算ノード(1ノード当たりの浮動小数点演算理論最大実行性能は1472GFLOPS。全体では95.4TFLOPS)のうち、640台を使用する並列計算として処理が行われ、約73時間36分で計算できたとのことで、意外に速く計算できるものです。 問題は、正しく計算できるかどうかで、2つ異なるアルゴリズムによる計算で一致した桁まで公表したとのことで、実際はもっと多くの桁が計算されているみたいです。

円周率の世界記録は良いとして、同じところをぐるぐる回っているのではないかと思われる政治の世界に戻ると、小泉内閣からの流れは少しも変わっていないと思います。 国民はチェンジを望んでいるのです。 前回の総選挙を郵政選挙と言いますが、郵政民営化の政策に賛成した人はほとんど少数で大多数は自民党をぶっ壊すというフレーズに乗ったのではないですか。
今回も世論調査で子供手当てに半分近くの人が反対、高速道路無料化には65%が反対です。 それでは何故民主党に入れたのか? 何もムードではなくて、政権交代それ1点だったのではないでしょうか。 「不満」と「不安」、このうちの「不安」のリスクを文句なしに選択したのだと思います。

そう言う意味では、4年以上前に一度、仮想的な政権交代が起きていたんです。 しかしその後がまた元に戻ろうとしたので、それを引き戻したということでしょう。 大きく揺れたといいますが、基本的な流れは変わっていないと思います。

国家戦略局構想も、基本的な考え方は小泉内閣の経済諮問会議と同じです。 この諮問会議は経済中心でしたが、戦略局は外交とかも含んだより包括的なものとなると思います。 よく権力の2重構造といいますが、従来の仕組みは内閣と党が2重権力になっていて、その間の摩擦を官僚がうまく取り仕切って、それが定着したところに問題があると思います。 従って権力の2重構造は新しいものではないでしょう。 問題は、この戦略局に少なくとも政策の決定権が一元化できるかどうかです。

戦略局=内閣は良いとして下手すると、民主党、連立協議機関と3鼎立して身動きが付かなくなってしまいます。 連立協議が進まないのは、社民党の問題ではなくて、政策決定がバラバラになることの方が問題です。 戦略局は、竹中さんみたいに菅さんがガンガンやれるかと言う点に尽きるのではないでしょうか。

後は小沢さん、今回の選挙で意外に職人だと思いました。 職人といって良くなければ参謀。 あれだけの選挙ときちんとまとめて、自民党の弱いところをキチンと突いている。 確かに敵にすると物凄く嫌な人です。 自分は総理にならない、と従来言っていましたが、これが本音と言うことが良く分かりました。 これからは、小沢チルドレンを含めた政治勢力をどうコントロールしていくのか、ここで最後の真価が問われるところです。

民主党は、内政はいろいろ問題があるものの、まあ良いとして、外交がまったく駄目ですね。 岡田外相は本当にうまく嵌めたと思いますが、あまりにうまく行っているので本人も周りも表立って文句は言えないでしょう。 どう言う選挙協力の約束をしたのか分かりませんが、社民党が居る限り、大胆な政策は取れないでしょう。 幸か不幸かアメリカでは日本への関心が高まっていますので、ここでキチンとした外交政策を出す良いタイミングだと思います。 感覚では、韓国のノムヒョン大統領と同一視されているような感じがします。

今月の読み物は新撰組顛末記 (新人物文庫) 永倉新八著 ¥700。 新撰組の幹部で、切り合いを実際にやっていた本人の言葉(聞き取りらしい)が衝撃です。 本人が行っていない場面はごっそり抜けていたりしますが、刀を持つ写真など、そんなに遠くない時代にこう言う事が起きていたんだと身近になります。

新選組の副長助勤となり、のちに二番組長を兼任した新八は、近藤勇らとともに池田屋へ斬り込んだ。新選組随一の遣い手として幾多の戦闘に加わり、十三人の大幹部のうち、ただ一人生き残った。北海道に渡り小樽に住んだ新八は、孫たちを相手に新選組の懐旧談を語り、記録に綴る晩年を送るが、大正二年(一九一三)三月から、『小樽新聞』記者の取材に応じて語った連載をまとめたのが本書である。近藤勇や土方歳三らとの交友、池田屋の乱闘、血の粛清など、幕末動乱の修羅場をくぐりぬけた者のみが知る生々しい証言が語られている。「BOOK」データベースより。






今月のひとこと2009年8月号





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2009年8月1日
今年の夏は、なかなか梅雨が終わらないと思っていたら、とうとう8月になってしまって、どうやら冷夏のようですね。 このようだと夏商戦も不発に終わって、秋が心配になります。 秋から冬に掛けては、新型インフルエンザの大流行もあり憂鬱になってきます。

株価は先日から上がってきて、再び日経平均も1万円を超えましたが、足元の実体経済がイマイチ、スッキリ立ち上がらないので弱気になってきているのではないでしょうか。 やっと解散と総選挙もハッキリして、政権交代まで秒読みに入った感じですが、民主党は党名のとおりですが、自民党までが社民的な政策がどんどん出てきて、このままだと社会主義の国になってしまうのではないかと思うほどです。 いつかテレビで竹中平蔵が言っていましたが、アメリカでは大きな政府か小さな政府と言う議論だが、日本では資本主義か社会主義かの議論になりつつあるとのこと。

アメリカ型の低負担の自由経済資本主義なのか、ヨーロッパ型の高負担の社民主義なのか、はたまたその中間を目指すのか、この辺のビジョンをキチンと示して欲しいと思います。 これ抜きでいくらいくらお金をあげます、ではバラマキと言われてもしょうがないでしょう。

恐らく民主党が勝って政権交代は実現するものの、官僚との摩擦で行き詰まり、政界再編にたどり着くのではないでしょうか。 またそうならないと日本の将来は無いでしょう。 当面は中国に頼る形で経済はゆっくり回復するでしょうが、アメリカと中国の狭間で良い様に利用されないようにすべきでしょう。

最近のもっとも大きな話題は、日蝕でした。 当日は、会議しながら外を見ていたのですが、少し暗くなったので、もう少し暗くなると思っていると終わっていました。 結局曇り空でも少しは見えたはずですが、目撃する事は出来ませんでした。 悪石島では大雨。 やはり船で硫黄島付近まで行ったのが正解でしょう。

太陽と月と地球の関係を考えると、日蝕と言うのは、物凄く不思議ですね。 そもそも月は地球の1/3くらいあって、衛星としては異例の大きさです。 成因は、地球に小惑星が衝突した衝撃で地球の一部が吹き飛ばされて月になったという事らしいです。 以前はこの説は少数派でしたが、最近ではほとんどの専門家がこう考えているようです。 それはともかく、地球から見て太陽と同じ視野角にキッチリなっていると言うのが不思議です。 偶然にしては出来すぎている。 高等生命体(あくまで人間のような高等生命体を言い、バクテリアなどは高等生命ではない)を生み出すのに海さらには月が大きな役割を占めているというのは周知ですが、さらに日蝕を生じるような大きさと距離と密度、つまり現実の月そのものが、高等生命体の発生に必須ではなかったのか、と思っています。

海の潮汐が生命体の発生に深く関わっており、この潮汐が月と太陽の引力で生じている事は良く知られています。 恐らくこのバランスが非常に微妙に作用するのではないか、ちょうど日蝕が起きるような関係が必須ではないのか、と思います。 さらには月が表面を地球に向けてしか公転していない、つまり公転と自転が同じであることも、何か関連があるのかもしれません。 太陽と月が同じ回転面にあるのは、物理法則で説明できますが、微妙な距離の差で、皆既日食になったり、金環食になったりするほどの、視野角の一致は偶然では説明しきれないと思っています。 おそらく、宇宙に他の高等生命体が存在するとすると、彼らや彼女らは、われわれと同じように月を愛でて、時には日蝕を見て恐れ、時間と共に科学的な説明をしているのではないでしょうか。

最近のIT分野の話題は、ツイッター(つぶやきと言う意味)でしょう。 オバマ大統領が選挙戦の時に利用した事で、ブームに火がついた感じです。 日本でも、使っている政治家が出てきて、ちょっとした話題になっています。 使い方はこちらです。 Blogが最初に出てきたときは、何でこんなものが面白いのか、と思いましたが、利用者が増えるに従っていろいろなバリエーションが必要になったという事でしょう。 Webサイトの更新が面倒と言う事で、Blogが生まれました。 同時に音声通話をするほどのこともないが、メールではリアルタイム性がないと言うことで、チャットが生まれました。 今回のツイッターは、この間を埋めるような、いわば公開チャットのようなものです。 誰かの発言に、チャットのような手軽さでフォローする事が出来ます。 また、簡単にアプリケーションを構築する事が出来るようで、ToDoListをツイッターで使うと言う事も出来るようです。 もちろんケータイからも使えるので、Blogのコメントを拡張したものと思ってよいのではないでしょうか。

今月の読み物「脱・官僚政権」樹立宣言 霞が関と闘うふたりの政治家(単行本) 渡辺 喜美著、江田 憲司著 ¥ 1,575。 大分前にこれが話題になったときに買った物ですが、内容は対談形式のもの。 江田憲司氏は、元通産官僚なので良いとしても、渡辺喜美氏はいろいろよく知ってますね。 金融担当大臣もやったことがあって、その時は何で?と思ったのですが、この分野は得意なんですね。 全体に、現状認識はまともで提案もまともと思いますが、どうやって実現するのかが問題ですね。 さるTV番組なんかでは、政治の分野の議論はまあまあまともなのですが、経済になると全くの無知。 特に政治評論家と称している人は無茶苦茶なことを言っています。 これに比べると(比べるほうがおかしいのでしょうが)無茶苦茶まともで、逆にまともすぎてしらけてしまうようなところがあります。 国民運動からスタートするのも良いですが、政治勢力を作るというのは如何に難しいかですね。 政治勢力が無いと何も出来ません。

内容紹介 日本を蝕む「官僚支配」から脱出せよ
麻生政権は官僚支配政権だ。自民党と決別した渡辺喜美、脱藩官僚のリーダー江田憲司、長年、霞が関と闘ってきたふたりが、選挙を目前に「第3極」の旗を立てる。 内容(「BOOK」データベースより)
自民でも民主でもない「第3極」の旗を立てろ。政治の迷走、経済の混乱を「霞が関」は笑っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡辺 喜美 1952年3月、栃木県生まれ。早稲田大学政経学部、中央大学法学部卒。父である故渡辺美智雄氏の秘書として通産相・外相秘書官を歴任。96年、衆議院選挙で初当選。金融関連の法案成立などに活躍、「政策新人類」と称された。06年12月、安倍政権の行政改革・規制改革担当大臣に。07年8月、金融担当大臣との兼任になる。09年1月、自民党を離党した
江田 憲司 1956年4月、岡山県生まれ。79年、東京大学法学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。ハーバード大学研究員、経済協力室長、通産大臣秘書官などを経て、96年、橋本内閣発足と共に総理大臣秘書官(政治・行革担当)に就任、橋本行革の司令塔として活躍。98年、橋本内閣総辞職と同時に退職。02年、衆議院議員に初当選。現在、2期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)