今月のひとこと2009年5月号





「今月のひとこと」の目次


毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。


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5月4日

最近は株価も上がってきて、やっと底入れ感が出てきたようです。 しかし、足元の経済は最悪で、今年はこれからが本番ではないでしょうか? あまりにも悪化が急激だったので、その急激度が少し減っただけのようですが、心理的には安堵感が広がっています。 おりしも連休の高速道路は、高速1,000円均一のせいもあって、大混雑です。 1年前は、道路暫定税の一時停止で、エコに反するという話が沢山ありましたが、あの議論はどこに行ったのでしょうか。 もともとチマチマしたエコは単なるスタイルと思っていましたので、どうでも良いような感じですが、世の中上げて車はエコに反すると言う様な議論が全くないのは妙な感じです。



ジープで知られるクライスラーがとうとうチャプター11を申請する事になりました。 アメリカと言うところは妙なところで、日本で言う破産法適用みたいな状態になっても、事業はそのまま続いています。 もっとやわらかいのはチャプター7で、これはほとんど現実には何もないという感じです。 債務停止を公式に認めるだけなのか、と思います。 以前に飛行場で、時間待ちの時に新聞を見たら、搭乗する予定の飛行機会社がチャプター7を申請したと言う記事がトップに大々的に報道されていましたが、目の前では飛行機がちゃんと飛んでいました。 搭乗するほうも何の不思議もなく、新聞を読みながら搭乗すると言う奇妙な光景が見られました。



最近立て続けに、いろんな機器を買い込んだので、そのレポートです。 まず、5年経ってヒンジの部分がおかしくなってきたケータイをDopaからFomaに機種変更。 15,000円がバックされると言う触れ込みに引きずり込まれて、同じDocomoにしまた。 新規契約が減少しているキャリアとしては、既存客は必死で確保しようと言う事でしょう。 機種は元々Pを使っていたので、P-06Aと言う最新機種になりました。 元々P-03Aにするつもりが、店員の進めに従って、より機能を絞った機種にしました。 メールやWebブラウザは言うに及ばず、ワンセグ視聴はもちろん録画も出来るようになっています。 さらにはマイクロソフトのメディアプレイヤーと連携したミュージックプレイヤーも付いていました。



もちろん外付けの、SDカードが必要ですが、これまた安くなりました。 音楽を本気で聴くのなら、8Gバイト程度欲しくなりますが、これが最近では1500円程度で入手できます。 これにワンセグ録画や、カメラの画像を保存できます。 カメラは流石に機能限定なので、外向きの1台しかありません。 また位置が悪くて、すぐに指が写ってしまいます。 保持の仕方が悪いのか? といろいろ試してみましたが、うまくいきません。



PCとの連携は、音楽などは上記のマイクロソフトのメディアプレイヤーで出来ますが、電話帳とかの保存は無料のソフトをDocomoからダウンロードして使用できます。 おまけにしては流石にDocomoがお金をかけただけあってよく出来ています。 以前は、市販のソフトを買わないといけなかったのですが、今回は接続ケーブルを1,000円ぐらいで買うだけで済みました。



最後に気をつけないといけないのは、イヤフォーンの接続です。 Docomoはソフトバンクと同じものが使えますが、従来は平形コネクタと言うコネクタで繋いだのですが、今回からは外部接続端子用のコネクタと名前もサイズも変わりました。 イヤフォーンとの変換アダプタがあるのですが、普通の店では売っていないので、通販で買いました。 500円ぐらいのものなので、これに送料を500円もつけると話にならないので、メール便込みのところを探すのに苦労しました。



次は、カーナビ。 サンヨーのミニゴリラが新しくなったので、注文しました。 価格.cmo で人気一番のものですが、実際のサイトで買うと、表示より安くて、39,000円送料込みであくる日にすぐに送ってきました。 小さく安いのに良く出来ています。 ゴリラのIFを引きずっているせいか、少し慣れないと操作に戸惑います。 タッチスクリーンなので、場所の成約上しょうがないのかもしれません。 GPSとおそらく加速度センサだけで精度はばっちりです。 ただ、ルート検索がイマイチで、高速道路ぐらいなら良いですが、少し込み入ると難しいようです。 自車の位置を確認するだけなら重宝します。 また内臓バッテリでも動くので、自転車とか徒歩とかバイクでも使えます。 車内で音楽を聴くのも目的の一つでしたが、これがイマイチ。 FMトランスミッタが付いているのは良いとしても、出力が少し弱すぎるので、時々雑音が入ります。 最近ではFM放送が全くない周波数を探すのは大変です。 周波数は、0.1MHz刻みで変更できますので、根気良く探す必要があります。



ワンセグの視聴、録画は付いていますが、録画は一回きりで、毎週録画とかは出来ません。 運転中つまりセンサはハンドブレーキで、これを外しているとワンセグは音声しか出てこないようになっています。 ハンドブレーキの0V、+12Vを検知しているらしくて、都合3状態と内臓バッテリ動作で、いろいろな機能が動いたり動かなかったりします。 音楽の温室の調整などがないのですが、列車での旅行に持って行っても面白いと思います。 音楽を聴いたり、ワンセグを見たり、自分の位置を確認したり出来ます。



今月の読み物は、幕末志士の「政治力」-国家救済のヒントを探る (祥伝社新書143) 瀧澤 中 著¥840。 世の中が大きく動いた幕末に動いた人々がどのような政治的背景だったのか、ふと気になって読んでみました。 現在よりより複雑で、通信手段も限られていた時代に、結果として見れば、大成功だった明治維新を動かしたのは? 取り上げられているのは、篤姫、坂本竜馬、西郷隆盛、新撰組、井伊直弼、慶喜。 篤姫は流行としてともかく、それなりに大奥で政治力を発揮したのには違いないし、坂本竜馬はあまりにも有名。 しかし坂本竜馬は本人が取り上げられる事が多いですが、やはり奇兵隊、亀山社中の存在が大きそうです。 いくら坂本竜馬の人間が出来ていても、こう言う商社の走りのバックを持っていないと政治力は発揮できないのは納得。 昨今の外交万能、軍事力不要の議論を思い出しました。 新撰組の近藤勇も幕府との交渉を見ていても、単なる百姓上がりの俄武士ではなくて、それなりに政治力はあったようで、最後は大名格になりました。 これも新撰組と言う物理力を背景に持っていたのは言うまでもありません。 意外に本書で辛いのは、慶喜。 いろんな評価があるようですが、流れに乗れなかったと言う点では、しょうがなかったのかと思います。 トータルの政治力を発揮して、公武合体の政権が出来ていたら、後世はどうなったでしょう。 歴史にもしはありませんが。



内容(「BOOK」データベースより)

昨今の国民の政治不信は、現在の政治家のふがいなさが、そのまま国民の不安につながっているとも言える。漢字が読めないなどという政治以前の問題はともかくとして、まさに現在の政治家の資質が政局混乱を招いているといっても過言ではあるまい。幕末の混迷は現代の比ではないが、その混迷の時代を駆け抜けた坂本龍馬、西郷隆盛、新選組、そして幕府側の志士たちはどのような政治意識を持っていたのか。そして彼らの政治家としての力はどのようなものだったのか。現代政治学家・政治史研究家である著者が、“人間力”の視点から、幕末志士と現代政治家の違いや、彼らの活躍から国家救済のヒントまでを鋭く読み解いていく。





今月のひとこと2009年4月号





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4月3日

最近は株価も少し上がって一息ついたと言う事でしょう。 2月ぐらいは奈落の底を見ると言う様な感じで、どうしようも無い様子でしたが、自動車業界の在庫水準に目処が付いてきた事もあって、少しは気分が和らいできた感じです。 派遣切りも、落ち着く所に取りあえずは落ち着いた感じで、正規社員と同じ仕事をしていて余人に替え難いと言う人は継続が出来たようです。



しかし企業の構造改革は、これからが本番で、バブル期に水ぶくれした正規社員にも、その影響は出てくるでしょう。 あのスズキ自動車でさえも、会長が社長に復帰して、これから本腰を入れて無駄撲滅に取り組むのだそうです。 インドのインドのタタ・モーターズの20万円自動車ナノも市場投入が始まり、また新たな世界が広がります。



先々月の話ですが、NHKがボットネットの話題をクローズアップ現代で放送したら、ボットネットの駆逐ツールをダウンロードしていた公的サイトがパンクしてしまいました。 番組が終わった直後からアクセスが殺到して、その後2-3日はアクセスできない状況となってしまいました。 個人のPCを乗っ取って、そのPCをベースに不法行為を働き、例えば標的のサイトにアクセスを集中させて、そのサイトを機能させなくなると言うようなことをやりまます。 この公的サイトは、図らずも同じような結果になってしまったようです。 冗談みたいですね。



これを有効と言うか平和利用したのがクラウドコンピューティングで、実験的なものは既に本欄でも多く紹介させていただきましたが、商用ではもう少し意味合いが異なるようですが、利用されつつあります。 一般に、IT機器は価格下落と言うダウンサイジングが激しく、PC一式が5万円で入手できるご時勢ですから、これを1万台繋いでも5億円あれば良いということになります。



ちなみに最近、中古のPCを買ったのですが、DELLの小型の新品で買うと8万円ぐらいするものが、9,000円ほどで入手できました。 尤も、KBマウス、ディスプレイは付属していませんでした。 しかし最近では入手困難といわれるXPが付属していましたので、その価格だけでも良いと思います。 先日は、VISTAからダウングレードするだけで5,000円もかかりました。 反対に高精細のハイビジョン用のLCDを使ったディスプレイが安くなりました。 20インチで1920×1080が15000円程度で入手できるようになりました。



今月の読み物は、最近本を読む時間が無くなって来たことと、植物の面倒を見る時期になったので、今月は趣向を変えてここがまちがい 鉢花・観葉植物・洋ランの育て方 (単行本) 江尻 光一 著 ¥1,470。 テレビでお馴染みの江尻 光一さんが専門の洋ランやそれ以外の良く見かける植物の育て方をまとめたもの。 江尻 光一さんの語り口がそのまま現われています。 植物に関心のあるかた、これからはじめて見ようかと言う方に最適。



内容(「MARC」データベースより)

多くの人々が親しんでいる植物50種を取り上げ、その栽培ポイントとよくある失敗例をQ&Aで解説。鉢植えの植物を長く楽しむための手入れの仕組みなどもイラストを多用してわかりやすく紹介。



著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

江尻 光一

1926年千葉県市川市生まれ。48年東京農業大学卒業。以来、須和田農園を経営し、洋ランの品種改良と家庭園芸の普及に努める。NHKテレビ「趣味の園芸」やラジオの電話相談などで活躍中。著書も多い。日本洋蘭農業共同組合参与・審査員、東京農業大学客員教授。1990年、93年に世界らん展で日本大賞受賞。1995年、第46回日本放送協会放送文化賞受賞



今月のひとこと2009年3月号





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3月1日
昨日は、Citiの実質的な国有化で、NYダウは大幅に下落したようです。 本来なら、これで不良債権の処理は少し前に進むので歓迎のはずですが、どうもアメリカの投資家は、このままうまく行くと思っていたようです。 逆にそれが意外と言うかびっくりしました。 銀行の不良資産の査定も厳格に行われるようですし、やっと日本の竹中/小泉の段階に至ったということでしょう。 しかしそのスピードはすごいですね。 リーマンから約半年です。 トヨタ自動車が、5月には現在の在庫調整が終わって、増産に入るというニュースもあり、そろそろ先が少しは見えてくるのではないでしょうか。 しかし実態経済への影響はこれからで、本格的に上向くのは皆さんがおっしゃる来年後半になってくるのではないでしょうか。

最近、びっくりしたのは、メモリ特にSD関連のメモリ価格の下落です。 2GバイトのマイクロSDが400円弱で入手できます。 試しに買ってみましたが、ちゃんと使えます。 16GバイトのSDHCでも3000円前後で入手できます。 これとAVCHDの圧縮技術を使うと、最長で4時間ぐらいのハイビジョン映像を録画する事が出来ます。

SDメモリカードは、マイクロでもミニでもフルサイズでも、最大の容量は2Gbです。 また古いカードリーダでは、SDしかアクセス出来ませんので、2Gbの需要は高いのでしょう。 通常のデジカメならこれで十分です。 現在販売されているカードリーダでも、安いのは、SDHCでも4Gbとか8Gbとかの制限がありますので、注意が必要です。

学生の頃に、メモリの種類として、コアメモリをメインに授業で勉強しましたが、その時に、将来は半導体メモリになるカも知れないという事で、その動作原理を勉強しましたが。 当時は本当に基本のフリップフロップを使ったスタッティクメモリでした。 しかしその様な回路が何万、何百万、さらには何億も作れるという事は全く理解を外れていました。 その後の半導体の発展で、切手サイズに写真が入るとかビデオが入るとか言う話がありまして、それも夢のようでしたが、現実になったという事です。 それも数百円で。

このまま行くと、1Gb当りの価格は100円になるのは時間の問題でしょう。 ディスクの単体ではおおよそ、500Gb で1万円ぐらいですから、既にGb当りで20円ぐらいになっている勘定です。 1ビット1円と言っていた時代が懐かしいですね。 結局半導体は儲からないビジネスになりつつあるのは寂しい限りですが、究極のものづくりの、究極の量産時の姿として捉えて、新しいビジネスモデルを構築しないといけないのかもしれません。

最近は、デジタルTVの価格下落が激しいですね。 もっとも安売りしているのは、フルハイビジョンで無い機種が多いですが、1年以上前に買った機種は、28万ぐらいから20万に落ちていました。 逆に一度は下落したビデオ録画機の価格が上昇した事もありました。 いずれにしても、通常のありふれたTVは、10万円ぐらいになってしまっていて、アナログTVと変わらなくなりました。

最近、サイトの電子証明書を更新したのですが、業界トップのベリ*イン社のMD5を使った証明書が偽造できるという記事を見つけました。 私は幸いベリ*イン社の証明書は高いので他社に変更しましたが、全世界で9,000サイトはまだこの偽造可能な証明書を使っているとの事です。 以前からその脆弱性は指摘されていましたが、事の発端は、最年末に「MD5コリジョン・インク」と言う国際的な研究者グループが、ソニーのプレステ3を200台つないで(プレステ3はこの様な処理をすると通常のPC40台分に匹敵する)発行された証明書を使って偽造を試みたところ、わずか3日間で偽造が出来たとの事です。 他社は既にSHA-1と言う新しい技術に変更しているので直接問題無いのですが、同様の脆弱性を指摘されていますので、同じ事がおきるでしょう。 現在はSHA-2と言う暗号鍵の長さが異なる暗号化技術を使用しているとの事です。

今月の読み物は、日本は原子爆弾をつくれるのか (PHP新書) 山田克哉著 ¥777。 以前から疑問に思っていた原爆の保有の仕方が載っていたので、早速買い込みました。 前半を含むほとんどを読み飛ばして、最後だけ読むつもりでしたが、結局全部読んでしまいました。 最初の部分は、原子物理の基礎ですが、従来は理論物理の本だったのですが、この本の著者は実験物理と言うか、実際屋さんですので、同じ事でも実務から見た記述が新鮮でした。

原子核の説明から原子炉の説明まで、ざっくりと全体が見渡せます。 よく分かったのは、原子炉で作ったプルトニュウムでは、戦略兵器としての原爆は作れないと言う事、高校の教科書に書いてあるような単純な砲弾型の起爆装置では駄目で、プルトニュウムではもちろん、ウランタイプでも爆縮型が一般的になってきているとの事です。 北朝鮮で難しいとされたのは、どうもこの爆縮技術でしょう。 また、北朝鮮の実験の規模が小さかったのは、原子炉で作ったプルトニュウムで未熟爆発を起こしたものと思います。

未熟爆発では、戦略的な意味はありませんが、テロで使うのなら威力はありますし、放射能物質を撒き散らす事も出来るでしょう。 そう言う意味で、なかなか微妙な代物だと思います。 また、アメリカでは原子炉で作られたプルトニュウムで本格的な原爆を作る技術が開発されているとの事ですが、事の性質上極秘になっているようです。

また、プルトニュウム爆弾のサイズを小さくするには、核融合の技術を使います。 これは水素爆弾とは全く異なるもので、プルトニュウムの分裂を引き起こす中性子を爆弾の中心に仕込んだ核融合装置によって大量に発生させるもので、爆弾は大幅に小さくでき、一時騒がれたスーツケース爆弾にもなります。

本書の問い掛けである、大量のプルトニュウムを保有する日本は原爆を保有できるか? と言う点に関しては、やはり5年ぐらいかかるのではないかと思います。 アメリカは文字通りゼロから出発して、3年でプルトニュウム爆弾とウラン型爆弾を開発しましたが、ものすごい人間とお金を掛けています。

全く現実的ではないですが、もし日本でしかも国際社会を敵に回して、自力で技術開発を行った場合は、どんなに急いでも3年、通常は5年はかかるという事でしょう。 従って、日本が原爆を保有しようと思えば3ヶ月で出来る、と言うのは全くの虚構と言うことになります。 また、イスラエルのように保有してるかいないか公表しないと言う状況も、専門家から見れば、すぐにばれてしまうという事です。

ところどころ説明が抜けているところもあり、決して読みやすいというわけでは無いが、それなりに面白く読めました。 AMAZONの書評はぼろくそですが、それほどでもないと思います。

内容紹介
日本が核ミサイルを発射するまでいったい何年かかるのか?――日本は世界的にも
高度な原子力技術をもっている。また、全国各地の原子力発電所から得られた
プルトニウムは、長崎型原爆の5000発分にもなるという。ならば日本はいますぐ原爆を
つくれそうに思えるが……。本書は、いま核兵器を開発するためには、
どのような技術が要求されるのかを、できるだけ平易に説明するとともに、
日本が原爆製造を外国の技術援助なしに一からはじめて、どれぐらいの時間が
かかるのかを見通す。日本の原爆開発史、驚異的なマンハッタン計画についても
論及した核の入門書である。

第1章 放射能と放射線
第2章 原子爆弾の構造
第3章 日本の原子爆弾開発
第4章 兵器級プルトニウム
第5章 原子爆弾のつくり方
第6章 日本の核武装

内容(「BOOK」データベースより)
日本は世界的にも高度な原子力技術をもっている。また、全国各地の原子力発電所から得られたプルトニウムは、長崎型原爆の5000発分にもなるという。ならば日本はいますぐ原爆をつくれそうに思えるが…。本書は、いま核兵器を開発するためには、どのような技術が要求されるのかを、できるだけ平易に説明するとともに、日本が原爆製造を外国の技術援助なしに一からはじめて、どれぐらいの時間がかかるのかを見通す。日本の原爆開発史、驚異的なマンハッタン計画についても論及した核の入門書。


今月のひとこと2009年2月号





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2月 1日
流石に各社の決算が出てくると、分かっていてもやはり株価は下がりますね。 オバマ大統領の就任の日にはダウが下がりました。 昨年末から続いていた上げ相場は、これで終わり。 オバマ人気の初期段階は、100日を待たずして終わってしまったのか、と言う感じです。 まだまだこれから少なくともジメジメする頃までは、じっと我慢が続くのではないでしょうか。 大手は4月の給与報酬からカットが始まりますので、その影響はその後ジワジワと出てくるのではないでしょうか。 それにしても先が見えないのはかなわんですね。

経済状況がともあれ、ほって置いてもやってくるのが、税金シーズン。 これは日本でもアメリカです一緒です。 何とかTAXと言うソフトが店先に並びます。 スーパーでも売っています。 日本では、年末には年賀状ソフト、アメリカでは税金ソフト。 これをずーっとやっていたら結果は明らかですよね。

日本はある意味では芸術の国。 その結果アニメが盛んでオタクと言う言葉が世界語になったりします。 反面、数字に特にお金に弱い。 今回の金融危機でも巻き込まれなかったと言うのは、ある意味で金融音痴だったと言うことで、税金の使い方もいい加減で、もう少しお金に興味を持ったらどうか、と思います。 武士は食わねど高楊枝、お金の話は下賤と言う風潮があります。

反面、アメリカは事の良し悪しは別にして、お金に敏感。 刑事映画でも、この経費は税金だから、とか言う台詞が良く出てきます。 今回の悪評高い定額給付金も、アメリカでは既に世帯あたり10万円ぐらいのバラまきをやりました。 これは新聞記事の受け売りですが、当時のブッシュ大統領は、国民から預かったお金を返します、と言う趣旨のことを言ったとのこと。 反面、日本は「給付」ですからね。 お上が恵んでやる、と言う感じ。 話題になっているいわゆる埋蔵金も、良く考えたら、税金や税金と同じ意味を持つ保険金をいい加減にごまかして、溜め込んで居ただけのことですので、お金を支払った方は、もっと怒るべきでしょう。

税金関連では、最近 イータックス e-Tax が盛んに国税庁の方からPRが行われています。 税理士協会のほうは、強制的に電子申告になっているみたいなので、かなりの割合で電子化されているようです。 何でも平成22年には、電子申告の割合を50%以上にするのが目標との事。現時点ではものすごい勢いでプロモーションがなされています。 ちなみに電子申告するためには、電子証明書とそれを読み取るカードリーダーが必要で、後のソフトはインターネットからダウンロードできます。

先日、市役所に行く用事があったので、ついでに受付で電子証明書の作り方を聞いて見たら、いま空いていますから、すぐに出来ますと言う説明に乗ったのが運命。 確かにすぐに処理をしてくれたのですが、付きっ切りで30分以上かかってしまいました。 これが混んでいたら、と思うとぞっとする。

電子証明書は私の嫌いな例の住基カードと抱き合わせになっていて、住基カードの申込書と電子証明書の申込書の2枚が必要です(各市役所で違うみたいです)。 住基カードは無料、証明書は3年期限で500円ナリ。 ちなみに今年の申告までは、電子申告で5,000円の税額控除つまり5,000円バックと言うことで、現時点では来年はなし。 カードリーダーは実質2,000円ぐらいなので、2,500円の黒字となります。 カードリーダーは税金シーズンが過ぎると少しは安くなると思います。

ここまでは良かったのですが、この後に担当者の若い人が出てきて、パスワードを入れろと言う。 クレジットカードを使うときに入れるテンキーパッドで4桁の数字を住基カード用に入れます。 これは見られずに入れたと思ったら、電子証明書を入れる段になって書類を見ながら入れてましたから、まったくセキュリティはいい加減。 まあ住基カードなら良いか、と思っていると。電子証明書のパスワードは流石にフルのパスワードで、これは安心と思っていると、横でじっと見ている。 マナー的にも横を向くのが礼儀ですが、そんな事はお構いなし。

ここで大失敗したのが、本物のパスワードを入れてしまって、このパスワードは後でインターネット経由でいくらでも修正できたので、このときはいい加減に入れておいたら良かったとあとで反省。 ちなみに私はパスワードを3種類ほど持っています。 通販などでセキュリティが怪しいときのためのバレバレのもの。 もう一つはまあまあ安心できるもの。 さらにもう一つは、ネットにも滅多に使わない、最高機密のもので、これを使ってしまって大失敗。 また新しいのを覚えなおさないといけないです。 まあ順々にセキュリティの高いものからお古をしたのレベルに使いまわしていくと良いと思います。

電子証明書の暗号化技術はRSAベースのしっかりしたと言うか教科書どおりのものでした。 問題の認証はどうしているのか興味がありましたが、これは都道府県の知事が認証しているんですね。 それで、認証した知事のフィンガープリントが公表されています。 従って完全な認証局方式でもなくて、各人が認証を確認したいときは、相手の証明書を認証した知事のフィンガープリントを確認する必要があるのです。 どうせなら、知事の証明書の認証を総理大臣とか、政治がらみでないので国家象徴の天皇がやるのも面白いと思いますが、如何でしょう。

ちなみに住基カードは、各市町村でバラバラのデザインとの事で、偽造が多いらしいです。 ICチップまでは偽造できないでしょうが、外見は簡単に偽造できるそうです。 現在でも写真入と写真なしがあるのですが、免許証があるので写真は不要でした。 アメリカのように身分証明書だけの機能の免許証がなぜないのか不思議ですね。 警察で簡単に発行したら良いと思うのですが。 日本では免許証しかまともな身分証明書はありません。 パスポートは住所が無いし、保険証や住民票には写真がついていません。 住基カードより余程定着している免許証と同じものを運転できないと言う条件で発行したら良いだけだと思います。

ちなみにみなさんはパスワードはどうやって作っていますか? やはりランダムにしないと、8桁や10桁で意味のある単語だとすぐに総当りで破れます。 フリーソフトでパスワードをランダムに発生するものがありますので、これでどんどん発生させて、何とか覚えられるものを選ぶと良いでしょう。 ちなみに私の場合は、最高機密のものは滅多に使わないので、あるとき思い出さないといけなくなって、しばらく考える時間は必要でしたが、1年以上前に作ったパスワードをキチンと思い出すことが出来ました。 もちろん数字、大文字の入った完全ランダムのものでした。

今月の読み物は、 先月の稲盛さんに続いて 日本電産永守イズムの挑戦 (日経ビジネス人文庫 ブルー に 1-32) (文庫) 日本経済新聞社 (編さん) ¥750です。 最近は、京都の元気印は、稲盛さん、堀場さんから完全に永守さん移りました。 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる! で有名ですが、先日じかにお話をお聞きする機会がありましたので、興味が沸いて読んでみました。 講演の内容が本とほとんど一緒なのはご愛嬌として、それにしてもパワーのある人です。 先行き暗い中で少しはこれを読んで元気になりましょう。


今月のひとこと2009年正月元旦号





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2009年 1月元旦 あけまして、おめでとうございます。

昨年は年末が忙しかったので、少し遅れてしまいました。 昨年は、年初からあまり良い話は無くて、状況は悪くなる、と言う感覚がありましたが、昨年後半はそれどころか100年来の経済危機と言う事で、ますます先の読めないまま年を越しました。 唯一の望みは、アメリカの大統領が決まったことで、これで少しは先が見えてくるとは思いますが、就任後の過剰期待のそれこそバブル崩壊で、またまた下落すると言う見方もあります。

毎年の恒例の予測ですが、今回はまったく分かりません。 今年のうちに何とか先が見えるようになったら良いとは思います。 まあいずれにしてもいつかは底が見えるのですから備えておいてじっくり待つしかありません。 アメリカの新大統領就任後がひとつのヤマ場ではないでしょうか。


IT分野も、機能アップの流れが止まってしまいました。 後は性能アップの方向で、これにはいろいろと方向が出てきました。 ハイビジョンビデオが、そこそこ定着してビデオのハンドリングも大体見えてきて、ノーマルビデオが始まった当時と同じような感じになってきています。 ディスクも1テラぐらいで頭打ちで、ハイビジョンでもだいたいこれくらいでまあまあ使えるのではないでしょうか。

パナソニックのAVCHD規格も、新たにHLモードが開発されて、DVD1枚に、2時間の映画がほぼ入るようになりました。 DLを使えば、元のHE規格でも十分に入ります。 BDはまだまだ高価で、書き換え可能となるとさらに高価で、DLですと50ギガぐらいあるので、AVCHDで圧縮したビデオなら10本ぐらい入る勘定になります。
ノートPCはだいたい5万円以下になってきたので、非常に買いやすくなりました。 問題はVISTAが標準なので、XPへのダウングレードのためにさらにお金がかかることで、これは標準でXPを搭載している機種を探す必要があります。 また、最近はパーソナルユースでもOfficeが必要になりますが、これがまた高価。 特によく使うPowerpointを入れるとさらに高価で、下手すると本体の価格を超えてしまいます。
そこで KINGSOFT Office 2007 Plus Standard が良いです、 5000円。 ほぼコンパチです。 本家がおかしいところ特にWordですが、これも直してありますので非常に使いやすいです。 マイクロソフトの OpenOffice.org もこれは無料で良いのですが、少し重いのと下手に改良してあるので互換性の部分でイマイチです。

以前に本欄でも取り上げましたが、IP電話は完全に定着して。安定性の点でも従来の電話会社が運用しているものと引けを取らなくなりました。 SkypeのようなIT屋さんが開発したものと、Fusionみたいに通信屋さんが開発したものは、微妙に技術の方向が違っていて戸惑いますが、それなりに統合されつつあります。

Skypeのビジネスでの使用上の最大の問題は、恐らくSkypeOutにあると思いますが、番号ディスプレイが出来ないことです。 一応注意書きには出来ないこともあります、と書かれていますが、どうやっても出来ません。 ちなみにFusionを使ってSkypeで通話すると表示されます。 ただFusion はCall Backして通話する方式なので、繋がるまでに時間がかかる、UIの点でイマイチ使いにくい、と言う欠点もあります。
今月の読み物は、これと言うのが無かったのですが、ごく最近読んで、中身はともかく見直したモノです。 安いので読み飛ばす気になって読んでも読めます。 稲盛和夫の実学―経営と会計 (文庫) 稲盛 和夫著 ¥550税込。 経営に関する話は直接聞いたことが無くて、一度飛行機の中でご一緒したのですが、十分な話も出来なくて、感覚的にはあまり好きな人物ではなかったのですが、これを読んでいると自分と同じようなことを言っていると今更ながらに見直しました。 物凄く偉いヒトなので、一緒には出来ませんが、創業当時の話などは実感として分かります。 技術視点の経営と言うのは大体同じようなものになるのかも知れません。

面白いのは、浮利は追わない、投機はしないと言い切っているにも関わらず、アメーバー経営の本社機構の費用はどうするのか? と思っていたら、これは金融の運用で捻り出すのだそうです。

Amazon.co.jp の 商品の説明: 本の帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と印刷されている。

会計というとつい「勘定が合えばそれで良い」「会計は専門に勉強した特定の者にしか理解できない」という感覚にとらわれてしまう。特に経営者は「利益追求=売上追求」と考えてしまい、会計をおざなりにしてしまいがちなのではないだろうか。そこを著者は自身の経験からなる「経営学」と「会計学」を結びつけてわかりやすく説明している。

経営に役立つ会計とはどうあるべきか。事業を安定軌道に乗せようと思うのなら、数字に明るく、しかも「安定性」を持続する会計でなくてはならない。安定は、「儲け」のなかから出てくるということも覚えておく必要がある。「儲け」るためにはどうすればいいのか。

その答えを導き出した著者が「なぜ」という言葉に徹底的にこだわり、追求する人だということが、この本を読み進めていくうちによくわかってくる。「簿外処理は一切許さない」「ディスクロージャーを徹底する」という一見当たり前の議論ながら、そこはさすがカリスマ性に富んだ著者。具体例を交えての論述には説得力がある。

「経営のための経理である」という「実学」は、経理を専門に勉強してきた人にとっては「目から鱗」の思いをするだろう。会計学とは経営哲学と完全に合致する理原則であることをあらためて認識させられる。(大高真子) –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)
バブル経済に踊らされ、不良資産の山を築いた経営者は何をしていたのか。儲けとは、値決めとは、お金とは、実は何なのか。身近なたとえ話からキャッシュベース、採算向上、透明な経営など七つの原則を説き明かす。ゼロから経営の原理と会計を学んだ著者の会心作。

内容(「MARC」データベースより)
キャッシュベース、一対一対応の原則、筋肉質経営など、フェアで公正な経営のモラルと会計のあり方を根本に据えた今こそ求められる「経営のための会計学」を、実学で体得した著者が説き明かす。





今月のひとこと2008年12月号

12月6日
今月は週の変わり目で遅くなってしまいました。 実体経済の落ち込みは予想以上に激しいみたいですね。 これだけ急激に落ち込むと実際の落ち込み以上に悪くなるのかもしれません。いずれにしても現状は忍の一字でしょう。 オバマの支持率は75%だそうです。 それに比べてわが国は不支持率が70%を超える勢いです。 さっさと総選挙をやっておけば良かったのですが、人のことはよく見えて、自分の事になると見えなくなるのが常ですね。

戦前の状況にだんだんと似てきました。 下手したら5・15や2・26のようなことが起きるのではないでしょうか。 元次官夫妻殺傷事件の時は真っ先にこれを思い浮かべました。 この時は世界恐慌で、大不況でしたが第2次世界大戦によって終わりました。 歴史は繰り返しませんが、似たような状況になる事が多いので、何かが起きても不思議ではありません。

空幕長のいわゆる論文問題で、ネットでは英雄扱いだそうですが、こんな粗雑なものの考え方で軍事をやられたらたまりませんね。 謀略説にしても、当時の政府や軍部はそれほど騙されやすかったのか? そんなにひ弱だったのか? その結果なんで戦争に負けてしまったのか? これこそ自虐史観だと思います。 当時は国民こぞって戦争を推進したので、政府軍部だけ良い悪いとは言えないと思います。 民衆と指導層を区別するやり方は、中国が言い出した事で、それに洗脳されているだけでしょう。

国際連合から脱退し、関東軍が暴走し、三国同盟に参加し、天皇が怒りまくったのですが、所詮国民の支持があったので、戦争に進んでしまったのです。 満州も、好意的な内容もあったリットン調査団の報告辺りで手をうまく打っておけば、戦争にならずに済んだと思います。 しかし、世界大戦規模ですから、日本とアメリカだけが埒外と言うのは無理だったと思います。

空軍は当時はなかったので、直接は関係ないでしょうが、空自のトップの軍人としては、何故戦争に負けたのか、当時の状況の中で戦争を含めてどうしたら最適解だったのか、これをまず分析すべきです。 ただ戦前はみんな正しかった、だけではプロ軍人のトップとしては情けない感じです。 TVで時々やっていますが、アメリカの例えば駐在アメリカ軍司令官なんかはきちっとした話をインタビューで答えています。 英語はこう言う説明調の時は便利だと思っていましたが、やはり下士官ぐらいになると論旨が怪しくなります。 わが空幕長の発言はお世辞にも論理的とは思えません。

13daysと言うキューバ危機を扱った映画の録画をたまたま見ましたが、現地の司令官が威嚇射撃をして、これが大統領命令の「許可なくして発砲するな」と言うのに違反しているかどうかで、現場にいたマクナマラ国防長官と口論になって、敵が誤解する可能性があると反論しています。 空幕長を見ていても政治感覚はゼロですね。 もっと国会に引っ張り出さないと駄目ですね。

話が軍事になってしまいましたが、本来のITの話です。 最近、またIP電話に挑戦しています。 以前のAsteriskは駄目でアキラメ。 今回は FusionのVoIPとSkypeの組み合わせです。 当初の目的のリモートの電話間の転送がまだ出来ませんが、概ね目的を達せそうです。

出来ることは、(1)Web画面からクリックすることで自動ダイアルで電話できる。 (2)また着信できる。 (3)内線に転送できる。 (4)不在時には自動で外線(主に個人ケータイ)に自動転送する。(5)個人ケータイからの電話料金は、会社にチャージされ、発信番号は個人ケータイの番号ではなくて割り当てられた050番号となる。 などなど。

(1)はSkypeを利用することで便利に使えます。 また、Web画面に、callto:// と言うタグを埋め込むとSkypeのプラグインをインストールしていないユーザにも使える様になります。 発信をFusion 経由で行うのか、SkypeOutを使うかも指定できます。 (2)もSkype で着信。 Skypeの状態(離席とか)で転送先とか動作を切り替えられます。 PCを落としたときはオフライン扱いになって、これも規定された動作を行います。 最大の問題は、Fusion で割当られた 050番号とSkype名との紐つけの変更が出来ないことです。 したがってSkype名を付けるときに慎重につけましょう。 着信はこの他に、ICOMのVoIPルーターを経由して、IP電話機でも着信します。 このIP電話機間で内線転送を行います。 Skypeでもプラグインで内線転送が出来るようですが、使い勝手が不明なのと料金がかかるので現状では日和見です。 (4)(5)はFusionの機能です。

最近のSkypeはかなり改善されて、音質が良くなりました。 チャットも出来るし、ビデオ会議も出来るので、非常に便利です。 特に国際電話が便利でしょう。 ファイルの送信も出来ますので、チャットしながら打ち合わせて、時々音声で会話。 必要になったらファイルを送る。と言うことが同時に行えます。 また誰がログインしてる、つまりPCを使っているか、と言うことが分かるので、リモートでもローカルで仕事をしているのと同じ感じになります。

今月の読み物は、コレステロールに薬はいらない! (角川oneテーマ21) 新書 浜 六郎 著 ¥720 税込。 秋の健康診断でコレステロールが高い、と指摘された方も多いと思います。 現在の基準値は220となっており、これ超えると有無を言わせずに薬を処方する医者がいます。 統計的に240-260が日本人ではもっともトータルの死亡率が少ないと言う結果が出ています。 私の家庭医は、多少(自分でも結構高いと思うぐらいでも)高くても、まあ様子を見ましょう、まず食生活からと言って薬も何もくれません。 コレステロールは脳髄の重要な材料ですし、大体コレステロールの高い人はテンションが高いような気がします。 また、食品に含まれるコレステロールより体内で作られるコレステロールが問題で、どうも私の場合は豆類ナッツが駄目なようです。 つまみにピーナッツと行かなくなって困ります。

内容紹介 「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊!
日本のコレステロール基準値は、心筋梗塞の多い欧米よりも低い。実は「コレステロール高め」が最も健康で長生きであること、薬で下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかに。あなたの薬が分かる一覧表付き。
内容(「BOOK」データベースより)
日本のコレステロール基準値は220。これは心筋梗塞が5~10倍も多い欧米に比べても低い数値です。多くのデータから、コレステロール値240~260が最も健康で長生きであること、薬で無理に下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかになってきました。「コレステロール値が高い」といわれた人、必読の一冊。

内容(「MARC」データベースより)
多くのデータから、コレステロール値240~260が最も健康で長生きであること、薬で無理に下げるとかえって死亡率が高くなることが明らかになってきた。メタボリックシンドロームに騙されないための一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
浜 六郎 医師。1945年、徳島県生まれ。大阪大学医学部卒業後、大阪府衛生部を経て阪南中央病院に勤務。NPO法人医薬ビジランスセンター代表。医薬品の安全で適正な使用のための調査研究と情報収集・広報活動に取り組んでいる。専門は内科・治療学・薬剤疫学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)