今月のひとこと 2021年8月号

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今月のひとこと 2021年8月1日号
新コロナウイルスの蔓延が全く止まりません。 全国の新感染者数がとうとう1万人を超えました。 今までは重症患者が増えなければ良い、ということだったのですが、絶対数が多いので、それも増えてきているみたいです。

その結果またもや緊急事態宣言が発せられましたが、何が違うのか分からないみたいな感じになっています。 ワクチンの接種が終わった65歳以上の感染は非常に少ないみたいですが海外の情報によるとワクチン接種後でも感染する事例がたくさんあるみたいです。 感染しても無症状で他に感染させるということなので、ますます厄介なことになるんじゃないかと思います。

さらには、こういう状態で感染が広がって行くと、また新たな変異種が出てくるといわれており、変異は非常に速いです。 RNAはコピーミスが起きやすいので、普通の変異はいくらでも日常的に常に起こっていると思います。 その変異の中でたまたま感染力の強いのが広がって来て認識されるということなので、今でもいろんな変異種が出てきて、それの自然界におけるトライアルが起きていて、その中で強いのが生き残ってくれという進化の過程を目の当たりにする感じがします。 こうやって生命は進化してきたのだということです。

オリンピックも今月の8日まであと一週間。 なんとか開催にこぎつけて、なんとか終わるという感じで、終わって次のお盆の影響が終結するのが8月末ということで、8月末までの緊急事態宣言になってるんだと思います。 24日からはパラリンピックが始まりますが、の時にはかなり落ち着いてきているのではないかと思います。 いずれにしてもオリンピックであろうがパラリンピックであろうが、それに付随する人流ては確かに増えますが大勢に影響はないと思います。 何しろ東京は1,000万都市なので、実質100万人の人流があるとしてもオリンピックで動く人流は非常に限られていると思います。

オリンピック中止の主張がありますが、もしオリンピックを止めていたら、この夏の政治は混沌としていたに違いありません。 現在の感染急拡大も、オリンピックで少しは意識の中から外れていると思います。 例え、意識しても結果は変わらないと思います。

専門家会議の話の中では、こういうリスクが高まるとか、そういうか散文的にな話が多くて、全く数字が一切出てこないのが非常に気になります。 ちょっとでも数字で何パーセントとかリスクが何パーセント高まるのかと言うのを言ってくれればいいんですが、なんとなく高まる、人流が増えればリスクが高まる、としか言わない。 それは素人でもわかることで何パーセントあると言うのが専門家が示すべきことで、それを見て為政者である政治トップは、そのリスクに政策がそれに見合うかどうかを判断するというのが正しい関係だと思います。

先日の専門家と総理大臣との記者会見を聞いていても、どちらが為政者でどちらが専門家なのかよく分からず、どちらも同じ事を言ってるように聞こえます。

問題は為政者の方が諮問委員会とかいう格好で、丸投げをして結果をうまく使うというのが従来のやり方だったので、すでに専門家の方も同じ土俵の上での話をするようになったのだと思いますが、本来は専門家は専門家らしくリスクをちゃんと数字で示す、出てきた数字をどう判断するか、そのリスクを許容するかしないかいのかの判断は、これは為政者、政治のトップの仕事だと思いますが、今はそうなっていません。

私の経験でも海外の企業と契約もすることになったときに、契約書を会社の法務部門にチェックしてもらったところ、この契約は止めなさい、止めないといけないと言われて、私はブチ切れて怒りまくりました。 その契約に最終的に責任を持つのは、こちらの事業責任者側なので法務スタッフとしての本分は、それに対してきちんとリスクを示すべきで、頭からやめろと言うのであれば、どちらがその事業責任を負ってるのか、止めることに対するリスクの説明は無し。

リスクを出来るだけ金額換算で出して欲しい。 そのリスクを許容できるかできないかは、それは事業責任者の判断であるべきで、そうでないと事業責任者の判断するところがなくなります。 同じような事が税理士との間でもありました。 税理士は一種の会計士という側面もありますので、一概に言えないのですが、この処理はダメですとすぐ言うのですが、どういうリスクがあるんだと聞いても答えられない。

私の経理はアマチュアですが、私の後任に来られた、これは後でわかったんですがプロ中のプロの方が税理士に電話をしていて横で聞いていたら、同じことを言っていていていたのが非常に面白かったです。

現在の専門家会議と政治トップの間の関係はおかしな関係で、専門家が政治化してるんだと思います。 尾身さんは元々 WHO のトップになってもおかしくない人ですなので、ほとんど政治家だと言ってもいいと思いますが、そういうとこへ丸投げする政治トップもしトップだと思います。 どっちもどっちだと思いますが、もう少しきちんとしたリスクを数字で示して欲しいと思います。リスクが増える減るそんなことは誰にでも分かるので、どれぐらい増えるんだというのきちんと言うべきだと思っております。

ITの話題ですが最近へっと思ったニュースは、IBMのゲート型商用量子コンピューターが かわさき新産業創造センターというところに設置されたということです。 ゲート型というのは汎用的で量子コンピューターの真打ですが、まだまだ未完成だと思ってました。 よくよく記事を読むと最大の弱点のエラー処理がなされてないもので、従ってもうハードウェア的なエラー処理は当面諦めて、これを使ってエラーを前提の上でアプリを作るということになっているみたいです。 27量子ビットもあるので、確かにエラーがあっても何かやってみたい気になりますね。 ドイツ、アメリカに次いで3番目だそうです。

量子コンピューターは少し進歩が止まっていますが、何処かで何かのブレークスルーがあると思うのですが、そのブレークスルーは最後なのでブレイクすると一気に花開いて、よく言われる従来型の RSA型の暗号システムは全部駄目になって、今流行りのマイナンバーカードも使えないものになってしまします。 当面は世界に何台しかないので、政府管理になるでしょうが、中国やロシアも造れるので、時間の問題になると思います。

いずれにしても現在ではコンピューター能力が非常にアップしてるので普通の PC でも総当たり制でやれば多少の8桁や10桁のパスワードはすぐ解読できるみたいです。 ただ回数制限があったり1回のトライアルに時間がかかったりしてそう簡単にいかないようになっていますが、総当制と言うのも以外に速く解読できてしまいます。

一度やってみたことありますが何らかの制約を入れると一気に速く解読できます。 例えば先頭はアルファベットで始まるとか、記号がないとか、何桁目と何桁目には必ずこの文字が入るとか、そういう制約を入れると一気に時間は短縮されて、瞬間的に解けるいうようになります。

Wi-Fi の以前に使われていたWEP方式は、もう一瞬で解読できるということになっていますし、最新の AESでもちょっと時間をかければ解読可能ということです。 この場合対抗策としては定期的に暗号キーを切り替えれば良いのですが、スマホみたいに移動しない固定の場合は、時間をずっとかけられますので、いずれは解読できるということになります。

前号でも触れましたが電気自動車の機運が急に高まってきました。 カーボンフリーの機運が高まってきており、特に自動車はその先陣を切ってるという感じです。 トヨタが色々抵抗してみたいですが、もうカーボンフりーに関しては、もうこれはもう政治問題化しているので、多少技術的なことを言っても、もう抵抗できないと思います。 EUによる脱中東、世界のリーダーシップ奪還のヨーロッパの逆襲だと思っています。

トヨタも最近は電気自動車の話題をたくさん出してきてるみたいですが出遅れ感は否めません。 ライバルのフォルクスワーゲンは少し先を行っているみたいで、ヨーロッパ特にドイツは意外に早く電気自動車に切り替わるようです。

エンジンがあまり得意でないメーカーほど積極的で、メルセデスベンツはもうすでにはやばやと電気自動車化を宣言してます。 遅れているのはエンジンの得意な BMW です。 日本でもエンジンに非常に力を注いできたマツダは電気自動車に後ろ向きです。 日産は色々手を尽くしてリーフを出していたのですが、その後が続かなく息切れしてる感じがします。 この点ではBMWと似た感じです。

あの精緻な工芸品みたいなガソリンエンジンは無くなっていくんではないかと思います。 水素でエンジンを動かすという話もありますが、ちょっと無駄な抵抗みたいな感じがします。

水素はどうやって作るかが問題で、ガス原子炉を使えば直接作れるのですが、現在なかなか通常の原子炉を小型にすることすらままならない状態です。 太陽光で発電した電気で電気分解して、それで水素を作ってさらにその太陽光を使って発電した電気で圧縮冷凍する手間をかけないといけません。 飼料を栽培して、それを牛に食べさせて、その牛の肉を食べるみたいなことで、非常に効率は良くないです。 それより最初から飼料は食べられるんであれば食べた方が効率的だろうというのは電気自動車ポイントです。

テスラがすごいのは、その理念というのはエネルギー会社なのです。 単に自動車を作るということだけではなく、バッテリーをたくさん作ってそのバッテリーにエネルギーを貯めてそれを社会のエネルギーに使っていくということなので、非常に壮大な話です。 したがって太陽光パネルとか設置型のバッテリーシステムみたいなものを事業展開してるみたいです。

電気自動車に関してはバッテリーが肝だとは思っていいましたので、今のリチウムイオンよりステップアップして別の種類のバッテリーが出てくるんではないかと思っていたのですが、どうもリチュウムの改良版だけで、かなり行くみたいです。 リチウムの改良版でおそらく1,000 km ぐらいの走行距離が得られるみたいなので、これはこれでひとつのゴールに達しのではないか思います。

固体電池というのもいろいろお騒がれていますが、まだまだ実験室レベルのものでおそらく試作するにしても5年ぐらいかかって、量産しコスト的に満足出来るには10年ぐらいかかるのでは無いかと思います。 その時にはおそらく走行距離が1,000キロぐらいには当然達していて重量ももっと軽くなると思いますので、普通の自動車になっているでしょう。

中国でもいろんな電気自動車が作られていますが、本格的な自動車がそんなに簡単に作れるのかという気がしています。 安いタウンコミューターみたいなせいぜい100 kmぐらい走れたら良いみたいなものであれば出来るのでしょうが、アウトバーンを走るようなそういう自動車はなかなか中国では出来ないと思います。

日本でも出来ていません。 レクサスは10年頑張りましたけど、エンジンはもちろん車体とかサスペンションと足回りとかドイツ車にやっと追いついた所でしょう。 内装に関しては私の見るところドイツ車よりはマシだと思いますが、その他のもエンジンは全く負けています。

中国メーカーがいかに頑張っても、こんな状態にすぐに到達できるとは思いません。 テスラは中国でも作っていますが、色々品質問題ががあるみたいです。 日本車も何十年もかかってこの品質を作り上げて来たので、そんな簡単に品質の高いものが出来るとは思えないです。 口の悪い人はテスラはひと昔前のアメ車であるといいますが、確かに最初はアメリカ製なのでアメ車には違いないです。

ドイツでも作ろうとしているのですが、ドイツはさすがに環境保護市民団体がうるさくて、いかに環境に優しいテスラであろうが非常に苦労してるみたいで、予定がどんどん遅れています。 ただドイツで出来た車に関しては、それなりのものが出てくると思うので、それに期待したいと思って待っていますが、いつになるか分かりません。


 

今月のひとこと 2021年7月号

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今月のひとこと 2021年7月1日号
関西では早々と始まった梅雨がなかなか終わりません。 経済状況も過去1年は意外と良かったということになって、税収もアップし、マスメディアで騒いでいるような飲食以外の落ち込みはあまりなかったようです。 失業率もロックアウトした他の国ほど悪化していないというところで、全体的に見ればまあまあではないかという感じがします。

株価はアメリカの財政出動で上がったのですが、サスガにアメリカも緊縮に切り替えてきたので、それに引きずられる形で落ちてきています。 落ちると日銀んは ETF で買い支えするみたいですが、それもあって、そこそこのレベルに収まっているのでは無いでしょうか。

電気自動車の話が最近やたらと増えてきてそれまでは全く興味がありませんでしたが、少しその気になって、某自動車会社がネット予約をしていたので予約をしました。 デポジットが必要だとあったのですが申し込んでみてもデポジットは、すぐには必要なくてそのうちにまたお願いします、と言うみたいなメールが来ただけでした。 10日間で4000台の予約と言うのは、こう言う状況を入れて多いのか少ないのか。

仕様を見てみるとのオプションが、ほぼ全てついている形なので、値段はそこそこするんですが、これでやっとまともな車が出てきたと思います。 問題の航続距離は400 km 後半ぐらいと思っております。 カタログ値はあまりあてにならないということです。

この電気自動車はまだ発売されてませんので、その前身のリーフに試乗してみました。 取り敢えずパワーを知りたかったので乗ってみたんですが、トルクが300数十Nというレベルで、実態はそれなりの実力が出てるんじゃないかと感じました。

全体のエンジンの乗り味としてはジーゼルに近いと感じました。 初速が非常に力強くて、逆に高速高速域ではちょっと伸び悩み気味で、そこまでのスピードが出せなかったのでよく分かりませんがドイツ車を見ても最高速度がガソリン車で250KMでリミッタで制限されるのですが、これがEVだと200KMぐらいで抑えられているみたいです。

車の内部は従来のガソリン車と変わらないはずですが、特に FR と比べるとセンタートンネルはないので床がフラットになっていて、さらにセンターコンソールがなくなってしまってる場合が多いので、ある意味でなんかスカスカになったような気がします。 このセンターコンソールに膝を当てて体を保持してるので、センターコンソールがなくなると、体の安定を保つ方法をまた考えないといけないです。

発表される車は SUV が多いのですが、なぜかと言うと床下にバッテリーを敷き詰めるので、どうしても車高が高くなるらしいです。 それで背の高い SUV がぴったりだという訳で、セダンとかクーペスタイルになると車高を上げるわけにいきませんので、横に広げているようです。 そう言う(超)高級車は横幅が2m 近い巨大な車になっていると思います。 車幅が 2m になるとちょっと日本で運転するのはちょっと不便が多いと思います。

後はハンドリングとサスペンションですが、これも特にサスペンションは値段次第だと思います。 アダプティブサスペンションとかエアサスとかを付けると値段が上がると思います。 ハンドリングに関しては、四輪ペダリングみたいな、四輪のブレーキをそれぞれ独立に短時間かけることによって車のハンドリングをサポートするようですが、これは乗ってみないとわかりません。 従来のガソリン車でもこういうことやってる車がありますのでまあそんなに珍しい話ではありません。

電機自動車はトルクが大きいので加速のの時は良いのですが、回生ブレーキをかけた時とかは割と大きな G がかかり、これでギクシャクしてしまいます。 私も一度ガソリン車で非常にトルクの大きな車を運転していて車酔いになった経験がありますが、これと同じ事がどうもね自動車で起きるようです。 四輪駆動の前後のモーターでこれを軽減するようになってるようですが、これも乗ってみないとわからないです。

いずれにしても、やっとまともなEVが出てきたという感じがします。 ドイツ車も特に BMW は以前から電気自動車を売っていて、i8が納入されたときは写真入りで新聞記事になったくらいでした。 しばらく音沙汰なかったのですが最近急にガソリン車用のフレームを使ってガソリン車と全く同じデザインの電気自動車を矢継ぎ早に発表してきました。

トヨタは少し前に社長が色々言ったみたいですが、やはりこれも抗しきれないと思ったのか最近どんどんアナウンスされるようになってきました。 いずれにしても何年も先の話で、ハイブリッド以外は電気自動車をあまり作ったことのないトヨタ車の完成度も分からないし、自分の選択には入らないと思います。

日産のゴーンそれなりに色々言われていますが、やはり電気自動車を10年前に出していたというのは大きな功績だと認めないといけないと思います。 やはり彼はヨーロッパ出身なのでヨーロッパのその空気をよく分かって何ではないかと思います。 ただ10年間何もしなかったし、ハイブリッドを作ったし、ガソリン発電車も作っているので、今のEVラッシュシュではちょっと出遅れてしまっが感があります。

テスラはそれにしても良くやりましたね。 やっと黒字化した。 シリコンバレーでトヨタとGMの共同工場が近くのフりーモントにあって、GMが潰れたときに、テスラが居抜きで工場を手に入れました。 それまでは、ロータスのボディにバッテリとモータを積んだだけで、まあそれくらいは出来るだろうとおもっていました。 しかしSを出し、主力のモデル3を造ろうとして四苦八苦していたのを知りましたが、そんなに簡単には自動車は造れないぞ、思っていました。 しかしその内にスルスルとモデル3が出てきて、ガソリン車と変わらない値段にまで落ちてきました。 やはりトヨタの向上を居抜きでもらったのが製造ノウハウも込みで良かったのではないかと思います。 」

アマゾンのベゾスもずっと赤字を続け、マスクもずっと10年も赤字で、これは普通の神経では持たないと思いますね。 鈍感と言われた私でも、絶対に持たないです。

先日も関西で同じ日の行き返りで2回もテスラと並んで走りました。 前回に姫路のホテルで見慣れない車があると思ったらテスラでした。 思ったよりデザインも垢抜けしていて、それからEVに興味を持ち出したと言うところです。

EV そのものは高速ではあまり効率的ではないみたいなので、街乗りの軽四EVが一番望ましいと思います。 航続距離も100キロ走れば十分なので、非常に小さなバッテリーで、今の軽四とあまり変わらない値段で出せば大ヒットすると思います。

現に今乗ってる軽四は買ってから、まだ一年半ですが、もし来年 EV化された軽四が出てくれば乗り換えても良いと思っています。 毎日数キロぐらいしか走らないので、ガソリンエンジンに対してなぜなにか申し訳ないような気がしますし、オイル交換などのメンテナンスも走行距離に対しては手間がかかるりすぎます。

EVの充電問題ですが、3 KW と6 KW の充電器が家庭に付けられるようです。 3 KWは 200 Vで 15アンペア、 6 KW は30A。 6KWはちょっとした家の一軒分の電流が、10時間ほどは流れ続けるということになりますので、結構厳しい状況です。 したがって通常の家庭の充電器は3 KW で時間をかけて満充電にするのがベストみたいです。 急速充電器を自宅につけるのはこれは夢のまた夢で、高圧受電をして、とんでもない工事をしないとできません。 家庭用の1桁上だと思います。

日本も意外と充電ステーション増えてきて2万ぐらいあるようです。コンビニが3万とか5万とか言ってるんで、それぐらいの数はあると思いますが、大半が3キロとか6キロですので一晩置いとかないといけない。 1時間とか2時間ですとほとんど充電されないので、やはり急速充電器が必要になります。 急速充電器で15分で満タンとかいう事を言ってますが、あれやるとバッテリーが一気に痛みます。

ものすごい電力が必要なのでステーションをたくさん作るのはなかなか難しいんじゃないかと思います。 さらにEVが全家庭に行き渡るとすると、ピークの話ですが、自宅で使う消費する電力と同じ電力を少なくとも夜間は使うということになります。 自動車全体の中の自家用車の台数は少なく、走行距離はさらに少ないので、日本全体としてはたいしたことないのかもしれません。 むしろ問題はトラックや貨物車のEV化がエネルギー問題となるでしょう。

最近の脱炭素とかEV化とかは、もう理屈ではなくなってきて政治イシューとなっていますね。 私の見るところヨーロッパの逆襲です。 今までアメリカに主導権を取られてしまい、その後は日本に取られそうになり、今や中国がまた取りにきたのをヨーロッパが頑張って主導権を取り戻そうという一部ではないかと思います。 従って必要以上にヨーロッパで脱炭素とか EV とが叫ばれてるわけで、これに悪ノリしてるのが中国だと思います。

いずれにしても10年前に東北大震災が起きた時に電気が一気に足りなくなって、これからは省エネの時代だと言われていたのですが、いずれは電気を使うようになると思って、ある設備に通常の2倍の電気容量の設備を入れておいたのですが、まさかこっちに来るとは思わなかったので EV 用の充電器の設備には、また別途やらないといけなくなりました。

元の見込みは当ってたのですが方向がちょっと違ったということですが、充電設備の追加はほとんど設備建物外でできますので問題は少ないと思います。 問題は一つの敷地には一つの受電口しかダメだというルールがあるので、このルールをどうするかということです。


 

今月のひとこと 2021年6月号

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今月のひとこと 2021年6月4日号
例年より一足早く梅雨入りしてしまって、雨の日が続きますが梅雨明けは例年と同じと言う梅雨が長く続くということです。 しかし先日来、晴れ間が続き梅雨とは思えないような天気が続いています。 地球温暖化のせいか降る時はどんどん降って降らない時は降らないというような天気になってきてるようですね。

コロナワクチンの接種がやっと本格的に始まりました。 私はワクチンは打たないつもりだったのですが、かかりつけ医といろいろ喋っていると、やはり打ったほうが色々と有利であるということが分かってきたので、打つことにしました。 先日何も言わないのにかかりつけ医から電話かかって来たのですが、打つ気が無かったので、えらく失望した感じになりました。 しかし、その気になって再度予約すると大体一週間後ぐらいに最初のワクチンが打てて6月末には2回目も終わりそうです。

ワクチンを接種した時の副作用もさることながら、ある程度時間が経った後にどうなるかという心配もあるわけで、平均余命の短い年寄りはともかく、若い人はもし何年か経って副作用が出てきた場合は、困ったことになると思います。 以前からこういうことが色々あって、政府厚労省は及び腰だったんではないかと思います。 ワクチンに関しては問題が沢山ありましたので更に及び腰になっていたんではないかと思います。

IT の話題ですが、先月見かけた記事で、何と皿サイズの巨大 AI チップが登場。 2.6兆トランジスタを搭載しているとのこと。 半導体の初期の頃はちょっと面積を大きくするとも歩留まりが落ちて、どうしようもなかったのですが、今回は全くのワンチップではないとは言いながらトータルで、お皿サイズのチップができるということは、すごいことです。 それでずっと20‐30年ぐらい前に、チップに乗るトランジスタの数が増えてきた頃に、これはひょっとして人間の脳細胞の数と同じレベルに達するのではないかというのを本欄で書いておきましたが、その時はまだニューロンの機能とトランジスターの機能とで全く機能が違うので比較はできませんが、それでもやっと1/10ぐらいに届く程度でした。

しかしこの2.6兆個は脅威です。 ヒトの大脳皮質の神経細胞ニューロンの数は140億個であるとされていますが、ニューロンを100個のトランジスタで実現したとすると、1.4兆個になり、そのまだ倍あります。 ニューロンを1000個のトランジスタで実現したとしたら、14兆個のトランジスタとなり、あと一桁にまで迫っています。

市場最大規模のGPUのトランジスタ数は約540億個ですが、この 2.6兆個のトランジスタを搭載するチップは寸法が4万6225mm2という超大型半導体で、40Gバイトのオンチップメモリを搭載、メモリバンド幅が20ペタバイト/秒とどれも超ど級です。

もちろん AI チップのトランジスタは規則的に配置されており、大半はメモリエリアだと思います。 これに反してニューロンは非常に複雑な融通無碍な処理をしますので、その辺がどうなるのか。 しかし「量は質を変える」ということもありますので、これだけの数になると何が起きるか分からない次のステップに行くのではないでしょうか。

ディープラーニングが出現した時は非常に驚きました。 と言うより本当だとは思えなかったです。 それまで音声認識をやっていたこともあってAIというのはいかに難しいかというのよくわかってたので、それがいとも簡単に普通の人がしゃべるレベルで認識するというのはこれはもう吃驚仰天の出来事でした。 こう言うのを技術のクオンタムジャンプとか特異点とか言うんでしょうが、こういう飛躍的な変化が何処かで起きるのでしょう。

ただ現在のディープラーニングはまだまだ人間には及びもつかず、高級テンプレートで、学習したものとの比較ということを効率的にやるだけで、何処かに限界があると思います。 主題が与えると非常に自然な文章を作れるという記事もありましたので、本当に人間らしい所と言うのは、く考えないといけないんじゃないかと思います。

恐らく人間は2割ぐらいは人間っぽい創造性を発揮してると思うんですが、残りの8割はほとんど定型作業で、こういう文章を書いているのではないでしょうか。 アイデアそのものは出しますが、文章にするところに関しては、決まり決まったものであるので、この辺はその他の8割に相当するんではないでしょうか。 現在のディープラーニングのレベルでも、人間とは人間の人間らしさを問われているので、もう一歩先に行ったときには、区別がつかなくなるのではないでしょうか。

半導体つながりでもう一つのビッグニュースは、2ナノ設計ルールの半導体の試験ライン が台湾で稼働を今年中に稼働するということで、これも吃驚仰天の話です。 老舗のインテルは10ナノを切るのに四苦八苦しているようですが、目標の7ナノ、次の5ナノを飛び越えて、一気に2ナノのテストに入るようです。 5ナノ品は来年の後半に量産に入るそうです。

半導体の進歩というのは終わりがないですね。 私が現役のころは、定年を過ぎたら、エレクトロニクスは衰退して、バイオテクノロジーか何か他の分野が主流になると思って、新入社員にはいつもそう言っていたのですが、まったく予想が外れていますね。 20-30年前に、すでに原子の大きさでも集積度が決まるというような限界論が言われてましたが全然制約はないです。 私が新入社員の時は10マイクロぐらい、今の1000倍ぐらいの大きさのデザインルールでも四苦八苦していたのですが、それが知らない間に二桁ナノになりそれが一桁ナノになり、さらに一桁ナノの下の方になるというような事が起きています。

これは動作クロックにも表れていて、私が現役でやってた頃のワークステーションのCPUチップの動作クロックは10メガヘルツだったところを12メガとか16メガにするというのをやっていたたのですが、今はそれを遥かに超える5ギガとかいうレベルのクロックになっています。 Wi-Fi で使う電波ですら2.4 GHz や5GHzですから、それと同じくらいにクロックと言うことです。 これもチップの中で処理するので可能なんでしょうが半導体の性能 UPと言うのはもう止めどがない。 30年前に比べたらもう夢の世界のようで、当時一体何を何を苦労してたのかという感じです。

今月の読み物は、あまり読み物という感じではない「城郭考古学の冒険」 幻冬舎新書。 Kindle版 (電子書籍)¥492

著者はテレビでおなじみ千田 嘉博さんですが、テレビで見てるとちょっと軽薄な感じがするんですが文章は結構しっかり書いてあって、織田豊臣時代に今の城郭形式が完成したと主張、それと城郭はすべての周りのものを見ないと、単に天守閣だけを見ていても駄目だということを繰り返しておられます。

城郭の本ですが、あの戦国の時代の歴史のその裏側を覗き見るような感じで非常に興味深いです。 中身が濃いので読むのに時間がかかりました。 お城に興味のある方はぜひ一読したらいかがでしょうか。

【サイトの説明より】
城跡の発掘調査、絵図・地図、文字史料など分野横断的に「城」を資料として歴史を研究する「城郭考古学」。城を築いた豪族・武士の統治の仕方や当時の社会のあり方等々、近年、城を考古学的に研究することで、文字史料ではわからなかったことが次々に明らかになってきた。信長・秀吉・家康・光秀・久秀らの城づくりからわかる天下統一と戦国大名の実像、石垣・堀・門の見方、アイヌのチャシ・琉球のグスクなど日本の城の多様性、世界の城との意外な共通点等々、城郭考古学の成果とその可能性を第一人者が存分に語りつくす。
整数論への新しいアプローチ!


 

今月のひとこと 2021年5月号

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今月のひとこと 2021年5月2日号
コロナウイルスも、やっと少しはマシになったかと思いましたが、変異ウィルスが拡散してきて、感染者が急激に増えています。 大阪では先週から1,200人ぐらいで推移していますが、現在の対策では、これぐらいで感染がバランスするということだと思います。

問題は医療関係です。 この感染者の数字に見合う重症者病床の数が確保できるかという問題です。 先日の日経新聞の論説で「1年間何をしておったのだ」というような論述がありましたが、それ以降も、なぜコロナの患者の絶対数が世界に比べて圧倒的に少ないのに医療が逼迫しているのか、という特集を組み始めました。

他の国に比べると感染者数が一桁も二桁も少ないところに病床の数は世界でトップクラスのであるにも関わらず医療崩壊しつつあるというのは非常に不可解なことです。 この辺は日経新聞の記事のデータがで詳しいのですが、やはり急性期医療と通常医療の連携がうまくいってないということだということらしいです。 ここはまさに政治の出番だと思うのですが政治も全く動くような気配が見えないし、行政も全く動けないようなので暗澹たる気持ちになります。

今回の緊急事態宣言で人流は減ったようなので、これで2週間経った時にどれくらい減るかということがポイントだと思います。 日本はコロナ患者が世界に比較して少ないのでワクチンもなかなか供給してもらえないようです。 ワクチン接種券もやっと届きましたがこれから予約して実際のワクチン接種に至るまでは、まだまだ時間がかかりそうです。

東京オリンピックもどうなるかですが、テスト大会もスタートしたみたいなので、これでやりきるしかないと思います。 おそらく無観客でやることになるんじゃないかと思います。

IT の話題ですが、既に枯渇したと言われている IPv 4アドレスが2億個近くも出現したということで、これがニュースになっています。 ずっと以前から IPv 4は枯渇すると言われ IPv 6に移行しつつあり、現状のスマホとか最新の PC は全て IPv 6対応になっていて、トラフィックが混んでいる IPv 4に比べて IP v6の方が速いと言われているのも、その点にあると思います。

今更 IPv 4がたくさん出てきてもあまり役に立たないんではないかと思いますが、使い方としては非常に簡単なので IoT のような機器では使われて行くと思いますが IoT は別の通信形態をとることがだんだん多くなっていたので、特にインターネットのアドレスがそれぞれに必要なわけではないと思います。

IPv 4はプライベートアドレスとアドレス変換をうまく使って機能して来ましたが、IPv 6にだんだん取って代わられようとしています。 IPv 6で全ての機器に一意のアドレスを振るという本来のインターネットのコンセプトに忠実なやり方ですが、問題はそれぞれのアイドレスが、ある意味で公開されてしまうので外部からのセキュリティに対して弱いところがあるということになります。 IPv 4のアドレス変換は幸か不幸かそれが原因で外部からのアクセスは非常にやりにくいのでセキュリティ面では良かったのですが、IPv 6では外部からストレートに IP アドレスに到達できるということになります。

IPv 6を考え始めた頃には、こういうセキュリティ問題はそんなに深刻ではなかったのですが、今では非常に深刻な問題になってきたので IPv6も改良されつつあると思います。

何十年か前にサイエンスフィクションでしか想像できなかった全ての機器が世界ネットに繋がるということが完全に実現できたわけですが、その反面セキュリティ問題が大きくクローズアップされてくるということになります。 こういうことはサイエンスフィクションでもあまり考えてなかったと思います。

今月の読み物ですが、「素数はめぐる 循環小数で語る数論の世界」 (ブルーバックス) 西来路文朗 (著), 清水健一 (著) ¥1,012
最近久しぶりにたまたま録画していた「博士の愛した数式」という映画を見ました。 これは数時間で記憶がなくなるという数学者の物語ですが、物忘れが非常に激しいというのは非常に身近に感じられるのですが、それ以外に数学的な事としては完全数とか友愛数とかいうようなことが色々散りばめられて面白い物語になっています。

これに啓発されて循環少数というようなものに関しての本があったので思わず買ってしまいました。 数学は 1234… と言う自然数から発生したものですが、それが発展していくと非常に複雑怪奇なものになっていくのが面白いです。

例えば素数ですがこれの素数は無限にあるということは簡単に証明できますが、これがどういう頻度で出現するかは、まだ誰にも証明できていません。 全く出現しない領域がずっと続くこともあり、突然二つ並んで出現することもあります。 これは双子素数と言ってまた別のまたまた数字になるわけですが、こういうことが起きるのが数学の非常に面白いと言うか複雑怪奇なところです。

しかしながら博士の愛した数式でものメインテーマであるオイラー公式は神秘的でもあります。 無限小数のネイピア数 e のiπ乗がマイナス1になるのです。 iは虚数で英語ではimaginary number 想像上の数字、πはご存無限小数の円周率です。 これらの全く関係ないと思われる数字が実は裏で繋がっているのだと言うことです。

何か世界の秘密を覗いたような気になるのですが、なぜこうなるのか誰にもまだ分かりません。 こういうことを考えながらでもコロナの折り、数学の世界に思いを馳せてはいかがでしょうか。

内容(「BOOK」データベースより)
こんなに面白い現象があったのか! 142857と、先頭の1を末尾に回した428571。2等分して足すと、どちらも答えは999! (142+857、428+571) 428571の先頭の4を末尾に回した285714でも同じ現象が! (285+714=999) 142857を3等分して足すと、こんどは99! (14+28+57)ぐるぐる回る“ダイヤル数”のふしぎを生み出すのが素数!? 簡単な四則演算で数の神秘を味わいながら、「1÷素数」が描き出す定理と法則を探訪する。初等整数論への新しいアプローチ!


 

今月のひとこと 2021年4月号

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今月のひとこと 2021年4月4日号


コロナも1年以上続くと流石にウンザリうんざりしてきますね。 とうとう2度目の桜シーズンになりましたが、皆さん我慢しきれずに出て行ってるようで、この頃急激に感染が増えています。 と言っても諸外国に比べると一桁二桁少ないので、感染が減った時期に医療機関の用意をしておけば良かったのですが、それをやらないもしくは出来なかったのでまた緊急事態宣言と言う風になって来ています。

緊急事態宣言を出すのが良いとか悪いとかあると思うのですが、こういう波はずっと続くので、締めたり緩めたりというのをやっていくしかないと思います。 それにしても第三波より第四波の方が大きくなりそうで、検査数が増えている結果と言うこともあるとは思いますが、だんだん波が大きくなってるような気がします。

OECD の中で最下位の日本のワクチン接種率ですが、どうも政府のやることはうまくいきません。 以前から企業と官僚は一流、政治は二流と言われてたんですが、どうも企業も官僚も劣化が激しいように思います。 先日も夜中の11時まで20数人で役所の送別会をやっていたというようなことがありましたが、以前の融通は利かないがしっかりした官僚の世界ではだんだんなくなってきたような気がします。 企業も全く新しいことをやる気がなくて守りに入っています。

日本の経営者はサラリーマン経営者が多くサラリーマン経営者は、結局守りに入る。 経営者であるより管理者、マネージャーであるということが、何処かの記事にありましたが、本来の経営者は新しいことにチャレンジしていかないといけないです。 しかし、あまりチャレンジし過ぎるとガバナンスが落ちて、また妙なことになる、ということになります。 私の元居た会社でも副社長がスキャンダルで突然退社すると言うような問題が起きました。 週刊誌によると創業家がいなくなると急に重しがなくなってガタガタしだしたという風な意味のことを書いてありましたが、以前はそういうこと全くなくて良い意味でも悪い意味でも、少なくともバブル崩壊まではワクワク感がある面白い会社だったと思いますが、今では全くそうでは無くなってしまって残念です。

愚痴はさておき株価も一時はぐんぐん上がったのですが、最近はさすがに息切れして、年度初めのせいもあり、行き場を失ってるような感じがします。 株価バブルが崩壊するという話もあるし、年末に向かって上がるという話もあるし、いずれしてもコロナの行方によると思います。

最近のITの話題は暗号資産です。 老舗のビットコインは資産の裏付けもないのに、1ビットコインが、つい最近まで100万円を超えてびっくりしたのですが、とうとう1000万円に向かうということです。 単なる世界の金余りの中のバブル状態だと思いますが、それがずっと続いているのが不気味です。 また野村證券のアメリカ事業で数千億万円の損失を出したとのニュースで、すわリーマンの再来かと緊張しました。 その後も100億円単位の損失が、他社からパラパラと出ているようですが、これも不気味な動きです。

デジタル証券が発行されると言うニュースがありました。 これのベースになるのがブロックチェーン技術ですが、我々一般人にとってデジタル証券であろうが何であろうがあまり関係ないと思うのですが、実際に証券をハンドリングする金融商品取引会社にとっては、その手間が減るということだと思います。 デジタル証券を発行するのは良いんですがその周辺に色々と登記とかの手続きがあって、これらを同時にデジタル化しないと劇的な効率化にはならないようです。

例えば会社登記を全てブロックチェーン化するというようなことをすればよいば効率は飛躍的にアップすると思います。 いずれにしてもデジタル化の波は進んで行くのでいずれそのうちにいずれは会社登記は土地登記の登記台本がブロックチェーン化されることは間違いないでのではないかと思います。

最近、急に話題になってる 電気自動車 EV に関してヨーロッパは非常に前のめりになっていますが日本ではどうなっていくのでしょうか。 最近トヨタの豊田章男社長が 電気自動車についてかなり本音のところを喋ったと思いますが、一般的には電気自動車に後ろ向きな会社という風にに取られてしまったようです。 しかし豊田章男社長が言いたかったのは自動車の部品から組み立て、走行、解体スクラップまでをトータルで CO2を減らすということが求められているので、単に走行中の CO2 を減らすだけでは意味がないということです。

電気自動車は、確かに走行中はCO2を出しませんが、製造中、特にバッテリーの製造には大量の電気を使います。 この時に使う電力は、日本では75%が火力発電で得られ、この時にCO2を発生します。 要するにガソリン車は製造時にはCO2をあまり出さないが、走行中には出す。 一方の電気自動車は走行中にはCO2は出さないが、製造中にはガソリン車が出すCO2に加えてバッテリ製造の時にCO2を大量に出すと言うことになります。

これでブレークイーブン点を出すと走行10万キロぐらいになり、それ以上走ると電気自動車が有利になります。 しかし10万キロと言うのは新車乗り換えのタイミングでもあるので、電気自動車のCO2はリセットされて、結局電気自動車にしてもCO2は減らないと言うことになります。 日本では火力発電が多いので、電気自動車の走行時のCO2も間接的には、それなりに出ると言うことで、現状の電力状況で、日本で電気自動車を作ると、CO2 は減るどころか増えることになってしまいます。

解決法の一つはバッテリを小さくすることです。 テスラのように100KWものバッテリを積むとそれだけで、ライフサイクル(LCA)でみるとガソリン車を大幅に超えます。 しかし小さくすると走行距離は短くなって実用的ではありません。

根本的な解決は再生可能エネルギーで発電した電力を製造時から使うことです。 日本はこれが出来ていないので、2030年に全自動車をEV化しても、日本では製造できないことになります。 2030年時点で、かなりの数の原発が稼働していないと、少なくとも電力を多用するバッテリは日本では作れないことになります。

一方で充電スタンド問題もあります。 公共の充電スタンドは充電時間が30分と決まっていて、おまけに非力な充電能力が多いので、30分充電して、100㎞ぐらいしか走れなくて、また30分かけて充電することを繰り返さないと長距離は走れないことになります。 どっちを向いても、単純に電動自動車を増やせば良いと言うことにはならないのがもどかしいところです。


今月の読み物は、新聞広告の片方を買ったのですが、もう一つはついでに買ったもので、あまり期待しませんでした。 藤沢周平ぽいものだと思いましたが、後半から面白くなりました。

高瀬庄左衛門御留書 2021/1/20 砂原 浩太朗 著 単行本 ¥1,870

典型的な時代小説なんですが、元々庄屋とか村役人の話に興味があったので、それに釣られて読みました。 村役人と事故で早世した息子の嫁との関係と、百姓一揆と、藩のゴタゴタが関連して、一種の推理小説的な話の流れもありました。 最初は退屈な小説だなと思っていましたが、途中からなかなか展開が面白くなって、最後は一気に読みました。 独特のムードがあってあんまり好みではないですが面白い本でした。

五十手前で妻を亡くし、息子をも事故で失った郡方の高瀬庄左衛門。
老いゆく身に遺されたのは、息子の嫁だった志穂と、手すさびに絵を描くことだけだった。
寂寥と悔恨を噛みしめ、韜晦の日々を送るが、それでも藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。

「決戦!小説大賞」でデビューし、文芸評論家・縄田一男氏に「新人にして一級品」と言わしめた著者。 藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大なる先達に連なる、人生の苦みと優しさ、命の輝きに満ちた傑作時代長編!


 

今月のひとこと 2021年3月号

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今月のひとこと 2021年3月2日号



コロナはだんだん減少してきて、関西地区では緊急事態宣言が解除されましたが、どうも関東では徐々に増えてるみたいです。 いずれにしても緊急事態宣言を出してコロナを押さえつけ、感染が増えてきたら緩めると言うのを順次繰り返さすべきだと思います。 「再度緊急事態宣言を出すことになったらどうするんだ!!」と言う話もありますが、これは出したり引っ込めたりすることが意味があると思っています。

周りの人は感染しているという前提で対策して行動しないといけないと思います。 こういう対策をしながら締め付けたり緩めたりを繰り返しながらも、秋から今年の寒くなる頃にはワクチンがそれなりに行き渡るでしょうから、来年の今頃にはかなり落ち着いてくるんではないかと思っています。 それまでの辛抱か。

オリンピックは、もうやらないという選択肢はないと思います。 あとはいかに観客をどの程度で納めるかという程度問題になってきてると思います。 テニスの全豪オープンでも分かるように結構な観客でも一つの試合であれば出来るということが示されたと思います。 もちろん想像を絶する対策が行われたようです。

かなりの種目がオリンピックでは同時開催されるので気をつけないといけないとは思います。 オリンピックの選手と関係者だけで5万人が来日の見込み。 既に外国からの入国を制限してると言いながら年間5万人は入国しているようですので、これにさらに5万人が追加され、さらに海外の観客がこれにいくら加わるのかということになりますが、 IOC としてはアメリカ地域での放映ができればそれで良いことで、観客が居ようが居まいががあまり関係ないと言う本音だと思います。 これを予測したわけでは無いでしょうが、国立競技場の観客席は、観客が居なくても雰囲気が壊れないような座席のデザインになっているようです。

観客の入場料がもろに効く日本では、収入が問題となりますが、いずれにしても数千億円オーダーなので今のコロナ対策費の全体から見れば、まあなんとかなるレベルだと思いますので最悪観客ゼロということも可能性は大いにあると思います。

東北大震災や福島原発事故で見られたようなオタオタは、結局政権が変わってもあまり変わってないということが、これでよくわかったと思います。 特に最近見られるような官僚の劣化が激しいと思います。 厳しい倫理規定を設けても、大体トップの方からそれを破っていくという、よくあるパターンで、これが典型的に表れてると思います。

現場はかなりガチガチと厳密にルールを守らされていると思いますが、トップをきちんと抑えないといけないと思います。 少し前の総理大臣の会食を見ても、抑える立場の人が率先して破っているので、どうしようもないです。 結局第3者が監視しないといけないと言うことになり、どんどん組織が複雑化します田。

日本の組織風土はそうなってるということで、前回の本欄でも触れましたが民間企業でもトップは元々劣化していて、現場は強く上は弱いというのが、太平洋戦争の頃から言われてることですがそれが今また顕著に現れてきてるということだと思います。

それに関連すると思いますが、先日起こったみずほ銀行の大規模システム障害の件。 またかという感じで、もうすでに2回も超大規模な不具合を起こしていて、本欄でも以前触れたように5000億円近くもかけて新しいシステムに刷新したはずなのにまた起きてしまった。今回は新聞でも見て分かるように、これはシステムでは無く管理側の問題です。 日本のトップクラスの IT 企業が寄ってたかって作ったのでシステムはキチンとできてたが、その運用ができていないと思います。。

おそらくテレビで謝っていた頭取さんは、以前の大規模の不具合の時は全くそうだったように。何も知らないも素人以下であるということが、私の別稿で触れておきましたが、今回もあの記者会見を見ているとそのような感じがします。 トップはあまりそういう細かいことにこだわらないという妙な日本文化があってそれが効いてきてるんだと思います。 PCを全く操作したことが無いIT担当大臣は、やや誇らしげに発言していました。 銀行は今やも巨大IT システム装置産業ですから、それの知識が全然ないというのは経営者として失格だと思います。

これで思い出すのは30年ぐらい前にアメリカでベンチャー巡りをしていたっ時、どのベンチャーに言ってもトップが出てきて説明する。 トップトップがいなければ副社長クラスもしくは財務担当CFO が出てくるんですが、これがその会社の理念や技術にういてキチンと喋ります。

これにはびっくりして、特に社長CEOは技術屋さんが多いので、非常に細かいことまで話します。 当時はUNIX今のLINUXがメインだったのですが、 UNIX のコマンドの細い引数をまでの話になって、私は全くついていけませんでした。 これは良く覚えていて、その後ITの細かいテクニカルなことを勉強するようにしました。

「神は細部に宿る」と確信し、 細かいことの積み上げで大所高所の判断もできるんだということを非常に痛感しました。当時は自分が開発して自分で事業をしていたワークステーションを自分ではほとんど使ったことがないという状態で、おそらく今の経営トップのはそういう状態ではないかと思っております。

マネジメントの基本と言うのは、何を目指すのかというのは、私の意見ですがやはりいかに大きなことと小さなことを理解してそういうの幅をいかに広げるかということだと思ってます。 座右の銘は「あくまで高い理想とあくまで地べたを這う日常活動」。

こういう観点でいろんな人の動きを見ていると、だいたいどちらかに偏ってるとが多いです。 理想ばかり語る人で現実はあまり分かっていない人、理想はなくて現実だけを見る人どちらかに偏ると思います。 これ両方を高いレベルで出来る人は、今までほとんど見たことがないです。 おそらく稲盛さんがそれに近く、非常に高い理想を語りますが、現実は実際の経理業務も出来るはずで、若いころに経理の本を出版していますし、JALの再建も成し遂げました。 永守さんも、少し現実に近いですが、非常に高い事業目標を掲げますが、実際は100円の決済書の承認を自分で押すということをやったらしいです。

翻って現在の我が国のトップを見るとどうも地べたにちょっと偏りすぎてると思います。 もう少し理念をもってやらないと、現場レベルで官僚と同じようにやりあいしているのでとこういう問題が出てくる。 もう少し理想をキチンと話して、後は官僚にやらせるということであればいいんですが、理想を語らずに官僚を無理に動かそうとするとこうなるという典型だと思います。

その前の首相もいろいろ問題がありましたが、その理想は一応語っておりましたが、あんまり地べたを這う活動やってなかったので、今の総理大臣がやってたんだと思いますが、それがそのまま上に行ってしまって、いろいろな問題が噴出してきてると感じます。

株価は上がったり下がったりで日経平均3万円を挟んで行き来してる様子です。 昨日はダウ平均が600ドル以上上がったのですが、今日は日本は日経平均はあまり上がってませんでした。 いずれにしてもダウ平均であろうが日経平均であろうが非常に少ない数の株価の平均なのでその株価が上がると急に上がって、他と実態と乖離するということが良くあります。

30年前の1990年頃はダウ平均は何と2000ドルでした。 そこからあれよあれよという間に上がって5000ドルぐらいを超えた時にブリーンスパンが「根拠なき熱狂」とかなんとか言って、これで沈静化すると思ったんですが、それからまた1万ドルを超え1万ドルを超えた時に2万ドルいくという人が居て、さすがにこんなこと起きんだろうと思ったら、一時はITバブル崩壊で少し落ちましたが、その後は2万ドルを超えさらに3万ドル超えました。 この間に銘柄の入れ替えがあって単純に比較できないですが、このダウ平均に連動した投資信託を持ってる人が2000ドルの時に買っていれば、もうすでに10倍以上になってるわけですアメリカ人は結構、投資信託を財産の20%から30%持っていますのでそれをずっと持ち続けていればもしくはうまく買い替えていれば10倍金持ちになってます。 この辺も格差が拡大する要因の一つではないかと思っています。

今やリモートリモートワークが流行りですが30年前に私が管理職をやってた頃は、部下の家にISDNを会社の費用で引かせて、それで自宅勤務をやらせました。 会社へ出てくるとなんのかんの雑用で一日が潰れるので、1週間に1日は家でゆっくりモノを考える事をやれということやったのですが、今のリモートワークと同じ問題が出てきてなかなか落ち着いてできないとか邪魔が入るとかいう声は聞きました。 いずれも当時のISDNは日本電話線を2本束ねてやっと128 k bps ですから、今の光ファイバーの 1 GB に比べると約1万倍高速であるということが言えます。

当時は9600 bps のモデムが主流だったので、モデム音もなくモデムの2倍以上で繋がるのは驚異のでした。 その後定年になってからリゾートオフィスを作ろうと思って、観光地にマンションを買いました。 これは主要な大阪京都名古屋に電車でも来るまでも2時間ぐらいで到達できるという場所的には理想的でしたが、問題は食事だと思います。 リゾートの周りにはあまりそういうサラリーマンのサラメシを食べるところはあまりないです。

アメリカのオフィスでは、昼食に車で出ると言うのは普通でしたが、リゾートでは少し違った感じです。 勢いコンビニ食になってしまいます。 仕事はそれなりにリモートで出来ますが、やはり生活そのものに困るという結果でした。 だけど気候のいいところでリゾートで本当に集中してできるかっていうのは非常に疑問だという風に思ってます。

30年ぐらい前にアメリカで出張を繰り返していた時は、どんな安いモーテルであろうがプールが付いておりますので、そのプールに当時はショルダー型のでっかい携帯を置いて、色々打ち合わせをしながら、回答を待ってる間にひと泳ぎしたやり方を、一日だけやったことがありますが、あまり落ち着かなかったです。

今月のIT の話題ですが、コロナウイルスと同時にコンピューターウイルスの話題も非常に増えています。 2月に入って大々的に報道されたのはもう1000万回以上もダウンロードされたポピュラーなバーコードリーダーアプリの広告にマルウエアが仕込まれていたと言うことです。 皆さんのスマホにも入っている可能性が非常に高いですこういうことがあると、人気のあるアプリでこれですから、人気の無いアプリが非常に危ないと言うことになります。 一応 Google によってチェックをされてるみたいですが、広告はそれをすり抜けたと言うことになります。 このアプリはすでに削除されてるみたいですが、去年の12月ごろから今年1月にかけては、すでにもダウンロードがフリーパスで抜けてますのでこの辺りにダウンロードされた方は気を付けられた方が良いと思います。

今月の読み物は、懲りないみずほ銀行に活を入れるべく、昨年の読み物の再掲です。 今回の不具合を見て、本書を読んでも全く違和感が無いです。

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 単行本 2020/2/14 日経コンピュータ

書評では、細かいところが描けていないんので、面白くないと言う話もありましたが、結構面白かったです。 これ以上細かく描写されてもよくわからないでしょう。 日経コンピュータの連載記事の書き直しですので、どっかで見たことのある文章が出てきました。

「IT業界のサグラダファミリア」完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ、と言うことだったので、何にそんなに使ったのかと不思議でしたが、人月と100万/月を掛け算して、多少の経費を加えると確かにその数字になります。 さらに平均で3000人が働いていたことになります。 こう見ると不思議でもなんでもないですね。 基幹システムはともかく、サービスが3000もある。 これとビジネスプロセスの見直しと不具合対応で、3000人が居ても不思議ではないですね。

決定的に問題だったのは、経営トップがほとんどシステムを理解していなかったことが大きいです。 原発事故時の東電と同じ図式が透けて見えます。 銀行にしろ電力会社にしろ、通常業務では、問題は発生しないです。 多少のクレームやロビー活動しかやることは無いでしょうが、このような大規模の開発とか事故があったときは無力になります。 特にインフラ関連の会社にこの傾向が強いように見えます。

アプリをCOBOLで書いているとか、不具合時にスクリプトを使わずに人力でコマンドを入れて、処理を飛ばしていたとか、現場にも問題はあります。 この辺は妙にリアリティがありました。

【内容紹介】
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。

みずほFGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。1980年代に稼働した「第3次オンラインシステム」の全面刷新は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だった。
しかしシステム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こした。

80年代の非効率的な事務フローが残ったままになるなど、勘定系システムの老朽化は経営の足かせになっていた。なぜみずほ銀行のシステム刷新は、これほどまでに長引いたのか。そして今回はどうやって完了に導いたのか。「メガバンクの勘定系システムとして初となるSOA(サービス指向アーキテクチャー)全面導入」「AS IS(現状通り)を禁止した要件定義」「1000社のシステムインテグレーターを巻き込んだプロジェクト管理」など、新勘定系システム「MINORI」開発の全貌と、みずほ銀行がこれから目指す金融デジタル化戦略を、みずほFGにおける19年の苦闘の歴史を追いかけ続けた情報システム専門誌「日経コンピュータ」が解き明かす。

多くの日本企業が直面する情報システムの老朽化問題、「2025年の崖」を乗り越えるヒントがここにある。