今月のひとこと 2020年5月号

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今月のひとこと 2020年5月2日

立石義雄さんを偲んで

立石義雄さんは気遣いが、非常にできる方で、我々にまで気を使っていただいて、逆にこちらがその気遣いにこちらが気を使ってしまいます。 この気遣いは、気遣いの不得手な私は非常に役に立ちました。 また、全身からのオーラがすごい人で、一緒にいると風圧を感じますが、プライベートで一緒に居ると、ふっとオーラが消える時があって、この時は普通の好々爺になってしまいます。 会議などであまり気に入らないことが、あると顔が紅潮して、だんだん赤鬼のようになってきて、なかなか迫力もあって、怖いもので、立石さんが怒っているぞと、末席でささやいていたものです。

立石さんはビジネスマンとしては、バブル崩壊で志半ばだったと思いますが、その後の会議所会頭は、天性のはまり役で、立石さんが居ないと京都は動かないというところまでありました。 その会頭職を辞された直後に、このような事態になり、しかし人との交流に重きを置いておられた立石さんにとって、コロナ感染はいわば戦場に置いて流れ弾に当たっての戦死ということもでき、80歳と先代に倣うとまだ20年は活躍できる場面ですが、ある意味で本望ではなかったかと思います。

私は元々サラリーマンになるつもりはなくて、しかし会社組織を見ておきたかったので、当時の東のソニー、西の立石電機と言われた、立石電機に入社しました。 僭越にも腰掛のつもりだったので、3年で退社すると公言していましたが、そのころにはオイルショックで独立など論外で、現在のようなベンチャー支援施策も全くありませんでした。 当時に立ち上がったベンチャーで、生き残っているのはほとんどありませんし、残っていても何処かに吸収されてしまっています。

景気低迷の中、辞めるに辞められず、研究所なので予算が付かないと、することもなく、体調も崩したので、そのままズルズルと在籍していましたが、自分で主導したプロジェクトが成功したし、そのうちに管理職も見えてきたので、とりあえず管理職になってからとしましたが、さらに面白くなって、結局は定年はおろか、定年以降もオムロンに関連していたのは、自分でも驚きです。 最後の段階で立石さんと一緒に仕事ができ、行政の一端を垣間見たことも自分の財産になりました。

立石さんを最初に意識に登ったのはコンピュータービジネスをやってた時に、専務時代の立石さんが、学生がたむろしているゴミだらけの開発現場に赴かれたということを聞いて、雲の上の人だと思っていましたが、非常にフットワークの軽い方だなという印象を受けました。 その直後に弱冠47歳で社長に就任されて、社長は最低10年を続けるが、その10年をどういうビジネスを展開していくのかという超長期事業計画が作られました。

これを G’90(ゴールデンナインティーズ)と言い、部品の A 領域、システムの B 領域、サービス 領域、ヒューマンルネッサンスの D 領域という、垂直統合のビジネスコンセプトでありました。 驚くことに、この超長期事業計画は本屋で堂々と売っていて、他の大手企業では超長期計画を立てる時のテキストになったということも聞いてます。

このタイミングで、ちょうど我々は管理職になる前後でしたので、我々はいわば「義雄チルドレン」という側面もあり、G’90 についても、喧々諤々議論をしました。 ただ今になって残念だったのは 「C 領域」がインターネットサービスということに気が付かず、学校とかレストランとがのビジネスに進出して、バブル崩壊で撤退を余儀なくされました。 それまでずっとコンピューターのインターネットは技術的にも知見はあり、技術者も多くいたのですが、あまりに身近にあったためか、インターネットのWebが認知されたのが1993年のバブル崩壊後であったためか、せっかくの材料が目の前にあるにも関わらず、その重要性に気が付かなかったのは残念で、立石さんには、この点で申し訳なく思っています。

当時は専門職制度というのがあり、全社で5‐6人、役員の数より少ないと言うのが売り文句で、最初は専門職だけだったのですが、後に組織管理職も兼務したのでスーパー管理職になりました。 これが定期的に経営トップにプレゼンテーションをする役割があって、その時に初めて立石さんと突っ込んだ議論をしたような記憶があります。

阪神大震災の直後に壁に大きな裂け目が出来た大阪事業所で立石さんにプレゼンテーションをしました。 その中で「EC というのは何か」いう質問を受けたことをよく覚えています。 その後は、海外の特にアメリカの世界戦略イーティングなどで議論させていただ来ましたが、その後は没交渉になっておりました。

定年を前にして、オムロンですることもなくなったので退職することを考えて、6月まで待てば賞与がもらえるので、その後のほうが良いかなとかぼんやり考えていて、とりあえず東京から京都に社宅を引っ越さないといけないので、京都駅前の不動産仲介業者から出てきたところに、秘書室から電話があり、京都府の外郭団体へ出向で行ってくれと言われました。 普通なら断るところですが、立石さんの指示と言うことでなので、立石さんには大変世話になったと言う気持ちがあったので、お役に立つのなら、と引き受けました。 結局、正式辞令を2通ももらったことになります。

その京都府の外郭団体で何をするかと言うと 京都の中小企業育成をやるためのプラットフォームを作ってくれ、と言うことでしたが、制約条件は時期を含めて何もなく、全くの白紙からのスタートになりました。 お金もなく、これは大きいですが立石さんのバックアップしかありません。 しかも、立石さんが絡んでいるので、やるなら失敗は許されないとか、行政からは拙速に話を進めるなとか、いろいろプレッシャーを受けましたが、スポーツ選手の感覚で、プレッシャーがないと力が湧いてこない感じでした。 ある時の講演で、聞いていた学生らしいのから、「あなたは鈍感ですね」と言われて、最初は戸惑いましたが、最高の誉め言葉だと思うようになりました。

まず立石さんが理事長の出向先の外郭団体での立場を固めないといけないのですが、役職は理事で役員クラスですが、部下も予算も無い、ないないづくしの中で流石の私も途方に暮れました。 周りは3か月持たないと噂していたらしく、愚痴を言うなと言うのが私のモットーでしたが、初めて愚痴を言いました。 人も時間もお金で買えると言うのが、私の主義でしたので、まず必要なのはお金、。 幸い隣のデスクが総務部長だったので、いろいろ聞きましたが、まともな情報はもらえませんでいたが、ヒントを得て、高額のリース料の桁を下げて、お金を引き出し、社内の報告システムを作り上げました。 人に関しては、合併した元の組織どおりの縦割りだったのですが、横串の委員会があって、これを活用しました。 最初の会合で出席があるのか、物凄く心配でしたが、ほとんど出席で、皆さん非常に協力的でした。 こう言うことをやりながら組織内の立場を固めて、それと並行してプラットフォーム立ち上げの構想を練りました。

二転三転してNPOという話もあったのですが、NPOの運営には自信がなく、結果的にオール京都の有力企業の出資による株式会社作る事になりました。 行政特有の協議会とか委員会を同時に作らないといけないのですが、違う世界でみんな新鮮でした。 これは私には出来ないので、外郭団体の元気のよい人をもらって、その人が手際よく作り上げてしまいました。 行政の仕事のやり方を垣間見ました。

確か最初のキックオフミーティングだったと思いますが、最前列の隣に座った立石さんが、誰に言うともなく、ぼそっと「矢は放たれた」と言われたことにビックリ。 意外に立石さんも緊張されているのだと感じてプレッシャーを受けるとともに、やる気が湧いてきました。

その後は、京都商工会議所の副会頭をされていた会議所の会頭を含むトップ会議に説明して了解を得るために、2人で参加しました。 大要を立石さんが話し、その後は担当から説明しますと言うことで、全部立石さんが説明すると思っていたので大慌てで説明を終えました。 立石さんは日頃に似合わず、緊張されていたと感じましたので、余計にこっちも緊張しました。

会社設立前のシンポジュウムをやることになり、キーノートスピーカーとして多摩大学の田坂広志先生にお願いしてたのですが、その後の原発事故で、菅政権の原子力関連の参与に就任され、先生が原子力の第一人者であるとは、全く知りませんでした。 その後もいろんな分野に関してTV出演もされており、安い講演料で、わざわざ京都まで来ていただいて、恐縮の限りです。 この時は、先生のお相手を立石さんにお願いしてしまったので、先生とはあまり話せず、残念なことをしました。

会社設立は簡単で登記所に書類を持っていけば良いとタカをくくっていましたが、実際には綱渡りの連続でした。 設立のもとになる会社法は、よく読んでみると、個人が法人を立ち上げるのをベースにしているらしく、法人が法人を設立する際には、いろいろ面倒なところが多くありました。 法人設立には発起設立と募集設立がありますが、この時点では何社が出資に応じてくれるのか分からなかったので、募集設立しかありません。

会社設立の時点はちょうど5月連休にかかっていて、また会社法が大幅に変更されて、この連休中に登記所のシステムを一新することになっていました。 面倒な時期ではあったのですが、結果的にはこれが吉と出ました。 旧会社法では、募集設立するときは、出資金を定めて、その金額に達したら募集締め切りで、それ以上の出資は断らないといけない取り決めでした。 しかし、今回の場合は、寄付に限りなく近い出資なので、断り切れず、もし断るなら募集代表者である立石さんが断らないといけないことになり、これは出来ない話です。

そこで新会社法をよく読むと、出資額をオーバーしても良いと読めました。 連休明けに早速登記を行いましたが、最初の結果は拒否。 もはやこれまでかと、諦めかけたのですが、諦めきれずに、再度登記をすると、これが受理されました。 登記官の新会社法の理解不足でした。 ここが最初の大きなヤマだったと思います。

これ以外に、27社の出資を同時に集めるのは大変で、会社によっては代表者の決済だけで良いところもあれば、取締役会の承認が必要なところもあり、入金の時期が見通せませんでした。 これに失敗すると募集のやり直しになり、2回目をやるエネルギーは残っていませんでしたので必達でした。

募集の期限を2つ作って、公式の期限と登記所に届けた期限に1週間の差をつけてありました。 最後の1社はこの1週間に入金され、目論見がまともに当たりました。 他には、出資の記事が新聞の1面に出たことで、半年かかると言われていた決済がすぐにおりたところもありました。 銀行の5%ルールやその他の制約もクリアして、資本政策としては満額回答だったと自負しています。

要所要所の会社には、立石さんから直接連絡が入っていて、訪問すると何も聞かずに手続きを進めていただきました。 あるところでは、処理が終わってから、担当の方から、ところでこれは何をするプロジェクトですが? と聞かれてしまうこともありました。 何かあると「俺が連絡しようか?」と言われるので、まだそんな段階ではありませんと、止めることが多かったように思います。

その後は会社の運用に入ったのですが、折に触れ事業経過を立石さんに報告しに行ったのですが、その時も身を乗り出して、ここはどうかね、ここはどうなっているのか、と質問が飛び出てきて、小さなビジネスサイズでしたが、往年の社長時代を思わせる対応でした。 社員の飲み会にも、休肝日にも関わらず、参加いただいたこともあり、社員との懇親をしていただきました。

私の個人的な理由で早めに引退することになったのですが、単独で送別会をしていただき、私の話を辛抱強く聞いて頂き、感激いたしました。 その後、2‐3回お会いした後は、没交渉になっていましたが、関西経済連合の副会長も歴任され、知事選挙や市長選挙にまで関りをもたれて、文字通り京都代表として活躍され、京都経済センターの設立にも尽力され、さらに懸案であった京都商工会議所の会頭を、引き継がれた直後に残念ながらこういう事になってしましました。

改めて、お悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。合掌。


 

今月のひとこと 2020年4月号

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2020年4月1日号

東京に比べて何故かずっと遅くなった桜の開花も、やっと始まったと思ったら、どんよりした天気と、それよりも何よりもコロナの蔓延で桜どころではなくなりつつあり、外出もままなりません。

コロナには最初から気になっていたので、2月のに入ったあたりから、外出は控えていたので、もう2ヶ月も外出していないという事で、だんだんストレスが溜まってくる状況です。 大阪もひどいことになっていますが、それよりも東京がひどいことになっていて、下手すると東京のロックダウンをしないといけないくなるのかも知れません。 実際的にも政治的にも、そんなことは不可能じゃないかと思いますが、やはり前の3連休で、ちょっとは自粛した関西と自粛が緩んで、桜がちょうど満開になった東京の差が出てきたんじゃないかと思います。

世界も状況も中国は酷いと思ってたんですけど、もっと酷いのがヨーロッパで、もっと酷いのがアメリカになってしまいました。 アメリカは中国のせいだということを言っておりますが、CDCみたいな強力な組織があるアメリカは、もう少ししっかりしてほしかったと思います。

日本に CDC を作れという話もあるみたいですが、CDC は軍の一部のような組織なので日本で、ああいう組織が定着するとはちょっと思えません。 しかし、少なくとも司令塔をちゃんと作らないといけないと思います。

最近のいろんな不祥事、原発事故から民間会社の問題から最近の電力会社の問題が全てガバナンス不足のために起こっているような気がしてしょうがないです。 笑い話で、世界で一番強い軍隊を作るには、アメリカ人の将軍とドイツ人の将校と日本人の兵隊を連れてくればいい、という話がありますが、この話はそれを象徴していますね。

アメリカも最初トランプが割と楽観的なこと言っていたのですが、途中から急に戦時大統領だと急に言い出したんですが、これは多分に選挙を意識した発言でしょうが、時すでに遅しで、ニューヨークはほとんどやられてしまって、セントラルパークに野戦病院のテントが広がると言う状況になっています。 これと同じことが東京で起こらないことを祈るばかりです。

コロナ以後は世界が一変すると言いますが、最大の変化は中国ではないでしょうか。 ここまで低成長になってしまうと中国の社会不安を制御できなくなるんではないか、 どうなるのかよく見えないですが、ここで変な混乱が起きると日本にも大きな影響があると思います。 コロナ以後の新しい世界はどうなるのか分かりませんが、少なくとも閉塞感があった世界が、何かしら新しい方向に向かうのであろうと期待します。

とうとう5G の運用サービスが開始されるようです。 オリンピックに間に合わせると言う号令のもと突き進んできたのですが、ハッと気がつくと、オリンピックは1年延期。 しかしこれで胸をなでおろしている人もいるのかもしれません。世界の5G推進力も少しは落ちるのではないでしょうか。

昔の人間としては、ああいう映像を無線で伝送するというのは非常に勿体ない感じで、罪悪感すら感じるくらいです。 初期の頃は 9600 BPS とかいうレベルで通信をやっていたので、それに比べると100万倍も速いスピードアップになるわけです。

最近は、だんだん慣れてきたのでテレビ放送や、音楽をストリーミングで見たり聞いたりしています。 テレビはデジタル放送電波と比べると放送の電波が来ないところでもスマホの電波は来ているのでテレビが途切れるということはあまり無いようです。 テレビもずっと見ているわけでは無くて、音声を聞いてるだけなんですが、それでも半日使って、300メガとかいうレベルなので、そんなに大きなデータ量ではないと思います。

5G になったとして、スピードが上がってもストリーミングのスピードは変わりませんのであまり変化はないし、一本の映画を何秒でダウンロードできるか、という話が多いですけども、特に映画を一気にダウンロードすることは、あんまりないと思います。 実際はストリーミングでダウンロードしながら見たり聞いたりするというのが多いんじゃないかと思いますので、5Gになったからと言って何かあまり画期的なことが起こるわけではないんじゃないかと思います。

4G/LTEで、現在のようになった時は素晴らしく変化があって、いろんなことが何でも出来るようになったのですが、これからはそういうことはなく、例えばスタジアムで何万人もいるところで、その観戦者がすべてスマホを使えるというような所では威力を発揮するのかもしれません。

今月の読み物は政治もので「安倍晋三と社会主義 アベノミクスは日本に何をもたらしたか」朝日新書 鯨岡仁著 ¥891

【内容紹介】
異次元の金融緩和、賃上げ要請、コンビニの二四時間営業まで、民間に介入する安倍政権の経済政策は「社会主義」的だ。その経済思想を、満州国の計画経済を主導し、社会主義者と親交があった岸信介からの歴史文脈で読み解き、安倍以後の日本経済の未来を予測する。

相変わらず硬い読み物ですけども、要するにここで言ってるのは日本の保守と言っても考え方は保守ですが、経済政策的には、リベラルであり、伝統的に社会主義政策をとっています。 その結果としてリベラルを標榜してる野党は何もできずに自分たちの政策を安倍政権に持っていかれていて、存在感が無くなっています。

面白いのは、自民党でも超保守と言われる人もMMTを推薦し、リベラルである令和新選組もMMTに関しては同じです。 アメリカでは民主党の大統領候補はみんなMMTを支持しています。如何に日本がねじれているかが良く分かります。 それで良いでは無いかと言う意見もありますが、アメリカやイギリスのような2大政党制にはならずに、自民一党制となってしまいます。 これもこれで良いのでは無いかと言う意見もありますが、あまり健全では無いと感じます。

アメリカの共和党は本当の保守で、小さな政府だから減税減税と言ってるわけです。 小さな政府に反する社会保険制度も、善し悪しは別にしてその観点から反対しているわけです。 方や民主党はリベラルで大きな政府を標榜、増税をして政府がお金をたくさんとって、それを皆に配分するというのが左派のリベラルの政策です。 翻って安倍政権を見てみると消費増税はするし、あまり減税とかはやらないし、基本的に大きな政府政策をとって政府が面倒を見るということになります。

もともと日本は保守と言っても、そういう方向性があったのですけども、そのために今の健康保険なり年金が曲がりなりにも、整備されてて世界の中では割と良く整備されてるほうだと思います。

しかし、労働法制みたいな規制が強い政策を取るというのは、少しおかしいです。 基本的には経営側の労務費コストを減らしたい方向とそれと規制を強くする、全く違う方向がたまたま一致したのでこうなってしまったと思いますが、本来はもっと労働市場を活性化して、労働人口の流動化を図らないといけないのでは無いかと私自身は思っております。

そういうこと色々考えながら読むと、この本もそれなりに頭の体操になるということであります。


 

今月のひとこと 2020年3月号

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2020年3月2日


まあ、それにしても気持ちよく株価が落ちました。 ここまで落ちると落胆と言うより気持ちが良くなります。 株価は連日1000円近くどんどんと落ちて月曜の今日も、200円以上の下落で始まっています。 もともとバブル気味だったので、こんなものかとは思うのですが、実体経済の傷みが心配です。 コロナウイルスはヨーロッパにも拡散しアメリカも西海岸はやられてるみたいです。 これはどこまで広がっていくのかまさにこれから2週間が正念場だと思います。 オリンピックも黄信号です。 日本が収まっても、他の参加国の流行が続いていると開催は難しくなるでしょうし、開催しても盛り上がりに欠ける大会となるのではないでしょうか。

習近平の国賓来日は、どうも延期になったみたいで、元々国賓来日に対しては反対が多かったので、結果オーライだったかなと思います。 オリンピックのタイミングという話は、流石になくて秋以降になるようで、この間にいろいろの問題を解決して欲しいものです。 特に尖閣の領海侵犯などは、治まらない限り国賓というわけにいかないと思います。 前回の天安門でも世界で最初に承認を与えて助け、今回でも香港問題、ウイグル問題、コロナ拡散に対して日本が承認を与えるという形になるのは良くないと思います。

最近の安倍政権は何かおかしいです。 初期の頃はもう少しまともな対応ができてましたが、最近ではあれだけ悪夢と言われた民主党政権にだんだん似てきたんでは無いでしょうか。 政権末期なのでそれはある程度しょうがないでしょうが、このまままた失われた何年か続くのでは日本が終わってしまいます。

アメリカではバイデンがリベンジを果たして、やっとトップに立ちましたが心密かに期待したブティジェッジはどうも撤退したみたいです。 理由はわかりませんがおそらく資金を最初のアイオワで使い果たしたんではないかと思います。 LGBT ということを除けば若いし非常に良いんですが、どうも LGBT はまだまだ受け入れられないという事でしょう。 黒人、女性、LGBT の中で女性もダメだったので LGBT は更に駄目だろうという感じです。

ブティジェッジは本欄「今月のひとこと 2019年5月号」でも以前に取り上げましたが、それ以来密かに期待していましたけどもやはり現状では無理だと思います。 いずれにしても社会主義者のサンダースでは駄目でバイデンでも駄目でブルンバーグでも駄目で、結局誰もいなくなってトランプが勝つことになるでしょう。 まだあと4年これが続くということになります

IT分野の最近のPC話題です。 YouTube をたまたま見ていて自作 PC の投稿を見ていたら、だんだんやりたくなってきました。 常用している PC も反応が遅くなってきたので、新しくしたいと思っていたところなので、ひとつ前の PC の筐体と電源だけ使って、全部入れ替えようと言うことです。 いま使ってるのはインテルのCore i7の3770 4コア8スレッドで、当時はCore i7というだけでレベルが高かったのですが、今になってみると、新しいCPUのCore i5-9600K 6コア の半分しか性能はありません。

従来 CPU は Intel と AMD があって、私の過去の印象では AMD はクロックは速いですが性能そのものは、あまり出ないというイメージがあって、やはり Intel に軍配が上がっていたのですが、最近のネットで見ると AMD の Ryzen が Intel よりはるかに性能が高く、おまけに安いいうことになっているようです。 最近では6コアのおそらく今のi5-9600の対抗だと思いますがこれが出てきましたが、これが約5000円から1万円安いということになっています。

ディスクも様変わりで、今のPC のディスクを SSD に換装したときは、全く異次元の速さに驚嘆したのですが、それもだんだん慣れてきて、今回は M .2 を採用しました。 これは基本的には SSD と同じですが、バス直結なので速くなるわけです。 取り付けもソケットに刺して、ビス一本で留めるだけで、電源配線も要らないということで非常に楽に取り付けられます。 試しにウルトラというスピードの速い500G と通常のスピードの1Tを付けてみました。 ベンチマークではではそれなりにそれぞれ出ているということになります。

最後はグラボと呼ばれているグラフィックボードですが、この性能はものすごい進歩が激しいです。 従来では考えられないようなスピードになっているし、値段も高いです。 一番高い部品はグラボで3万円以上、次の CPU で2万円ぐらい。マザーボードは 15000円ぐらいみたいな感じになります。

ビックリするのはギガHzレベルで動くパーツを全くバラバラに買って組み合わせても、さっと動くということです。 過去にこういう開発をいろいろ手掛けましたが、そもそもハードのタイミングを合わせ込むので精一杯ということで、モジュールを形成する余裕と言うのは考えられませんでした。

ということで次回からは新しい PC でブログが書けるんじゃないかというふうに思っております

ネットワークも NURO に変えてからスピードが落ちていくかと思いましたが、あまり落ちません。 CPU を変えるとネットのスピードもかなり上がるいうことに気がつきました。 やはり処理速度もかなり関係してるということになります。 常時2ギガの回線ですが、常時800メガくらい出ています。 古い CPU ですとだいたい500とか600しか出ません。

今月の読み物ですが今月の読み物は 「消された「徳川近代」明治日本の欺瞞」 2019/2/20 原田 伊織 著 Kindle版¥1,287 単行本 ¥1,430

センセーショナルなタイトルですが、内容は徳川幕末期の政策を書いたもので、要するに明治になってから急に近代化されたようなイメージがあるんですが、実際は江戸幕末期からそういう風にな状態はずっと続いていたということです。

我々は今までの近代では2回の政変が起きて、それまでの施策が否定されたと言うことです。 古代では政変や革命が起きると全部滅亡させるというような事が起こってるわけですが、近代では歴史の見方を変える、歴史観の修正が行われるわけです。明治維新と米の進駐軍の進駐の2点でかなり変更が行われていると思います。

特にアメリカの占領期に関しては、色々言われていますが最近では明治期のことに関しても言われるようになりました。 当然に明治新政府がの都合の良いように修正されていて都合の悪いとこは、あまりをあまり記録に残らないようになっていますが、特に江戸の幕末期に関してはその傾向が強いと思います。

本書では江戸幕府では勝海舟を結構ボロクソにけなして、小栗小栗上野介の評価が高いです。 小栗上野介はまだ実態がよくつかめませんが、技術官僚としては非常に優秀な人だったんじゃないかと感じます。

東郷平八郎がバルチック艦隊を破った後に小栗上野介の子孫に礼状を送ったという話があり、バルチック艦隊を破った日本海軍の艦艇は小栗上野介が作った横須賀の造船所で造られて、そのおかげで勝利を得たという認識を示してるわけです。

当時の人は江戸幕末期の功績と言うのは公式文書には出てこないですが、知識としてよく分かってたということになります。

ちなみに、この件とは話がズレますが、明治初期の大阪には河内県があり、わずか8ヶ月後に合併した堺県という大阪府と奈良県を合わせた県が設置されましたが、堺県も短命に終わっていますが、河内県庁と堺県庁はそれぞれ八尾御坊の大信寺と本願寺堺別院 に置かれ、本願寺の影響が強く感じらます。

なぜ短命に終わったのかには諸説あるようですが、明治新政府が、徳川と関係の深かった本願寺の影響を嫌ったのではないかと思っています。 さらには廃仏毀釈の運動もあり、非常に短命に終わったのではないでしょうか。

曽祖父が堺県発行の辞令をもらっていましたので、少し調べてみました。


 

今月のひとこと 2020年2月号

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2020年2月1日

年明け早々から、少し遅れてまた大波乱がやってきました。 コロナウイルスが流行して、これに対して株価も敏感に反応して乱高下しています。 いずれにしても中国への影響は非常に大きいし、世界の工場となっているので、中国の機能不全は全世界的に大きな影響を与えるんではないかと思います。 以前にタイの大洪水でサプライチェーンが機能不全に陥りましたが、中国の場合はもっと影響が大きいんではないかと思います。

問題のコロナウイルスですが、どうも感染力は強いが悪性はそんなに高く無いのではないかと感じます。発症していなくても感染するというケースがあるみたいなので、感染力は高いですが、死亡者数は現在でも3%ぐらいですが、隠れ感染者がたくさんいるので死亡率はそんなに高くないのでは無いかと思います。

従ってインフルエンザと似たようなものと思って良いのではないか、インフルエンザ(N1H1)の死亡は200人もいるので、それに比べてもあまり心配するほどのことではなかと思っています。 しかし、これを切っ掛けに、とうとう株高バブルも終焉するのではないか。 乱高下を繰り返してるうちに下がっていくということになります。

先日上皇さまの体調不良が伝えられましたが、私も同じような状況になって、初めて MRI検査を受けました。 MRIは磁気共鳴を利用するのでそんなに細い画像は出ないと思っていたのですが、想像以上に細かい画像が出ました。 データもちゃんと CD でもらってビューアーも付いていて、自分の体の中が三次元で綺麗に見えるようになりました。 ただあまり細かいところが映らないみたいなので、そこは良く診断しないといけないと言うことになります。 また費用も想定外に安くてびっくりしました。 まあこういうことがないと MRI診断も受けないと言うことになります。 またMRIは被曝もしないし、なかなか良いのではないかと思います。

こう言ういうことがあったので、車の運転中に何かあるとまずいということで、日常的に非常に古い軽四に乗っているので、これを最新のいわゆるサポカーに乗り換えることにしました。 あちこちのディーラーを回ったのですが、びっくりするのはほとんど高級車と変わらない安全装備が軽四にも付いているということで、特に日産のプロパイロットは高級車のスカイラインについてるものの一世代前のものですが付いています。 ちょっと遅れた高級車よりはるかに先行しているということになります。

踏み間違い防止は当然のことながら、衝突防止もしくは軽減、ライトビームの自動切り替え、さらにはアクティブクルーズコントロール、アクティブステアリングコントロールまで付いてるのがあって、これが200万円以下で買えるということになります。

さらには、つい最近補正予算が通ったのですが「サポカー補助」というのがあって軽四ですと大体7万円がもらえるということになります。 しかし。その気になって走っている車を眺めてみるとまだまだ古い車が多いのでサポカー的な軽四というのはまだまだ少ないんではないかと感じました。

NUROネットのその後ですが、スピードはそれなりに出るということですがどうも ZTE のルーターが不安定だというのが印象です。 まずおまけで付いてると言う NAS機能の動きが何かおかしくてサポートに聞くとサポート外だということで、一応ついてるんだからその部分に関してはきちんとサポートすべきだと思います。

さらには Wifi2.4G が不安定で、良く切れてしまいます。 これも非常に遅い モードにすれば長持ちしますが、それでも切れます。 従来使っているバッファローの無線Wifiルーターは10年間動かしていますが、今まで切れたことはありません。 それに比べると非常に不安定な感じがしますが、周りにいろんなWifiがたくさんあるということにしても不安定だと思います。

今月の読み物ですが 大阪府中世城館事典 (図説 日本の城郭シリーズ2) 2015/8/5
中西裕樹 著 ¥2,970

高槻市立しろあと資料館の館長が書かれたものですが、良く大阪府のお城を網羅しています。 しかし奈良県に属するためか信貴山城が抜けていました。 城と言っても砦に毛の生えたようなものから大阪城までバラエティに富んでいます。

身近にあって私もあまり知らなかったものまで書かれていてびっくりしました。 やはり自分の街にはお城があったあると非常に嬉しいのですが、近くには八尾城(矢尾城)と言うのがあったらしいんですが、どこにあったのか未だに分かりません。一応石碑は立ってるんですが、そこかどうかは怪しい言われてます。

遺構は何らかの痕跡が必ず残るはずなんですが、八尾城の場合は残っていなくて、八尾城の後は、大阪夏の陣で戦場になったところで、東軍の藤堂高虎がここで大負けして家臣の大半が討ち死してしまって、それを常光寺に祀りました。 境内の隅に墓地があって墓石が残っています。 その一画は国有地になっていて、財務省の管理になっているそうです。

さらには京都の南禅寺の三門の上は特別公開されていますが、そこに藤堂高虎の家臣の像が祀られています。 このように八尾と京都と非常に関係が深いので、この辺も調べるとなかなか面白いものがたくさんあります。 さらには八尾は本願寺の発祥の地で、ここにある大信寺から大阪城のところに移転していったのです。

明治の時には堺県と言うのが出来ました。 これは大阪府と奈良県を合わせた大きな行政単位で、この堺県の県庁が元の本願寺のの場所に置かれていました。本願寺と新政府の薩長との関係が良くなかったので、すぐに廃止され、現在の行政区画になりました。 いずれにしても江戸時代までは、本願寺の影響で、近畿の中心地域であったと思われます。


 

今月のひとこと 2020年元旦号

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 2020年元旦

とうとうオリンピックイヤーの2020年が明けました。 明けましておめでとうございます。

昨年の大納会は26年ぶりの最高値で終わりました。 180円以上も下がったんですが、大納会の日に手仕舞いしたい人が多かったということでしょうが、今年のことは誰にも分かりません。 世界経済が悪い悪いと言われ、悪い材料ばかり新聞に載っていますけれども、それでも株価は上がって行くと言う非常に気持ちの悪い、居心地の悪い相場だったんではないかと思います。

いずれは、このバブルも崩壊するはずで、東京オリンピックや大阪万博までは何とか持って欲しいと言うのがみんなの本音でしょう。 来年の日本の成長の政府見込みが1.4%ということで低空飛行は変わりません。 ずっとこの30年近く低空飛行を続けたおかげで日本の経済はどんどん下がっているのですが、世界に対する影響を持ち続けてほしいものです。

ITの話題ですが、ずっと以前の30年以上前にネットが、まだモデムを使っていた頃の話ですけども、大量のデータの送り方が議論になりました。 結局、DVD に入れて宅急便で送れば容量・時間・費用の関係で一番それが良いということになった事をを思い出したのが最近の Amazon の AWS のデータセンターのデータ移行の話です。

最近のデーターセンターの記憶容量は凄まじいものがあります。テラと言う単位が珍しかったのも束の間、現在ではテラ、ペタ、エクサとそれぞれ1000倍の単位があります。 さらに上はゼタ、ヨタ・・・ となります。 エクサバイト級の大容量のデータを移行するのはどうするのでしょうか。

Amazonの答えは「AWS Snowmobile」。 3年ほど前に発表されたものですが、100PBのコンテナ。45フィートの大きさのコンテナトラックで、実際にデータセンターへ運転して行って、発電機もネットワークも備えているのでLAN接続してデータを取り込み、それをAWSに移送すると言うもの。

エクサバイトのデータを10Gbpsのネットワークで転送すると26年かかるところ、10台のAWS Snowmobileでは6カ月程度でクラウドへ転送できると言うことで、巨大なデータセンターも AWSのクラウドに移行できるというわけです。

それにしても時間のかかる話ですが、これは進化してるのかしてないのか、30年前の DVD を宅急便で送る話とはレベルは違うが、基本的な発想は同じですね。 歴史は繰り返す。

と言うことで、今月の読み物の進化について考えます。
「残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか」 NHK出版新書 2019/10/10
更科 功 著 単行本 ¥880

進化論の話としては文章も読みやすくて面白かったです。 お正月の休みに生物の進化について思いを馳せるのも悪くはないかと思います。 この著者はガンガンのダーウィン主義者らしく、すべての進化を自然選択で捉えます。

だけど私は、例えばキリンの首が急に伸びないわけで、どっかで中間形態があって、だんだん伸びていくと思うんですが、だんだん伸びていく間に本当にそれが有利に働くのかと言う点が疑問です。

眼球に関してもこんな精巧なものが試行錯誤できると信じられないんですけども、この著者はそれも光を感じる神経から、複眼になり、それが進化して今の眼球になったということらしいですけども、何か信じられないです。

また目の視神経はその正面奥から視神経の束が出てるわけで、この部分には視神経が無くて、見えないんですが、これは盲点ということでよく知られてています。これを頭脳のデータ処理でこれ見えるというか錯覚を起こさせて見えてる気にさせているわけで、この他にも脳のデータ処理は半端ではないです。

しかし何でこんなややこしいことをするのか、もうちょっとその目の端の方から神経の束を引き出せばもっと効率がいいんじゃないかと思うんですが、なぜかこれがこうなっているのか、この著者によるとこれが人間の不完全な所だと言いたいんでしょう。

いずれにしても宇宙人が存在するとかしないとかいう話がよくありますけども、私は宇宙人は存在しない少なくとも人間が通信できる範囲には居ないと思っております。 その文明が生まれてから消滅するまでの間に、光速で往復する距離には存在しない。 それより遠くに居ても、こっちが絶滅したあとに来訪があっても意味がないです。

アミノ酸とかバクテリアぐらいは、すぐにできそうですけども人間という、非常に高度な知的生命体というのはそう簡単にはできないんじゃないかと思います。 先日はグアムで金環食が見られたみたいですけども、あれは非常に不思議な出来事です。 何でちょうど同じ見かけの大きさの太陽と月があるのかというのは、むちゃくちゃ不思議なところで、これがおそらく高等生物を生み出した要因の最大のものではないかと思っています。

他にもいっぱい要素はあると思うんですけども、銀河系のちょうど良い外れに、ちょうど良い太陽があって、その周りの軌道のちょうど良いとことに地球があって、これまたちょうど良い出来方で、大きな月が出来たと言うのは、宇宙広しといえども極めて稀ではないかと思っています。

非常に大きな月が出来て、その潮汐力が要因となって高等生物が生まれたいうことになるんじゃないかと思ってます。 しかし、そうは言っても突然に知的地球外生命体と遭遇するかもしれませんので初夢に見たいと思います。


 

今月のひとこと 2019年12月号

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2019年11月2日
株価はどんどん上がって、しかしさすがに警戒感も出てきて上がればすぐに落ちますが、全体では徐々に上がっていくという感じで、このバブルはいつ弾けるのでしょうか。

株価の問題と絡みますが米中問題もどうなるのか、行方はなかなか読めません。 経済に関しては中国はかなり譲歩する感じがしますが、香港問題ではおそらく絶対に譲歩しないでしょうから、この辺がどう絡んでいくのか見ものです。 しかしそれが株価に跳ね返り、さらにはそれが実体経済に跳ね返るのでは非常に大変なことになるのでよく見ていかないといけないと思います。

韓国問題も一応、当面の決着はついてそうですが、まだまだ問題は先送りだと思います。 しかし、この国とはこういうやり方でしか付き合っていくしかないのでしょう。 後半の今月の読み物でも触れますが、古代からこう言う関係だったようですので、珍しくはありません。

今月の話題ですが、私事で恐縮ですが、とうとうドコモのガラケーをスマホに切り替えることにしました。 ただガラケーをいろんな風に使って来たので、それの移行をどう考えるかがポイントで、それに目処がついたということです。

スマホは最近話題になっているOPPO Reno A を購入しました。 内蔵メモリも6 GB と 64GBありますし、NFCが付いているので、おさいふケータイに対応しています。 表示も有機 EL という非常に良いポイントばかりですが、唯一欠点は急速充電に対応していないこと。 コネクタは Type C ですが通常の2アンペアの電源しか繋がらないということで、実際測ってみると実際は1アンペアぐらいしか充電していませんので充電には結構時間がかかります。

ロック画面の解除ですが、これはOPPOの場合は顔認証と指紋認証をさらに暗証番号という3本立てになっておりますので、大概は指紋認証、それがうまくいかなくても顔認証でロック解除できるので使いやすくなっています。

ガラケーからスマホへの移行ですが、まず電話の受話をどうするかと言うことです。 最大の問題は電話番号ですのですが、よく調べるとドコモのガラケーには電話の転送機能が無料でついていましたので、これを使ってスマホの電話に転送することにしました。

これで電話がかかってきてもガラケーがなければスマホでも受けられるということになります。 さらに最近のスマホはよくできていて、着信時にスマホ耳に当てると受話するということになってました。 スマホ画面を何かの拍子に触ると勝手に発信するという問題があって、これはまだちょっとを解決できていませんが、これも何か解決方法があるのではないかと思っています。10年以上前の初期のスマホに対してはこういう細かい動作がかなり充実してる感じがします。

それからあとはキャリアメールですが、これもですね別のメールを作ってそちらに送ることで現在様子を見ています。 キャリアメールは機密性が高いと思っていましたので、2段階認証とかに使っていましたが、最近のGoogleはキャリアメール禁止になっていたりしますので、通常メールに移行中です。

自分のドメイン名のサーバーでメールを扱っていますので、それぞれの目的のメールアドレスが何と80個以上も出来てしまいました。以前にPCメールを切り替えた時に飛行機会社のマイレージの通知先のメールがついでに消えてしまって、そのために何と100万マイル以上のマイルが失効したことがあるので、それがトラウマになって、慎重に1年ぐらいかけて徐々に移行して行こうと思います。

いずれにしてもNTTドコモは3G携帯電話サービス「FOMA」と3G向けのネットサービス「iモード」が2026年3月31日をもって終了するらしいので、いずれは移行しないといけないです。 キャリアメールもiモードはなくなって、SPモードだけになるようです。

今月の読み物は、先日来大騒ぎしている韓国に関する読み物で「誤解だらけの韓国史の真実」イースト新書 八幡和郎著

Kindle版 ¥893 新書 ¥998

この手の本はだいたい、いい加減なものが多いんですが、この本は著者も書いているように中立的な所があって完全にネトウヨが言ってるようなことに賛成してるわけでもなく、韓国が言っているような事にも賛成するわけでもなく、淡々と書いておられます。 しかしあまりにもいろんな韓国人の名前が出てくるので覚えきれないんで、その辺は読み飛ばさないと読めません。 いずれにしても卑弥呼の時代から韓国とのやり取りはずっと続いていて、当時から韓国はそういう外交上手、日本は外交下手と言うか鷹揚なところは、なんとなくずっと伝統としてあるような感じで、それが分かるだけでも面白いと思います。

韓国人の名前を除いては読み易いので、細かいところを飛ばして読むと割とすっと読めて面白いです。

【内容紹介】
ベストセラー歴史作家が「客観的事実」をもとに徹底検証!
歴史論争に終止符を打つ!

一切の主観を排して描き出した日韓の歴史
日本人と韓国人ほど仲の悪い隣人はそう多くない。歴史についても互いのプライドが正面衝突している。最近、嫌韓歴史本がブームなのもそれが理由である。日本国内では反体制、とくに反「天皇制」の立場から韓国の国粋主義的な歴史観に便乗してそれを利用する人たちが多く、事態を複雑にしている。そこで本書では、官僚時代に韓国とかかわり、数々のベストセラーを輩出した博覧強記の歴史作家が、中立的な視座からこの隣邦の歴史を、日本の歴史を顧みるのと同じ姿勢で捉えながら描いた。

日本人も韓国人も知らない「不都合な史実」
●百済の後継国家は韓国ではなく日本なのか
●元寇の主力はモンゴル人ではなく高麗人だった
●李氏朝鮮化していた江戸時代の日本
●大院君と閔妃の嫁舅ゲンカに振り回された各国
●朝鮮は本当に日本の「植民地」だったのか
●日本にはまったく責任がない「南北分裂」

【目次】
序章 本当は韓国人も誤解している半島の歴史
第一章 本当は古代には存在しなかった朝鮮民族
第二章 本当は三国統一の主役ではなかった新羅
第三章 本当は高麗がそそのかした元寇
第四章 本当は史実をほとんど反映していない韓流ドラマ
第五章 本当は身分差別を日本に輸出していた李氏朝鮮
第六章 本当はアメリカも望んでいた日韓併合
第七章 本当は誰も得しない日韓・日朝歴史論争