今月のひとこと 2021年5月号

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今月のひとこと 2021年5月2日号
コロナウイルスも、やっと少しはマシになったかと思いましたが、変異ウィルスが拡散してきて、感染者が急激に増えています。 大阪では先週から1,200人ぐらいで推移していますが、現在の対策では、これぐらいで感染がバランスするということだと思います。

問題は医療関係です。 この感染者の数字に見合う重症者病床の数が確保できるかという問題です。 先日の日経新聞の論説で「1年間何をしておったのだ」というような論述がありましたが、それ以降も、なぜコロナの患者の絶対数が世界に比べて圧倒的に少ないのに医療が逼迫しているのか、という特集を組み始めました。

他の国に比べると感染者数が一桁も二桁も少ないところに病床の数は世界でトップクラスのであるにも関わらず医療崩壊しつつあるというのは非常に不可解なことです。 この辺は日経新聞の記事のデータがで詳しいのですが、やはり急性期医療と通常医療の連携がうまくいってないということだということらしいです。 ここはまさに政治の出番だと思うのですが政治も全く動くような気配が見えないし、行政も全く動けないようなので暗澹たる気持ちになります。

今回の緊急事態宣言で人流は減ったようなので、これで2週間経った時にどれくらい減るかということがポイントだと思います。 日本はコロナ患者が世界に比較して少ないのでワクチンもなかなか供給してもらえないようです。 ワクチン接種券もやっと届きましたがこれから予約して実際のワクチン接種に至るまでは、まだまだ時間がかかりそうです。

東京オリンピックもどうなるかですが、テスト大会もスタートしたみたいなので、これでやりきるしかないと思います。 おそらく無観客でやることになるんじゃないかと思います。

IT の話題ですが、既に枯渇したと言われている IPv 4アドレスが2億個近くも出現したということで、これがニュースになっています。 ずっと以前から IPv 4は枯渇すると言われ IPv 6に移行しつつあり、現状のスマホとか最新の PC は全て IPv 6対応になっていて、トラフィックが混んでいる IPv 4に比べて IP v6の方が速いと言われているのも、その点にあると思います。

今更 IPv 4がたくさん出てきてもあまり役に立たないんではないかと思いますが、使い方としては非常に簡単なので IoT のような機器では使われて行くと思いますが IoT は別の通信形態をとることがだんだん多くなっていたので、特にインターネットのアドレスがそれぞれに必要なわけではないと思います。

IPv 4はプライベートアドレスとアドレス変換をうまく使って機能して来ましたが、IPv 6にだんだん取って代わられようとしています。 IPv 6で全ての機器に一意のアドレスを振るという本来のインターネットのコンセプトに忠実なやり方ですが、問題はそれぞれのアイドレスが、ある意味で公開されてしまうので外部からのセキュリティに対して弱いところがあるということになります。 IPv 4のアドレス変換は幸か不幸かそれが原因で外部からのアクセスは非常にやりにくいのでセキュリティ面では良かったのですが、IPv 6では外部からストレートに IP アドレスに到達できるということになります。

IPv 6を考え始めた頃には、こういうセキュリティ問題はそんなに深刻ではなかったのですが、今では非常に深刻な問題になってきたので IPv6も改良されつつあると思います。

何十年か前にサイエンスフィクションでしか想像できなかった全ての機器が世界ネットに繋がるということが完全に実現できたわけですが、その反面セキュリティ問題が大きくクローズアップされてくるということになります。 こういうことはサイエンスフィクションでもあまり考えてなかったと思います。

今月の読み物ですが、「素数はめぐる 循環小数で語る数論の世界」 (ブルーバックス) 西来路文朗 (著), 清水健一 (著) ¥1,012
最近久しぶりにたまたま録画していた「博士の愛した数式」という映画を見ました。 これは数時間で記憶がなくなるという数学者の物語ですが、物忘れが非常に激しいというのは非常に身近に感じられるのですが、それ以外に数学的な事としては完全数とか友愛数とかいうようなことが色々散りばめられて面白い物語になっています。

これに啓発されて循環少数というようなものに関しての本があったので思わず買ってしまいました。 数学は 1234… と言う自然数から発生したものですが、それが発展していくと非常に複雑怪奇なものになっていくのが面白いです。

例えば素数ですがこれの素数は無限にあるということは簡単に証明できますが、これがどういう頻度で出現するかは、まだ誰にも証明できていません。 全く出現しない領域がずっと続くこともあり、突然二つ並んで出現することもあります。 これは双子素数と言ってまた別のまたまた数字になるわけですが、こういうことが起きるのが数学の非常に面白いと言うか複雑怪奇なところです。

しかしながら博士の愛した数式でものメインテーマであるオイラー公式は神秘的でもあります。 無限小数のネイピア数 e のiπ乗がマイナス1になるのです。 iは虚数で英語ではimaginary number 想像上の数字、πはご存無限小数の円周率です。 これらの全く関係ないと思われる数字が実は裏で繋がっているのだと言うことです。

何か世界の秘密を覗いたような気になるのですが、なぜこうなるのか誰にもまだ分かりません。 こういうことを考えながらでもコロナの折り、数学の世界に思いを馳せてはいかがでしょうか。

内容(「BOOK」データベースより)
こんなに面白い現象があったのか! 142857と、先頭の1を末尾に回した428571。2等分して足すと、どちらも答えは999! (142+857、428+571) 428571の先頭の4を末尾に回した285714でも同じ現象が! (285+714=999) 142857を3等分して足すと、こんどは99! (14+28+57)ぐるぐる回る“ダイヤル数”のふしぎを生み出すのが素数!? 簡単な四則演算で数の神秘を味わいながら、「1÷素数」が描き出す定理と法則を探訪する。初等整数論への新しいアプローチ!


 

今月のひとこと 2021年4月号

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今月のひとこと 2021年4月4日号


コロナも1年以上続くと流石にウンザリうんざりしてきますね。 とうとう2度目の桜シーズンになりましたが、皆さん我慢しきれずに出て行ってるようで、この頃急激に感染が増えています。 と言っても諸外国に比べると一桁二桁少ないので、感染が減った時期に医療機関の用意をしておけば良かったのですが、それをやらないもしくは出来なかったのでまた緊急事態宣言と言う風になって来ています。

緊急事態宣言を出すのが良いとか悪いとかあると思うのですが、こういう波はずっと続くので、締めたり緩めたりというのをやっていくしかないと思います。 それにしても第三波より第四波の方が大きくなりそうで、検査数が増えている結果と言うこともあるとは思いますが、だんだん波が大きくなってるような気がします。

OECD の中で最下位の日本のワクチン接種率ですが、どうも政府のやることはうまくいきません。 以前から企業と官僚は一流、政治は二流と言われてたんですが、どうも企業も官僚も劣化が激しいように思います。 先日も夜中の11時まで20数人で役所の送別会をやっていたというようなことがありましたが、以前の融通は利かないがしっかりした官僚の世界ではだんだんなくなってきたような気がします。 企業も全く新しいことをやる気がなくて守りに入っています。

日本の経営者はサラリーマン経営者が多くサラリーマン経営者は、結局守りに入る。 経営者であるより管理者、マネージャーであるということが、何処かの記事にありましたが、本来の経営者は新しいことにチャレンジしていかないといけないです。 しかし、あまりチャレンジし過ぎるとガバナンスが落ちて、また妙なことになる、ということになります。 私の元居た会社でも副社長がスキャンダルで突然退社すると言うような問題が起きました。 週刊誌によると創業家がいなくなると急に重しがなくなってガタガタしだしたという風な意味のことを書いてありましたが、以前はそういうこと全くなくて良い意味でも悪い意味でも、少なくともバブル崩壊まではワクワク感がある面白い会社だったと思いますが、今では全くそうでは無くなってしまって残念です。

愚痴はさておき株価も一時はぐんぐん上がったのですが、最近はさすがに息切れして、年度初めのせいもあり、行き場を失ってるような感じがします。 株価バブルが崩壊するという話もあるし、年末に向かって上がるという話もあるし、いずれしてもコロナの行方によると思います。

最近のITの話題は暗号資産です。 老舗のビットコインは資産の裏付けもないのに、1ビットコインが、つい最近まで100万円を超えてびっくりしたのですが、とうとう1000万円に向かうということです。 単なる世界の金余りの中のバブル状態だと思いますが、それがずっと続いているのが不気味です。 また野村證券のアメリカ事業で数千億万円の損失を出したとのニュースで、すわリーマンの再来かと緊張しました。 その後も100億円単位の損失が、他社からパラパラと出ているようですが、これも不気味な動きです。

デジタル証券が発行されると言うニュースがありました。 これのベースになるのがブロックチェーン技術ですが、我々一般人にとってデジタル証券であろうが何であろうがあまり関係ないと思うのですが、実際に証券をハンドリングする金融商品取引会社にとっては、その手間が減るということだと思います。 デジタル証券を発行するのは良いんですがその周辺に色々と登記とかの手続きがあって、これらを同時にデジタル化しないと劇的な効率化にはならないようです。

例えば会社登記を全てブロックチェーン化するというようなことをすればよいば効率は飛躍的にアップすると思います。 いずれにしてもデジタル化の波は進んで行くのでいずれそのうちにいずれは会社登記は土地登記の登記台本がブロックチェーン化されることは間違いないでのではないかと思います。

最近、急に話題になってる 電気自動車 EV に関してヨーロッパは非常に前のめりになっていますが日本ではどうなっていくのでしょうか。 最近トヨタの豊田章男社長が 電気自動車についてかなり本音のところを喋ったと思いますが、一般的には電気自動車に後ろ向きな会社という風にに取られてしまったようです。 しかし豊田章男社長が言いたかったのは自動車の部品から組み立て、走行、解体スクラップまでをトータルで CO2を減らすということが求められているので、単に走行中の CO2 を減らすだけでは意味がないということです。

電気自動車は、確かに走行中はCO2を出しませんが、製造中、特にバッテリーの製造には大量の電気を使います。 この時に使う電力は、日本では75%が火力発電で得られ、この時にCO2を発生します。 要するにガソリン車は製造時にはCO2をあまり出さないが、走行中には出す。 一方の電気自動車は走行中にはCO2は出さないが、製造中にはガソリン車が出すCO2に加えてバッテリ製造の時にCO2を大量に出すと言うことになります。

これでブレークイーブン点を出すと走行10万キロぐらいになり、それ以上走ると電気自動車が有利になります。 しかし10万キロと言うのは新車乗り換えのタイミングでもあるので、電気自動車のCO2はリセットされて、結局電気自動車にしてもCO2は減らないと言うことになります。 日本では火力発電が多いので、電気自動車の走行時のCO2も間接的には、それなりに出ると言うことで、現状の電力状況で、日本で電気自動車を作ると、CO2 は減るどころか増えることになってしまいます。

解決法の一つはバッテリを小さくすることです。 テスラのように100KWものバッテリを積むとそれだけで、ライフサイクル(LCA)でみるとガソリン車を大幅に超えます。 しかし小さくすると走行距離は短くなって実用的ではありません。

根本的な解決は再生可能エネルギーで発電した電力を製造時から使うことです。 日本はこれが出来ていないので、2030年に全自動車をEV化しても、日本では製造できないことになります。 2030年時点で、かなりの数の原発が稼働していないと、少なくとも電力を多用するバッテリは日本では作れないことになります。

一方で充電スタンド問題もあります。 公共の充電スタンドは充電時間が30分と決まっていて、おまけに非力な充電能力が多いので、30分充電して、100㎞ぐらいしか走れなくて、また30分かけて充電することを繰り返さないと長距離は走れないことになります。 どっちを向いても、単純に電動自動車を増やせば良いと言うことにはならないのがもどかしいところです。


今月の読み物は、新聞広告の片方を買ったのですが、もう一つはついでに買ったもので、あまり期待しませんでした。 藤沢周平ぽいものだと思いましたが、後半から面白くなりました。

高瀬庄左衛門御留書 2021/1/20 砂原 浩太朗 著 単行本 ¥1,870

典型的な時代小説なんですが、元々庄屋とか村役人の話に興味があったので、それに釣られて読みました。 村役人と事故で早世した息子の嫁との関係と、百姓一揆と、藩のゴタゴタが関連して、一種の推理小説的な話の流れもありました。 最初は退屈な小説だなと思っていましたが、途中からなかなか展開が面白くなって、最後は一気に読みました。 独特のムードがあってあんまり好みではないですが面白い本でした。

五十手前で妻を亡くし、息子をも事故で失った郡方の高瀬庄左衛門。
老いゆく身に遺されたのは、息子の嫁だった志穂と、手すさびに絵を描くことだけだった。
寂寥と悔恨を噛みしめ、韜晦の日々を送るが、それでも藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。

「決戦!小説大賞」でデビューし、文芸評論家・縄田一男氏に「新人にして一級品」と言わしめた著者。 藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大なる先達に連なる、人生の苦みと優しさ、命の輝きに満ちた傑作時代長編!


 

今月のひとこと 2021年3月号

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今月のひとこと 2021年3月2日号



コロナはだんだん減少してきて、関西地区では緊急事態宣言が解除されましたが、どうも関東では徐々に増えてるみたいです。 いずれにしても緊急事態宣言を出してコロナを押さえつけ、感染が増えてきたら緩めると言うのを順次繰り返さすべきだと思います。 「再度緊急事態宣言を出すことになったらどうするんだ!!」と言う話もありますが、これは出したり引っ込めたりすることが意味があると思っています。

周りの人は感染しているという前提で対策して行動しないといけないと思います。 こういう対策をしながら締め付けたり緩めたりを繰り返しながらも、秋から今年の寒くなる頃にはワクチンがそれなりに行き渡るでしょうから、来年の今頃にはかなり落ち着いてくるんではないかと思っています。 それまでの辛抱か。

オリンピックは、もうやらないという選択肢はないと思います。 あとはいかに観客をどの程度で納めるかという程度問題になってきてると思います。 テニスの全豪オープンでも分かるように結構な観客でも一つの試合であれば出来るということが示されたと思います。 もちろん想像を絶する対策が行われたようです。

かなりの種目がオリンピックでは同時開催されるので気をつけないといけないとは思います。 オリンピックの選手と関係者だけで5万人が来日の見込み。 既に外国からの入国を制限してると言いながら年間5万人は入国しているようですので、これにさらに5万人が追加され、さらに海外の観客がこれにいくら加わるのかということになりますが、 IOC としてはアメリカ地域での放映ができればそれで良いことで、観客が居ようが居まいががあまり関係ないと言う本音だと思います。 これを予測したわけでは無いでしょうが、国立競技場の観客席は、観客が居なくても雰囲気が壊れないような座席のデザインになっているようです。

観客の入場料がもろに効く日本では、収入が問題となりますが、いずれにしても数千億円オーダーなので今のコロナ対策費の全体から見れば、まあなんとかなるレベルだと思いますので最悪観客ゼロということも可能性は大いにあると思います。

東北大震災や福島原発事故で見られたようなオタオタは、結局政権が変わってもあまり変わってないということが、これでよくわかったと思います。 特に最近見られるような官僚の劣化が激しいと思います。 厳しい倫理規定を設けても、大体トップの方からそれを破っていくという、よくあるパターンで、これが典型的に表れてると思います。

現場はかなりガチガチと厳密にルールを守らされていると思いますが、トップをきちんと抑えないといけないと思います。 少し前の総理大臣の会食を見ても、抑える立場の人が率先して破っているので、どうしようもないです。 結局第3者が監視しないといけないと言うことになり、どんどん組織が複雑化します田。

日本の組織風土はそうなってるということで、前回の本欄でも触れましたが民間企業でもトップは元々劣化していて、現場は強く上は弱いというのが、太平洋戦争の頃から言われてることですがそれが今また顕著に現れてきてるということだと思います。

それに関連すると思いますが、先日起こったみずほ銀行の大規模システム障害の件。 またかという感じで、もうすでに2回も超大規模な不具合を起こしていて、本欄でも以前触れたように5000億円近くもかけて新しいシステムに刷新したはずなのにまた起きてしまった。今回は新聞でも見て分かるように、これはシステムでは無く管理側の問題です。 日本のトップクラスの IT 企業が寄ってたかって作ったのでシステムはキチンとできてたが、その運用ができていないと思います。。

おそらくテレビで謝っていた頭取さんは、以前の大規模の不具合の時は全くそうだったように。何も知らないも素人以下であるということが、私の別稿で触れておきましたが、今回もあの記者会見を見ているとそのような感じがします。 トップはあまりそういう細かいことにこだわらないという妙な日本文化があってそれが効いてきてるんだと思います。 PCを全く操作したことが無いIT担当大臣は、やや誇らしげに発言していました。 銀行は今やも巨大IT システム装置産業ですから、それの知識が全然ないというのは経営者として失格だと思います。

これで思い出すのは30年ぐらい前にアメリカでベンチャー巡りをしていたっ時、どのベンチャーに言ってもトップが出てきて説明する。 トップトップがいなければ副社長クラスもしくは財務担当CFO が出てくるんですが、これがその会社の理念や技術にういてキチンと喋ります。

これにはびっくりして、特に社長CEOは技術屋さんが多いので、非常に細かいことまで話します。 当時はUNIX今のLINUXがメインだったのですが、 UNIX のコマンドの細い引数をまでの話になって、私は全くついていけませんでした。 これは良く覚えていて、その後ITの細かいテクニカルなことを勉強するようにしました。

「神は細部に宿る」と確信し、 細かいことの積み上げで大所高所の判断もできるんだということを非常に痛感しました。当時は自分が開発して自分で事業をしていたワークステーションを自分ではほとんど使ったことがないという状態で、おそらく今の経営トップのはそういう状態ではないかと思っております。

マネジメントの基本と言うのは、何を目指すのかというのは、私の意見ですがやはりいかに大きなことと小さなことを理解してそういうの幅をいかに広げるかということだと思ってます。 座右の銘は「あくまで高い理想とあくまで地べたを這う日常活動」。

こういう観点でいろんな人の動きを見ていると、だいたいどちらかに偏ってるとが多いです。 理想ばかり語る人で現実はあまり分かっていない人、理想はなくて現実だけを見る人どちらかに偏ると思います。 これ両方を高いレベルで出来る人は、今までほとんど見たことがないです。 おそらく稲盛さんがそれに近く、非常に高い理想を語りますが、現実は実際の経理業務も出来るはずで、若いころに経理の本を出版していますし、JALの再建も成し遂げました。 永守さんも、少し現実に近いですが、非常に高い事業目標を掲げますが、実際は100円の決済書の承認を自分で押すということをやったらしいです。

翻って現在の我が国のトップを見るとどうも地べたにちょっと偏りすぎてると思います。 もう少し理念をもってやらないと、現場レベルで官僚と同じようにやりあいしているのでとこういう問題が出てくる。 もう少し理想をキチンと話して、後は官僚にやらせるということであればいいんですが、理想を語らずに官僚を無理に動かそうとするとこうなるという典型だと思います。

その前の首相もいろいろ問題がありましたが、その理想は一応語っておりましたが、あんまり地べたを這う活動やってなかったので、今の総理大臣がやってたんだと思いますが、それがそのまま上に行ってしまって、いろいろな問題が噴出してきてると感じます。

株価は上がったり下がったりで日経平均3万円を挟んで行き来してる様子です。 昨日はダウ平均が600ドル以上上がったのですが、今日は日本は日経平均はあまり上がってませんでした。 いずれにしてもダウ平均であろうが日経平均であろうが非常に少ない数の株価の平均なのでその株価が上がると急に上がって、他と実態と乖離するということが良くあります。

30年前の1990年頃はダウ平均は何と2000ドルでした。 そこからあれよあれよという間に上がって5000ドルぐらいを超えた時にブリーンスパンが「根拠なき熱狂」とかなんとか言って、これで沈静化すると思ったんですが、それからまた1万ドルを超え1万ドルを超えた時に2万ドルいくという人が居て、さすがにこんなこと起きんだろうと思ったら、一時はITバブル崩壊で少し落ちましたが、その後は2万ドルを超えさらに3万ドル超えました。 この間に銘柄の入れ替えがあって単純に比較できないですが、このダウ平均に連動した投資信託を持ってる人が2000ドルの時に買っていれば、もうすでに10倍以上になってるわけですアメリカ人は結構、投資信託を財産の20%から30%持っていますのでそれをずっと持ち続けていればもしくはうまく買い替えていれば10倍金持ちになってます。 この辺も格差が拡大する要因の一つではないかと思っています。

今やリモートリモートワークが流行りですが30年前に私が管理職をやってた頃は、部下の家にISDNを会社の費用で引かせて、それで自宅勤務をやらせました。 会社へ出てくるとなんのかんの雑用で一日が潰れるので、1週間に1日は家でゆっくりモノを考える事をやれということやったのですが、今のリモートワークと同じ問題が出てきてなかなか落ち着いてできないとか邪魔が入るとかいう声は聞きました。 いずれも当時のISDNは日本電話線を2本束ねてやっと128 k bps ですから、今の光ファイバーの 1 GB に比べると約1万倍高速であるということが言えます。

当時は9600 bps のモデムが主流だったので、モデム音もなくモデムの2倍以上で繋がるのは驚異のでした。 その後定年になってからリゾートオフィスを作ろうと思って、観光地にマンションを買いました。 これは主要な大阪京都名古屋に電車でも来るまでも2時間ぐらいで到達できるという場所的には理想的でしたが、問題は食事だと思います。 リゾートの周りにはあまりそういうサラリーマンのサラメシを食べるところはあまりないです。

アメリカのオフィスでは、昼食に車で出ると言うのは普通でしたが、リゾートでは少し違った感じです。 勢いコンビニ食になってしまいます。 仕事はそれなりにリモートで出来ますが、やはり生活そのものに困るという結果でした。 だけど気候のいいところでリゾートで本当に集中してできるかっていうのは非常に疑問だという風に思ってます。

30年ぐらい前にアメリカで出張を繰り返していた時は、どんな安いモーテルであろうがプールが付いておりますので、そのプールに当時はショルダー型のでっかい携帯を置いて、色々打ち合わせをしながら、回答を待ってる間にひと泳ぎしたやり方を、一日だけやったことがありますが、あまり落ち着かなかったです。

今月のIT の話題ですが、コロナウイルスと同時にコンピューターウイルスの話題も非常に増えています。 2月に入って大々的に報道されたのはもう1000万回以上もダウンロードされたポピュラーなバーコードリーダーアプリの広告にマルウエアが仕込まれていたと言うことです。 皆さんのスマホにも入っている可能性が非常に高いですこういうことがあると、人気のあるアプリでこれですから、人気の無いアプリが非常に危ないと言うことになります。 一応 Google によってチェックをされてるみたいですが、広告はそれをすり抜けたと言うことになります。 このアプリはすでに削除されてるみたいですが、去年の12月ごろから今年1月にかけては、すでにもダウンロードがフリーパスで抜けてますのでこの辺りにダウンロードされた方は気を付けられた方が良いと思います。

今月の読み物は、懲りないみずほ銀行に活を入れるべく、昨年の読み物の再掲です。 今回の不具合を見て、本書を読んでも全く違和感が無いです。

みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 単行本 2020/2/14 日経コンピュータ

書評では、細かいところが描けていないんので、面白くないと言う話もありましたが、結構面白かったです。 これ以上細かく描写されてもよくわからないでしょう。 日経コンピュータの連載記事の書き直しですので、どっかで見たことのある文章が出てきました。

「IT業界のサグラダファミリア」完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ、と言うことだったので、何にそんなに使ったのかと不思議でしたが、人月と100万/月を掛け算して、多少の経費を加えると確かにその数字になります。 さらに平均で3000人が働いていたことになります。 こう見ると不思議でもなんでもないですね。 基幹システムはともかく、サービスが3000もある。 これとビジネスプロセスの見直しと不具合対応で、3000人が居ても不思議ではないですね。

決定的に問題だったのは、経営トップがほとんどシステムを理解していなかったことが大きいです。 原発事故時の東電と同じ図式が透けて見えます。 銀行にしろ電力会社にしろ、通常業務では、問題は発生しないです。 多少のクレームやロビー活動しかやることは無いでしょうが、このような大規模の開発とか事故があったときは無力になります。 特にインフラ関連の会社にこの傾向が強いように見えます。

アプリをCOBOLで書いているとか、不具合時にスクリプトを使わずに人力でコマンドを入れて、処理を飛ばしていたとか、現場にも問題はあります。 この辺は妙にリアリティがありました。

【内容紹介】
みずほフィナンシャルグループ(FG)が2011年から進めてきた「勘定系システム」の刷新・統合プロジェクトが2019年7月、ついに完了した。
富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加したものの、2度にわたって開発完了が延期になったことから、なかなか完成しないスペイン・バルセロナの教会にちなんで「IT業界のサグラダファミリア」とまで呼ばれた史上最大級のITプロジェクトだ。

みずほFGは完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。1980年代に稼働した「第3次オンラインシステム」の全面刷新は、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が統合したみずほFGにとって、2000年の発足以来の悲願だった。
しかしシステム刷新は何度も挫折し、2002年と2011年には大規模なシステム障害を引き起こした。

80年代の非効率的な事務フローが残ったままになるなど、勘定系システムの老朽化は経営の足かせになっていた。なぜみずほ銀行のシステム刷新は、これほどまでに長引いたのか。そして今回はどうやって完了に導いたのか。「メガバンクの勘定系システムとして初となるSOA(サービス指向アーキテクチャー)全面導入」「AS IS(現状通り)を禁止した要件定義」「1000社のシステムインテグレーターを巻き込んだプロジェクト管理」など、新勘定系システム「MINORI」開発の全貌と、みずほ銀行がこれから目指す金融デジタル化戦略を、みずほFGにおける19年の苦闘の歴史を追いかけ続けた情報システム専門誌「日経コンピュータ」が解き明かす。

多くの日本企業が直面する情報システムの老朽化問題、「2025年の崖」を乗り越えるヒントがここにある。


 

今月のひとこと 2021年2月号

今月のひとこと 2021年2月1日号

2021年もあっという間に1ヶ月が経ち、1年のうち1/12が過ぎ去った事になります。 思い返せば昨年の2月で既にコロナの心配で外出を控えており、東京へ行く予定もキャンセルしたことがありますので、まるまる1年間はコロナと付き合ってきたということになります。 しかし、これはまだまだ続きそうで少なくとも暖かくなるまではこの状態が続くのではないかと思っております。

いずれにしても、諸外国に比べると日本はマスコミが大騒ぎするほどのことはなく、感染者が倍々ゲームで増えていくと非常に問題だと思いますが、今日の時点では下げ止まっている、もしくは高止まりという状態だと思っています。

この状態であれば日本の全病床数を考えても問題ないと思いますが、最大の問題は病院のがうまく活用されてないことで、この解消に最大限の努力を払うべきです。このまま感染者数は、このレベルで収まって、気温がある程度高くなれば状況は改善するものと思います。 そのうちにワクチンが有効になるかもしれませんが、あまり期待できませんが今年の冬は、何とか平穏に過ごせるんではないかと期待しております。

経済状況ですが株価はこの状況にも関わらず高音を維持してましたがさすがに最近は落ちてきています大企業の大手の小売でも店を閉めるところが増えてきて実体経済にかなり影響を及ぼしてるんではないかと思います。

市場が上向きになっていくのはこの秋から、うまくいくと夏から秋冬年末にかけてじゃないかと予想しております。 それと問題のあるのはオリンピックで、オリンピックをどうするか IOC が開催を決定するわけで IOC はどんなことがあってもは開催したいだろうと思います。 放映権が全部なくなるので、それはやめて無観客でも観客チケットを言うのは数千億円程度なのでそれくらいは何とかしろということだと思います。

現在でもスポーツ大会はあちこちで開かれてるわけでそれと同じようなコロナ対策をとれば非常に小規模の観客もしくは無観客で開催できると思います。 後は最大の放映権の支払い手であるアメリカがテレビで見るわけで観客は居ようが居まいが、あまり関係ないと思います。 国立競技場は人がいなくてもいるように見えるような座席の配色をしてあるので無観客でもそんなに違和感がないんじゃないかと思っております。

それにしても心配なのは日本経済です。 今までは海外の方が賃金安いということで、どんどん海外出ていたんですが、はっと気がつくと日本の賃金は OECD の諸国の中でも低い方に入っております。 経団連の会長は他人事みたいに日本の賃金は低いですね、みたいなことを言ってて、さすがにこれは問題だろうと読売新聞のコラムでも厳しく指摘しています。 OECDの統計によれば2019年までの20年間で米国や英国8割近くドイツは5割ほど平均賃金が上がっていが、日本はその間に5%下がった言うことで、日本は先進国水準で最低水準になったということです。

賃上げせずに、その分を内部留保してコロナでも大量の解雇をしてなくても済んだという言い訳があるんでしょうが、いずれにしても、これは情けない話だと思います。 コロナが終わってもこういう問題はずっと続くと思います。

あまりにも中国に対する忖度が過ぎると思います。いくら経済が大事だと言ってもやはりオーストラリアみたいに、そういうことを抜きにしても大きな意味の国益を考えるということがないとダメだと思いますが、あまりにもその労働者を軽視しているということが賃金水準でよく分かると思います。

今や賃金は中国の方が高くなっているのではないかと思います。 経営者がいつも言って国内賃金が高いというのは、あれはもう過去の話になりました。 これからどうするか、日本の失われた20年間で、その結果なのかも原因か分かりませんが、この20年間で政治は元々劣化、経営はどんどん劣化、ついでに労組も劣化。

以前、本欄で指摘したように日本の企業で誰でもは名前を知っている超大手の役員会を垣間見たことがありますが、議論はまったくなくて単に手続きだけのセレモニーになっておりました。 こう言うなんちゃて取締役会がおそらく全日本で行われてるんだろうと感じて愕然としたことがあります。

それはもう10年以上前の話ですが、その感覚は10年経っても減ることはなくどんどん強まっています。 経営者が完全にサラリーマン化していて本当に経営者らしい経営者は新聞で時々出てくるようなごくわずかの人だけだと思います。 他の大半のなんちゃって経営者は単なるサラリーマンのアガリだけという人がほとんどで、 これが日本の経済の長期凋落を招いてると思います。

なんちゃって経営者にちょっと頭を切り替えてもらうというか、それま無理なので総入れ替えをして、日本をなんか浮き上がらせないといけないと思います。 同時に経営の対面の労組の凋落も激しい感じがします。 連合会長をTVで見ているだけで情けなくなる。 経済一流、政治二流、とかつては言われましたけども、あれは幻想だったわけで、今は政治も経済も三流になったと感じます。

アメリカではテスラがとうとう単年度黒字をだしたみたいです。 散々ダメダメだと言われてきて、事故もたくさん起こして、それでもどんどん資金を投入して、しかし成功したと言うことでしょう。 私も自動車はそう簡単に作れないぞと思っていましたが、テスラの走行フィーリングはまだまだみたいですが、車付きのスマホが名実ともに完成したと言うことでしょう。

アマゾンのペゾスも赤字を垂れ流しながら、バーチャルでは無いと言われ続けながら物流センターを整備して、成功しました。 こういう人たちの頭の中はどうなっているんでしょうね。 小さなベンチャーならいざ知らず、こんなに大きなビジネスの責任を負っていて、本当に精神的にタフだと思います。

私自身も小さな組織を立ち上げて、プレゼンをしましたが、学生と思しき聴衆から、「鈍感なんですね」と言われたときはビックリするとともに嬉しかったです。 やはり最後は鈍感力がモノを言うのです。

コロナウイルスがずっと続いておりますがその陰に隠れてコンピュータウイルスも大活躍で大活躍という課題流行しております一つは 「エモテット」。 添付ファイルなどを通して感染するウイルスで、一度感染すると個人情報が流出するだけでなく、他のウイルスの侵入も招くのが特徴で、日本など各国で被害が報告され、世界で最も危険なコンピューターウイルスとも言われている。「エモテット」によって欧米の金融機関などにこれまでにおよそ25億ドル、日本円にして2600億円余りに上る被害が出ていたということです。

幸い年初に、国際的合同捜査でウクライナ警察によって、ハッカー集団を支援していたウクライナ人2人を拘束し、ウイルスのネットワークが制圧されたとのことで、このウイルスはこれから収束していくものと思われます。

もう一つは、1年以上も検出できなかった「史上最大級の高度な攻撃」で同じ弱点は世界中にあるとされています。米連邦政府機関や大手企業がSolarWindsの管理ソフト経由でサイバー攻撃を受けた事件は、信頼できると思っていた取引先が踏み台にされ、厳重なセキュリティ対策に守られたはずの組織でさえ見抜けなかった。

一連の事件が発覚したのは2020年12月。 だがSolarWindsのこれまでの調査によれば、最初の不正アクセスは2019年9月に発生しており、同年10月にリリースされた同社の管理ソフト「Orion」の更新版には実験的な攻撃コードが仕込まれ、2020年2月にはフル機能を装備したマルウェア「Sunburst」が導入されて、3月から同マルウェアの拡散が始まったとのこと。

本欄を書くにあたって Google レンズというのが非常に便利で、ちょっとしたものならすぐに画像認識して文字に直してくれるので、これを PC で何とか使えないかと探したら、何と LDSystem PC 上の Android のエミュレータがあるのを発見。

これが意外に動きが良いのでびっくりしました。 これで動かすとスマホでしか動かないアプリが PC 上で動くということになります。 以前はサードパーティーのシステムがあったのですが重かったり、不安定だったりしてあまり使う気にならなかったのですが、この Google の作ったエミュレーターは非常にしっかりしてると思います。 妙な広告が出ないのが一番良いです。

本家が関連してるのでセキュリティ上の安全性も高いんじゃないかと思っております。 ただまだ未完成なのでちょっと使いづらいとこがあります。 操作方法は Android のスマホと一緒なんですがなかなか PC との連携がうまく行っていない感じがします。

スマホで処理してスマホのデータを PC に送った方が楽で、最近のスマホのアプリ特に Google は PC にデータを送るという機能が非常に充実してますので、これでやればスマホを端末やセンサー代わりに使うというのが良いと思います。最近の確定申告などもマイナンバーカードをスマホでの NFC リーダーで読んでそれを PCで使うというようなことも紹介されているようなので、スマホはいろんなセンサーの塊なのでそのデータを PC で使う活用するというのは非常にうまいやり方じゃないかと思いました。

今月の読み物ですが、本文も長くなったし、良い本も無いので、しばらくお休みです。


 

今月のひとこと 2021年元旦号

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今月のひとこと 2021年元旦号


2021年1月元旦 あけましておめでとうございます。

昨年12月の後半には少し下火になるんではないかと思った新型コロナウイルス感染も全くその沈静化を示す予兆もなく、どんどん増えつつあり、この年末年始をはさんだ年始が正念場だと思います。 やはりインフルエンザや風邪が流行るような冬はコロナにとっても常に感染しやすい環境なんでしょう。

しかし腑に落ちない点がいくつかあります。
まず死者総数は減少してるということでコロナで死者は増えてるのですが、そのせいで病院がひっ迫して病院に行かない人が多い、という話ですがそれにしても死ぬのはやめるわけにはいきませんので、これは不思議です。

さらにはインフルエンザ感染が激減して1/100から1/1000になったという話です。 これはマスクとか手洗いで予防をすればインフルエンザも減るという確証だと思いますのでコロナが収束してからも冬場はやはりマスクと手洗いをするべきだと思います。

次は外国に比べて感染者数が1/100ぐらいの日本で既に医療崩壊が起きつつある、という報道です。 一人当たりのベッド数は世界でも多い方なので、なぜこの少ない感染者数で医療崩壊が起きるのか、これも腑に落ちません。 一説では小規模な病院が多いことと病院がコロナを受け入れたがらないこととか色々理由があるみたいです。

従来は交通事故死で年間何万人と亡くなっていたし、インフルエンザでも毎年1万人ぐらいが亡くなっているのにコロナでは3,000人ぐらいで大騒ぎをしているというのも腑に落ちない点です。

一説ではエボラ出血熱と同じような感染症第2類にコロナウイルス感染を指定してることが問題で、これを5類に落とせば、いろんな手間が省けると言う点もありますが、感染力の強さから見てちょっとそこまでしても大丈夫かなという気はします。 しかし今の状態は非常に手間のかかるやり方をしているので死者数というリスクとの見合いで言うとちょっと過剰だという気もします。

株価はこの状況に反して30年ぶりの最高値になりました。 昨年本欄1月号を見ても26年ぶりの高値だと書いてありますので、さらにそれより上がったということになります。

日銀の金融緩和マネーが流れ込んだということでしょうが、それだけではないんじゃないかと思います。 他にも資金の流れ込む先はいくらでもありますので株式だけが上がるというのは不思議なことです。 いずれにしても MTT理論が一部はある程度までは正しいということを日本は証明しつつあると思いますし、全世界的にもそうだと思います。

これからも全世界的に緩和マネーがどんどん増えるわけで、どこかの通貨だけが安くなるとかいう話ではないでしょう。 特に基軸通貨である米ドルが金融緩和をどんどんやっていますので全世界の通貨はある程度米ドルに連動していますので、米ドルが下がっても他の通貨も下がり、通貨そのものは対米ドルで表示されますので、あまり変化ないということになります。

高校生の頃に、まだ良く覚えてますがニクソンショックでドルの金連動を停止したということで、あの時はびっくりしましたがそれ以降金と連動しない米ドルがどんどん出てきているということで、金は上がっても良さそうですが、あまり上がっていないようですが、長期的に見ると上がって行くのかもしれません。

本欄は毎年年初にいつも未来予測的な話題を掲載しているのですが、何年か前に21世紀の三大発明はディープラーニング、ブロックチェーン、IoT と書いていました。 これらはいずれもコンピューターサイエンスにベースを置いているのでノーベル賞の対象ではありませんが、ノーベル賞以上に世の中にインパクトを与えていると思います。 こういう分野のノーベル賞的なプライズと言うがないのが不思議で、何か作るべきだと思いますが、さあ対象は誰かというとなかなか難しくって特定の個人や組織を対象とするのは難しいのではないかと思います。

現にこの文章書いてるのはディープラーニングを活用した音声認識です。 20年ぐらい前には、こんなことは夢物語でした。 特に音声認識開発の現場を知っている者としては本当に夢みたいな話です。

次は IoT ですがこれも20年ぐらい前に M2M として関わりました。 当時と全く同じフレーズが出てきてるのには面白いと言うか、苦笑します。 要するに携帯そのものの数は人口数で頭打ちになったので、これからは機械同士が通信するんだということになっていましたが、全く同じフレーズが最近はIoTで使われています。

最近発見したのですが当時私も提唱してたのですが IoT 専用の通信網を作るべきだということで、いくつかあるようですが、一つはすでに世界カバーで出来上がっていて日本では京セラコミュニケーションズが対応しているようです。 最近は SoftBank も別のシステムでスタートするというニュースが出てました。

対応する機器は思ったよりたくさん出ていますが、面白いのは20年前に想定した水道検針とか物流の追跡とか温度監視、サイロ残量、ゴミ箱残量、自販機に設置とか、そういうのほ20年前にアイデアとして出てきたものです。

電力監視はすでに実用になっていますが、当時は検診コストの問題で、人が検診して検針票をポスト投函するコストにどうしても対抗できませんでした。 その後福島事故が起こり、節電ニーズが高まり、家庭電力の時間単位のモニタリングに意味が出てきて、コスト的に合致するようになりました。

時代とともにニーズは変化するので、当初はメリットがないと思われるサービスでも、状況変化によりメリットが出てくる好例ではないかと思っています。

全世界対応のIoTネットワークは、フランスの会社が開発と言うより、サービス提供と言う方が正しいのでしょうが、年間で1000円ぐらいという非常に安いコストで、これにはビックリです。 クラウドはAWSなどにデータを送って、そちらで可視化するので、汎用性も高いと思います。

最近いろいろ試して携帯 LTE 通信で月間500円でネットに繋がる端末を作れる事が分かりました。 各社とも1G の制限がありますが、IoTの特徴の低速低データ容量と言う観点からは、1Gを超えた部分の低速通信は制限がありませんので、これを使えば、容量無制限で使えます。 低解像度のネットカメラぐらいなら低速通信でも十分です。

センサーとしてのネットカメラは、汎用性とコストを考えると最適です。 温度監視ならデジタル温度計をカメラで映してスマホで見れば良いと思います。 専用のセンサーも市販されているので、これを使えば、グラフ化も出来ます。アクチュエーターに相当する部分はリモートスイッチが沢山市販されていますので、これを活用すれば安価に作れます。

最後はブロックチェーンです。 ブロックチェーンもどんどん進歩して中国がブロックチェーン技術を使ってデジタル人民元を発行しようとしてますし、他にもブロックチェーンが色々を活用されています。 基本的なサーバーレスの台帳を作るのには非常に適していると思います。 提唱された頃よりだいぶ改良されているみたいなので、その代表格であるビットコインは一時値下がりしましたが、最近ではまた値上がりしても完全な投資対象に認知された感じです。 登場当時は、ベースとなる資産が全くないのでキワモノ扱いでしたけれども、最近ではそれでも投資対象であるということになっているみたいです。

問題になってる DX とか、政府で言うとマイナンバーカードのシステムも基本的にはブロックチェーン化すれば良いと思います。 そんなにデータも多くないし、リアルタイム性も求められないので、ブロックチェーンには適してるんではないかと思います。 そうすると現在毎年何千億みたいな予算を使ってシステム構築とメンテナンスをやってるのが、桁がいくつか下がるんじゃないかと思いますが、これで飯を食っているIT ゼネコン大手がの仕事がなくなるので、そちらの方から抵抗があるのかもしれません。 しかしもっと創造な分野に技術者を投入すべきだと思います。

いずれにしてもこれからのインターネットは、ますます発展してこれらの技術をベースに新しい時代に入っていくんではないかと思います。 来年の今頃はコロナも完全に収束して新しい時代をコロナ後としてスタート出来ることを祈念しています。 今年末に本欄を読むのが楽しみです。


 

今月のひとこと 2020年12月号

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今月のひとこと 2020年12月1日号


コロナ拡大が止まりません。 一説によると再生産数とかK値とかは頭打ちの傾向を示していて、年内には落ち着くんではないかと言われておりますので、それを期待したいと思います。 今年はコロナの感染防止が効いてるのか、インフルエンザの流行はほとんどありませんが、例年1000万人ぐらい感染して、関連死を含めると1万人ぐらいの方が亡くなっているんですが、これに比べるとコロナの被害というのはそんなに大したもんではないと思うんですが、連日マスコミでは大騒ぎになっています。

第1波の時も第2波の時も大騒ぎした時点では、すでに感染のピークは終わっていたということがあったので、おそらく11月末か12月初頭にはピークを打っているのではないかと思います。 だいたい統計が出てくるのは2週間後ぐらいですから12月の真ん中ぐらいには何かしらの方向が出てくるものと思っています。

これで年末年始はちょっとは気分が落ち着いて迎えられんではないかと思いますが、また初詣で人が出ると、また感染拡大に落ちるんではないかという風に思います。 これはある程度しょうがないという風に思わないといけないです。

重症化は防がないといけないのですが、インフルエンザでも重症化するわけで、いずれにしても感染対策は必須です。 私もずっと風邪はよく引く方だったので特に冬場は人混みや講演会でも必ずマスクをしていました。 また外出から帰ったら必ず手を洗うということやってましたので、今ではあまり風邪を引かなくなったし、最近はインフルエンザにかかった記憶はありません。

経済としては非常に奇妙なことに足元の実体経済は元に戻ってるんでしょうが、そんなに良い段階でもないのに株価は史上最高値になっています。 アメリカでもダウ平均が3万ドルを超えたということで、1990年代の初期の頃にアメリカにで少し居ましたが、その時のダウ平均は2000ドルでした。 それからあれよあれよという間に5000ドルになり、それを超えた頃から当時のFRB議長だったグリーンスパンが「根拠なき熱狂」と言ったのを良く覚えています。

あっという間に、その後も 1万ドルを超え、1万ドル超えた時はこれから2万ドルと言うアナリストが居て、まさかなと思ってたんですが、それもITバブル崩壊で足踏みしましたが、そのうちに2万ドルを超え、最近は3万ドル弟を超えたというところで、アメリカ人はだいたい投資信託をかなり持ってるのですが、20年持ち続けていると、10倍以上になってたと言うことで、それなりの中流階層のの投資信託を持ってる人はそれなりの財産になったのではないかと思います。

日本人はせいぜい定期預金ですからいくら株が上がってもあまり影響はないと言うことになります。 また最近の株価の特徴ですが、なぜ日経平均が上がってるのかよく分析してませんが、日経平均といっても225種類の平均ですから上がってないのはいっぱいあります。 出遅れ株とか言われてますがコロナの影響をモロに受けるような業種に関してはほとんど動かずに逆に下がってる状況です。

アメリカのトランプ大統領の居直りにも困ったものですが、日本の政界もギクシャクしてます。 菅首相は部下には細かくうるさいらしいんですが、トータルのリーダーシップがどうもはっきり出来ていないような感じです。 先日から桜問題がまた出てきましたが、これは今年の頭の黒川検事総長定年延長問題に端を発する黒川問題がずっと底流に流れてるんだと思います。 あの時点でこういう問題があることを良く分かっていて、他の理由もあるんでしょうが黒川さんを手元に置いておいておくということだったと思いますが、それがうまく行かなかったので、しょうがなく首相本人は健康理由で辞めてしまった。

首相は明確に嘘をついてたわけで、あれはいくらトランプであってもあそこまで明確に嘘はつかないと思いますが、これはまずいということでやめたんだと思います。 それで復帰の機会を狙ってると思うんですが、それも結局はこの件に検察の捜査でその芽もだんだん摘まれつつあると思います。

日の茂木外務大臣の王毅外相に対する反応も不可解で、尖閣に関して一言も言わなかったというのは、ネットでも大非難になっています。 茂木外務大臣はもともとマッキンゼーの出身なので大前さんの継承者のようです。 マッキンゼーに居たおかげで、交渉は得意だと思いますが、この中国問題はよく分かりません。 意外と親中派ではないかと言う人もいます。

特に経済界の人は必要以上に経済を重視するわけで、尖閣の一つや二つぐらいたいしたことないという意識があるんではないかと思います。 それと自民党の中の親中派が一緒になってこういう対応になったんではないでしょうか。 いずれにしてもあのバイデン氏が電話会談の真っ先に尖閣のこと言ったのに、菅総理は挨拶だけしようとしてたという何と言うかピンボケな話で、日本はあまり尖閣に関心が無いんだと言うことを全世界に示した事になります。

王毅外相はこれを確認にやってきて、最後の記者会見で念を押したと言うことになります。 いままで親中だったオーストラリアが、経済制裁にも関わらず、ちょっとしたことでも激しく中国を非難するのを少しは見習わないといけないです。

これで尖閣が中国のものになると、台湾は非常に厳しい状況になります。 台湾が中国のものになると、次は沖縄が非常に危ない状況になります。 沖縄が危なくなると、次は九州本土です。 そのうちに中華人民共和国日本自治区になるのではないかと危惧しております。 生きてる間には、そうならないでしょうけど将来は心配です。

ITの話題ですが、以前やってたM2M 今は名前が変わって IoT になりましたが IoT を安価に実現する方法をいろいろ試してみました。 20年ぐらい前になるM2M時代に想定した通信費500円の世界が実現してきました。

まず通信ですが LTE を使って、月1 GB で500円台のプランが各社から出ています。 そこで問題になるのは WAN 側からのアクセスができるかどうかです。 最近の機器は出来なくても通信できる機器が多いんですが、やはりWANからアクセスできないと IoT 機器としては使いづらいでしょう。 これに対して色々探すとイオンモバイルのデータタイプ2というのがこれに相当しました。

これは OCN の OEM らしいのですが、グローバルアドレスを割り振ってくれるので、WANからアクセスできます。 特にイオンモバイルのタイプ2は、あまり割引がないみたいなので、結構空いていてスピードが出ます。

ダイナミックなグローバルアドレスが割り振られるわけですが、これをダイナミック DNS で通常の Web の http アドレスに直します。 これで外部からこのアドレスと URL とポート番号でアクセスができるようになります。

繋ぐルーターはモバイルルーターが各社から出てますので、これを使うと良いです。 最近はあまり人気がなので、ヤフオクなんかで非常に安く売られております。 なぜかこういうタイプは全てマイクロ SIM になっているので、マイクロ SIM で入れるということになります。 nanoSIM でも良いのですがアダプタが必要なので下手にアダプタを入れると取り出せなくなることがあるので、出来たら最初からマイクロ SIM を入れた方が良いと思います。

このルーターから 2.4 GHz の Wi-Fi で各機器と繋ぎます。 直接 Wi-Fi に繋げる機器もたくさんあるのですが、バッテリーで動かす機器にでは Zigbee や Blutooth 通信でハブに繋ぎます。 そのハブから Wi-Fi でルーターにつなぐという手順になります。

Zigbee の端末はボタン電池で何年も持つので、温湿度計度計とか振動センサーとかONOFFスイッチとか色々使えます。 これまた非常に安く大体 1000円ぐらいからありますが、最近ちょっと値段が上がって1500円ぐらいになってしまいましたが、こういう端末が1000円台で入手できると言うのは、長年夢見た安価な IoT 環境がとうとう実現したと言うことです。 まあ20年かかったということですね。

ちなみに日本で売られてる IoT 機器は非常に高価です。 端末一つあたり何万円もしますので、気軽に使うわけにはいきませんが、こういう中国製の安い端末と通信機器を組み合わせると総額でも1万円もいかないレベルで実現出来ます。 しかも通信費が月に500円レベルで終わるという非常に理想的なものです。

最近ソフトバンクが全世界で100円で使えるIoT通信というようなものを発表していますが、あれは基本料だけで通信費は別なので、結局色々やると500円は超えると思いますのでこちらは日本国内に限定ですがこういう LTE を使ったもので十分だと思います。

IoT の特徴としてデータ量が少ないので制限は1月あたり1 GB ですが実際に使うのは低速で使いますので無制限に使えるということになります。 従って通信費のこれ以上の支払いというのはないということで、必要な時だけハイスピードにすれば1か月1ギガで十分だと思います。 足りなければ臨時で1ギガ当たり500円で追加できます。

今月の読み物ですが相変わらず江戸時代に嵌っております。 「日下村長右衛門日々多忙」: 享保年間の庄屋日記からよみとく河内の村と庄屋 単行本 2020/3/5 浜田 昭子著
¥1,540
もっと退屈な本と思って、資料のつもりで買いましたが、ところがどっこい、なかなか面白い。 著者は喜寿のおばあちゃんですが、文章はうまく、どんどん読めてしまいます。

自宅からそう遠くはない、東大阪市の山麓にある日下村庄屋の日記を分析したもので、当時の庄屋の活動が生き生きと描かれています。 江戸時代では各地の庄屋が大きな役割を担っていて、今の市役所の役割を持っていました。 さらには庄屋さんは自分の仕事もありますので仕事をしながら市役所の仕事してるという非常に厳しい生活なんですが、これが江戸時代の地方自治の原点です。 この上は知行地になっている大名の代官になり、現場の百姓と支配層の間を取り持っていた存在です。

ここで面白いのはその地域のもめ事の解決の場面です。 揉め事本来は奉行所に持って行って判断してもらうべきものですが、この時代からすでに判決ではなくて、和解をメインにしてていたようです。 殺人とかと強盗とかいう刑事事件に関しては奉行所が関与しますが、民事の村同士の争いに関しては和解がメインになっていて、複数の村に関わっていて、一つの村の庄屋では無理な場合は、他の村の庄屋と一緒になって和解仲裁をするということになって奉行所もそれを強力に勧めています。

場合に寄っては100年以上ずっと揉めていたことをなんとかしようということなのでそのバックがキチンと分かってないと仲裁はは出来ないので奉行所は最初から諦めて、庄屋に救済を言うわけです。

現在の裁判でも民事に関しては裁判官が和解を勧めるというのは通例ですが、やはり当時からどうもそうだったらしいです。 やはり裁判でパンと判決を出しても、不利になったと思った方は、不満が残って、その後がうまくいかないようです。 判決が出て、納得しなければ強制執行となりますが、それも簡単には出来ません。 どうしてもその後にもしこりが残ってしまうので、やはり和解が一番いいということでしょう。

江戸時代からそういうのが当然の如くなされていて、それの中心となったのは各村の庄屋であったということがよくわかります。 おそらく明治政府の刷り込みだと思いますが江戸時代の百姓は貧しくて北朝鮮の農民みたいなことをイメージしてたのですが、こういう本を読んでいると江戸時代の特にそういう上流中流以上の百姓は役所に関しては非常にしっかりしていて能力があったということがよくわかります。

特に大阪では大名にお金を貸していたので、身分的には武士が上ですが、実際の力関係は町人の方が上で、その町人と親交を交わしていたのが百姓の庄屋であるということになります。